2015年06月16日

月曜ゴールデン「今野敏サスペンス スクープ 遊軍記者・布施京一 美人女優の事故死に驚愕トリック!?巨悪事件が絡んで次の殺しへ…生放送中に消えゆく命を救え!」(6月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)

月曜ゴールデン「今野敏サスペンス スクープ 遊軍記者・布施京一 美人女優の事故死に驚愕トリック!?巨悪事件が絡んで次の殺しへ…生放送中に消えゆく命を救え!」(6月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

布施京一(上川隆也)はTBNテレビの報道局に所属する記者。布施は特定の担当を持たない遊軍記者であり、そのポジションをフル活用し独自の取材で数々のスクープをモノにしている。
建設会社部長の自殺が与党幹事長・山野辺(小野武彦)の不正献金疑惑と関係しているという証拠を入手し、山野辺本人にぶつける。しかし他社が手にしていないスクープネタにもかかわらず、テレビに映りたくないという理由だけでその証拠を東亜新聞の持田(庄司智春)に渡してしまう。当然他社の知るところとなり報道デスクの鳩村(吹越満)や報道局長の油井(大友康平)はカンカンだが、布施本人はどこ吹く風だ。
そんな報道局に女優の沢野麗子(渋谷亜希)が交通事故を起こしたという情報が飛び込んできた! 麗子は気性が荒く芸能マスコミを騒がせる女優で、榊という今は亡き映画監督と浮名を流したこともあった。そして、その熱愛をスッパ抜いたのは布施だった。
布施が病院に到着するとすでに芸能記者たちが集まっていた。そこには島崎(相島一之)の姿も。島崎は麗子の母・楓(りりィ)を見つけると強行にコメントを求める。布施は楓をかばい病院内に避難させるが、手術の甲斐もなく麗子はそのまま亡くなった。突然娘を失い悲しみにくれる楓に布施はかける言葉もない・・・。やがて平静を取り戻した楓は事故の直前に麗子から妙なメールが来たと告げる。それは「榊に会いたい」「別れた事、すごく後悔している」というものだった。榊を亡くしたショックから立ち直り最近は明るく元気だった麗子がなぜいまさら榊に会いたいと母親に吐露したのか・・・。
社に戻った布施はTBNの看板番組『ニュースイレブン』の新キャスターになった恵理子(夏菜)との会話から何かをひらめき、山野辺の情報と引き換えに麗子の事故に関する情報を得ようと、協力者である警視庁の刑事・黒川(松重豊)がいるであろう居酒屋に向かう。しかし、その居酒屋のテレビには他局のニュース番組で麗子が母親に送ったメールの内容を伝える島崎が映っていた。母親と自分しか知らないはずのメールを島崎はどうやって入手したのか。そして、一見無関係なこの2つの事件の接点が明らかになり・・・。
(公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……

TBNテレビには一匹狼の報道記者が居る、その名は布施京一。
布施は実力は確かだが気分屋なところがあり、上司も彼を扱いかねるほど。
スクープネタを逸早く手に入れたとしても、些細な理由で手放してしまうのだ。

そんな布施が新たなネタに迫りつつあった。
住中建設片桐部長の自殺の原因が代議士・山野辺徹夫の不正献金疑惑と関係があると掴んだのだ。
山野辺は元作家から代議士に転身し、秘書・栗田や小野田からも忠誠を一身に集め大成功を収めた傑物であった。
それだけに不正献金疑惑は致命的。
だからこそ、このタイミングでの片桐の死は山野辺にとって天佑に等しかった。
むしろ、人為を疑うほどのタイミングの良さだ。
とはいえ、いずれにしろ一大スクープである。
しかし、布施はこれを東亜新聞の持田に譲ってしまう。
布施をより惹き付ける新たなネタがあったのだ。

それこそ、女優の野沢麗子の事故死であった。
その日、麗子は自身で車を運転し田島翔太や南雲雅彦と衝突し3人全員が死亡していた。

実は、布施は麗子のスキャンダルを扱ったことがあった。
麗子が過去に映画監督・榊と交際していたことをすっぱ抜いたのだ。

布施は麗子の事故死について調べ始めた。
すると、ハイエナと呼ばれる布施の元同僚・島崎麓郎までもが何故か麗子の死について調べていた。
どうやら、麗子の死には隠された秘密があるようだ。

布施は麗子が母・楓に送っていたメールの内容から自殺を疑う。
島崎もまた麗子の携帯データを盗み出し何やら調べていた。
其処には住中建設の片桐部長が殺されたと記されていた。

翌日、島崎が麗子の死が自殺であると報じた。
先を越された布施は島崎が麗子の携帯データを盗み出したことに気付いた。

ところが、直後に島崎が何者かに襲われる現場に遭遇する。
これを助けた布施だが、島崎は何も語ろうとしない。

布施は警視庁の刑事・黒田祐介に協力を依頼し、共に麗子の死について本格的に調べ始めた。

そんな中、島崎から布施へと電話が。
「嵌められたんだ。あれは麗子のメールでは無かった。仕組まれていたんだ。いいか、麗子の恋人はシュ……」
其処まで言うなり島崎からの電話は切れてしまった。
何かを感じ取った布施は島崎宅へ、すると島崎は拳銃により死亡していた。

黒田によれば、島崎の死は他殺らしい。
何か重大な秘密を知った為に殺害されてしまったようだ。

南雲が過去にカースタントを行っていたことが判明。
しかも、南雲は山野辺の運転手でもあった。
麗子の死に山野辺の影がちらつき出したのだ。

矢先、麗子の車に細工が施されていたことが分かった。
時速80キロを超えると運転席がスライドするようプログラムが書き換えられていたのだ。
しかも、事故の記録映像から南雲が麗子の車を煽っていたことが判明。
南雲は80キロを超えるように仕組んだのだ。
どうやら、南雲は山野辺に雇われ麗子を抹殺したらしい。

山野辺の息子・修が代議士として出馬することになった。
しかも、周囲からシュウと呼ばれているそうだ。
これに島崎の最期の言葉を思い出す布施。
そう、麗子の恋人こそ山野辺修だったのだ。

布施は修に接触する。
修によれば山野辺は余命幾許もないらしい。
だからこそ、麗子と別れ後継者となったのだそうだ。

その頃、黒田は片桐部長、麗子、島崎の死が他殺であると上司に報告するが「捜査するな!!」と厳命されていた。
一方、布施もまた上司から調べた事実を公表しないように圧力を受けていた。

布施は黒田と連携を取りつつ、ある計画を実行に移す。

その日の夕方、布施は山野辺の秘書・栗田と小野田に麗子の携帯データのコピーを所持していると脅迫電話を入れる。
早速、栗田と小野田が動き出した。

布施は栗田と小野田に捕まってしまう。
栗田たちは布施にこれまでの犯行を語って聞かせる。

麗子は修の恋人として自由にして欲しいと栗田たちに訴えた。
しかし、栗田たちはこれを拒否。
すると、麗子は修から聞いていた片桐部長殺害を暴露すると脅迫した。
其処で栗田たちは南雲を買収し、彼ごと麗子を殺害したのだ。
ところが、今度は島崎が事実に辿り着いた。
其処で栗田たちが口封じに及んだのであった。

此処まで語って聞かせた栗田たち。
すると、その目の前に黒田が部下を引き連れ現れた。
すべては布施の罠だったのだ。
現場を抑えられた栗田たちは逮捕された。

同じ頃、TBNの看板番組『ニュースイレブン』のキャスターで布施の盟友でもある香山恵理子が同番組のゲストとして山野辺を招き、その場で。真相を打ち明けるよう迫っていた。
彼女もまた布施から事実を知らされており報道の責任において真実を追求しようとしていたのだ。

其処に布施から栗田たち逮捕の報が届けられた。
恵理子はこの事実を山野辺にぶつける。
山野辺は「自身は関与していなかった」と訴えるが直後に放送は中断された。

取り残されたスタジオで「彼らはメダカだったのだ」と呟く山野辺。
その意味は「身を犠牲にしても所属するグループを守ったに過ぎない」ということである。
山野辺もまた栗田たちの行動を知りつつ黙認していたのだ。

逃げるように局を去る山野辺。
その前に布施が立ち塞がった。
布施は「あなたの犠牲になった人々を忘れるな!!」と告げる。
直後、山野辺もまた連行されることに―――エンド。

<感想>

ドラマ原作は今野敏先生「スクープシリーズ」の第1弾『スクープ』(集英社刊)。

<あらすじ>

スクープを追う敏腕記者が見た都会の闇
人気報道番組の遊軍記者・布施京一は、見かけによらず凄腕で、独自取材で数々のスクープをものにしている。今日も事件を追いかけ、夜の街へ…都会の闇を描くサスペンス短編集。(解説/関口苑生)
(集英社公式HPより)


2015年6月現在、シリーズには『スクープ』以外に『ヘッドライン』と『クローズアップ』の2作が存在しています。
それぞれのあらすじは次の通り。

<あらすじ>

・『ヘッドライン』

TBNテレビの報道番組『ニュースイレブン』の遊軍記者、布施。警視庁捜査一課・継続捜査担当の刑事、黒田。偶然にも二人が追い始めた女子学生猟奇殺人事件の背後には、巨大な闇が潜んでいた……。

・『クローズアップ』

著者デビュー35年記念第3弾に、「スクープ」シリーズ最新作が登場! 六本木の公園で週刊誌のライターの刺殺死体が発見された。報道番組の記者・布施と捜査一課の刑事・黒田は別の観点から事件に迫る。
(集英社公式HPより)


どうやら、布施と黒田の変則的なバディもののようです。
これは残る2作のドラマ化も期待出来そう。

では、ドラマ版の感想。
先述した通り原作は未読なので、あくまでドラマ版単体での感想となります。

なかなかスタンダードな2時間サスペンスでしたね。
どちらかと言えば期待していたよりも大人しい印象の作品でした。

いや、正直に言います。
結論としては思っていたほどではない。
例えば、山野辺が語る「メダカ」の件はもっと強調しても良いと思う。
テーマとしてもかなり有用そうだし、むしろ、それをメインに展開させても良いくらいだ。

最近、視聴前にハードルを上げ過ぎなのかなぁ……褒めることが少なくなってる。
今回は良い点を探して視聴したつもりなんだけど。
もしかして、視聴してる管理人自身の心が荒んでいるのかもしれないなぁ。

それはそれとして、シリーズ次作はあるのでしょうか。

ちなみに公式あらすじの黒田が黒川になってますね……管理人もよくやるから気を付けないと。
たぶん、この記事中でも誤字脱字してるだろうし。
ただ、あらすじにまとめる際に黒田か黒川か戸惑ったのは此処だけの秘密です。

ちなみに、上川さんは2015年7月6日放送予定の「月曜ゴールデン特別企画・影の地帯」でも記者を演じます。
こちらでは久野を演じるのですが……原作通りだとするとかなり注目すべき役と言えそうです。

【2015年7月】松本清張先生『影の地帯』(新潮社刊)が3度目のドラマ放送予定とのこと!!

◆関連過去記事
【STシリーズ】
「ST 警視庁科学特捜班 傑作警察エンターテインメント小説ついにドラマ化!特殊能力を持つ5人の科学者が挑む恐るべきトリック!協調性ゼロのチームを率いるのは引きこもり刑事!?」(4月10日放送)ネタバレ批評(レビュー)

日本テレビ系「ST 赤と白の捜査ファイル」が2015年1月10日に映画公開決定!!

【ハンチョウシリーズ】
「ハンチョウ神南暑安積班シーズン2」(TBS系、2010年)まとめ

【警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ】
水曜ミステリー9「今野敏サスペンス 廉恥 警視庁強行犯 樋口顕 完全犯罪のストーカー殺人!現場一徹主義の親父刑事が暴く!」(2月25日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【その他】
「ハンチョウ」シリーズで知られる今野敏先生の「同期」がWOWOWでドラマ化決定!!

<キャスト>

布施京一(TBN報道局遊軍記者):上川隆也
香山恵理子(『ニュースイレブン』キャスター):夏菜
鳩山昭夫(TBN報道デスク):吹越 満
持田 豊(東亜新聞記者):庄司智春(品川庄司)
島崎麓郎(芸能記者):相島一之
神埼 章(バラエティ・プロデューサー):田村 亮(ロンドンブーツ1号2号)
油井太郎(TBN報道局長):大友康平
山野辺徹夫(与党 民自党・幹事長):小野武彦
黒田祐介(警視庁捜査一課):松重 豊 ほか
(公式HPより、敬称略)


ドラマ原作「スクープ (1) (集英社文庫)」です!!
スクープ (1) (集英社文庫)





キンドル版「【シリーズ】スクープ (集英社文庫)」です!!
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「ヘッドライン (集英社文庫 こ 28-12)」です!!
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