2015年08月23日

「実は私は」第124話「未来を変えよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第124話「未来を変えよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

獅穂を「おばあちゃん」と呼んだ結香。
そして、結香は朝陽を「おじいちゃん」と呼んでいる。
だとすれば、未来では獅穂が朝陽の妻なのか!?
恐る恐る驚愕の事実を確かめようとするみかんだが……。

「真実を知っても誰も幸せにはならないよっ!!」
何時になく激しい抵抗を示す凛が何やら押し留めようとする。
未来にはそれほど過酷な真実が待ち受けているのか!?

しかし、此処で結香がそっと首を左右に振る。
どうやら、全てを打ち明けることにしたようだ。

まず、結香の祖母が獅穂であることは事実らしい。
だからこそ、凛はカリスマ痴女2世に対抗すべくカリスマ痴女と忍者の血を引く結香をスカウトしたのだそうだ。

これにどよめくみかんたち。
中でも獅穂の動揺は相当なようだ。

ちなみに、未来では結香が祖父について尋ねるたびに獅穂はそっと目を逸らすのだと言う。
それは親友である葉子を裏切った罪悪感なのか!?

「そんな、そんな……そうならない為に黒峰君を好きにならないって決めてたのに」と繰り返す獅穂。
その様子にみかんと渚は獅穂の朝陽への恋心に気付いた。
ところが、当の結香と凛はキョトンとしている。

「なんで、此処で朝陽おじいちゃんの名が?」
心底、不思議そうに問う結香。

「なんでって、そりゃ」
慌ててみかんが説明を始める。

結香が「朝陽おじいちゃん」と呼んでいたこと。
同じく結香が「獅穂おばあちゃん」と呼んだこと。
すなわち、朝陽と獅穂が結婚したとばかり考えていたこと。

すると、結香が笑い出した。
何でも、親しくしている凛の家に出入りしている内に付いた愛称であり祖父ではないらしい。
言わば、凛のみかんに対する呼び名と同じである。
確かに、結香にとっての祖母は獅穂だが祖父は別に居るのだ。
その名前は「結太おじいちゃん」だそうである。

少し寂しく、少しホッとしたように息を吐く獅穂。
ところが、その隣で渚が小刻みに震えている。
何かに気付いてしまったらしい。
やがて、意を決したように口を開く渚。

「結太と言う名なのだが身近に1人思い出した……確か嶋田が結太では無かったか?」

途端に獅穂やみかんが凍り付いた。
まさか、まさか、まさか……。
そして、真実はそのまさかであった。

コクリと頷く結香。
「言っちゃった……」と視線を逸らす凛。
同時に沈黙に包まれる獅穂、みかん、渚たち、その表情は一様に恐怖に凍り付いていた。
だからこそ、未来の獅穂は夫について問われるたびに目を逸らしたのだ。

やがて、耐え兼ねたように獅穂が叫んだ。

「未来を変えてみせる!!」

こうして獅穂の為に未来を変える大作戦が始まったのだ―――125話に続く。

充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻、11巻、12巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、13巻も発売予定。
そして、本作かなり面白い!!

そんな「実は私は」が遂にアニメ化。
テレビ東京系列にて2015年7月6日から放送開始とのこと見逃すなかれ!!
ちなみに、登場人物に黄龍院凛らの名前が無いことを見ると序盤をアニメ化する予定なのかな。
さらに、アニメ版は早くもブルーレイ、DVD化が発表されています。

【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!

その124話。
サブタイは「未来を変えよう!」。

遂に、124話にて嶋のフルネームが判明。
その名も「嶋田結太」って……なるほど「結」の字が「結香」との関係を示しているワケですね。
とはいえ、まぁ嶋だしこれはイイか。

それよりも、重大なのは獅穂の未来の夫だとぅ!?
どうやら、嶋は涼、弓に続き獅狼にまで手を出したようです。
恐るべき嶋。

これでは結香が交際を断るワケだわ。
何しろ、実の祖父と孫娘なんだから。
ちなみに、結香は忍者であると同時にカリスマ痴女と狼男のクォーターでもあるワケか。

そして、今回は他にも重大な事実がサラッと明らかになってます。
どうやら「カリスマ痴女2世」の正体は獅穂ではない様子。
何しろ、獅穂の実の孫娘と判明した結香が彼女に敵対しているので。
カリスマ痴女2世は一族の復権に成功した水奈川咲の可能性が出て来たか!?
こうなると、箱入り娘の「葉子が朝陽の傍に居ない」も「(昔ながらの)葉子は朝陽の傍に居ない」のような気がして来たぞ。

でもって、次回からはシリーズ「(獅穂が嶋とくっついてしまう)未来を変えよう」となる様子。
考えられる展開は次の3つ。

1.獅穂が嶋以外の男性に(それこそ必死に)アプローチする。
2.獅穂たちが嶋に獅穂以外の女性との仲を取り持とうとする。
3.獅穂が嶋に直接的に嫌われるような態度を取る。

うむ、どれもなかなかに興味深い展開。
特に、3だと嶋の性格上は何をしてもご褒美になるだろうから、そんな嶋にドン引きする獅穂やみかんたちの姿も見て見たいような……。
いずれにしろ、嶋相手に獅穂がイロイロと悪戦苦闘することになりそうです。
ただ、これにより逆に意識しちゃって未来と同じ結果になるのでしょう。
周囲はドン引きも、本人たちは意外と満足していた……との結末なのかも。

うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス12巻が発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子、11巻は獅穂と凛コンビ、12巻は緑苑坂弓と桐子の夫婦コンビ。
そして、13巻は桃地結香!!
となれば、次回は登場順で水奈川咲かな?

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第120話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

「実は私は」第121話「流しそうめんを食べよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第122話「カブトムシを採りに行こう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第123話「気を引こう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。124話にてフルネームが「嶋田結太」と判明。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。

朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。

緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
桃地結香:忍者少女、92話(実際は105話)から登場。ある秘密が……。
閃:鳴、結香のクラスメートの男子。瓶底眼鏡に腰の日本刀がトレードマーク。
水奈川咲:結香、閃、鳴のクラスメート。109話から登場。ある秘密が……。
箱入り娘:114話終盤に登場した謎の人物!?

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posted by 俺 at 12:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
嶋め。うまいことやりよったわ。
獅穂には悪いけど応援しちゃうな、ぼかぁ。
Posted by コウキ at 2015年08月23日 16:54
どうもすみません。正直、今回は「このオチはない!」でございました。この上げて落とすは正に急転直下。下手をすれば読者離れを引き起こしてしまうぞレベル、というのが私の感想でございます。んまあ、私は今後も読むけどね。(笑)
未来、変わるといいですね。
この選択はさすがに獅穂さん可哀想。これまでの渚さんや葉子さんへの親身になり方を思うと、既出キャラならせめて岡くんにしてあげないと不憫です。
というか、年老いてからアレだけ後悔してるなら、いったいどういった経緯で一度は嶋公と一緒になろうと思ったのか。可能性は『色欲の羽』かそれともオフクロ越えに執着するあまり越えてはいけない一線を越えてしまった、とかでしょうか。ただ、仮に未来を変えてしまうと結花ちゃんが消えてしまう可能性もあるのかな? だとすると結花ちゃんがとっても健気になる訳ですが、そこはパラレルワールド説を採用して、獅穂が別の人と結ばれても、それでも結花ちゃんが生まれる未来になるのか。結構、この点が興味深かったりします。今現在のままですと、まだ未来は変わっていないようですし。


ただ、獅穂の相手が嶋公だと、朝陽でさえ祝福し辛いんじゃないかと思ってしまいます。葉子さんと渚さんとみかんはマジで嫌だろうなぁ……
Posted by らいらっく at 2015年08月23日 20:50
チャンピオンは少年漫画誌で私の一番楽しみにしている雑誌で、こちらも連載開始から読んでます

実は私は(←ネタではありません笑)、カリスマ痴女2世は獅穂ではないと思っていました。このタイミングで言うと後付けみたいですが、朝陽と同年齢のため、朝陽とその子共に早婚でも獅穂の年齢は50代後半であり、年齢的な厳しさ、それとカリスマ痴女1世が子作りを1回のみで終えるのか(獅穂と獅郎で2人作っているようなものですが)

ぶっちゃけると2世はこれから生まれる獅穂の妹ではないかと考えていました

ある意味新キャラが出にくいタイミングなので、なさそうですが
Posted by アキシン at 2015年08月26日 17:22
こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

Re:コウキさん

確かに嶋にとって大金星と言っても良い成果。
こうなると気になるのは嶋が獅穂の心を射止めた方法。
果たして其処には何が……知りたいッ!!

Re:らいらっくさん

驚きの展開でしたね。
サクラには明里、岡にはみかんが居る以上、嶋にも誰かが……とは思っていましたが、まさか獅穂になろうとは!!

獅穂と嶋の馴れ初めは確かに知りたいところ。
そして言われてみれば、獅穂が嶋以外の人物と結婚してしまうと孫である結香に繋がらなくなってしまう筈。
これはもしかすると、結香に教えられて意識してしまったことが馴れ初めになったりするのでしょうか!?

Re:アキシンさん

なるほど、獅穂の妹が登場しても確かに不思議ではないですね。

そして気になるのは、未来の支配者にしてカリスマを名乗る人物の正体。此処まで秘密にされていると余計に何かがありそうです。
Posted by 俺 at 2015年08月26日 21:19
いつも楽しく読ませていただいております。

展開もそうでしたが、獅穂のお相手判明の見開きコマでの宇宙的な背景、ラストページで見せた獅穂の血涙など、絵で見せる面白さも満載の回だったと思います。

獅穂の未来を変えても結香ちゃんには影響ない可能性も。かの有名なドラ○もんでは、祖父の未来を変えて子が変わっても、孫は変わっていないわけですし。
Posted by yuo at 2015年08月27日 09:04
Re:yuoさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

確かに124話は絵やコマ割りも素晴らしかったですね。特にご指摘の獅穂の背景などはインパクトがありました。全体のテンポも良かった。

そして、読んで思わず「なるほど」と唸ったのですが漫画界にはセ○シ君という先駆者が居ましたね。
まさに、これ以上ない実例が存在していたとは……納得です!!
Posted by 俺 at 2015年08月29日 22:50
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