2015年03月31日

「実は私は」第105話「恋をしよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第105話「恋をしよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ああ〜〜〜もう、素敵な出会いないかしら」
白馬の王子様との出会いを求め、恋に恋する夢見がちな乙女が1人居た。
その名は桃地結香、朝陽たちの学園に今年の春に入学したばかりの1年生だ。

通学路を全速力で走りつつ、朝の爽やかな風を身体全身に浴びる結香。
その心の中では漫画でよくある「通学途中の曲がり角沿いに異性とぶつかるアレ」を妄想していた。
そして、時折妄想の内容に「デヘヘ……」と身悶えしては地に足がつかない様子で駆け抜けて行く。

いや、実際に地に足がついていない。

それもその筈、結香は文字通り猛烈なスピードで屋根の上を駆け抜けていたから。
そんな彼女の腰には大きな手裏剣が吊るされている。
そう、実は結香の正体は忍者だったのである。

ちなみに結香は彼女自身が妄想している「曲がり角沿いの出会い」を期待している。
だが、実際は空中を駆け抜けているワケだし、そうそう何かにぶつかる筈もない。
そう、その筈だったのだが、その日に限っては勝手が違っていた。

妄想に囚われていた結香は前方に急に現れた障害物に対処が遅れた。
回避行動を取ろうにも空中のことにて上手くは行かない。

「きゃあ〜〜〜っ!!」
叫び声を上げつつ衝突することに。

ところが、障害物は思いのほかに柔らかかった。
結香を包み込むように抱き締めると、そっと彼女を助け起こした。
そして呟いたのだ……「大丈夫!?」と。
このとき、結香は恋に落ちた。

数時間後、学校には自身の恋を相談する結香の姿があった。
その相談相手は2人。

1人は瓶底眼鏡に腰に日本刀を帯びた男子学生。
結香からは「閃」と呼ばれている。
そして、もう1人は……朝陽の妹・黒峰鳴だ。

恋愛話となれば同性の出番である。
鳴は興味津々といった様子で結香の話に耳を傾ける。
試みに相手の名前を尋ねてみるのだが、名前を聞くなり驚くことに。
なんと、結香の恋の相手は朝陽だったのである。

さて、朝陽視点で結香との出会いを振り返ってみよう。
この日、朝陽は凛が駆る黄龍丸の爪に吊り下げられながら登校していた。
何の事は無い、おじいちゃん子な凛が朝陽を心配した結果である。
と、空中を移動中に何処をどうしたものか下級生と衝突してしまった。
それが結香だったのだ。
朝陽は困惑しつつも「大丈夫!?」と声をかけた。
ただそれだけである。

だが、これが結香にとっては大きかった。
結香にとって運命の出会いだったのだ。

事情を聞かされた鳴は戸惑いを隠せない。
何故、あの朝陽を!?
しかも、朝陽には先頃恋人(葉子)が出来たばかりなのに……。

必死に止めようとする鳴だが、結香は聞く耳を持たない。
早速、朝陽へとアタックを開始する。

古典的な手法を採用する結香。
敢えて朝陽の前を歩きハンカチを落としたところを拾って貰おうとの計画である。
ところが生憎ハンカチを持参していない。
其処で結香が取った行動は……。

朝陽は硬直していた。
目の前を歩く女子生徒が突然、大量のまきびしを撒いたのだ。
これで驚かない方がどうかしているだろう。

そんな朝陽の様子を不思議そうに眺める結香。
もしかして気付いて貰えなかったのだろうか……。
不安になった結香は改めてワンサイズ上のまきびしをばら撒く。

これを目にした朝陽は慌ててその場を逃げ出すことに。
命の危険を覚えたのだ。

流石にこれは朝陽でなくとも逃げ出すだろう。
鳴は兄の行動に納得しつつ、結香にツッコミを入れる。
だが、結香は心底不思議そうに首を傾げるばかり。
そもそも、彼女のじだ……いや、彼女にその発想は無かったらしい。

逃げられてしまう……と焦った結香は脚力を活かし朝陽の前に先回り。

「あ、あの告白したいことが……」
その勢いで朝陽に恋心を伝えようとするが。

「おう、朝陽」
そんな結香の前で怯える朝陽に、通りがかった岡が声をかけた。
自然、結香の視線が岡に動く。

その瞬間、結香の心が激しく動いた。
結香から見た岡は物凄いイケメンだったのである。
それこそ、それまでの朝陽が霞んでしまうほどに。

さて、結果はどうなったか。

「あっ、先輩。ごめんなさい。私、告白しようと思ってたんですけどお断りします」
なんと、結香はあっさりと朝陽を振ってしまう。
そして、その足で岡を追いかけはじめた。

「なに……ソレ……」
理由も分からず勝手にフラれてしまった朝陽。
そんな兄を涙なしでは見られない鳴。
残されたのは黒峰家の兄妹であった―――106話に続く。

充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、11巻も発売。
そして、本作かなり面白い!!

ちなみに遂に「実は私は」がアニメ化されるとのこと。
これについては制作会社や監督さん、キャストなどが少しだけ判明。
登場人物に黄龍院凛らの名前が無いことを見ると、序盤をアニメ化する予定なのかな。

【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!

その105話。
サブタイは「恋をしよう!」。

92話で登場した新入生組が遂に登場!!

まずは勝手に恋して勝手に振る―――恋に恋する「恋の暴走少女」兼「忍者少女」こと桃地結香。
まるで女性版「嶋」とでも言うべきポテンシャルの高いキャラ。
さらに設定自体が「忍者少女」だけでもなかなかですが、これに加えて凛と同じ時間移動者のようです。
凛は未来からでしたが、こちらはおそらく過去からか。
だとすると、朝陽のご先祖様の可能性もあるのか。

いずれにしても、そんな「恋愛体質」な結香のターゲットとなった岡は果たしてどうなるのか!?
みかんも含めてのよもやの三角関係に発展するのかに注目です。

さらに注目したいのが閃の存在。
瓶底眼鏡に腰には日本刀と、これまたなかなかのキャラ。
名前が漢字1文字であること、また腰に刀を帯びていることなど凛との共通点が多いことも気になります。
ちなみに、敢えて苗字が伏せられているようですし、もしかすると「黄龍院」の関係者なのかも。

で、そんな2人にお株を奪われたもう1人の新キャラが常識人の黒峰鳴。
ご存知、朝陽の妹で初登場は22話、本格登場は48話以来とのキャラ。
結香、閃と濃い2人に挟まれていますがアピール出来るのか!?
兄同様に苦労人になりそう。
ちなみに、鳴は閃と恋を育みそうな予感……。

うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス11巻が発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子。
そして11巻は―――獅穂と凛がコンビで表紙に!!
緑苑坂弓は選ばれませんでした……源二郎涙。
今後はヒロイン2人のコンビで表紙になるのかな!?

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第100話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

「実は私は」第101話「デートしよう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

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登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。

朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。

緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
桃地結香:忍者少女、92話(実際は105話)から登場。ある秘密が……。
閃:鳴、結香のクラスメートの男子。瓶底眼鏡に腰の日本刀がトレードマーク。

「実は私は(1) (少年チャンピオン・コミックス)」です!!
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こちらはキンドル版「実は私は(1)」です!!
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