2015年08月10日

「実は私は」第123話「気を引こう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第123話「気を引こう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

いつものメンバー、朝陽、岡、嶋の3人が廊下を歩いていた。
相変わらず恋愛気質の嶋は今日も恋話に夢中だ。
なんでも嶋は、涼や弓との恋愛経験を活かして新たな愛に生きることにしたらしい。

これを聞き複雑な表情を浮かべる朝陽、嶋は知らないが涼も弓も男性なのである。

そんな朝陽の心も露知らず、ルンルン気分で鼻歌まで飛び出す嶋。
と、前方から少女がその胸にぶつかって来た。

「きゃっ、ゴメンナサイ!!」
嶋に衝突したのは、これまた恋愛気質な結香である。
これは「恋の予感!?」と思いきや……。

胸をときめかせキュンとした表情を浮かべる嶋に対し、冷たい軽蔑の表情を浮かべる結香。
嶋の存在は、あの結香すら忌み嫌わせるものだったのだ。

「あ、あの……もし怪我などされたということなら病院で証明書を貰って来てください」
何処か突き放すように口にする結香。

「えっ、なんで……」
思わぬ展開に絶句する嶋。

その目の前で結香がニコヤカに微笑んだ、岡を見つけたのだ。
結香は岡の胸へとダイブ!!
しかし、岡はこれをスルリと回避する。

そんな遣り取りを陰から眺める人物が……みかんである。
みかんは未来の情報を手にするべく結香を監視しているのだ。
ところが、そのみかんですら嶋の姿を目にするや結香と同じ表情を浮かべていた。
嶋、恐るべし!!

と、其処に通りがかった人影が。
渚と獅穂である。
2人はみかんに興味を抱き、これに声をかけた。

声をかけられたみかんは監視に集中していた為に、その目的をペラペラと喋ってしまった。
「?」を浮かべ続ける渚。
ただ、凛と親しい獅穂は意味を理解した様子。
同時に結香が朝陽の孫だと理解したようだ。

その一方で、岡、嶋、結香らに新展開が。
岡に負けるとの現実を突き付けられた嶋は一旦、退却。
少しして岡に変装して戻って来た。
どうやら、岡になり切っているらしく口調も真似て結香を口説き出す。

これに岡と結香がキレた。
2人は嶋を羽交い絞めにする。
嶋は白目を剥いて泡を噴き始めた。

それ以上は嶋が死んでしまう!!
慌てて止めに入った朝陽により嶋は一命を取り留めた。
しかし、嶋が懲りることはない。

引き続き岡の真似を続ける嶋。
「この人、やっぱり駄目だ……」と呟く岡と結香。
岡が嶋を捕まえ、結香がその口に焙烙玉を咥えさせた。

それ以上は嶋が死んでしまう!!
再び止めに入った朝陽だが、結香は容赦なく焙烙玉を炸裂させた。

黒焦げとなった嶋、辛うじて命はあるようだ。
ほっと胸を撫で下ろす朝陽の前で、結香が岡へとアタックを繰り返す。
だが、岡は「どうせ冗談なんだろ」とあしらうだけで相手にしようとすらしない。

その姿に朝陽が口を挟んだ。
「冗談かどうかを決めるのは岡ではない」と主張したのだ。
そう、この場合は結香が決めるべきことで、もちろん結香は本気なのである。

これに斜に構えていた岡の態度が変わった。
結香に向き直るや「すまん、他に好きな奴が居て」と真摯に応じるのであった。

涙ながらに礼を述べる結香。
結香は「すべての人を愛するようにとの祖母の言葉を守って、これからも恋愛に生きる」と宣言する。
結香にとっては辛い結末であったが、この経験が彼女を成長させることだろう。

そんな様子を見ていたみかんと渚は「流石は朝陽」と感心し、また「えらい」と結香の心意気を褒め称えていた。

だが、1人獅穂だけは様子がおかしい。
「すべての人を愛するように」とは彼女の母の格言でもあったからだ。
それが祖母の言葉とは……まさか、朝陽の妻になっているのは!?

「いやいやいや」
顔を真っ赤にしつつ慌てて否定する獅穂。
その背中に彼女たちを見つけた結香が声をかける。
「獅穂おばあちゃん?」と―――124話に続く。

充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻、11巻、12巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、13巻も発売予定。
そして、本作かなり面白い!!

そんな「実は私は」が遂にアニメ化。
テレビ東京系列にて2015年7月6日から放送開始とのこと見逃すなかれ!!
ちなみに、登場人物に黄龍院凛らの名前が無いことを見ると序盤をアニメ化する予定なのかな。
さらに、アニメ版は早くもブルーレイ、DVD化が発表されています。

【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!

その123話。
サブタイは「気を引こう!」。
朝陽を巡り葉子、みかん、渚に次ぐ第四勢力として獅穂が台頭していましたが、此処に来て一息に先頭へ。
まさかの「獅穂おばあちゃん」宣言が結香より飛び出しました!!

果たして、獅穂こそが未来の朝陽の妻なのか!?

とはいえ、過去には凛がみかんを「おばあちゃん」と呼んでいるし、今回もこれに類する可能性は残されている。
122話での朝陽の違和感の件もあるし「まだだ、まだ分からんよ(クワトロ・バジーナ風に)」。

そもそも、爆弾発言を残して行った「箱入り娘」の正体も不明だし。
凛や結香と同じく未来人と思われる「閃」の正体も明かされていないし。
2人とも未来人だとすれば、まだまだ展開の予想がつかないぞ!!

一方で、岡とみかんの関係も進展を見せる……のか!?

うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス12巻が発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子、11巻は獅穂と凛コンビ。
そして、12巻は―――遂に緑苑坂弓こと源二郎に、その傍らには桐子も!!
となれば、次回は登場順で桃地結香か。
もしかして、凛や閃と共に未来人組で登場かな?
その次が水奈川咲になるのかな?

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第120話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

「実は私は」第121話「流しそうめんを食べよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第122話「カブトムシを採りに行こう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。

朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。

緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
桃地結香:忍者少女、92話(実際は105話)から登場。ある秘密が……。
閃:鳴、結香のクラスメートの男子。瓶底眼鏡に腰の日本刀がトレードマーク。
水奈川咲:結香、閃、鳴のクラスメート。109話から登場。ある秘密が……。
箱入り娘:114話終盤に登場した謎の人物!?

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posted by 俺 at 00:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
気のせいかな? この調子で行くと朝陽の孫があと二人(嫁候補:葉子さん、渚ちゃんで)出てきそうな感があるようなないような……です。
でも獅穂が嫁になるとするとカリスマ痴女と違う形(一途に誰か一人を思う)で恥女力を高めて、2世として降臨したとかになるのでしょうか。ただこの場合、桃地が獅穂を敵視してしまう事になってしまうのですがはてさてどうなるのでしょうか。
Posted by らいらっく at 2015年08月10日 06:45
こんにちは
桃地は獅穂の関係者だったとは驚きです。
私は106話での行動や性格の類似から渚の関係者なのかと思ってました。”渚さん”という呼称から直接の血筋ではない感じでしたが。
未来の忍術は渚の星の技術と地球の文化が融合したものなのかな。

獅穂の関係者はオープンな変態(スケベ)から閃なんじゃないかなと予想してたのですが外れたかなぁ、でもまだ桃地と姉弟か従兄(凛のはとこ)の可能性は残ってるのかな。

ところで閃のメガネってフク太郎先輩なんじゃないでしょうか。見た目そっくりだし性格も変態同士で気が合いそう。問題は閃が未来人だとしたら今のフク太郎なのか未来のフク太郎なのか。

この漫画は本当に話がよく組み立てられていて伏線や細かい仕込み、心理描写が多彩で凄いですね。
新事実が明らかになるたびに全巻読み直したくなる漫画はなかなかないと思います。
勢いだけで読んでも面白い、細かく見ても面白い、先読み推理してても面白い。この凄さがアニメ版には無いのが残念ですが話数が少ないので仕方ないですね。
Posted by こねこね at 2015年08月12日 09:49
こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

Re:らいらっくさん

確かに、ヒロイン勢にそれぞれ未来からの関係者が出て来そうな気もしますね。
もしかすると、箱入り娘や閃がそうなのかも……。

未来の支配者ですが、獅穂以外の人物の可能性も復活したような気がします。
よもや一族の復権を遂げた水奈川咲だったりして……。


Re:こねこねさん

獅穂と結香の意外な関係はサプライズでしたね。

確かに106話「物騒娘に絡まれよう!」では渚と結香が親しそうなところを見せていましたね。みかんを慕う凛と結香が親しいこともあり、ヒロイン勢も未来でも交流があるのかもしれません。

それと、箱入り娘と閃も未来の誰かの関係者なのかも。
特に閃は結香と共に登場しているので、結香自身と近い関係にあるかもしれませんね。

閃の眼鏡、なるほど似てますね。
だとすると、未来のソレかなぁ。
そして、他の諸先輩方も同様に存在しているかも。

ご指摘通り「実は私は」は本当に絶妙なバランスで成立している優れた漫画ですよね。
今後も注目です!!
Posted by 俺 at 2015年08月12日 23:27
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