2015年06月17日

『あの風に向かって翔べ』(東野圭吾著、角川書店刊『小説野性時代 2015年6月号』掲載)

『あの風に向かって翔べ』(東野圭吾著、角川書店刊『小説野性時代 2015年6月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

東野圭吾 『ラプラスの魔女』までの30年
東野圭吾による新作『ラプラスの魔女』がいよいよ刊行!
作家生活30年にして80作目となる最新刊が生まれるまでの軌跡を辿る。いざ、めくるめく東野ワールドへ!
特別インタビュー 堀北真希 上村愛子
『ラプラスの魔女』をもっと楽しむために 東野圭吾主要作品ブックガイド
新人編集者は見た! 制作現場潜入ルポ
特別読切 あの風に向かって翔べ

『ラプラスの魔女』スピンオフ新作一挙100枚!
(角川書店公式HPより)


<感想>

2015年5月に発売された東野圭吾先生の新作『ラプラスの魔女』。
その発売日の3日ほど前に先行して発表されたスピンオフ作品です。

『ラプラスの魔女』(東野圭吾著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)

内容的には円華や彼女の持つ不思議な能力について紹介されている印象。
個人的には本編もこういった感じの作品になるのでは……と予想していただけに本編のサスペンステイストには驚かされました。
もちろん、本編で円華のファンになった方も是非、読むべし!!

ちなみに、ネタバレあらすじはかなり改変を加えています。
本作を楽しむには本作それ自体をご覧頂くことをオススメします!!

<ネタバレあらすじ>

登場人物一覧:
羽原円華:???
坂屋:スキージャンプ選手。
ナユタ:鍼灸師。
筒井:流体工学研究室の教授。


坂屋はスキージャンプ競技のベテラン選手である。
しかし、最近は成績が振るわず引退も視野に入れていた。
そんな中、坂屋にとって最後となるであろう大会が開催された。

坂屋のボディケアを担当していたナユタは彼に有終の美を飾って貰おうと祈っていたが……。
やはり、坂屋は苦戦を余儀なくされてしまう。

矢先、ナユタは坂屋に協力している流体工学研究室の教授・筒井の紹介で彼のもとを訪ねていた羽原円華と出会う。
筒井によれば円華は母を竜巻で亡くしており、竜巻のメカニズムに興味を抱いているらしい。

と、円華はスキージャンプにも興味を抱いている様子。
彼女ならば坂屋の飛距離を伸ばすことが出来ると言う。
円華によれば、彼女は気流を読むことが可能らしい。
そう、円華の合図でジャンプに挑むことで最適な向かい風のタイミングを掴むことが出来るのだ。
それは飛距離を伸ばすことを意味していた。
最初は半信半疑で聞いていたナユタと筒井であったが、円華が他の選手の飛距離を的中させたことで信用するように。

だが、肝心の坂屋は円華を信じようとしない。
坂屋は応援に来ていた妻子に引退を宣言すると、あくまで自身のジャンプに拘りを見せる。
結局、初日は周囲の選手に埋もれることに。

これに円華は「息子にスキージャンプ選手として輝かしい姿を見せたくないのか」と坂屋を叱咤する。
円華の言葉に奮起した坂屋は彼女の合図に従うことで一本目は上位に食い込むことに成功する。

だが、円華は「坂屋の二本目にはチャンスは訪れない」と見ていた。
坂屋の試技中には時間的に向かい風が吹かないのだ。
まさに実力で勝負するしかない。
これを坂屋に伏せた円華は坂屋の妻子に事情を説明し、円華の代わりに合図を出してもらうように。

実は妻子なのだが、これを遠目にした坂屋は円華と思い合図に従いジャンプ。
結果、彼自身の実力により見事に優勝を果たすのであった―――エンド。

◆関連過去記事
【東野圭吾先生原作ドラマ関連】
金曜プレステージ「東野圭吾3週連続スペシャル 11文字の殺人 あの日恋人はなぜ殺されたのか?無人島より殺意を込めて…11文字に込められた悲しき殺意!クルーズツアーで何が起きたのか?」(6月10日放送)ネタバレ批評(レビュー)

金曜プレステージ「東野圭吾・3週連続スペシャル第二弾!“ブルータスの心臓” 完全犯罪殺人リレー バトンは死体!大阪〜名古屋〜東京をつなぐトリックと殺意!悪女に翻弄されるエリート研究者の運命は!?」(6月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)

金曜プレステージ「東野圭吾・3週連続スペシャル第三弾!“回廊亭殺人事件” 最愛の恋人を殺され復讐の鬼と化した女…整形で顔を変え巨額遺産をめぐり欲望渦巻く一族に潜入!愛を奪った犯人は誰なのか?」(6月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)

金曜プレステージ 東野圭吾スペシャル 探偵倶楽部「大ヒット原作ドラマ化!名探偵最強コンビ誕生!大物社長突然の失踪に隠されたセレブ一族の醜い骨肉の争い…消える死体…驚愕密室トリックを暴け!」(10月22日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「流星の絆」(TBS系、2008年)

土曜ドラマスペシャル「使命と魂のリミット(前編) 病院に届く謎の脅迫状…犯人の狙いは?」(11月5日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ドラマスペシャル「使命と魂のリミット(後編) 極限状況の大手術!結末に待つものは?」(11月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)

日曜洋画劇場「特別企画 ミステリースペシャル さまよう刃 地上波初!娘を奪われた父の復讐 電話が告げる真犯人!衝撃の結末」(8月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)

ドラマスペシャル「白銀ジャック 120万部のベストセラー初映像化!!スキー場爆破予告!!雪山全員が人質 妻の事故死から1年…犯人の動機は金か復讐か!?感動と衝撃の結末 厳寒の雪山完全ロケ」(8月2日放送)ネタバレ批評(レビュー)

木曜劇場「東野圭吾ミステリーズ」(フジテレビ系、2012年)まとめ

【東野圭吾先生著作ネタバレ書評(レビュー)】
「探偵倶楽部」(東野圭吾著、角川書店刊)

「白夜行」(東野圭吾著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「幻夜」(東野圭吾著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「殺意取扱説明書(毒笑小説より)」(東野圭吾著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「夜明けの街で」(東野圭吾著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)

「11文字の殺人」(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「ブルータスの心臓」(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「回廊亭殺人事件」(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「ゲームの名は誘拐」(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『秘密』(東野圭吾著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『犯人のいない殺人の夜』(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『使命と魂のリミット』(東野圭吾著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『分身』(東野圭吾著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『変身』(東野圭吾著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『プラチナデータ』(東野圭吾著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

『怪しい人びと』(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『あの頃の誰か』(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『さまよう刃』(東野圭吾著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)

『白銀ジャック』(東野圭吾著、実業之日本社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『疾風ロンド』(東野圭吾著、実業之日本社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『天空の蜂』(東野圭吾著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『君の瞳に乾杯』(東野圭吾著、光文社刊『宝石 ザ ミステリー 2014夏』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『ラプラスの魔女』(東野圭吾著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)

『東野圭吾公式ガイド 読者1万人が選んだ東野作品人気ランキング発表』(東野圭吾作家生活25周年祭り実行委員会編、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【マスカレード・ホテルシリーズ】
『マスカレード・ホテル』(東野圭吾著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『マスカレード・イブ』(東野圭吾著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【探偵ガリレオシリーズ】
容疑者Xの献身(文春文庫版)&映画版

『聖女の救済』(東野圭吾著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「真夏の方程式」(東野圭吾著、文芸春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『虚像の道化師 ガリレオ7』(東野圭吾著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『禁断の魔術 ガリレオ8』(東野圭吾著、文芸春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

2夜連続ガリレオSP「ドラマレジェンド ガリレオエピソードΦ」(12月28日放送分)ネタバレ批評(レビュー)

「ガリレオ」(フジテレビ系、2013年)まとめ

土曜プレミアム「ガリレオXX 内海薫最後の事件 愚弄ぶ 殺人犯移送の裏に隠された危険な罠と連続殺人!シリーズ出演者が豪華総登場の完全新作SP」(6月22日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【加賀恭一郎シリーズ】関連過去記事
・シリーズ2作目「眠りの森」ネタバレ書評(レビュー)はこちら。
『眠りの森』(東野圭吾著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

・シリーズ7作目「赤い指」ネタバレ書評(レビュー)はこちら。
「赤い指」(東野圭吾著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

・シリーズ8作目「新参者」ネタバレ書評(レビュー)はこちら。
「新参者」(東野圭吾著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

・シリーズ9作目「麒麟の翼」ネタバレ書評(レビュー)はこちら。
「麒麟の翼」(東野圭吾著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

・シリーズ10作目「祈りの幕が下りる時」ネタバレ書評(レビュー)はこちら。
『祈りの幕が下りる時』(東野圭吾著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

・ドラマ版「新参者」ネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「新参者」(TBS、2010年)

・ドラマ版「赤い指」ネタバレ批評(レビュー)はこちら。
東野圭吾ミステリー 新春ドラマ特別企画「赤い指 シリーズ人気No.1ドラマ化最愛の人が殺人を犯したら!?加賀が解く涙の連鎖・家族の絆とは “新参者”加賀恭一郎再び!」(1月3日放送)ネタバレ批評(レビュー)

・ドラマ版「眠りの森」ネタバレ批評(レビュー)はこちら。
新春ドラマスペシャル「眠りの森 人気No.1熊川哲也Kバレエ監修 加賀VS美しきダンサー シリーズで初めて加賀が女性に惑わされる!!容疑者はバレエ団全員 涙の真実と哀しき愛」(1月2日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【その他】
米国版「容疑者Xの献身」発売される!!タイトルは「The Devotion of Suspect X」!!

韓国版『白夜行』遂に上陸!!2012年1月7日(土)日本公開!!

東野圭吾先生「人気作品ランキング」中間結果発表!!

東野圭吾先生が中国でブームに!?

東野圭吾先生「容疑者Xの献身」が上海で舞台化!!

東野圭吾先生原作『浪花少年探偵団シリーズ』(講談社刊)がTBS系月曜20時枠にてドラマ化決定!!

「エドガー賞 最優秀小説(作品)賞」受賞作発表、モー・ヘイダー『Gone(ゴーン)』に!!

東野圭吾先生原作の映画版『麒麟の翼』『夜明けの街で』『さまよう刃』が台湾にて2012年4月20日より公開!!

東野圭吾先生『容疑者Xの献身』がエドガー賞候補に!!気になる結果は2012年4月26日!!でも、何故2012年の今なのか、知りたいと思いませんか!?

東野圭吾先生『プラチナデータ』(幻冬舎刊)が映画化!!公開は2013年を予定!!

フジテレビ系列木曜劇場にて東野圭吾先生原作作品を続々ドラマ化!!その名も「東野圭吾ミステリーズ」!!

東野圭吾先生『○笑小説』シリーズから3本の短編が実写ドラマ化!!

シネマトゥデイさんが“東野圭吾”先生の秘密に迫りました!!

映画「秘密」に海外版があった!?その名は「秘密 THE SECRET」

『ガリレオ』再度ドラマ化!!2013年4月期より月9ドラマに!!

韓国版『容疑者Xの献身』こと『容疑者X 天才数学者のアリバイ』が2013年4月20日より日本公開とのこと!!

東野圭吾先生『さまよう刃』が韓国にて映画化!!

『ガリレオ』スピンオフドラマ制作決定!!その名は『タガーリン(仮)』!!

東野圭吾先生、加賀シリーズ最新作(第10弾)発売決定!!タイトルは『祈りの幕が下りる時』とのこと!!

『新参者』『赤い指』『麒麟の翼』に続くTBS版第4の「加賀シリーズ」実写ドラマ化判明!!2014年1月放送予定は『眠りの森』か!?

東野圭吾先生『白銀ジャック』(実業之日本社刊)がドラマ化されるとのこと!!

東野圭吾先生『天空の蜂』(講談社刊)が映画化されるとのこと!!

講談社刊『イブニング』にて東野圭吾先生『天空の蜂』が猫田ゆかり先生によりコミカライズ!!2月10日発売の5号より連載開始!!

【2015年3月】東野圭吾先生新作タイトル発表!!その名は『ラプラスの魔女』(角川書店刊)、2015年5月15日発売予定!!

東野圭吾先生『ラプラスの魔女』スピンオフが本編発売前に早くも登場!!『あの風に向かって翔べ』は『小説野性時代 2015年6月号』(角川書店刊)に掲載とのこと!!

スピンオフ『あの風に向かって翔べ』が掲載された「小説 野性時代 第139号 (新野性時代)」です!!
小説 野性時代 第139号 (新野性時代)





2015年5月15日発売予定「ラプラスの魔女」です!!
ラプラスの魔女





コミカライズされた「天空の蜂 (講談社文庫)」です!!
天空の蜂 (講談社文庫)





【関連する記事】
posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。