ネタバレあります、注意!!
登場人物一覧は本記事下部に移動しました。
<あらすじ>
〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜
「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?
矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
自身の朝陽への気持ちに狼狽する獅穂は、同じく朝陽への想いを断ち切ろうとする渚への協力を申し出る。
・「実は私は」第119話「相談しよう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
まず、痴女力を磨こうと渚を誘った獅穂。
渋る渚に無理にでも特訓させようとするのだが、其処に何時の間にか凛と咲も合流する。
結局、渚が嫌がったことで方針変更。
朝陽と葉子が動物園でデート中と聞き付けた獅穂たちは、朝陽と葉子のラブラブぶりを目にして想いを断とうと動物園へ向かうことに。
駆け付けた動物園、ところが其処では朝陽が鼻血を吹き出し倒れているではないか。
一体、何が起こったのか!?
周囲を窺えば獅穂がライバルと見做した「毒蛇のアンナ」の姿が。
彼女もまた露出の大きい衣装を着こなす猛者であった。
「違う!!」
叫ぶ凛の視線はアンナの背後に注がれていた。
「そうさ、あたしじゃ……」
呟くや倒れ伏すアンナ、朝陽に流血を強いたのは彼女ではなかったのだ。
そんなアンナの背後に現れたのは……獅穂の母親であるカリスマ痴女であった。
カリスマの登場に恐れをなす凛、膝を着く獅穂、吹き飛ぶ咲。
しかし、凛は「この日の為に」と切り札を用いる。
それは未来から呼び寄せた桃地結香だったのだが、呼べど叫べど来ない。
どうやら、著しくあてにならない切り札だったようだ。
思わぬ形で切り札を喪失した凛は戦意を失い倒れ伏すことに。
「よくも、凛ちゃんを!!」
ライバルである凛の敗北を目にした獅穂は敢然と立ち向かうことを決意。
倒れた凛もそんな獅穂の姿に刺激され再び立ち向かう。
2人のコンビネーション攻撃により、カリスマに一矢報いようとするのだが。
「腕を上げたわね、でも……」
これを見ていたカリスマが指摘する。
獅穂の露出は気になる相手へ照れ隠ししているファッション痴女に過ぎないと。
図星を突かれた獅穂は激しく動揺しバランスを崩してしまう。
ペースを取り戻すべく朝陽を翻弄しようと考えるのだが、当の朝陽の姿にときめいてしまう。
もしも、朝陽に抱擁されたら……そう想像した獅穂は恋する乙女になってしまった。
それは獅穂のアイデンティティー喪失の危機である。
これを見ていた渚は獅穂の心のうちを看破した。
咄嗟に獅穂を救うべく自身が盾となって、その場を収めるのだが……。
こうして、渚は獅穂の朝陽への気持ちに気付くことに―――121話に続く。
充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!
<感想>
「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻、11巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、12巻も発売。
そして、本作かなり面白い!!
そんな「実は私は」が遂にアニメ化。
テレビ東京系列にて2015年7月6日から放送開始とのこと見逃すなかれ!!
ちなみに、登場人物に黄龍院凛らの名前が無いことを見ると序盤をアニメ化する予定なのかな。
さらに、アニメ版は早くもブルーレイ、DVD化が発表されています。
・【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!
その120話。
サブタイは「相談しよう!!!」。
119話「相談しよう!!」から続く獅穂エピソードです。
・「実は私は」第119話「相談しよう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
119話にて朝陽への想いを確認した獅穂、120話ではそんな獅穂の想いに渚が気付くことに。
渚は獅穂の苦しい心のうちを知った上で自身と重ねているようです。
1人では乗り越えられない壁でも、2人ならば乗り越えられる……のか。
それとも、葉子の吸血衝動問題もあるし改めて恋愛戦線が仕切り直しとなるのか?
ただ、メインヒロインは葉子だと思うから其処まで大きな変動はないと思うけどなぁ。
それにしても、現状の獅穂が後のカリスマ痴女二世になるとはどうにも思えないなぁ……。
何か吹っ切れるような事態が勃発するのか、それともやはり獅穂以外が二世を襲名するのか。
当然、いずれかによって朝陽を巡る恋模様も異なりそう。
葉子で確定かと思われていた朝陽の恋愛戦線ですが、此処に来て最大最強の伏兵が登場か。
復活した「恋愛三国志」で例えると「朝陽の心=天の時」を得た「魏」の葉子、「幼馴染ポジション=地の利」を得た「呉」のみかん、「茜の協力をスイーツで得られる=人の和」を得た「蜀」の渚。
ところが、「魏」の内部から後の「晋」に繋げる土台を築いた司馬懿のように、葉子の親友であった獅穂が急浮上することに。
これは渚と獅穂で「秋風五丈原」となるのか!?
そもそも「箱入り娘」は誰なんだ!?
これも気になる。
うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!
そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス12巻が発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子、11巻は獅穂と凛コンビ。
そして、12巻は―――遂に緑苑坂弓こと源二郎に、その傍らには桐子も!!
となれば、次回は登場順で桃地結香か。
もしかして、凛や閃と共に未来人組で登場かな?
その次が水奈川咲になるのかな?
ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。
もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。
◆関連過去記事
・「実は私は」第1話から第110話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ
・「実は私は」第111話「ヒーローになろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第112話「ゲームをしよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第113話「動揺しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第114話「勉強しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第115話「心配しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第116話「カレーを作ろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第117話「先生になろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第118話「確かめに行こう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第119話「相談しよう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。
藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。
朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。
朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。
緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
桃地結香:忍者少女、92話(実際は105話)から登場。ある秘密が……。
閃:鳴、結香のクラスメートの男子。瓶底眼鏡に腰の日本刀がトレードマーク。
水奈川咲:結香、閃、鳴のクラスメート。109話から登場。ある秘密が……。
箱入り娘:114話終盤に登場した謎の人物!?
「【Amazon.co.jp限定】実は私は 1(オリジナルスタンディPOP付) [Blu-ray]」です!!
【Amazon.co.jp限定】実は私は 1(オリジナルスタンディPOP付) [Blu-ray]
【Amazon.co.jp限定】実は私は 1(オリジナルスタンディPOP付) [Blu-ray]
「声優パラダイスR号外 TVアニメ『実は私は』ヒロインスペシャル【付録DVD付き】(AKITA DXシリーズ)」です!!
声優パラダイスR号外 TVアニメ『実は私は』ヒロインスペシャル【付録DVD付き】(AKITA DXシリーズ)
声優パラダイスR号外 TVアニメ『実は私は』ヒロインスペシャル【付録DVD付き】(AKITA DXシリーズ)
【関連する記事】
- 『スーサイド・パラベラム』第9話(道満晴明作、講談社刊『メフィスト 2016vo..
- 「実は私は」第1話から第160話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオ..
- 「ダジャレ禁止令」(志水アキ画、講談社刊「週刊少年マガジン」掲載)ネタバレ批評(..
- 「実は私は」第160話「藍澤渚と藍澤渚E」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」最終話(第35話)「事件の先に」..
- 「実は私は」第159話「藍澤渚と藍澤渚D」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第107話「いつかの文学全集」(加藤元浩作..
- 「黒霊ホテル殺人事件」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連..
- 「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チ..
- 「実は私は」第158話「藍澤渚と藍澤渚C」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第34話「真犯人」(作画・星野泰..
- 「実は私は」第157話「藍澤渚と藍澤渚B」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第106話「動く岩」(加藤元浩作、講談社刊..
- 「実は私は」第156話「藍澤渚と藍澤渚A」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第33話「真相」(作画・星野泰視..
- 「実は私は」第155話「藍澤渚と藍澤渚@」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 「実は私は」第154話「勘違いしよう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャ..
- 【エピソード最終話】「黒霊ホテル殺人事件」最終話、第6話(「金田一少年の事件簿R..
- 「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第32話「二重人格」(作画・星野..
- 「ビーストコンプレックス」最終話(第4話)「カンガルーとクロヒョウ」(板垣巴留作..