2015年06月28日

土曜ワイド劇場「広域警察(6) 殺人犯は美人妻?!夫殺しの容疑者が逃亡か!残された2000万と謝罪の手紙『山梨〜熊本〜天草』連続殺人に渦巻く女たちの執念と復讐!!」(6月27日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「広域警察(6) 殺人犯は美人妻?!夫殺しの容疑者が逃亡か!残された2000万と謝罪の手紙『山梨〜熊本〜天草』連続殺人に渦巻く女たちの執念と復讐!!」(6月27日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

<あらすじ>

山梨県河口湖にある自宅で、有名な工業デザイナーの中原陽介(小林正寛)が殺害される。容疑者は直前に言い争いをしていたという妻の弘美(大路恵美)。弘美は容疑を否認するが、取り調べ中に持病の発作を発症すると、救急搬送先の病院から刑事たちの目をかいくぐり逃走してしまう。県外に逃げ出すことも考えられ、捜査の全権は急きょ広域捜査課に渡される。
課長の高村順一郎(大杉漣)の指揮の下、捜査に加わった東圭太(高橋克典)は、中原家から天草信用金庫が発行した2千万円の小切手を発見する。小切手には『どうしても謝らなければならないことがあります』との意味深な手紙が添えられていた。凶器からは弘美の指紋を検出。陽介に二億円もの保険金がかけられていたことも判明し、弘美への容疑はますます深まる。
中原家の隣には、陽介にデザインを発注していた清水工業の顧問、清水和正(寺田農)が住んでいた。現社長は娘の梓(高岡早紀)。海外進出を狙う新製品のデザインを陽介に発注していたという梓は、陽介の死を悼むよりもデザインの進捗の方が気になるようだった…。
その後の捜査で、弘美の両親は25年前に火事で死亡し、弘美とともに生き残った妹の麻美(前田亜季)が熊本の天草に住んでいることが判明。また、小切手の振出人が三村時雄(清水章吾)と特定され、東は手掛かりを求めて天草へと向かう。だが、麻美からも三村からも、弘美の情報は何も得られなかった。三村に至っては弘美との面識もないと言う。分かったのは、三村がガンに冒され余命わずかだということ。銀行によれば、三村は財産を処分すると言って、預金の4千万円を2千万円ずつ2枚の小切手に換えたという。
山梨では、その三村が、かつて清水工業の役員だったという新事実を突き止める。三村と陽介には接点があったのか…。
一方の熊本では、ついに弘美の携帯電話の電源がキャッチされる。発信基地局は熊本県三角西港。麻美との接触に備え、東たちは所轄の警察官とともに厳重警戒に当たる。しかし、いくら待っても弘美は姿を見せなかった。その間、まるで東たちの裏をかくように、三村が自宅で殺害されてしまう。近所の防犯カメラには、弘美の姿が捉えられていた…!?
(公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……。

工業デザイナーの中原陽介が何者かに殺害された。
中原殺害の容疑者とされたのは、その妻・弘美。
弘美は容疑を否認した上で、逃走する。

弘美の所在は杳として知れず、広域捜査課が捜査に携わることになった。
こうして東圭太が乗り出した。

東は中原家から2千万円の小切手を発見、其処には「どうしても謝らなければならないことがある」と手紙が添えられていた。
東はこの小切手と手紙に注目する。

一方、中原家の隣には清水工業の顧問・清水和正が暮らしていた。
和正の娘で清水工業の現社長・梓は中原にデザインを依頼していたらしく、その進捗を気にかけていた。
東はと言えば、梓の眼鏡に興味を惹かれる。

東の捜査により、弘美の過去が判明。
弘美は中原と結婚するまでは妹・麻美と2人きりの姉妹であった。
弘美の父である佐野文雄とその妻は25年前の事故で死亡していた。

また、例の小切手と手紙の主が三村時雄と判明。
三村は病気により余命幾許も無い状態で、2千万円の小切手を2枚用意していたらしい。
どうやら、弘美と麻美の姉妹に渡そうとしていたようである。

その後、三村が清水工業の元役員だったことが分かった。
しかも、三村のもとを中原が訪れていたことも判明。

矢先、当の三村が刺殺されてしまう。
現場にはサイドテーブルが割れたガラス片が撒き散らされていた。

そんな中、付近の防犯カメラ映像に弘美の姿が残されていたことから、彼女の犯行と思われた。

三村の葬儀が行われ関係者が参列する中で、東は再び梓と出会う。
しかし、東は梓が眼鏡をかけていないことにガッカリする。

それはそれとして、東は三村の手紙の意味を解明する。
過去、弘美の父・佐野文雄は画期的なデザインをモノにした。
これを咽喉から手が出るほど欲したのが、清水和正と三村である。
其処で彼らは佐野からこれを奪い、後の成功を手にしていたのだ。
どうやら、三村はその贖罪から弘美と麻美に手紙と小切手を贈ったようだ。

一方、逃走中の弘美は三村の言葉を思い出していた。
弘美が三村宅を訪問したところ、既に三村は何者かに刺されていたのだ。
瀕死の三村は「清水にやられた」と言い残すと絶命してしまった。
弘美は清水を問い詰めるべく、清水家を訪問する。

その夜、弘美が崖から謎の転落を遂げた。
一命は取り留めたものの、弘美は意識不明で入院することに。
その鞄からは三村を刺殺した凶器が発見され、弘美が中原と三村を殺害したと思われた。

しかし、これに東が疑惑を抱く。
三村殺害現場は三方が海に囲まれた土地柄である。
何故、弘美は凶器を捨てずに所持していたのか!?

そんな中、東は眼鏡をかけた梓を見かけ再び興味を抱く。
その一方で25年前の佐野夫妻の事故死について調査することに。
すると、三村による罠だった可能性が浮上した。
佐野夫妻はストーブの発火事故で焼死したとされていたのだが、三村がガソリンと灯油を摩り替えていたのだ。

三村はデザインを盗んだことだけではなく、弘美たちに佐野夫妻殺害の罪も謝罪しようとしていたのだ。
しかも、この事実を中原も突き止めていたことが判明。

その夜、白衣を身に着けた医師風の男が弘美の入院先に現れた。
男は見張りに立っていた警官を別方向に誘導すると、弘美の病室に侵入し彼女の殺害を試みる。

翌朝、弘美の入院先は大騒ぎになっていた。
前夜、弘美が何者かに襲撃されたのだ。
しかし、弘美自身は一命を取り留めていた。

これに東は弘美以外に犯人が存在することを確信。
また、付近のタクシー利用者から容疑者として清水が浮上する。

さらに、三村殺害現場からサイドテーブル以外のガラス片が発見された。
どうやら、眼鏡の破片のようだ。

東は清水を弘美殺人未遂容疑で逮捕する。
清水は中原殺害や三村殺害についても認めるが……。

東は「三村殺害犯は眼鏡をかけていた人物」として梓を告発する。
もちろん、現場から眼鏡の破片が発見された為だ。

これを「眼鏡は清水の老眼鏡だ」と否定する梓。
だが、レンズは近視の物であった。

さらに、東は三村殺害時点で梓が眼鏡を着用していなかったことを指摘。
「三村殺害現場付近の眼鏡店を確認したところ、梓が新しい眼鏡を購入し壊れた眼鏡の処分を依頼していたことが分かった」と告げる。
しかも、処分前の壊れた眼鏡も回収されていたのだ。

こうして、梓は追い込まれ罪を認めた。
中原殺害、三村殺害、最初の弘美殺害未遂は梓の犯行だったのだ。
清水は梓を庇い、病院で弘美を襲撃したのである。

中原は三村を通じて佐野夫妻の死の真相を知らされ、事実を公表するつもりであった。
これを察した梓が先手を打って中原を殺害。

その後、容疑が弘美に向かい彼女が逃亡したことを利用し全ての罪を弘美に着せる方法を思いつく。
其処で三村を殺害し、弘美の鞄に凶器を忍ばせ崖から突き落としたのだ。

すべては清水工業を守る為だったそうだ。

梓は逮捕された。
弘美を意識を取り戻し、麻美はその回復を喜んだ―――エンド。

<感想>

「広域警察」シリーズ6作目です。
前作は2014年10月25日に放送ということで、約8ヶ月ぶりになりますね。
前作批評(レビュー)に興味をお持ちの方は過去記事リンクよりどうぞ!!

では、感想を。

三村の最期の台詞や、その後の清水の行動がミスリードになっていましたね。
それらは清水の犯行を印象付けるもので、なかなかのサプライズでした。

それにしても……三村は弘美から両親だけではなく、意図せず夫まで奪うきっかけを作ってしまったのかと思うと罪深いですね。
とはいえ、もっとも罪深いのは豪胆にも犯行を続けていた梓ですが。

ちなみに、あらすじ中にある梓の眼鏡の有無についてはアレンジを加えています。
劇中だともっと自然に触れられていました。
こういった映像だからこその手掛かりはあらすじにこそしづらいですが、媒体を活かしており好感が持てます。
そう言えば、昨日の「赤い霊柩車35」も同様に視覚を用いた手掛かりでした。

金曜プレミアム「山村美紗サスペンス 赤い霊柩車35 黒の審判 石原明子最大の危機!私の婚約者が不倫殺人!?自らの推理が彼を追い詰める 差出人不明の黒真珠が語る女たちの裏の顔」(6月26日放送)ネタバレ批評(レビュー)

ただ、1つ不満を上げると梓が三村殺害の凶器を所持していた理由をきちんと明言すべきではないだろうか。
もちろん、それが「弘美に罪を着せるべく彼女の所持品に紛れ込ませる為に取っていた」ことは分かるのだが、弘美が三村殺害の凶器を所持していた点を問題視し劇中で取り上げていたのだから、梓が所持していた理由も明確に述べるべきだろう。
折角、魅力的な謎を提示しながら解を挙げないのはもったいないと思う。

それと思うのだけど、清水が梓を庇うべく入院中の弘美を襲撃しなければ中原殺害と三村殺害については弘美が容疑者であり続ける可能性もあったと思うのだが……もしかして、清水は藪蛇だったのか?

そして、広域捜査と言えば「はみだし刑事 情熱系」を思い出します。
本作もいつかは連続ドラマに発展したりするのでしょうか。
とはいえ、次回も期待です!!

◆関連過去記事
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<キャスト>

東 圭太:高橋克典
清水 梓:高岡早紀
中原弘美:大路恵美
小森麻美:前田亜季
大内孝太郎:片岡信和
中原陽介:小林正寛
三村時雄:清水章吾
中西みどり:小川菜摘
清水和正:寺田 農
高村順一郎:大杉 漣 ほか
(公式HPより、敬称略)


「はみだし刑事 情熱系 サウンド・トラック」です!!
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「はみだし刑事情熱系写真集」です!!
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「放送批評の50年」です!!
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広域捜査と言えばこの作品も。
「SRO―警視庁広域捜査専任特別調査室〈1〉 (中公文庫)」です!!
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この記事へのコメント
最近リアルタイムでみれないので録画したドラマがHDDに埋もれないように追いかける感じです。
清水が蒔いた種とはいえ、梓が思い入れのある会社を守るために殺人者になってしまったのは清水自身が捕まる以上の苦しみだろうと思います。互いに守りたいものの為にやったことが両者の社会的地位を墜落させる原因になってしまうのは皮肉なことですね。

前作の黒谷友香さんが演じていた弁護士の清水も火事で友人を失っていますが、今回の被害者は殺人未遂で済んだのは唯一の救いかと思います。

最後のオチは前作を見た人のサプライス的な感じで衝撃的でした。
小川菜摘さんもこのシリーズに欠かせない役柄だとしみじみ感じました。
Posted by リック at 2015年07月03日 10:45
Re:リックさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

単発放送である為に、集中して視聴することも出来るし、空いた時間に少しずつ視聴することも出来る。此の点も「2時間サスペンス」の大きな魅力ですね。

今回の「広域警察6」ですが、仰る通り清水の行動が梓を凶行に走らせたワケで「親の因果が子に報いた」とも言えそうですね。

弘美と麻美の姉妹についてもその通りで、視聴者としては姉妹で支え合って欲しいです。

そして、前回の設定を実は密かに継いでいたことが分かるラストでの中西みどり。これもなかなかのサプライズでした。
Posted by 俺 at 2015年07月07日 22:59
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