2015年05月20日

「実は私は」第111話「ヒーローになろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第111話「ヒーローになろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

進路を前にあれやこれやと悩む朝陽。
そんな朝陽に茜は「ヒーローになれ!!」と提案する。

「ヒーロー!?」
突然のことに驚く朝陽だが、茜に連れられて行った先には派手な衣装を身に纏った華恋が。
どうやら、悪役を演じているらしい。

「あの、このヒーロー?」

本当に敵と戦うヒーローになれと言うのか!?
動揺する朝陽に茜は静かに頭を振る。
茜が語るヒーローとは「校内に増えた妖怪や未来人などの相談に乗る存在」のこと。
どうやら、相談窓口的な役割を演じさせたいようだ。

では、華恋の衣装は何なのか……どうやら、またも茜に騙されたらしい。
とはいえ、朝陽も露出の多いヒーロー衣装の被害者にされてしまう。

この衣装は本当に必要なのか……そんな疑問を抱えつつ、早くも相談窓口がオープンされた。

最初に訪れたのは結香だ。
結香はヒーロー姿の朝陽を一目見るなり「格好良い……」と呟く。
これに「お前は本当に誰でも良いんだな」と突っ込む茜。

ぽ〜〜〜っと熱に浮かされた様子の結香はおもむろに相談を語り出した。
なんでも、何故かクラスメートに忍者とバレることで困っているらしい。

絶句する朝陽。
それはそうだろう、結香の衣装や背中に抱えた手裏剣は明らかに忍者アピール以外の何物でもない。
にも関わらず、忍者であることを隠したいらしいのだ。

「いや、その格好で!?」
ついついツッコミを入れてしまう朝陽。
これに結香は「幾ら格好良い人でも心外な!!」と怒って出て行ってしまう。
もっとも、未だに目にハートマークを浮かべていたが。

「あいつ、幸せな奴だな」
再びボソリと呟く茜。

続いての相談者は咲である。
面識の無かった朝陽に「彼女はサキュバスだ」と説明する茜。
咲はと言えば悪魔である茜の前で恐縮しているようだ。
どうやら、茜はかなりの有名人らしい。

そんな咲がおずおずと切り出した相談は「友達が欲しい」こと。
だが、正体露見を怖れるあまり積極的に行動出来ないらしい。

この咲の姿に1年前の葉子を見た朝陽は「恐れずもっと積極的に行動すべきだ」と力説する。
それこそ、葉子に友達が出来たように咲にも出来る筈なのだ。

朝陽の言葉に勇気づけられた咲は笑顔で相談室を去って行く。
その姿を見ていた朝陽は自身が本当にしたいことはコレだったと気付いた。
そう、朝陽がしたいことは葉子たちのような存在と人との架け橋になることだったのだ。

駆け出した朝陽は下校途中の葉子と出会う。
葉子に自身の夢を語る朝陽、これを聞いた葉子の表情が綻んだ。
実は葉子もまた朝陽と同じことを望み、それを実現するべく教師になろうと志していたのだ。

朝陽が同じ夢を持ってくれたと知り喜び抱き着く葉子。
そんな2人の様子を校舎の屋根から見下ろす茜と源二郎。

「やはり親娘か、お前と同じ夢を抱くとは」
葉子の夢を聞き呟く茜だが―――112話に続く。

充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、11巻も発売。
そして、本作かなり面白い!!

ちなみに遂に「実は私は」がアニメ化されるとのこと。
これについては制作会社や監督さん、キャストなどが少しだけ判明。
登場人物に黄龍院凛らの名前が無いことを見ると、序盤をアニメ化する予定なのかな。

【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!

その111話。
サブタイは「ヒーローになろう!」。

茜に促され朝陽の進路が遂に確定。
それは「葉子のような存在と人との架け橋になる」こと。
また、これは葉子の進路でもあった。
葉子はこれを具体的に実現するべく教師になるつもりの様子。

そして此処で驚愕の新事実が発覚。
なんと、源二郎もまた過去に教師を目指していたらしい。
しかも、これまた葉子や朝陽と同じ動機で。
どうも、途中で吸血衝動や正体露見があって挫折したことになりそうかなぁ。

この轍を葉子は乗り越えられるのか!?
その為に茜は朝陽に協力させようと仕組んだように見える。
茜はああ見えて教育者としても凄腕っぽいなぁ。

もしかすると、意図的に茜が結香や咲たちを受け入れたのはコレをさらに進めて行き、最終的に学校以外でも人とそれ以外の存在の融和を図って行こうとしているのかも。
その過程で架け橋となる人材を育てることを狙いとしているのか。
これを果たしたのが朝陽たちが垣間見た未来世界になるのだろうか。
だとすると、茜はかなりのやり手となるが。

うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス11巻が発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子。
そして11巻は―――獅穂と凛がコンビで表紙に!!
緑苑坂弓は選ばれませんでした……源二郎涙。
今後はヒロイン2人のコンビで表紙になるのかな!?

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第110話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。

朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。

緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
桃地結香:忍者少女、92話(実際は105話)から登場。ある秘密が……。
閃:鳴、結香のクラスメートの男子。瓶底眼鏡に腰の日本刀がトレードマーク。
水奈川咲:結香、閃、鳴のクラスメート。109話から登場。ある秘密が……。

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