2015年05月24日

土曜ワイド劇場「警視庁捜査一課長〜ヒラから成り上がった最強の刑事!4 東京湾が突然炎上!?死んだ夫に1億円の保険をかけた2人の美人妻…カレーとタマネギのアリバイトリック!!」(5月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「警視庁捜査一課長〜ヒラから成り上がった最強の刑事!4 東京湾が突然炎上!?死んだ夫に1億円の保険をかけた2人の美人妻…カレーとタマネギのアリバイトリック!!」(5月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

大岩純一(内藤剛志)は、都内で発生した凶悪事件すべての捜査本部の指揮を執る、警視庁捜査一課長。最愛の娘を病気で亡くし、妻の小春(床嶋佳子)と2人暮らしをしている。 
ある朝、会社員の高科幸一(草薙仁)が自宅マンションを出た直後に、何者かに車で連れ去られる事件が発生。通勤時間帯で人通りの多い中、高科を見送る妻の彩香(西尾まり)と娘の果歩(甲斐恵美利)の目前で行われた、あまりにも大胆な犯行だった。大岩らは緊急配備を敷いて逃走車を追跡する一方、事件発生直後に現場から立ち去った不審な女性・水嶋沙織(星野真里)を追って事情聴取する。だが沙織は、事件との関連を真っ向から否定した。

翌朝、高科は西多摩の山中で遺体となって発見された。高科には妻の彩香を受取人とした1億円の生命保険がかけられており、連れ去られる3日前に契約が結ばれていた。しかもその契約を担当した保険会社の社員は、連れ去り事件の現場で目撃されていた水嶋沙織だった。沙織の名を捜査員から聞いた大岩は、5年前に捜査を担当した宝石強盗事件を思い出す。水嶋沙織は、宝石強盗犯の逮捕につながる重要な証言をした人物だった。
当時ホステスだった沙織が男と2人で都心のホテル街を歩いていたところ、宝石店から出てきた2人組の覆面強盗と遭遇。その後、警察から事情聴取を受けた沙織は「1人で歩いていた」と嘘をつくが、現場の状況から沙織は男と2人で歩いており、その男が犯人の顔を見ていた可能性があることが判明。当時管理官だった大岩の必死の説得を受け、沙織は財務官僚の結城稔(安藤彰則)と一緒にいたことを証言した。その後、事情聴取を受けた結城が、目撃した犯人の人相を証言し、逃走犯のひとりである井川和行(有薗芳記)が逮捕された。井川は、主犯はインターネットで知り合った名も知らぬ男であり、自分はその男に頼まれてやっただけだと主張。懲役5年の有罪判決を受け、先日出所していた。

そんな中、高科が殺害される直前に、とある商事会社の社長室に電話をかけていたことがわかった。そのオフィスを訪ねた大岩は、社長・三村洋司(相島一之)の秘書・佐々木美樹(大河内奈々子)を見て驚く。美樹は5年前に証言した、財務官僚・結城の妻だった。美樹によると、警察に証言したことで沙織との不倫関係を疑われた結城は、財務省を辞め、後に自殺したという。沙織も美樹も5年前の宝石強盗事件の関係者だとわかり、高科誘拐殺害事件と5年前の宝石強盗がつながっていると直感した大岩は、井川を調べるよう、現場資料班主任・平井真琴(斉藤由貴)らに指示。だがその矢先に、またしても新たな事件が起きて…!?
(土曜ワイド劇場公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……

今回のあらすじは大筋こそドラマに沿っていますが、ところどころで妙な改変を加えています。
特に劇中の大岩はもっときちんとしています。
ご注意ください!!


大岩純一は、都内で発生した凶悪事件すべての捜査本部の指揮を執る警視庁捜査一課長。
通称「ヒラから成り上がった最強の刑事」である。
過去に最愛の娘を病気で亡くしており、今は妻の小春と2人暮らしだ。

そんな大岩が今回手掛けた事件は会社員・高科幸一誘拐事件。
事件概要は次の通りである。

その日、高科は自宅マンションを出た直後、見送る妻・彩香、娘・果歩の目の前で何者かにより車で連れ去られてしまった。
唐突かつ大胆不敵な犯行であった。

不審な女性の目撃情報に注目した大岩は、その女性・水嶋沙織を調べて驚くことに。
実は沙織は5年前に起こった宝石強盗事件の目撃者であり、大岩の捜査の協力者だったのだ。

当時、ホステスであった沙織は財務官僚の結城稔と共に宝石店から逃亡する2人組の覆面強盗犯と遭遇した。
当初、沙織は結城の存在を隠していたが大岩の説得に負け、これを明かした。
結果、結城の証言で逃走犯の1人・井川和行が逮捕された。
だが、もう1人の正体は判明せず、当の井川も5年後に刑期を終え社会復帰することとなった。

一方、結城は直後に自殺してしまう。
結城は妻子持ち、たとえ事実はどうあれ沙織との関係を疑われるような行動はあってはならないスキャンダルだったのだ。
結城の妻・美樹は沙織を深く恨むこととなった。

もちろん、沙織も自身の証言がもとで結城が死亡したことに大きなショックを受けることに。
沙織はホステスを辞めることとなった。

それが5年前の出来事であった。
だが、大岩はその後の経緯を全く知らなかったのだ。
沙織の意外な近況に驚く大岩は「正義を行ったのに報われないなぁ」とこぼす。
ちなみに、半ば無理矢理に説得したにも関わらず、身を投げ出してまで協力してくれた関係者へのアフターフォローを行うべきだったとの想いは彼にはない。
なんとも、残念なことである。

その翌朝、高科が西多摩山中で他殺体で発見されることに。
高科はこの直前に彩香を受取人とした1億円の生命保険に加入していた。
しかも、この契約を担当したのが何時の間にか保険会社に勤務していた沙織だったのである。

さらに、高科が殺害直前に電話を架けていた相手を調べたところ三村洋司なる男性が浮上。
三村は近年急成長を遂げた会社の社長であった。
そして、その秘書が旧姓の佐々木に戻った美樹だったのである。

現在の事件に登場する5年前の関係者たち。
大岩は5年前の事件との関連性を重要視し井川について調べるよう指示を出す。

そんな中、果歩が沙織の娘であることが判明。
高科と沙織は過去に深い関係にあったのだ。

矢先、三村が殺害されてしまう。
続いて井川までもが何者かに殺害されてしまった。

大岩が目を付けたのは沙織が所持していた「大森商店街」のコンパクトだ。
大岩は彼の地へ赴き、宮城夏子から重大な情報を得る。
それは「5年前に2人の女性が自殺しようとしていたところを助け、コンパクトを渡した」とのものであった。

此処から大岩が辿り着いた結論は「何故、そうなったのか!?」と呻きたくなるほど驚天動地のものであった。

呼び出されたのは沙織と美樹の2人。
大岩は其処で夏子に救われた女性2人が沙織と美樹であると颯爽と断定する。

結城が死亡し、沙織へ復讐を企てた美樹。
ところが、沙織は結城の死に責任を感じ自殺を目論んでいた。
これに美樹も同調した。
其処を夏子が救ったのだ。

これで沙織と美樹の関係が分かったと鼻息荒く語る大岩。
その上で、真相を語るよう沙織を説得し始めた。

これに当初は反発する沙織であったが、抵抗に疲れたのか1分もすると5年前同様に真実を語り始めた。
これは沙織の口が軽いのではない。
あくまで大岩の説得がスゴイのだ。

そして、明かされた事実。

5年前の強盗犯は高科と井川だった。
井川が逮捕され、残された高科は三村に宝石の販売を依頼したが買い叩かれてしまった。
何だかなぁ……と思っていたところ、5年が経過し井川が現れた。
井川は自身の分け前を寄越すよう高科に要求した。
だが、三村に買い叩かれた為に井川の取り分は無い。

其処で高科は沙織に相談した。
とはいえ、それで良い方策が浮かぶワケでもない。
結局、なんとな〜〜〜く沙織の保険に加入しておこうかとなった。

ところが、直後に井川が高科を誘拐し分け前を強要する事態に発展。
三村の存在を明かした高科は井川に殺害されてしまった。

井川は三村を狙うようになった。
これに焦りを募らせた三村は「ええい、先手必勝だ!!」と井川を狙うが返り討ちに。

続いて井川が狙ったのは美樹だ。
ところが、今度は美樹に「えいやぁ」と返り討ちに遭ったのだ。

この現場を沙織が目撃しており、打ち明けるべきか否かで悩んでいたのである。
その重い扉を大岩がこじ開けたのであった。

こうして事件が解決し美樹が逮捕された。
沙織はアンニュイな日々を送っている。
5年前同様に辛い告白を沙織に強いた大岩はと言えばソレはソレ、取り敢えず前向きに生きている―――エンド。

<感想>

原作なしオリジナル作品。
そのシリーズ第4弾です。
過去記事に前作ネタバレ批評(レビュー)があるので、興味のある方はどうぞ!!

では、ドラマ感想を。

キャストは内藤剛志さん、斉藤由貴さんに本田博太郎さんも登場したし物凄く良かった。
本当に豪華キャストと言える作品で満足です。

ただ、やっぱり内容的になぁ……。
なんだろう、個人的に合わなかった。
なので、ネタバレあらすじもかなり妙な具合に改変しています。
大筋こそ違えていませんが細部が異なっています、必ずしも鵜呑みにしないように!!
劇中の大岩はもっときちんとしていたよ。

そして、本作を見て思ったのは「人海戦術は有効だ」との事実。
「戦いは数だよ、兄貴!!」と口にしたドズル・ザビは正しかった。
ギレン・ザビがビグザムを量産していればソロモンは守れたのだ。

取り敢えず、シリーズ次回に期待です!!

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<キャスト>

大岩純一:内藤剛志
平井真琴:斉藤由貴
大岩小春:床嶋佳子
小山田大介:金田明夫
笹川健志:本田博太郎
水嶋沙織:星野真里
佐々木美樹:大河内奈々子
高科彩香:西尾まり
佐々木静子:赤座美代子
宮城夏子:はるな愛 ほか
(公式HPより、敬称略、順不同)


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この記事へのコメント
こんにちは

あーうん感想がおおむね管理人さまと同じです

しかし働いていたら覆面をしていたとはいえ元夫の犯罪現場と遭遇しその元夫が誘拐される現場に遭遇する確率ってどれぐらいなのでしょうか、かなり天文学的な数字になりそうですね。
あとその事件の責任者に因縁のある刑事が配属されるのもか

美樹も婚約者が元夫を死に追いやった事件の間接的な関係者だったというのもかなり天文学的な数字な気がします。
おかげで最初は知ってて近づいたんだと思ってましたよ

彼女たちはある意味では物凄い確率の運の持ち主だったのかもしれません


管理人さまがおっしゃる「数は力」はその通りですよねガンダム一体とザク百体ならゲームじゃない限りザクの方が勝てるんですよね
いくらガンダムでもザクが集団で襲ってきたら多分勝てないでしょうし

あんなに人海戦術がとれるということは大岩は実は物凄いカリスマ性の持ち主なのかもしれません
では失礼します
Posted by 花 at 2015年05月24日 16:29
Re:花さん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

おおっ、同志よ!!
正直、この感想を抱いたのが1人だけだったらどうしようか……と内心でヒヤヒヤしてました。
それだけに、同じ感想と聞いて本当に嬉しい(^O^)/!!

そしてご指摘の通り、この登場人物たちの重なり合い方の密なことよ!!
特に沙織は何かを持ってますね、あれはギフトの域にすら達しているに違いない。

小山田と大福が遺留品を探しているところにどっと押し寄せた仲間たちのシーン。其処から何故かドズル・ザビに繋がってしまいました。振り返るに、これが本作でもっとも印象に残ったシーンだったからでしょう。

今、管理人にはある確信があります。
きっと大岩がドズルの上司だったならばソロモンは陥落しなかっただろう、と。
だとすれば、やはり大岩はカリスマなのです。

「良禽は木を択ぶ」と言いますが、もしかすると本作は「部下として上司の選択の重要性」を訴えた作品だったのかもしれません……たぶん。
Posted by 俺 at 2015年05月31日 23:35
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