2015年06月06日

「ドS刑事」第9話「コスプレ少女の悲しい叫び・孤独な心につけ込む犯罪に怒りのムチ炸裂!」(6月6日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「ドS刑事」第9話「コスプレ少女の悲しい叫び・孤独な心につけ込む犯罪に怒りのムチ炸裂!」(6月6日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

23歳のアルバイト店員・ちさと(北浦愛)が、自宅で殺害された。彼女は控えめな性格で交際相手もおらず、部屋には荒らされた様子もなかったことから、警察は怨恨や物取りの可能性は低いと判断。容疑者につながるヒントを求めてちさとの部屋を訪れたマヤ(多部未華子)は、本棚の本の配置がおかしいことに気付き、本の間に挟まれたちさとのコスプレ写真を発見する。彼女はコスプレイベントでは有名な、コスプレイヤーだったのだ。
張り切った代官山(大倉忠義)は完璧なコスプレでイベントに潜入するが、その姿を不二子(吉田羊)たちに目撃されてアタフタ。そして聞き込みの結果、マヤがイベント会場で目を付けていた新山(田村健太郎)という男に、ちさとが最近つきまとわれていたことが判明する。しかし事情聴取後に再びちさとの部屋を訪れたマヤは、新山が犯人ではないことを確信。ちさとを殺した犯人は、彼女の部屋で“何か”を探していたはずなのだが…。
そんな中、遺体の第一発見者だったちさとの親友・緑(寉岡萌希)が、ちさとから預かっていたというリストバンドを持って現れた。それがちさとのアルバイト先のオモチャ会社の商品だと知ったマヤと代官山は、社長の藤田(金児憲史)の元へ。自分と同じ年齢にもかかわらず社長になった藤田の堂々とした振る舞いを見た代官山が落ち込む中、ちさとの持っていたリストバンドと同じ商品が一部で密かに回収されていたという情報を由良(石井正則)が掴んでくる。一方、警察を志した原点に立ち返った不二子も、独自の“捜査”を進めていた!
(公式HPより)


では、続きから……(一部、重複アリ)。

海江田ちさとが刺殺体で発見された。
ちさとは控えめな性格であり、特にトラブルらしいトラブルも抱えていなかった。
また、周囲の人間関係からも特に動機も見つからない。
第一発見者の親友・墨田緑も「ちさとの人柄上、怨恨はあり得ない」と訴える。

そんな中、手掛かりを得るべくちさとの部屋を訪れたマヤは、ちさとがコスプレイヤーであることを突き止める。
実は、ちさとは大人気コスプレイヤーだったのだ。
さらにマヤはちさとの部屋に置かれていた書籍が刊行順に並べられていなかったことから何者かが家捜ししたと考える。

マヤは次なる手掛かりを求めて、ちさとが参加予定のコスプレイベントに参加する。
代官山はと言えば、マヤの遣り方にも慣れたのか先にコスプレ衣装を用意しノリノリで潜入捜査を開始。
だが、ちさとに嫉妬心を抱く人物を発見するものの、殺害するほどの動機にまでは至らない。

一方、不二子と有栖川もちさとの手帳の書き込みから彼女がコスプレイヤーであったことに辿り着く。
さらに、ちさと宅付近を頻繁に訪れていた彼女のファン・新山に容疑を向ける。
だが、新山にはアリバイがあった。

その頃、マヤは緑から「ちさとが緑にリストバンドを預けた」ことを聞かされる。
どうやら、ちさとはリストバンドが重要だと考えていたようだが……。

そんな中、ちさとがアルバイト先が判明。
アルバイト先の名は「ギャラクシートイズ」。
リストバンド「エナジーウオッチS」の大ヒットで知られる玩具会社であった。
社長の藤田は若くして起業し成功を収めたとして有名な人物らしい。

藤田と自身を比較して落ち込む代官山。
最近、代官山にしてやられてばかりのマヤはここぞとばかりに攻撃することに。

少しだけ気持ちが晴れたマヤ。
どんな気分の変化か、青空署強行犯係の飲み会に参加することに。

マヤが不二子と丁々発止の遣り取りを繰り広げ、代官山と有栖川が「そう言えば、この人たちこんな人だったよなぁ」と改めて気付かされた頃、由良が店員に扮して登場。
「エナジーウオッチS」の「製造番号AK00026からAK00126まで」が密かに回収されているらしいとの情報を持って来る。
その製造番号にはちさとが緑に預けた「エナジーウオッチS」のソレも含まれていた。

どうやら、「エナジーウオッチS」には一部の製造番号の品に有害塗料が用いられていたようだ。
本来ならばリコール対象なのだが、藤田は秘密裏に事を済ませようとしていたようだ。

此処でグルグルを行うマヤ。
前夜の飲み会で二日酔いとなっていた代官山を傍に、ある計画を閃く。

翌日、藤田のもとにちさとを名乗る手紙が届く。
其処には「コスプレイベントにてリストバンドを返す」と記されていた。
「まさか……」と絶句する藤田だが。

一方、不二子は被害者の気持ちを掴むべくスケバン刑事に扮しコスプレイベントに参加する。
すると、舞台の上ではコスプレしたちさとが踊っていた。
戸惑う不二子であったが……。

戸惑うと言えば、会場を訪れた藤田の方が一際であった。
藤田は「あり得ない、確かに殺した筈」と口にする。

此処にマヤたちが登場。
藤田の言葉を証拠として、彼がちさとを殺害したと指摘する。

ちさとは「エナジーウオッチS」の不具合に気付きリコールするよう藤田に訴えていたのだ。
だが、リコールすれば藤田の経歴に傷が付く。
藤田はこれを怖れ、ちさとを殺害し口封じすると彼女が証拠として所持していた「エナジーウオッチS」を回収しようと家捜ししたのだ。
だが、ちさとは藤田の様子から最悪の状況を予期し緑に証拠品を預けていたのである。

不二子と藤田が目撃した舞台上のちさとは“神の手を持つ”ざわちんの力を借りメイクを施した緑であった。
すべては藤田に犯行を自供させる為のマヤの罠だったのだ。

嵌められたことを知った藤田はナイフを手に悪あがきする。
これに対抗するのは代官山……ではなくスケバン刑事姿の不二子だ。
不二子は手にした竹刀で藤田を滅多打ちにする。
実は不二子は剣士として伝説になっていたほどの凄腕だったのである。
さらにマヤが助太刀することで藤田は逮捕されることに。

その様子に代官山と有栖川は同じ感想を胸に思い浮かべる。
ああ、この人たちには歯向かえないな、と―――10話に続く。

<感想>

原作は七尾与志先生「ドS刑事シリーズ」。
2015年4月時点でのシリーズは既刊4冊、それぞれ第1弾『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』、第2弾『ドS刑事 朱に交われば赤くなる殺人事件』、第3弾『ドS刑事 三つ子の魂百まで殺人事件』、第4弾『ドS刑事 桃栗三年柿八年殺人事件』となっている。
過去には第1弾『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』をネタバレ書評(レビュー)してますね。

『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』(七尾与志著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

そのドラマ版。

今回も脇を固めるキャラがクローズアップされていましたね。
今回取り上げられたのは、マヤの良き上司にしてライバルである不二子でした。
かなり良い感じです。

そして「じぇじぇじぇ」に「ざわちん」も。
この辺りも面白かったですね。

また、最近では代官山がマヤに反撃開始。
ある意味、どちらが「ドS」か分からないほど。
だが、それが良い!!

そして、これにさらなる攻撃を加えるマヤ。
だが、其処が良い!!

今後のマヤと代官山はどうなるのか!?
次回も注目です!!

◆「七尾与史先生」関連過去記事
【ドS刑事ドラマ版】
「ドS刑事」第1話「攻撃系女子とピュア巡査バディの痛快ポリス・コメディー!潜入捜査で女装しなさい」(4月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』(七尾与志著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

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シリーズ第4弾「ドS刑事 桃栗三年柿八年殺人事件」です!!
ドS刑事 桃栗三年柿八年殺人事件





シリーズ第1弾「ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件 (幻冬舎文庫)」です!!
ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件 (幻冬舎文庫)





シリーズ第2弾「ドS刑事 朱に交われば赤くなる殺人事件 (幻冬舎文庫)」です!!
ドS刑事 朱に交われば赤くなる殺人事件 (幻冬舎文庫)





シリーズ第3弾「ドS刑事 三つ子の魂百まで殺人事件 (幻冬舎文庫)」です!!
ドS刑事 三つ子の魂百まで殺人事件 (幻冬舎文庫)





キンドル版「ドS刑事 桃栗三年柿八年殺人事件 (幻冬舎単行本)」です!!
ドS刑事 桃栗三年柿八年殺人事件 (幻冬舎単行本)





シリーズ既刊3冊がセットになったキンドル版「ドS刑事 シリーズ3冊セット【電子版限定】」です!!
ドS刑事 シリーズ3冊セット【電子版限定】





「死亡フラグが立ちました! ~カレーde人類滅亡!? 殺人事件 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」です!!
死亡フラグが立ちました! ~カレーde人類滅亡!? 殺人事件 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)





「死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 5-1)」です!!
死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 5-1)



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