2015年08月09日

土曜ワイド劇場「再捜査刑事・片岡悠介 未解決事件の死者が復讐殺人!?美女の口元に現れた5年分の嘘…静電気で見える暗号文と、絶対に指紋が残るペンの謎!!」(8月8日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「再捜査刑事・片岡悠介 未解決事件の死者が復讐殺人!?美女の口元に現れた5年分の嘘…静電気で見える暗号文と、絶対に指紋が残るペンの謎!!」(8月8日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

片岡悠介(寺島進)は警視庁の“お荷物”部署・再捜査班に追いやられた“鼻つまみ者”の刑事で、口うるさい母・美知恵(吉行和子)と2人暮らしをしているバツイチ男。“カタブツ美女”の奥村澪刑事(原沙知絵)と、いじめられることで潜在能力を開花させる、“ドM”な浅野直樹刑事(金子貴俊)、事なかれ主義で“定時退勤”がモットーの姉川恵津子班長(あめくみちこ)と共に、エリート刑事たちに解けなかった迷宮入り事件の謎を解き明かしてきた。

ある日、悠介は科捜研技官の一二三祐希(吉田羊)から呼び出しを受ける。ある殺人事件の遺留物を調べていたところ、5年前に死んだ男の指紋が出たというのだ。その事件は料理人の二階堂隆二(池田政典)が刺殺されたもので、彼にしつこく言い寄られていた女性・桜木春美(三浦理恵子)に容疑がかかっていたが、その春美の亡き夫・桜木敏彦(原田龍二)の指紋が、現場から検出されたのだ。
実は、敏彦は5年前に料理評論家の前島美雪(瀬戸早妃)が刺殺された事件で容疑者として追われていたが、警察の包囲をかいくぐって逃亡。その数日後、崖から海に飛び込み自殺を図り、被疑者死亡で捜査は一旦終結となっていた。新たな事件の被害者・二階堂はかつて敏彦の下で働いていたが、敏彦の死後、店の看板を掛け変えて、自らの店をオープンしていた。また二階堂は、春美に好意を抱いていた様子で、殺害される直前に春美の家に押しかけて騒ぎを起こしていたことがわかっていた。

5年前に死んだはずの桜木敏彦が生きていたとすれば、二階堂殺害事件の様相はまったく変わってくる…。敏彦の指紋の件を捜査一課が真剣に取り合ってくれないことに苛立つ一二三から「“再捜査の鬼”のあなたなら食いつくでしょ?」といわれ、そのとおりすぐに食いついた悠介。二階堂殺人事件を捜査中の本田勇蔵刑事(不破万作)を訪ねたところ、取調室にいる春美の顔を見て驚く。「俺が高校3年のときに猛烈アタックして惜しくも敗れ去った、春美ちゃんだ!」――。春美はなんと、悠介がその昔、片思いしていた相手だったのだ。
突然、現れた悠介に戸惑う春美。悠介は、春美が見せた、あるクセから二階堂の事件に関して嘘をついていることを見抜く。春美の夫・敏彦がまだ生存しており、二階堂殺害にも関わっているはずだと確信した悠介は、5年前の前島美雪殺害事件の再捜査を開始する。すると同じ5年前に、もうひとつの未解決事件があったことが発覚して…!?
(土曜ワイド劇場公式HPより)


では、続きから(一部、あらすじと重複あり)……

5年前、料理評論家の前島美雪が刺殺された。
この容疑者とされたのが美雪に酷評されていた料理人・桜木敏彦。
追われた桜木は妻・春美と娘を残し姿を消した。
数日後、崖上から桜木の衣服が発見された。
桜木は崖から身を投げたとされ、被疑者死亡で事件は幕引きを迎えた。

そして現在―――片岡悠介は警視庁特命捜査対策室、通称・再捜査班に所属する刑事である。
片岡は、部下である奥村澪刑事と浅野直樹刑事と共に3人で数々の事件を解決して来た。
前作からは「班長」として姉川恵津子がこれに加わり、皆で一丸となって事件解決にあたっている。

そんな中、二階堂隆二なる男性が刺殺された。
容疑者とされたのは二階堂に言い寄られていた春美であった。
二階堂は桜木の下で働いており、春美に好意を寄せていたらしい。
春美自身は強く拒否していたが、二階堂は聞く耳を持たなかったようである。

誰もが春美の犯行を信じる中、ただ1人・片岡だけは彼女を信じる。
春美は片岡の学生時代のマドンナだったのだ。

ところが、此処で驚くべき事態が発生した。
なんと、二階堂殺害現場の遺留品から桜木の指紋が検出されたのだ。
桜木は5年前に死亡している筈であった、これは一体どういうことなのか!?

桜木が生きているとすれば、美雪殺害についても新事実が浮かぶのではないか。
こうして、片岡が再捜査に乗り出した。

すると、美雪の背後に「神崎フーズ」の神崎涼子が存在していたことが判明する。
涼子は桜木の店を買収するべく、美雪を使って酷評記事を書かせたのだ。
どうやら、涼子は同様の手口で事業を拡大して来たらしい。

さらに、片岡は5年前の桜木の行動を調べ秩父市に辿り着く。
どうも桜木は秩父の酒造会社・吾妻酒造に出入りしていたようだ。

これを訪れた片岡は銀行から出向して来ている専務・川田や蔵人の矢崎日名子から話を聞くことに。
すると「吾妻酒造」の後継者・早苗が桜木に好意を寄せていたことが分かる。
ところが、当の早苗は5年前から消息不明になっていた。
もしや、桜木と早苗は共に逃げているのか?

片岡は二階堂が所持していた手帳からページが1枚消えて居ることに注目。
そのページに意味があると考えた片岡は手帳の復元を依頼。
静電検出装置で筆圧を読み取ってみると「イザクニシロ 山国」との文字が浮かび上がった。

これに悩む片岡に母・美知恵が力を貸す。

「イザクニシロ」は「139246」で「東経139度」。
「山国」は「サンゴク」で「359」、すなわち「北緯35度」を示してた。
つまり「東経139度、北緯35度」の場所を指していたのだ。
それは埼玉県秩父市山中であった。

山に分け入り辺りを調べたところ、埋められた痕跡を発見する片岡。
掘り返してみると、其処から東早苗の遺骨が発見された。
どうやら、他殺のようだ。
しかも、早苗の遺骨の傍には万年筆が落ちていたのだ。

5年前、吾妻酒造が涼子の買収工作に遭っていたことが判明。
桜木と同様に美雪を利用して窮地に追いやっていたらしい。
もしかすると、涼子が早苗を殺害したのではないか。

涼子の部屋から凶器の包丁が押収。
さらに、早苗の遺骨傍に落ちていた万年筆の握り手から涼子の指紋が検出された。
こうして、涼子が美雪と二階堂殺害犯として追われることに。

ところが、当の涼子が刺殺されてしまった。
この容疑者として春美が身柄を拘束されてしまったのだ。
だが、桜木と思われる人物が現場から逃亡する姿が目撃されたことで容疑は一転して桜木へ向かう。

これに疑惑を抱く片岡はもう1度事件を振り返る。
涼子が何らかの事情で美雪を殺害した。
このとき、二階堂が涼子に協力したのだろう。
後に、二階堂は涼子を脅迫した。
其処で涼子が二階堂を殺害したのだ。
此処までは間違いない。
だが、早苗殺害だけがどうにも宙に浮く。

何と言っても万年筆の握り手部分にのみ涼子の指紋が残っていたのが不自然なのだ。
涼子はわざわざ指紋を拭った上で早苗の死体の傍に万年筆を残したことになる。
自然に考えれば第三者の工作を疑うべきだろう。

直後、逃亡生活を送っていた桜木が逮捕された。
桜木は全ての犯行を否定する。
これに片岡は確信を得た。

万年筆の指紋が犯人の工作だとすれば、犯人は涼子の指紋をどうやって万年筆に付けたのか?
なにしろ、涼子はツイスト式のボールペンを愛用していたのだ。
何処かの席で涼子に万年筆を使用させたのかもしれないと考えた片岡は録画映像を視聴し犯人を突き止めた。

犯人は「吾妻酒造」の川田であった。
川田が涼子に万年筆を渡すシーンがバッチリ残っていたのだ。
これに罪を認めた川田は全てを告白する。

涼子は川田を利用し「吾妻酒造」乗っ取りを図っていた。
ところが、早苗にこれを勘付かれたのだ。
早苗は川田の裏切りを察するや告発すると騒ぎ出した。

しかも、川田は早苗を愛していた。
だが、早苗は桜木を愛していたのだ。
川田は早苗を激しく憎んだ。

其処で、川田は早苗を殺害。
念の為、涼子の指紋が付着した万年筆を遺体の傍に残した。
ところが、早苗の遺体を山中に埋めるところを美雪に目撃されてしまった。

川田は万年筆の件で涼子を脅迫し美雪殺害を唆した。
涼子は二階堂の協力を得て美雪を殺害。

しかし、今度は二階堂に脅迫された。
またも川田が殺害を唆し、涼子が二階堂の口を封じたのだ。

そして、涼子を殺害したのも川田の犯行であった。

川田が逮捕され、事件は解決した。
桜木と春美は改めて共に暮らし始めたそうである―――エンド。

<感想>

「再捜査刑事・片岡悠介」の第8弾、オリジナルシリーズなので原作はありません。
前作は2015年1月31日に放送されているので、実にほぼ半年ぶりの続編となります。
これまでのシリーズについてはネタバレ批評(レビュー)がありますね。
興味のある方は、過去記事リンクよりどうぞ!!

では、第8弾の感想を。
香織離脱後の第2作目となりました。

さて、此処で今回を振り返ってみましょう。
時系列順に順序立てると発生している事件は次の通り。

まず、早苗殺害。
これを目撃され美雪殺害。
美雪殺害を脅迫され二階堂殺害。
全ての罪を着せるべく涼子殺害。

全部で4件ほどか。
犯人はそれぞれ、早苗と涼子が川田の犯行、美雪と二階堂が涼子の犯行でした。
川田と涼子が5年前と現在で2件ずつの犯行に及んだことになります。
それにしても、こうして振り返ると早苗から二階堂あたりまでは「ピタゴラスイッチ」を思い出させるほどの流れ具合ですね。

では、此処からイロイロ気になった点を。

早苗の遺体遺棄現場ですが5年も経過しているのに掘り返した痕跡を発見し埋めた場所が分かった不思議!!

遺棄現場と言えば、二階堂の手帳に早苗の遺体遺棄現場の暗号が残されていたワケだが、二階堂が早苗の遺体の場所を知っているのは何故なのだろう?
目撃したのは美雪であって二階堂ではないワケだし。
誰かが二階堂に教えたのか?
いや、二階堂に教える必然性は無い筈なのだが。
何故、二階堂はこれを知り得たのか……謎だ。

そうそう、川田の遺体遺棄現場を深夜にこっそりとあの服装で見届ける美雪は行動力があるなぁ……。

でもって、川田の犯行を断定したのは万年筆だけじゃん!!
「神崎社長から受け取った万年筆は早苗さんに渡した」と川田が供述したら、それを崩すことは不可能なのではないか。
あれで川田の犯行は断定出来ないような気がするが。

川田と言えば、涼子に容疑が向かうように工作したと主張していたがイロイロ無理があるような。
あれは涼子の自滅だろうに。
そもそも、涼子が証拠品を大事に保管している必要が無いんだよなぁ……。
なんで、保管していたんだろ。

二階堂と川田のキャラも近かったなぁ。

それと、涼子が川田の命令に従う必要が無いような気がする。
早苗の遺体が発見されて一番困るのは当の川田だろうに。

他にもイロイロありますが、第9弾はどうなるのか……次回にも期待!!

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<キャスト>

片岡悠介:寺島 進
奥村 澪:原 沙知絵
浅野直樹:金子貴俊
姉川恵津子:あめくみちこ
一二三祐希:吉田 羊
片岡美知恵:吉行和子
桜木春美:三浦理恵子
桜木敏彦:原田龍二
神崎涼子:黒田福美
矢崎日名子:遊井亮子 ほか
(敬称略、順不同、公式HPより)


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