ネタバレあります、注意!!
<あらすじ>
あるアパートに火炎瓶が投げ込まれ、部屋にいた荒木(中村憲刀)と恋人の由衣(西田麻衣)が焼死した。2人の遺体から検出された覚せい剤が、マヤ(多部未華子)と代官山(大倉忠義)が逮捕した暴力団員(小峠英二)が提供したものだったことから、荒木が所属していた暴力団を中心に捜査を開始。すると、荒木が組員の一人・江沢(光宣)とトラブルを起こしていたことが分かる。しかし、事件現場を訪れたマヤは、荒木の部屋の網戸があらかじめ外されていたことと、由衣が歯列矯正に通っていたことに着目。由衣が通っていた歯科医から、彼女が婚活パーティーに参加する予定だったことを聞きだし、代官山と共に福本(ダンカン)という男が仕切る婚活パーティーへ。そこで、由衣が数人の男性からアプローチを受けていたことを知る。
そんな中、不二子(吉田羊)が自ら江沢の取り調べを担当し、思わぬ事実が発覚! 事件解決かと思われたが、その直後、江沢には犯行時刻のアリバイがあることが判明し捜査はふりだしに戻ってしまう。一方、情報屋の由良(石井正則)から由衣に関する新たな情報を得たマヤは、独自に捜査を開始する!!
(公式HPより)
では、続きから……(一部、重複アリ)。
マヤの驚異的な捜査能力により、薬物の売人が逮捕された。
同夜、あるアパートから失火。
火元となった室内からは荒木とその恋人・宮坂由衣の焼死体が発見された。
どうやら、マヤが逮捕した売人から手に入れたらしき薬物を使用していたことで逃げ遅れてしまったらしい。
捜査の結果、何者かによる放火と判明。
不二子は犯人を逮捕すべく色めき立つが、マヤはマイペースを崩さない。
そんな中、怪しい男が荒木周辺をうろついていたことが分かる。
男の名は江沢、どうやら荒木に何か思うところがあったようだ。
不二子たちがこれを追うが、マヤは興味を示さない。
マヤが興味を示したのは由衣であった。
荒木が標的と思われているが、由衣こそが標的だった可能性もあるのではないか。
マヤは由衣の周囲を調べ、彼女が歯科矯正に通っていることを突き止めた。
さらに、由衣が婚活パーティーに頻繁に出かけていたことも判明する。
マヤは由衣が参加を予定していたボウリング婚活パーティーに赴く。
その婚活パーティーは福本が仕切る企画。
なんでも、由衣は参加者の1人・佐々木なる男性と親しかったようだが……。
これが何になるのかと困惑する代官山。
一方で、マヤは福本を気に掛ける。
同じ頃、江沢の身柄が確保された。
不二子は自ら聴取に乗り出し、マヤとは真逆に相手の善意を思い起こさせる手法で江沢を落とした。
ところが、当の江沢にはアリバイがあったのだ。
実は江沢は荒木を愛していた……そう同性愛である。
其処で愛する荒木にカニクリームコロッケを振る舞うべく料理教室で努力を重ねていたのだ。
そんな中、マヤは情報屋の由良から荒木と由衣が美人局を行っていたとの情報を得る。
どうやら、由衣は婚活パーティーで獲物を物色していたようである。
もちろん、佐々木もこの被害者らしい。
此処で例の公園で遊具をグルグルさせるマヤと代官山。
そんな2人を遊具を奪われた子供たちが非難がましくじっと見詰める。
ちなみに、マヤはこのグルグルを行うことで頭脳を活性化させると主張するが今のところ成果は出ていない。
マヤは荒木と由衣の件はとりあえず置いといて、別の犯人を逮捕することに。
向かった先は婚活パーティーを主催した福本のもとだ。
実は婚活パーティーに参加した女性陣は福本の部下であった。
そう、福本は婚活パーティーを利用して結婚詐欺を行っていたのだ。
踏み込んだマヤと代官山。
代官山が名誉の負傷を遂げる中、マヤは見事な鞭裁きで福本を逮捕した。
しかし、未だ荒木と由衣を焼死させた犯人は捕まっていないのだ。
そして、その夜のことである。
佐々木が何者かに刺殺された後に火を点けられてしまう―――3話に続く。
<感想>
原作は七尾与志先生「ドS刑事シリーズ」。
2015年4月時点でのシリーズは既刊4冊、それぞれ第1弾『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』、第2弾『ドS刑事 朱に交われば赤くなる殺人事件』、第3弾『ドS刑事 三つ子の魂百まで殺人事件』、第4弾『ドS刑事 桃栗三年柿八年殺人事件』となっている。
過去には第1弾『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』をネタバレ書評(レビュー)してますね。
・『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』(七尾与志著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)
そのドラマ版ですが、おおっ、どうやら此処からアレンジを加えつつ第1弾『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』を描いて来るようですね。
次回には中尾ミエさん演じる時枝も登場するようだし。
それにしても、不二子はマヤと対となるキャラ造詣なのでしょうか。
犯人の心を折る方法も「犯人自身も知らなかった嫌な想い出で責めるマヤ」に対し「犯人の知る善意を思い起こさせることで責める不二子」だし。
今後の2人の関係にも注目ですね。
そして、マヤ父と代官山の母・啓子はやっぱり因縁がありそうですね。
いや、マヤ父と代官山父に因縁があるのかもしれないが……。
1話ネタバレ批評(レビュー)で挙げた次の3パターン。
1.代官山は忘れているが、マヤと代官山は幼馴染だった。
2.マヤが幼児期に代官山の父に救われた経験があり、それが元で警官になった。だから代官山に恩義を抱いている。
3.マヤの父と代官山の父が知り合い、マヤの父の出世の影には代官山父の貢献があった。
今回の描写により3の可能性が少し高まったか?
これが次回どうなるかにも注目!!
ちなみにネタバレあらすじはテンポを重視すべく大幅に改変しているので注意!!
◆「七尾与史先生」関連過去記事
【ドS刑事ドラマ版】
・「ドS刑事」第1話「攻撃系女子とピュア巡査バディの痛快ポリス・コメディー!潜入捜査で女装しなさい」(4月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)
【著作関連】
・『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』(七尾与志著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『死亡フラグが立ちました!』(七尾与史著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『キルキルカンパニー』(七尾与史著、宝島社刊『「このミステリーがすごい!」大賞作家書き下ろしBOOK』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
【ドラマ関連】
・「超再現!ミステリー」(日本テレビ系、2012年)まとめ
・「超再現!ミステリー」第5回「“大人気…死亡フラグが立ちました”超天才バナナを使った殺人犯IQ手口&興奮ラスト」(5月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)
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