2015年09月28日

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第41話「フックマン2」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第41話「フックマン2」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

第41話登場人物一覧:
赤木蛍:主人公。今年の春から「聖マルス学園」に特待生として進学した。
圭一:蛍の兄。正義感の強い警官だったが失踪。幽霊となって戻って来た。

能美:「城町西学園」の成績優秀者。「フックマン」を抱えている。
創さん:「聖マルス学園」の成績優秀者。
野間:「聖マルス学園」の成績優秀者。
青葉:「聖マルス学園」2年生女子、学園1の天才。

能美一郎:過去に町止小学校襲撃殺傷事件を引き起こした犯人、当時37歳であった。

これまでの登場人物については過去記事リンクの後に記載しています。

<ネタバレあらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

高校生になった赤木蛍は行方不明となっていた兄・圭一と思わぬ形で再会を果たすことに。
なんと、圭一が幽霊として蛍のもとに戻って来たのだ。
しかも、圭一は悪意が関わる事件を察知し悪意を消滅させる能力を手に入れていた。
だが、圭一は現世に介入することが出来ない。
これでは折角の力も無意味である。
其処で圭一から協力を求められた蛍は、兄妹で力を合わせ1人でも多くの人を助けるべく動き出すことに。

・前回までのあらすじはこちら。
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第40話「フックマン」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

地域にある4校合同交流会の参加者が謎の人物に襲撃を受けて入院した。
どうやら凶器は特徴的なフックらしいが……。

コレを知った蛍は交流会で「城町西学園」の代表として参加していた能美を気に掛ける。
実は圭一が能美の背後にフックを抱えた影=フックマンを目撃していたのである。
まさか能美が関係しているのか……。

そんな中、見舞いの帰路に「聖マルス学園」からの参加者の1人・創さんまでもがフックマンの襲撃を受けて倒れてしまう。

これを知った蛍は圭一の言葉を重要視。
交流会参加者が標的にされていると考える。
蛍は警戒を呼び掛けるべく参加者を集めようとする。

一方、楓はそんな蛍を陰ながら監視していた。

交流会参加者たちを公園に集めた蛍は情報をまとめ、さらに3番目の被害者が居たことを知る。
何でも3番目の被害者は自宅に居るところを襲撃されたらしい。

此処で蛍は公園に集まったメンバーに肝心の能美が居ないことに気付いた。
周囲に尋ねるも「城町西学園」からの参加者は能美1人と言うことで詳しくは知らないらしい。
蛍はくれぐれも単独行動を控えるようメンバーに伝え、自身は「城町西学園」へ向かう。

途中、最初の事件が起こった町止地域を通った蛍は数年前に大事件があったことをうっすらと思い出す。
だが、詳細が浮かばない。

その頃、蛍が居なくなった公園では交流会メンバーが怯えつつも、グループを作り対抗しようとしていた。
ところが、次々と目に見えない何かの襲撃を受け倒れて行く。
その傷口は例のフックと同じである。

目視できない謎の相手を前にメンバーは次々と毒牙にかかった。
一帯はたちまちパニックに陥ることに。
やがて、警察と救急車が駆け付ける事態となった。

数十分後、蛍の電話に楓から連絡が。
急いでいた蛍は黙殺しようとするが、当の楓が立ち塞がる。
どうやら、反応を窺っていたようだ。

楓は蛍を特に責めない代わりに、公園で惨劇が発生したことを教える。
驚く蛍に事情を尋ねる楓。

蛍はこれにも答えず町止で起こった事件について問う。
これにはすぐに答えがあった。

楓によれば「数年前、町止小学校に当時37歳の能美一郎なる男性が乱入。生徒たちをフックで襲い多数の死傷者が出た事件があった」らしい。

これを聞かされた蛍は「フック」と「能美」に興味を示す。
もしも、能美一郎があの能美の父親だとしたら……。

それに気付いた蛍、その背後にフックマンの影が―――次話に続く。

ネタバレあらすじはまとめ易いように展開などをかなり改変してます。
気になる詳細は「週刊少年チャンピオン」本誌で確認せよ!!

<感想>

「名探偵マーニー」から3ヶ月……我らが木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」に還って来た!!
というワケで、その新作「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」です。
1巻、2巻。3巻に続き、早くも4巻が発売予定!!

さて、その41話。
サブタイは「フックマン2」。

どうやら「能美とフックマン」の関係は「蛍と圭一」に近いようです。
おそらく、フックマンは能美一郎か。
フックマンは息子である能美を彼が所属するグループ内で成績最優秀者になるように仕向けており、その為に彼より成績の良い生徒を排除しているのでしょう。
だから、かつては町止小学校での凶行に繋がり、今では城町西の代表が能美になった。
城町西の代表が能美1人なのも、それ以外の人物がフックマンの手にかかったとすれば自然です。
そして今回は交流会を通じ、この対象が他校にまで広がってしまったものか。

問題はこれが能美の意図しているところなのかどうか?
意図通りだとすれば、能美はかなりの悪になってしまいますね。
果たして!?

また、楓が蛍と圭一の秘密に近付きつつある様子。
遂に圭一の存在を楓に明かすこととなるのか!?

そんな中、40話では重要と思われる新キャラが登場しました、その名も青葉。
これにより木蛍(赤)、川楓(緑)、園霧子(桃)に次ぐ色つきキャラが登場することに。
おそらく、キーとなるキャラでしょう。
どちらかと言えば、前作の枯野の女性バージョンと言った感じかな。

どうやら、先の蛍、楓、桃園、青葉ら色つきのキャラが集結し十二人委員会と対決して行く形となるのか。
だとすれば、もう1人黄色のメンバーを加えて5人になりそうな予感。

次回にも注目です!!

木々津克久先生といえば「フランケン・ふらん―OCTOPUS―」が『拡張幻想 年刊日本SF傑作選』(大森望・日下三蔵編、東京創元社刊)に掲載されています。
こちらも注目。

木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」本誌に帰還する!!2012年8月16日より探偵物語「名探偵マーニー」連載開始!!

さて、作者である木々津克久先生と言えば、管理人にとっては「週刊少年チャンピオン」本誌での「ヘレンesp」の作家さんとのイメージ。

「ヘレンesp」は、盲目のヘレンがその特別な力(ESP能力)を駆使し、愛犬や叔父さんたちに見守られながら同年代の友人や幽霊など様々なものと交流する物語。

衝突したり理解し合えなかったりと苦難がヘレンを襲うものの、その都度ヘレンの純粋な心で相手に向き合い相手との心の壁を乗り越えていくさまは、心に響きました。
確かにあらすじだけ聞くとよくある展開かと思うものの、本作は不思議な“熱”と“説得力”を持っており、透明感のある淡い絵柄も加え、なかなかの名作といえるでしょう。

既に連載自体は終了していますが、こちらもオススメです。

◆「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」関連過去記事
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)第1話から第40話までネタバレ批評(レビュー)まとめ

◆関連過去記事
「名探偵マーニー」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

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「ヴァンパイア・アナライズ (チャンピオンRED 7月号掲載)」(木々津克久著、秋田書店刊)ネタバレ批評(レビュー)

これまでの登場人物一覧:
赤木蛍:主人公。今年の春から「聖マルス学園」に特待生として進学した。
圭一:蛍の兄。正義感の強い警官だったが失踪。幽霊となって戻って来た。

獣を連れた男(10人と1匹の獣):圭一の死に関わる人物。獣は殺意のことらしい。
PND(疑われざる者):静香によれば圭一が追っていた謎の人物らしい。獣を連れた男と同一人物なのか?
十二人委員会:警察内部に存在する犯罪者を私的制裁する組織、メンバーは12人居るらしい。

死神:黒い影の男の正体。「桐島静香の秘密」「謎の桃園」「騙された死神」に登場。

【赤木家とその周辺】
蛍の父:赤木興業の社長。
赤木真知恵:蛍の母。バーのような店を経営している様子。
節:蛍の妹。
和也:蛍の弟。

謎の少年:蛍の初恋相手らしい。11話に登場。
真島慎一:蛍の幼馴染。彼女に恋心を抱いている。9話から登場。

【聖マルス学園関係者】
志田りか:聖マルス学園の生徒。2話から登場。
塞田康平:蛍のクラスの担任教師。割とミーハーらしい。
見場創太:3話ラストに登場した怪しい男。学園の生徒であった。
緑川楓:蛍のクラスメート。実は少女探偵であった。
校長:聖マルス学園の校長。
教頭:聖マルス学園の教頭。
千葉:鐘楼登頂に挑み謎の転落死を遂げた男子学生。
沼代:22話ラストで鐘楼登頂に挑んでいた男子学生。
5人の成功者:過去に鐘楼に登頂することに成功した面々。
五島:5人の成功者の1人だが……。
桃園霧子:「聖マルス学園」2年生とされる謎の令嬢。「謎の桃園」「崖の下の呪い家」「恋する桃園」に登場。
東条春道:霧子の幼馴染、人気者。
創さん:「聖マルス学園」の成績優秀者。
野間:「聖マルス学園」の成績優秀者。
青葉:「聖マルス学園」2年生女子、学園1の天才。

【警察関係者】
緑川宗達:楓の祖父。推理能力に長けた名刑事として有名らしい。
逸見:楓の知人の刑事。
桐島静香:圭一の同期であるキャリア。現在は警察署長に。
大島:南具署の刑事。
光芝:圭一と静香の同期。
久毛山:圭一と静香の同期。
紅梅:圭一と静香の同期。
二階堂:警部。白い服の男。静香に想いを寄せていたらしい。
山本巡査長:在りし日の圭一の上司。今は田舎の派出所に勤務している。
蓮宮:県警の担当者。

【その他】
志田高志:りかの兄。りかにストーカーしているとのことだが……。
実山:赤木興業を担当している会計士。
貝塚俊雄:実山会計士事務所の職員。比較的若手。
役丸みつえ:実山会計士事務所の職員。紅一点。
三島:実山会計士事務所の職員。太目。
丸木田:実山会計士事務所の職員。ダンディ。
麻依:貝塚の元婚約者。
緑川宗達:楓の祖父。推理能力に長けた名刑事として有名らしい。
末為良則:12話で遺体で発見される。場津間高校の教師であった。
逸見:楓の知人の刑事。
葉森了:場津間高校の学生。末為の教え子。
葉森美和:蛍が廃病院で出会った女性。了の母で入院していた毛羽病院で落命していた。
間岩:米城警察病院の看護師。
怪物:人中に居ようとも誰も興味を向けない怪物。
大人しい人間:怪物に付き添う不可思議な人影。
栗山将秋:怪物たちが暮らしている部屋の契約者。
三ツ矢:誘拐事件の被害者とされる子供の母親。
満島:節の担任教師。
鏡二郎:呪いの家の過去の所有者。
円卓:「占いの館」の占い師の1人、「ジュエル」を名乗っていた。「緑川楓の誤算」に登場。
蝶野:「占いの館」の占い師の1人、「カラスアゲハ」を名乗っていた。「緑川楓の誤算」に登場。
丹下七郎:携帯ショップの店員、35歳。「騙された死神」に登場。
真利奈:七郎の姪。「騙された死神」に登場。
能美:「城町西学園」の成績優秀者。「フックマン」を抱えている。
能美一郎:過去に町止小学校襲撃殺傷事件を引き起こした犯人、当時37歳であった。

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