2015年06月22日

【解答編第1話】「吸血桜殺人事件」第8話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【解答編第1話】「吸血桜殺人事件」第8話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です!!

「金田一少年の事件簿R」第6弾は「吸血桜殺人事件」!!
舞台は「夜桜亭」、其処には吸血桜があるとのことだが……


【「吸血桜殺人事件」登場人物一覧】
金田一:主人公。最終エピソードまで犯人にも被害者にもならないでしょう。
美雪:言わずと知れた金田一少年のベストパートナー。最終エピソードまで犯人にも被害者にも(以下略)。

藍染吉乃:「夜桜亭」のオーナー。
葉崎栞:「夜桜亭」のアルバイト。
敷島大悟:「夜桜亭」のアルバイト。
北屋敷剛三:「夜桜亭」の料理人。
絵東ちなつ:客の1人、医師。
冬部蒼介:客の1人、弁護士。
斧田鏡一郎:客の1人、社長。
虎元勝男:客の1人、マスクをしている。
三夜沢渉子:客の1人、画家。

鬼方桜柳:30年前の連続猟奇殺人犯人とされる人物。

青桐岳人:15年前にちなつ、冬部、斧田に突き落とされ殺害された少年。
青桐岳彦:岳人の父。墓石には早苗、夏美と同日に死亡したと刻まれている。
青桐早苗:岳人の母。墓石には岳彦、夏美と同日に死亡したと刻まれている。
青桐夏美:岳人の妹。墓石には岳彦、早苗と同日に死亡したと刻まれている。

剣持:美雪と並ぶ金田一の偉大なる相棒。
佐木竜二:久しぶりの登場。金田一の後輩。
真壁:金田一たちの先輩。

<あらすじ>

・前回はこちら。
【謎は解けた!?】「吸血桜殺人事件」第7話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

関係者を一同に呼び集めた金田一は今回の事件について真相を解き明かし始めた。

まず、斧田殺害と冬部殺害の密室トリックについて触れた金田一。
此処で驚愕の事実を明かすことに。

なんと、密室トリックは冬部が工作したものだったのだ。
しかも、冬部は犯人と共謀していたワケではなく、犯人を庇っての行動らしい。

金田一の推理はこうである。

犯人は激情に駆られて斧田を殺害し逃亡した。
その姿を目撃した冬部は斧田が殺害されていることを発見し、咄嗟に犯人を庇おうと考えた。

其処で鍵を内側から施錠し、これを巻き付けた血吸桜を斧田の胸に突き立てた。
その後、窓から部屋を脱出すると斧田不在に気付いた態を装い金田一たちを呼び寄せた。
マスターキーで解錠させると、窓の施錠を確認するふりをして鍵を架けたのだ。

冬部はこれにより不可能犯罪を演出し、鬼方桜柳の犯行に偽装しようとしたのだろう。

続いて、ちなつが犯人に殺害された。
冬部は血吸桜へ運ぶことで、これまた鬼方の犯行に偽装した。

此処で冬部は自身も犯人に狙われることを覚悟した。
其処で秘密裏に部屋を移動すると犯人を誘き寄せ、これに刺されたのだ。
しかし、犯人を庇う為に密室トリックを完遂する必要があった。

止めを避けるべく防犯ブザーで犯人の追撃を避けると、室内から施錠。
ベッドに隠した血吸桜を自身に突き立て絶命したのである。

これはブザーから検出された指紋が冬部の物のみだったこと、冬部の血痕が出入り口のドアから続いていたことで証明されていた。

では、此処までして冬部が庇わなければならない犯人とは誰なのか!?
金田一が指摘した人物とは―――9話に続く。

<感想&推理>

「金田一少年の事件簿」が「金田一少年の事件簿R」として帰って来ました。
その第6弾は「吸血桜殺人事件」です!!

そんな「吸血桜殺人事件」の第8話。

前回試みた別アプローチが崩されました。
なんと、冬部と犯人は共謀していなかったとのこと。
あくまで、冬部による一方的な犯人隠避のようです。

とすると、「金田一が西棟の血痕を調べるように指示→冬部以外の血が流れているのだろう→ちさとが西棟で殺害されたのでは?→現場を偽装したことになるのでアリバイ工作、アリバイのある敷島犯人説」は成立しません。
何故なら、もしも西棟が本当にちさと殺害現場だとすれば冬部と共謀していない限り、犯人が其処を冬部殺害現場には選ばないから。
そもそも、冬部も其処を現場に選ばないでしょう。

どうやら、「金田一が西棟の血痕を調べるように指示」したのは冬部が密室トリックを自身で施したことを証明する為だった様子。

これで前提が覆り、別アプローチでの敷島犯行説は完全に崩壊することに。

また、これにより冬部が架けていた電話の意味も大きく異なりそうです。
「じゃあ、よろしく」と伝えた相手は冬部自身が死を覚悟し何かを託した相手となるのでしょうか。
だとすると、冬部が遺産を犯人に残そうとしているのか?

いずれにしろ、今回の犯人は「夕食時に覚えた金田一の違和感」でのみ絞り込めるようです。
となると、これから逃げることは出来ない……困った。

と、思っていたところ、コメントにて有力な情報が!!
この情報を教えて頂いたのは「DiamondsDiva」さん。教えて頂きありがとうございます(^O^)/!!

その内容ですが次の通り。
以下、「」内に該当部分を太字で抜粋しています。

実は男女混合名簿が導入されたのは1999年4月からです。
葉崎が小1だった時は22-6=16で16年前、つまり1998年。
この時はまだ男女別名簿で、「は」で始まる子が出席番号21番をあてられることは絶対にありません。クラス人数に関係なく必ず「あ」で始まる子にあてられます。

クラス人数の少ない小学校で21番をあてられることが考えられましたが、1998年でそれはないため、決定打といたしました
」とのこと。

これには「なるほど!!」と強く頷かされました。
「DiamondsDiva」さん、感謝です(^O^)/!!

この「男女別」と「男女混合」の名簿の違いについては管理人も検討していたのですが「栞のクラスの人数が分からないこと」や「栞の学校がどちらの名簿を利用しているか分からない以上、断定出来ないこと」から早期に外していました。
ですが、男女別名簿から男女混合名簿の導入時期がはっきりしているならば話は別です。
「導入年度が明確」かつ「それに該当する・しないが判別できる」場合は有効な条件となり得ます。
今回の場合だと「栞の当時の年齢と導入年度」を比較し「該当する・しない」を判別すれば良い。

そもそも何故、判別出来れば犯人だと断定出来るのか?
それは、栞が「男女混合名簿」ではなく「男女別名簿」の時代の生徒ならば「は」行で「21番」で居られることがあり得ないから。
それを成立させるには栞が「あ行」、すなわち「青桐姓」の場合しか不可能だから。

例えば、男子20人、女子20人の40人学級を想像してください。
「男女混合」だと苗字に偏りがあれば「は」で21番はあり得るかもしれない。
しかし、「男女別」だと「は」で21番はあり得ない。
少なくとも「あ」行から「な」行の女子が1人も居ないことになるから。
だが、これが栞が「青桐姓」ならば「21番」になることが出来る。

同様にクラスの人数を変えてみましょう。
例えば、男子23人、女子23人の46人学級の場合。
「男女混合」ではなく「男女別」だと女子は24番からスタートとなるので「あ」はもちろん「は」はなおさらあり得ない。

つまり「栞が21番」になり「40人以上のクラス」かつ「男女別名簿」が成立するには、「あ行」の姓「青桐」しかあり得ない。

では、40人未満の場合はどうか。
例えば、男子15人、女子15人の30人学級の場合。
「男女別」だと女子は16番からスタートとなるので、苗字に偏りがあれば「は」で21番も可能かと思われるのですが、これについてもコメントで1998年時点ではあり得ないとの言葉を頂いています。
おそらく、少子化による30人学級が導入されたのがそれ以降であるからでしょう。

と言うワケで「別アプローチの前提が崩れたこと」と「夕食時の金田一の違和感が特定出来た」こと。
この2点から栞犯行説が最有力と見て良いのではないでしょうか。

ちなみに、今回の虎元の発言で彼が医療関係者であることもほぼ確定かと思われます。

取り敢えず、管理人は7話感想から一転して「栞犯人説」を推します。
果たして、この推理は的中しているのか……次回以降に注目です!!

ちなみに、高遠とカフェふくろうのマスターに何らかの関係があるのではないかとの謎。
新シリーズ「金田一少年の事件簿R」になって以来、カフェふくろうのマスターが登場するエピソードには高遠も必ず登場している(「亡霊校舎の殺人」「蟻地獄壕殺人事件」)。
例として挙げるには2作と些か心許なくはあるが、これは新シリーズになってからの高遠の登場自体が上記2作に限られている為。
つまり、今のところ100%となっている。
どうも、この登場には何か意味があるのではなかろうか。
マスター自身が高遠の変装なのか……それとも高遠のルーツがマスターに関わって来るのか。
今後もこの法則が守られるのかどうかに注目したい。

ちなみに、此処で大ニュース。
「ファイアーエムブレム」シリーズ最新作「ファイアーエムブレムif」開発に「金田一少年の事件簿」原作者である樹林伸先生が参加されるとのこと。

そう言えば『小説 野性時代』(角川書店刊)でも樹林伸先生『ドクター・ホワイト』が2014年11月号から連載開始されています。
こちらも注目すべし!!

綾辻行人先生「Another」シリーズ続編『Another 2001』が『小説野性時代132号(11月号)』にて連載開始!?

◆「吸血桜殺人事件」関連過去記事
【新エピソード開幕】「吸血桜殺人事件」1話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【第1の殺人発生】「吸血桜殺人事件」第2話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【密室殺人!?】「吸血桜殺人事件」第3話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【第二の殺人発生】「吸血桜殺人事件」第4話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【謎また謎!?】「吸血桜殺人事件」第5話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【第3の殺人発生】「吸血桜殺人事件」第6話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【謎は解けた!?】「吸血桜殺人事件」第7話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

◆シリーズ関連過去記事
・「金田一少年の事件簿R」より「学生明智健吾の事件簿」のまとめはこちら。
「蟻地獄壕殺人事件」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿R」より「学生明智健吾の事件簿」のまとめはこちら。
「学生明智健吾の事件簿」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿R」より「狐火流し殺人事件」のまとめはこちら。
「狐火流し殺人事件」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿R」より「亡霊校舎の殺人」のまとめはこちら。
「亡霊校舎の殺人」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

・「金田一少年の事件簿R」より「雪鬼伝説殺人事件」のまとめはこちら。
「雪鬼伝説殺人事件」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「薔薇十字館殺人事件」のまとめはこちら。
「薔薇十字館殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「香港九龍財宝殺人事件」のまとめはこちら。
「香港九龍財宝殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「暗黒城殺人事件」のまとめはこちら。
「暗黒城殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「人喰い研究所殺人事件」のまとめはこちら。
「人喰い研究所殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」のまとめはこちら。
「ゲームの館殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・「金田一少年の事件簿」より「錬金術殺人事件」のまとめはこちら。
「錬金術殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・同じく「高度1万メートルの殺人」のまとめはこちら。
「高度1万メートルの殺人」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・さとう先生による読み切り「トキメキトキナ消失宣言」のネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「別冊少年マガジン」(講談社)より「トキメキトキナ消失宣言」ネタバレ批評(レビュー)

【ドラマ版】
ドラマ版「金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件・アジア北米同日放送〜美雪誘拐!破滅の街の悲劇…死体出現密室トリックの謎はすべて解けた!」(1月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件 マレーシアのジャングルで合宿中の生徒達が次々と消えた…太陽と月が交わる時暴かれる驚愕のトリック!謎はすべて解けた!」(1月4日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「金田一少年の事件簿N」(日本テレビ系、2014年)まとめ

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◆金田一少年の事件簿シリーズコミックはこちら。


◆金田一少年の事件簿シリーズ映像作品はこちら。


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