2015年03月25日

「実は私は」第104話「取材を受けよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第104話「取材を受けよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その日、生徒会室には朝陽、茜、明里、華恋、葉子らが詰めていた。
と、其処に渚が意気揚々と現れる。
その手には1枚のDVDが。

渚によれば母星の人気番組「プロフェッションEARTH」から「地球調査班」として取材を受け、これに応じたらしい。
その放送がこのほど行われ、渚の母がDVDに録画してくれたものを送って貰ったのだそうだ。
しかも、この放送には同席していた葉子も出演しているらしいのだ。

異星のドキュメンタリー番組……物凄く気になる!!
興味津々の朝陽、茜、明里たち。
しかも、葉子も出ているとなれば朝陽にとってはさらに興味が湧く。

一同一致してDVDを視聴することに。
早速、映し出されたのは「プロフェッションEARTH」の文字。

そして、重厚なナレーションと共に本編が開始された。

藍沢渚の朝は早い―――

そんなナレーションと共に表示されたのは渚のアップ。
その隣では葉子が笑っている。
此処で渚が自身の苦労とそれに負けない精神力を訴えた。

続いてランニング風景が映し出された。
ナレーションは渚のストイックさを称賛する。

……アレ、何処かで見たような。
そんな予感が朝陽、茜、明里の脳裏に過る。
それもその筈、番組構成が地球のソレとそっくりなのだ。

さらに、取り上げられる内容は渚を褒め称えるものばかり。
だが、映像の中の渚は次々と失敗を繰り返している。
特に、シャンプーハットをオーパーツと呼び、襟巻と誤解したところでは朝陽たちから失笑が洩れた。

しかし、その間にも番組は続いて行く。

場面が変わり、渚宅を朝陽が訪問するシーンとなった。
いや、朝陽は獅狼を訪問したつもりだったのだが、渚が誤解したのだ。
渚は取材されていることも忘れ、正体を明かしそうになってしまう。
これを必死に自身の手で目隠しすることで誤魔化す朝陽と葉子。

これを番組では「渚の見事な機転で窮地を切り抜けた」としていたのである。
なるほど、ああ……。

そして最後に渚がこれまでをまとめる形で放送終了となった。

視聴し終えて「スゴイ、スゴイ」とはしゃぐ渚と葉子。

一方の朝陽、茜、明里たちはと言えば「ですよね〜〜〜」とガックリしていた。

そもそも渚の母星なのである。
その内容も推して知るべしであった。
心底、時間を無駄にしたと後悔する面々は手が痛くなるほど机を叩くことに―――105話に続く。

充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、11巻も発売。
そして、本作かなり面白い!!

ちなみに遂に「実は私は」がアニメ化されるとのこと。
これについては制作会社や監督さん、キャストなどが少しだけ判明。
登場人物に黄龍院凛らの名前が無いことを見ると、序盤をアニメ化する予定なのかな。

【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!

その104話。
サブタイは「取材を受けよう!」。

今回は渚回でした。
「プロフェッショナル」っぽい作りの「プロフェッションEARTH」を朝陽たちが視聴することに。
しかし、その内容は驚くべきものだった!!

印象的なのは「シャンプーハットをオーパーツと言い張る」や「遂にはシャンプーハットを襟巻だと言い張る」ところ。
これが今回のツボでしたね。
この辺りは異文化交流の面白さが上手く表現されていました。
そもそも同じ地球上でも国が違えば同様のことがあるのだもんなぁ。
例えば「フィンガーボールの水を飲み水と間違えたり」とかは好例でしょう。

そして衝撃のラスト。
あの心底げんなりした様子の朝陽、茜、明里の様子は視聴前と是非比較して欲しい。
茜なんて目の中の星が死んでるし……。
ビフォー、アフターを確認するだけでも楽しめること請け合い。

うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス11巻が発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子。
そして11巻は―――獅穂と凛がコンビで表紙に!!
緑苑坂弓は選ばれませんでした……源二郎涙。
今後はヒロイン2人のコンビで表紙になるのかな!?

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第100話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

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登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。

朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。

緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
忍者少女:92話から登場、詳細不明。

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