2015年09月18日

「英国一家、日本を食べる」18話「世界最速のファストフード・大阪」(9月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「英国一家、日本を食べる」18話「世界最速のファストフード・大阪」(9月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<18話あらすじ>

大阪へとやってきたマイケルたちは、ド派手なネオンやせわしない人々など、京都とはまるで違うエネルギッシュな大阪の空気に圧倒される。土産を買いに行くリスンと別れ、マイケルはアスガーとエミルを連れお好み焼きとたこ焼きを食べようと店を探し始める。どちらを先に食べようか迷っていると、不思議な老婆が現れ、マイケルたちを自分の店へと半ば強引に誘う。着いてみれば、そこはお好み焼きとたこ焼き両方を出す店だった!
(公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)

京都を楽しむマイケルとリスン。
だが、その隣には無言で地面を見詰めるアスガーとエミルの姿が。
どうやら、2人は鄙びた光景に疲れてしまったようだ。

そんなアスガーたちに、マイケルは別の場所へ移動すると宣言する。
行先は「喧騒が魅力」で「食道楽」で知られる街―――大阪である。

早速、大阪に辿り着いたマイケル一家。
そのにぎやかさに、アスガーは玩具箱をひっくり返したような街と評する。

その間にも周囲の人々は物凄いスピードで通り過ぎて行く。
驚くアスガーたちに、マイケルは「大阪の人々の歩行速度は秒速1.6メートルで東京の秒速1.56メートルを上回るらしい」と豆知識を披露する。

と、その間にも見ず知らずの大阪人に声を掛けられるマイケル。
相手はマイケルの返事を待たず一方的に語りかけると、アスガーとエミルに飴をプレゼントする。
まるで嵐のような騒々しさで、呆然とする一家をよそにさっさと歩き去ってしまった。

何とか気を取り直した一家。
マイケルは大阪が2つの物の発祥の地と語る。
それは「インスタントラーメン」と「回転寿司」、このように大阪は「ファストフード」の街なのだ。
そんな街でマイケルが今回食べようと決めているのは「お好み焼き」と「タコ焼き」であった。

ふと、隣を見遣るマイケル。
ところが、リスンが居ない。

周囲を見渡すとリスンがウィンドウ越しに洋服を眺めている。
どうやら、お土産などを買いたいらしい。
これを察したマイケルは息抜き兼ねた単独行動を許すことに。
とはいえ、本当はリスンの買い物が長くなることを知って逃げただけのようだが。

リスンと別行動を取ったマイケル一行。
しかし、マイケルも食べ物になれば同じである。
あちらの店にしようか、こちらの店にしようか……悩むマイケルにアスガーが叫ぶ!!
「ママに付いて行けば良かったぁ……」と。

これを聞き付けた1人の老婆が歩み出た。
阪神のユニフォームに身を包んだ老婆は「逃げられたん?いや、逃げられたんやろ!!」と連呼する。

どうやら、マイケルが妻に逃げられたと勘違いしているようだ。
慌てて訂正しようとするマイケルだが、老婆はマイペースに「お腹減ってるなら、ええところに連れてったる」と彼らを招く。

おそるおそる老婆に付いて行く一家。
すると、路地の先には「うめ屋」なる店が。

どうやら、老婆は「うめ屋」の店主らしい。
ソースの匂いを嗅いだマイケルは「誘いに応じよう」と決める。
それどころか、調子に乗ったマイケルはありもしない嘘を並べて同情を惹き始めることに。

「大変だったねぇ……」
マイケルの嘘に同情を示す老婆。
その分だけ美味しい物を振る舞おうと、まずはタコ焼きに取り掛かる。
ちなみに「タコ焼き」とは「窪みがついた鉄板に小麦粉とタコを投入し焼き上げた庶民的料理」だ。

タコと聞いた途端、アスガーの表情が凍り付いた。
「嫌だ、嫌だ」と叫ぶアスガーだが、老婆の調理を目にするや動きが止まる。

老婆は見事な手さばきであっと言う間に大量のタコ焼きを作り上げていた。
タコ焼きを口にし「美味しい、美味しい」と繰り返すマイケル。

続いて、老婆は「お好み焼き」に取り掛かる。
「お好み焼き」とは「水、または出し汁を加えた小麦粉に具材を放り込み鉄板で薄く焼いた料理」。
これに「中華麺を加えたものは広島風」と呼ばれる。

今回は老婆のアレンジで「豚肉とキムチ」が具材とされた。
ちなみに「お好み焼き」は「ジャパニーズピザ」、「大阪オムレット」とも呼ばれているらしい。

鉄板に生地を伸ばした老婆は、軽く焼き目が付くや小手で生地を宙へと飛ばす。
そんな老婆の妙技に見惚れるマイケルたち。

そして、秘伝のソースの出番だ!!
一口したマイケルたちはまたも「美味しい、美味しい」と繰り返すことに。

此処でマイケルが店内に飾られた写真に目を留めた。
其処には老婆と若い男女が写っていた。

老婆によれば娘夫婦らしい。
どうやら娘の夫が今の「うめ屋」の店主らしい。
「娘夫婦に逢う機会があれば宜しく伝えておくれ」と述べる老婆だが……。

翌日、あの味が忘れられずリスンを連れて「うめ屋」を訪れたマイケルたち。
ところが、「うめ屋」の店主夫婦によれば老婆は1年前に亡くなったと言う。

「お客さんで4人目ですわ」
「お母ちゃんらしいわ……」
口々に語る若夫婦に、マイケルは老婆の言葉を伝えるのであった。

ホテルに戻ったマイケルたち。
「天使……だったんだろうなぁ」と呟くマイケル。
「見知らぬ人に冷たくするな、変装した天使かもしれないから」とリスンもマイケルに頷く。
部屋には何処からかソースの匂いが漂っていた―――エンド。

<感想>

原作はマイケル・ブース著『英国一家、日本を食べる』と『英国一家、ますます日本を食べる』(共に亜紀書房刊)。
NHKさんにて毎週木曜日0時40分から1時まで放送中、全24話予定。

前半はマイケル一家を中心としたカートゥーンパート、後半はトシ視点のドキュメンタリーパートからなる。

この18話のテーマは「大阪が誇る粉物文化、特にタコ焼きとお好み焼き」について。
そんな今回ですが、具体的にはカートゥーンパートでは「タコ焼きとお好み焼き」を中心に、実写パートでは「粉物を活かすソース」が取り上げられました。

ちなみにカートゥーンパートではナレーションまで関西弁でしたね〜〜〜。

そして実写パート。
まずは「街頭アンケート」で「ソースの用途」を確認。
「こんにゃく」や「サラダ」に用いられるとの回答が。

次いで「ソースが選べる店」として「やん!なんば本店」さんが取り上げられました。
取り扱われているのは大阪産ソースだけでも50種以上。
中でも羽曳野産いちじくを用いた「いちじくソース」がオススメらしい。

此処から「いちじくソース」の製造元「ツヅミ食品株式会社」さんに製造方法を聞く。
いちじくをミキサーで磨り潰し、玉ねぎを加えて煮る。
いちじくが出汁の役割を果たすのだそうだ。
その後、肝心のスパイスを加えるのだが、これは企業秘密。
コンスターチでとろみをつけ一晩寝かしてボトル詰め。
最後にラベルを貼って完成。
そして、季節のものと産地だったことが「いちじくソース」が生まれた理由らしい。

この「いちじくソース」ですがネット通販でも購入可能。
本記事下部にリンクを用意したので興味のある方はどうぞ!!

ちなみに本作「英国一家、日本を食べる」の旨味も此の点にあるような気がします。
産地を活かした「日本」と言う素材をもとに、アニメと実写との2つの表現方法と言う「ソース」を用いることでより深い味わいの作品が出来上がる。
この「素材を活かした組み合わせ」が視聴者の心を動かすのでしょう……面白いワケです。
次回も楽しみな作品です。

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