2015年10月20日

土曜プレミアム「一千兆円の身代金 このミス大賞映像化!香取慎吾が誘拐犯!女児誘拐と国を脅迫する劇場型犯罪!傷を抱える少女に仕掛けた驚きの結末とは」(10月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜プレミアム「一千兆円の身代金 このミス大賞映像化!香取慎吾が誘拐犯!女児誘拐と国を脅迫する劇場型犯罪!傷を抱える少女に仕掛けた驚きの結末とは」(10月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

平岡ナオト(香取慎吾)は、元副総理大臣・国武義和の孫・篠田真由(本田望結)を誘拐する。国武義和は政治資金規正法違反に問われながら不起訴になっていた。ナオトは真由の母親へ電話をかけ、同時に誘拐事件の犯行声明文をマスコミ20社に送り届けた。声明文を通じ、一週間後までに身代金を1085兆円用意するよう指示を出す。この金額は前年度末時点での国の財政赤字額。「この金額を国内にばらまけばインフレが起き財政赤字額が大幅に目減りするが、金額を用意しない場合は財政危機を招くことになるため責任をとって国民に対し公式謝罪しろ」という内容だった。 
悪質な政治犯だとにらんだ警察。早速、刑事部捜査第一課特殊犯捜査係、通称SITの片岡(杉本哲太)たちが動き始める。警察が報道規制を敷いたことを察知したナオトは、自ら犯行声明文をネット上にアップし一般人に知れ渡るように仕掛けた。真由は怯えながらも、そんなナオトの行動をじっと観察している。
SIT・片岡班の一員、敦子(仲里依紗)はうっかりマスコミに顔をさらしてしまったため上層部が激怒、片岡班は捜査の本流から外されることになる。
この誘拐事件のニュースを知ってピンときた男がいた。大学生の大谷哲平(高田翔)だ。彼は「怪しい男を知っている」と警察へ通報する。通報を受けたのは本流から外された片岡班だった。
一方ナオトは、政府や国武が全く動きを見せないことにイラつき始めていた。そこで、ナオトは真由を使って次なる手段に出るのだった―。
(公式HPより)


では、続きから(一部、重複あり)……

その日、平岡ナオトの姿は元副総理大臣・国武義和の孫娘・篠田真由と共に在った。
ナオトは真由の母・由美に「真由を誘拐したこと」を電話で告げ身代金を要求する。
その金額はなんと「1085兆円」、国家の財政赤字額と同じである。
さらに「これを用意できない場合は義和の謝罪」を要求したのだ。
こうして、史上最大規模の身代金を要求する誘拐事件が発生した。

この事件に刑事部捜査第一課特殊班捜査係の片岡ら捜査陣が動き出した。
もちろん捜査は非公開である。

ところが、ナオトはさらに騒ぎを大きくすべく犯行声明文をネット上に拡散する。
世間はこのニュース一色となった。

そんな中、ニュースを見た大学生・大谷哲平が平岡ナオトについての情報を持ち込んだ。
ナオトは「嘆願ブログ」なるブログを立ち上げ、財政問題を訴えていたらしい。
この情報を重視した片岡らは平岡ナオトについて調べ始める。

〜〜〜此処から中略〜〜〜

この後の展開ですが、ほぼ原作通りでした。
なので、中盤は省略します。

『一千兆円の身代金』(八木圭一著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

〜〜〜此処まで中略〜〜〜

平岡ナオトの素性を突き止めた片岡たち。
ナオトの正体は余命幾許も無い伊藤直哉であった。
直哉は国の行く末を憂慮しており、国民の無関心を自覚させた上で正しき道を全うさせるべく事件を起こしたのであった。
だからこそ、意図的に騒動を拡大させたのだ。

また、実は真由自身もナオトの同志であった。
つまり、誘拐と思われていた事件は狂言だったのだ。

これ以上の闘争を不可能と察したナオトは真由を日常生活に戻すと、最期の闘いを始める。
衆人環視の中、ナイフを振り回しつつ義和に謝罪を迫ったのだ。
だが、義和がそれに応えることはない。

「生きている限り希望はある」
無関心を批判し叫び声を上げるナオトはすべてを伝えきると自殺することに。

真由はナオトの死を知ると涙を流すのであった―――エンド。

<感想>

ドラマ原作は第12回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作である八木圭一先生『一千兆円の身代金』(宝島社刊)。
過去にネタバレ書評(レビュー)ありますね。

『一千兆円の身代金』(八木圭一著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

では、ドラマ版の感想を。
展開自体は原作にかなり忠実にドラマ化されていましたね。

とはいえ、最大の変更点があってそれが「雄真」を「真由」に変えたこと。
これにより原作には無かった「心優しい少女と傷付いた男性との心の交流」との側面が加えられることに。
ドラマ版は此の点がかなり強調されており、むしろ、これがメインになっていたようにも思います。
エンドロール時のナオトと真由の交流シーンで涙した人も多かったのではないでしょうか。
此の点、ナオトと真由の真の関係を踏まえて本作を視聴するとまた新たな側面が浮かび上がることでしょう。

キャストも豪華で、香取慎吾さん熱演されていました。
また、本田望結さんも好演されていた印象。
本作最大の功労者がこのお2人であることは間違いないでしょう。

本作を視聴してあなたはどう思われましたか!?

<キャスト>

平岡ナオト:誘拐犯 香取慎吾
篠田真由:人質 本田望結  
今村敦子:捜査一課特殊犯捜査係 仲里依紗
篠田由美:真由の母 木村多江
藤井一:捜査一課課長 浅野和之
篠田雄一:真由の父 前川泰之
宮坂管理官:捜査一課管理官 宮川一朗太
小田切刑事:捜査一課特殊犯捜査係 遠藤雄弥
橋本沙織:看護師 MEGUMI
大谷哲平:大学生 高田翔
国武義和:元副総理、真由の祖父 山田明郷  
片岡晋太郎:捜査一課警部補 杉本哲太 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)


◆「このミステリーがすごい!」関連過去記事
【第13回】
『女王はかえらない』(降田天著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『いなくなった私へ』(辻堂ゆめ著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第12回】
『一千兆円の身代金』(八木圭一著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第11回】
『生存者ゼロ』(安生正著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第10回】
『弁護士探偵物語 天使の分け前』(法坂一広著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『僕はお父さんを訴えます』(友井羊著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『Sのための覚え書き かごめ荘連続殺人事件』(矢樹純著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『保健室の先生は迷探偵!?』(篠原昌裕著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』(岡崎琢磨著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『公開処刑人 森のくまさん』(堀内公太郎著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第9回】
「完全なる首長竜の日」(乾緑郎著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「ラブ・ケミストリー」(喜多喜久著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「ある少女にまつわる殺人の告白」(佐藤青南著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第8回】
「さよならドビュッシー」(中山七里著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『死亡フラグが立ちました!』(七尾与史著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第7回】
「臨床真理」(柚月裕子著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第3回】
『果てしなき渇き』(深町秋生著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【その他】
第14回「このミステリーがすごい!」大賞が決定!!栄冠は『神の値段』&『ザ・ブラック・ヴィーナス』の2作に輝く!!

第13回「このミステリーがすごい!」大賞が決定!!栄冠は『女王はかえらない』に輝く!!

第12回「このミステリーがすごい!」大賞が決定!!栄冠は『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官(仮)』と『一千兆円の身代金(仮)』の2作に!!

第11回「このミステリーがすごい!」大賞が決定!!栄冠は『生存者ゼロ(仮)』に!!

第10回「このミステリーがすごい!」大賞が決定!!栄冠は「懲戒弁護士」に

第9回「このミステリーがすごい!」大賞が決定!!栄冠は「完全なる首長竜の日」に

2012年(2011年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2011年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2010年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

ドラマ化された「一千兆円の身代金 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」です!!
一千兆円の身代金 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)





『女王はかえらない (「このミス」大賞シリーズ)』です!!
女王はかえらない (「このミス」大賞シリーズ)





優秀賞受賞作『いなくなった私へ』です!!
いなくなった私へ





同じく優秀賞受賞作『深山の桜』です!!
深山の桜





◆「このミステリーがすごい!」関連書籍はこちら。


【関連する記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。