2015年09月06日

ドラマスペシャル「山村美紗サスペンス 名探偵キャサリン マッサンのエリー役シャーロット・ケイト・フォックス初主演!!米副大統領令嬢の天才推理!!京都〜南紀白浜連続殺人の謎を解く」(9月5日放送)ネタバレ批評(レビュー)

ドラマスペシャル「山村美紗サスペンス 名探偵キャサリン マッサンのエリー役シャーロット・ケイト・フォックス初主演!!米副大統領令嬢の天才推理!!京都〜南紀白浜連続殺人の謎を解く」(9月5日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

アメリカ副大統領の娘として父の公務に同行来日したキャサリン・ターナー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、アメリカでのビジネスに華道を取り入れるという目的のため、父の離日後も一人で日本に滞在することを決める。副大統領と懇意の外務大臣、浜口幸夫(里見浩太朗)はキャサリンの日本滞在時のエスコート役として、甥の一郎(谷原章介)をアテンド。「キャサリンと恋に落ちないこと」を厳命し、まったく乗り気のしない一郎に特殊な任務を言いつける。
キャサリンが華道に強い興味を抱いたのは、アメリカで出会った小川麻衣子(笛木優子)が開いた個展がきっかけだった。以来、友情を温めてきた麻衣子との再会を楽しみにするキャサリン。しかし、連絡が取れないまま、麻衣子は殺人事件の犠牲者となってしまう! 友人の死の真相をなんとしても突き止めたいキャサリンは、一郎の力を借りて警察顔負けの名探偵ぶりを発揮。次第に明らかになる事件の裏には、華道界に渦巻く各流派の権力闘争が潜んでいた…。
(公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)。

8月某日、アメリカ副大統領令嬢であるキャサリン・ターナーが父と共に来日した。
その目的は彼女の父が経営するグループ企業と取引する華道家を決めること。
そして、もう1つキャサリンの友人・小川麻衣子との旧交を温めることにあった。

キャサリンたちを歓迎したのは外務大臣・浜口幸夫である。
そして8月9日(日)のこと、浜口はターナー親子を連れ二条城を訪れた。
すると、突然に銃声のような音が響く。
警護に当たっていた橋口刑事らが音源を確認すると爆竹であったことが分かる。
現場にはお香のようなものも残されていたが……。
結局、事件は悪戯として処理された。

それから数日後、ホテルにてキャサリンの歓迎会が催された。
浜口に呼び出された甥の一郎は、其処でキャサリンのエスコート役を仰せつかる。
さらに、浜口が腕時計を紛失する事件が発生したが、キャサリンの推理によって事無きを得た。
その手際を目の当たりにした一郎はキャサリンの洞察力に舌を巻く。

一方、キャサリンに近付く華道家たちが居た。
それぞれ京都でも有名な三大流派の家元たちである。

まず「東流」からは家元・東郷流風と悠子夫妻。
次に「京流」からは家元・西川鳳と息子・和彦と一番弟子・久条麗子。
そして「新流」からは家元・山野華子。
彼らはキャサリンと取引すべく接近する。

そして、実は麻衣子は「東流」の弟子であり、麗子と並び華道界の2大スターと謳われていた。
だが、東郷によれば麻衣子は「東流」に批判的で流派を辞める気らしい。
これを聞いたキャサリンは麻衣子を心配する。

8月15日(土)、キャサリンを案内することになった一郎。
キャサリンは早速、麻衣子との再会を希望するのだが……麻衣子はキャサリンから逃げるように走り去ってしまう。

8月16日(日)20時、三条寂蓮堂にて若い女性の遺体が発見された。
所持していた免許証から身元が判明するのだが、彼女こそ麻衣子であった。
死因は毒殺である。
どうやら、何者かに毒入りの缶コーヒーを勧められ死亡したようだ。

これを知ったキャサリンは麻衣子の敵討を決意、犯人を捕まえると宣言する。
そんなキャサリンに一郎は少しずつ惹かれて行く。

一方、麻衣子殺害事件の捜査に乗り出した橋口刑事。
麻衣子のカレンダーから「2日R、9日M、16日S」とのメモを見つける。
これを耳にしたキャサリンはそれが「待ち合わせ時刻」を指していると気付いた。

さらに、キャサリンは「犯人は麻衣子が有名人だと思ったから身許を示す免許を持ち去らなかった」と指摘。
犯人は身許を示す物を持ち去ったところで有名だからすぐに身許が分かると考えたのだ。
しかし、華道界では有名だがそれ以外には麻衣子はそれほどでもない。
つまり、そんな考え方をする犯人は華道関係者なのだ。

8月23日(日)、四条堀川でボヤが発生。
現場付近に居た和彦は慌ててその場を逃げ出す。

二条の爆竹、三条の殺人、四条のボヤ。
全て1週間毎に堀川通り沿いで起こっている。
となれば、次は五条だ。
五条では8月30日(日)に華道協会会長選挙が行われる予定であった。

そんな中、選挙が開催され西川が会長に選出された。
西川は副会長に華子を指名。
この結果に東郷は激怒する。
どうやら、西川と華子が結託し東郷を排除したようだ。

直後、西川が茶室内で死体で発見された。
死因は麻衣子と同じく毒殺。
扉には鍵がかかっており、誰も出入り出来ない状態であった。
すなわち、密室である。

麗子や華子立会いのもと、東郷が引き戸をこじ開け死体を発見。
東郷が人を呼び、華子も警察に通報すべくその場を離れる中で、1人麗子が居残っていたらしい。

五条でも事件が起こってしまった。
次は9月6日(日)に六条朱雀寺で何かが起こるのか?
すると、賽銭箱に花火が投げ込まれる騒動が発生することに。

キャサリンはこれらが全部同一犯であると考える。
一方、一郎は堀川通りに拘る犯人の理由を気に掛ける。
そんな一郎にキャサリンは「9月13日(日)に七条堀川で人が死ぬ」と予測するが……。

そんな中、東郷が何者かに誘拐されてしまった。
和歌山で血塗れの「東流」バッジが発見されたことから生存は絶望的と思われたが……。

そして、キャサリンが殺人事件を予測した9月13日(日)。
厳戒態勢の七条堀川に1台のキャンピングカーが。
おそるおそる中を確認したところ、東郷の死体が横たわっていた!!

こうして、七条でも事件が発生。
ただし、殺害現場がバッジの発見された和歌山だとすれば関係者全員にアリバイがある。

こうして麻衣子、西川、東郷の3人が被害者となった。
この事態に橋口刑事はキャサリンたちへ全面的な協力を約束する。

そんな中、犯人が使用したと見られるもう1台のキャンピングカーが発見された。
犯人は2台のキャンピングカーで攪乱を仕掛けたが、殺害現場は和歌山ではなく京都だったのだ。
これならばアリバイも意味が無い。

四条のボヤ騒ぎの折に、和彦が現場付近に居たことが判明。
こうして和彦が容疑者とされるのだが……。

キャサリンはこれを知るや、取調を受けようとしていた和彦の身柄を奪い逃走する。
キャサリンは和彦と麻衣子が恋人同士であることに気付いていたのだ。
実は麻衣子は和彦との恋を貫くべく東流を辞める予定であった。
だからこそ、麻衣子はキャサリンを避けたのだ。
その時点で再会してしまうと東流の人間として接さなければならないからである。

さらに、例の暗号が和彦と麻衣子のデートコースだったことが判明。
2人は事前にデートプランを決めていたのだ。
だからこそ、和彦は四条に居たのだ。

8月2日(日)は一条。
8月9日(日)は二条城。
8月16日(日)は三条寂連堂。
8月23日(日)は四条。
8月30日(日)は五条。
9月6日(日)は六条朱雀寺。
9月13日(日)は七条堀川。
9月20日(日)は八条京都駅。 
9月27日(日)は九条東寺。 

だが、麻衣子はこの計画を変える予定だったそうだ。
9月20日を八条京都駅から三十三間堂へ、27日を九条東寺から清水寺にしたいと述べていたらしい。
これにより、それぞれの場所を繋ぐと地図上に「LOVE」の「L」の字が浮かぶのだ。

和彦を連れて逃げ出したキャサリンを追った一郎。
一郎はキャサリンへの恋心を自覚する。
しかし、そんな一郎にキャサリンは「ジェームズが居る」と告げるのであった。
一郎はショックを受けることに。

9月20日(日)、八条京都駅にて麗子と親しいギャラリーオーナー・伊吹が刺殺されてしまった。
遂に4件目の殺人である。

9月27日(日)、次の事件を阻止するべく東寺と清水寺に厳戒態勢が敷かれた。
矢先、伊吹殺害現場に悠子が居たことが分かり悠子に容疑が集中する。
しかし、悠子は何者かから9月20日に京都駅前に呼び出されただけと主張。

同じ頃、キャサリンは西川殺害の密室トリックに気付き犯人の正体を突き止めていた。

その頃、キャサリンと別行動を取っていた一郎は八条の犯行が旧のデートプランに基づいていたことで次のように考えた。
犯人はデートプランが「L」に変更されたことを知らなかった人物、あるいは変更を知りつつも計画を遂行する必要があった人物ではないか、と。
そして気付いた、変更前のデートプランに従えば八条の次は九条だ。
つまり、犯人は九条こと久条麗子を殺害するつもりなのである。

麗子宅に駆け付けた一郎は其処にキャサリンを発見。
被害者ではなく真犯人が麗子であることを悟る。
当の麗子は自殺を図るが助け出されたことで未遂に終わる。

数日後、回復した麗子の前でキャサリンが彼女の犯行を告発していた。

犯人は茶室で西川を毒殺すると内側から鍵をかけた。
その後、襖をぶち抜くと襖紙を張り替えて塞ぎ密室を作ったのだ。

この方法、外側を張り替えることは誰にでも可能だ。
だが、内側を張り直すには西川の遺体発見後に現場に1人で居た人物しか不可能だ。
これが可能なのは麗子しか居ないのだ。

麗子は動機について語り始めた。
実は、麗子は東郷の愛人の娘であった。
しかし、東郷に捨てられ復讐すべく敵対している京流に入門した。
とはいえ、それは厳しい日々であった。
そんな中、西川の息子である和彦だけが麗子の癒しだったのだ。
麗子は和彦を愛するように、何時しか勝手に結婚さえ考えていたらしい。

だが、当の和彦は麻衣子と恋愛関係にあった。
ショックを受けた麗子だが和彦を諦め切れず、京流での地位を築くべく西川を誘惑し関係を持った。
ところが、この現場を和彦に目撃されてしまった。
もはや、和彦とは結ばれ得ない。

其処で和彦を奪った麻衣子、麗子と関係を持ったことで止めとなった西川、憎き東郷の3人に復讐を目論んだのだと言う。
もちろん、二条の爆竹騒動や四条のボヤも麗子の仕業であった。

その間に、麻衣子と西川を毒殺。
伊吹を利用し東郷をキャンピングカーで殺害した。
しかし、伊吹が悠子に全てを打ち明けようとした為に口封じでこれを殺害したのだ。
そして、最後に自殺を試みたのであった。

一郎は麗子が和彦を殺害しなかったことを評価する。
それは麗子が和彦を愛しているからだ、と。
これに麗子は涙を流すことに。

キャサリンは帰国することとなった。
取材陣に囲まれるキャサリンは「帰国したらジェームズに逢いたい」と口にする。
実はジェームズは亀であった。

一郎はと言えば、これを知りキャサリンへの想いを再燃。
そんな一郎にキャサリンは別れのキスを交わす。

この光景が報道されたことで大騒ぎになるのだが……それはまた別の話である―――エンド。

<感想>

テレビ朝日版「名探偵キャサリン」シリーズ第1弾。
ドラマの原作は山村美紗先生『花の棺』(光文社刊)。

この『花の棺』は過去にもTBS「月曜ゴールデン」にて1997年にかたせ梨乃さん版キャサリン・ターナーでドラマ化されています。

テレビ朝日版「名探偵キャサリン」が2015年9月に放送予定とのこと!!

では早速、ドラマ版の感想を。

ドラマ内時系列は日付と曜日を見る限り2015年の出来事のようです。
つまり、本日9月6日は劇中で六条朱雀寺での花火事件が発生した日となりますね。
次は9月13日に七条のキャンピングカーで東郷流風か……。
と言うか、現実時間に合せるとまだ事件解決してないじゃん。

そして、キャサリンの滞在期間ですが少なく見積もっても1ヶ月半近くになりますね。
何しろ、8月9日から9月27日まで滞在しているので。
1ヶ月半の出来事を2時間に収めたことになるのかな。

此処からはドラマの内容について。

まず、麗子は東郷よりも悪辣だなぁ……。
麗子は華道界に生きるより、殺し屋としてのスキルを磨いて東郷に復讐した方が良かったのではなかろうか。
そうすれば麻衣子も西川も死なずに済んだ。

ちなみに、東郷を恨んでいたとの麗子の言葉だが、その殺害順を見れば和彦を奪った麻衣子への憎しみが勝っていたことは一目瞭然。
そして2番目が和彦との仲を決定的に裂くことになった西川なんだもの。
完全に復讐よりも嫉妬だよなぁ。
とはいえ、それもこれも麗子の因果応報なんだよなぁ……。

そもそも西川と関係を持った時点で和彦との恋は絶対に成就しないよなぁ。
だって、西川自身が息子と愛人の交際を許すワケがない。
なんだか、麗子の行動は一貫性に欠ける印象。

でもって、共犯者である伊吹の影が限りなく薄い。
しかも登場も退場も共に唐突。
キャスト上は重要人物だと予測出来るけど、それが無ければ「誰だ?」状態だっただろう。

ちなみに、てっきり伊吹が麗子を操っていたとばかり思っていたのになぁ。
個人的には次のようなストーリーを妄想してました。
と言うワケで、管理人は本作の裏ストーリーを此処に提示したい!!
これこそが真相なんですよ、たぶん。

此処から本作の設定を活かした管理人の遊びが始まります。
場合によって気分を害される恐れがあるので注意!!


まず、伊吹と麗子は恋人同士。
伊吹は自身の目的(後述)を隠し「華道界の実権を2人で握る為」と麗子に説明し殺害を実行させた。
この際、伊吹は麗子に「新デートプランに従って関係者を抹殺する」と嘘を吐いていた。
だが、伊吹の狙いは旧デートプランで殺害を続け最終的に九条(久条)である麗子を犯人として殺害するつもりであった。
伊吹の計画では、八条での犠牲者は悠子になる筈だったのだ。

ところが、麗子は次の犯行が三十三間堂ではなく京都駅と知り伊吹の本当の狙いを察した。
其処で先手を打ち、京都駅で伊吹を殺害した。
愛する伊吹に裏切られたことでショックを受けた麗子が自殺未遂し一郎たちに救われる。

その後、麗子は伊吹を殺害したことで自暴自棄になり「和彦を好きだった」と架空の動機を作り上げたのだ。
そもそも、麗子が和彦に好意を抱いていた様子なんてラストまで匂わせて無かったし。

こんなストーリー。
でもって、これにはもう一段階の裏がある。

伊吹自身の目的だが、実は伊吹は華子と男女の関係にあった。
其処で伊吹は麗子を利用し華子の為に邪魔な西川と東郷を抹殺したのだ。
何しろ、劇中でも言っていたではないか―――西川と東郷が殺害されたことで最も利益を得たのは華子だと。
すべては華子の為だった。
そして、華子もまた伊吹から全てを聞かされ知っていたのだ。

そう、華子こそが黒幕だったのだ。
これについては傍証がある。

そもそも、あの西川の密室トリックを成立させるには麗子が1人で残る必要がある。
それには麗子の指示も受けずに華子が自ら立ち去ったのが不自然なのだ。
つまり、華子は麗子がトリックを仕掛けることを知っており協力した。
なので、麗子は知らないが華子は麗子が犯人であることを知っている可能性が高い。

これこそ、華子が黒幕である証拠だ。

これこそが真実に違いない。
そう、きっと裏で華子が陰謀を巡らせていたのだよ、ワトソン君!!

と、いろいろ述べてみましたが如何でしょうか。

ちなみに、本作自体の総評ですが「シリーズ化すれば面白いかも」と思います。
何しろ、原作通りに展開すれば後に一郎とキャサリンは……だし。
シリーズ重ねて欲しいねぇ。

<キャスト>

キャサリン・ターナー(29):シャーロット・ケイト・フォックス
アメリカ副大統領の一人娘。コロンビア大学を優秀な成績で卒業後、ファミリーの経営する企業に就職。海外で活躍し、語学堪能。

浜口一郎(39):谷原章介
京洛大学准教授。外務大臣の甥。180センチの高身長で英語が堪能。キャサリンと同じコロンビア大学で留学経験アリ。政治一家で育ち、叔父は一郎へ政界進出を勧めているが、一郎は興味がなく、現在は母校の大学で研究に明け暮れている変わり者。

西川和彦(33):尾上松也 西川鳳の息子。
久条麗子(38):高岡早紀 京流の華道家。次期家元と噂のある美女。
橋口(46):宇梶剛士 京都府警部補。
山野華子(50):濱田マリ 華道家、新流家元。
小川麻衣子(30):笛木優子 東流の華道家。美人華道家として有名。
伊吹信彦(35):河相我聞 ギャラリーオーナー。
西川 鳳(55):榎木孝明 華道家、京流家元。
東郷悠子(55):藤田弓子 東郷婦人。
東郷流風(62):竜雷太 華道家、東流家元。
浜口幸夫(65):里見浩太朗 外務大臣。一郎の叔父。 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)


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金曜プレステージ「山村美紗サスペンス 女検視官・江夏冬子2 復讐の血脈 孤独な女の焼死体が導く連続殺人の記憶!17年前の一家惨殺…死人の女が描いた積年の復讐劇!ラスト3分の大転覆」(5月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【推理作家・池加代子シリーズ】
金曜プレステージ「山村美紗サスペンス 4週連続スペシャル 第3弾 推理作家・池加代子〜殺しのシナリオ〜主演女優が撮影中に毒殺!私の書いた台本で人が死ぬ…華やかな女優の世界に潜む嘘と殺意を徳島の渦潮が見た!」(5月18日放送)ネタバレ批評(レビュー)

金曜プレステージ「山村美紗サスペンス 推理作家・池加代子2〜殺しの文学賞〜受賞作に隠された黒い疑惑…新人女性作家の死体と血文字の謎!密室トリックに母娘探偵が挑む 京都神戸連続殺人!」(7月26日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【看護師戸田鮎子の推理カルテシリーズ】
水曜ミステリー9「山村美紗サスペンス 看護師戸田鮎子の推理カルテ 京都・奥嵯峨保津川渓谷殺人事件!不倫と殺意の秘密を隠す多重トリックの罠(京都奥嵯峨に救命のナースコール)」(7月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)

水曜ミステリー9「山村美紗サスペンス 看護師・戸田鮎子の推理カルテ2 京都・代理母出産の死角 京都嵯峨野緊急搬送の女優の秘密は!?伊勢参り特急列車空白の98分間を暴け 二週連続山村美紗SP」(10月30日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【イベント】
「ミステリーの女王・山村美紗の世界」展、ふたたび!!
(2010年11月28日まで開催)

娘・紅葉さんプロデュース!!「ミステリーの女王・山村美紗の世界」展4月24日土曜より開催!!(すでに終了)

山村美紗原作「京都花灯路 恋の耀き」公演中!!

ドラマ原作「花の棺 (光文社文庫)」です!!
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キンドル版「花の棺 名探偵キャサリン (光文社文庫)」です!!
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この記事へのコメント
昨日は久しぶりに二時間無駄にした感を抱えて寝ました…(笑)二週連続高岡早紀さん犯人、そしてあの密室トリック…俺さんのあらすじのほうがよっぽどスッキリしましたよ〜!
SPの二人はなんだったんでしょうか?あのがら空き加減…(;´Д`)
Posted by 香織 at 2015年09月06日 11:53
Re:香織さん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

確かに2週連続で同じ役者さんが犯人だったのは驚きでしたね。

それと仰る通り「密室トリック」もかなりのインパクトがありました。あの「襖破り」は意外性がありましたが「キャンピングカーのトリック」に比べてもかなり荒業感が強かった気もします。

そして何よりSPのお2人。
特に職務中に居酒屋でお酒を飲む描写を挟むのはどうかなぁ……と。
それが本編に絡んで来るワケでもないし。
また、終盤でキャサリンの要望を叶えるべくホテルから逃がす為に壁になっていましたが、肝心のキャサリンを1人にして良いのかなぁ……と気になってもしまいました。
それこそ、キャサリンはTVでも知られている有名人のようですし、1人にしたら危険な気も。
そもそも、その為に居る2人の筈だし。

感想でも触れていますが麗子の動機もそうですが、いろいろと気にかかる点がありましたね。
Posted by 俺 at 2015年09月07日 01:42
管理人さんの別ストーリーも面白かったです。

SPの男性の方は、昔、西村京太郎サスペンスの鉄道捜査官に出ていた方ですよね。地井さんが主任の頃・・・。
最近見なかったですが、確かにSPらしくなかったですね。

ストーリー的には、SPよりMr.エスコートの方が活躍するようにしたかったのでしょうけどね。

キャサリンは、原作では、「きあさりんこ」なのでしょうか、それとも外国人「キャサリン」なのでしょうか?読んだことがないのですが、どちらが原作に近いのでしょうね。
Posted by あおによし at 2015年09月07日 07:03
Re:あおによしさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

なるほど、SPの件はストーリー上の要請的な面が強いのかもしれませんね。出来れば、もっと活躍して欲しかったかなぁ……。

原作のキャサリンについてはテレビ朝日版が設定に準拠していますね。ただ、性格についてはTBS版の方が近いとの声が多いようです。
Posted by 俺 at 2015年09月08日 23:29
こんにちは
副大統領の娘と外務大臣のおいより普通の男女が事件に挑むほうが良かったような・・・・・・
Posted by カズ at 2015年09月09日 05:44
Re:カズさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

こればかりは原作に忠実だと避けられない感じですね。此の点、TBS版は「カメラマンとその助手コンビ」だったのでかなりアレンジを加えていたと言えるのかも。
Posted by 俺 at 2015年09月15日 00:26
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