2015年10月07日

「デザイナーベイビー〜速水刑事、産休前の難事件〜」3話「チェンジリング」(10月6日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「デザイナーベイビー〜速水刑事、産休前の難事件〜」3話「チェンジリング」(10月6日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<3話あらすじ>

ノゾミ誘拐犯の主婦・岸田トモ(安藤玉恵)は逮捕されたが、保護された赤ちゃんは全くの別人だった。速水刑事(黒木メイサ)はトモを聴取するが、取り違えた記憶はないという。しばらくして、別の産科病院で行方不明の赤ちゃんがいることが判明する。速水たちは誰かが赤ちゃんをすり替えたと推理して、不審な行動を取り続ける須佐見医師(渡部篤郎)を容疑者としてマークする。そんな中、謎の赤ちゃんの画像が病院に送られてきた。
(公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)。

<ネタバレあらすじ>

登場人物一覧:
速水悠里:妊娠中の刑事。夫・浩介との間には彼の連れ子・雄介が居る。
日村健吾:悠里の上司。
近森優子:新、望の母親。
近森新:優子の長男。
近森望:優子の長女、誘拐被害者。
岸田裕也:トモの夫。
岸田トモ:岸田の妻。優子の赤ん坊を誘拐した。
崎山典彦:優子の担当医。不妊治療に新たな手法を持ち込もうとしている。
須佐見誠二郎:城南大学病院産婦人科の教授、崎山とは対立している様子。
柊奈留:城南大学附属病院医師。須佐見を尊敬している。
山原あけみ:胚培養室の担当者。
峠緑郎:城南大学病院院長。
峠則孝:峠院長の息子。製薬会社勤務。
有吉久美:城南大学病院院長秘書。

〜〜〜前回のあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

近森優子が出産したばかりの娘・望が岸田夫妻に誘拐された。
岸田夫妻は長年の間、不妊治療を続けようやく子宝を授かっていた。
ところが、須佐見医師が担当した直後に流産していた。
これに対し感情的な行き違いから、岸田夫妻は望を誘拐したのである。

この捜査に妊娠中の速水悠里刑事が加わることに。
何やら病院側の様子を不審に思いながらも捜査を続ける悠里であったが、追い詰められた岸田夫妻は優子に身代金を要求する。

結局、岸田の妻・トモが逮捕され望は保護されることとなったが……。

「デザイナーベイビー〜速水刑事、産休前の難事件〜」2話「身代金」(9月29日放送)ネタバレ批評(レビュー)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

トモが逮捕され赤ん坊が保護された。
ところが……。

「私の子はこの子じゃない!!」
保護された赤ん坊を抱いた優子が叫び出した。
この訴えにより赤ん坊のDNA鑑定がされた結果、救出された赤ん坊は優子の子供ではないことが判明。

この事態に捜査関係者は困惑を隠せない。
保護した子供は誰なのか?
また、優子の娘・望は何処に消えたのか?

矢先、向井産婦人科にて誘拐事件が発生。
2時間前に預けられていた女児が消えたらしい。
現場に駆け付けた日村はカルテから「内藤優子」の名に注目する。
それは優子の旧姓である。

防犯カメラ映像を調べたところ、トモが「内藤優子」を騙っていたことが判明。
しかも、この際に望らしき赤ん坊を連れていたのだそうだ。

日村はトモの隙を突き、何者かが赤ん坊を摩り替えたと考える。
望は2時間前まで向井産婦人科に居たのだ。

この仮説を裏付けるように、防犯カメラ映像からトモと同時期に向井産婦人科を訪れていた男が判明。
しかも、その男は2時間前にも向井産婦人科を訪問していた。
どうやら、その男がトモの隙を突き赤ん坊を摩り替え、2時間前に誘拐したらしい。

その頃、城南大学病院の産科病棟ではちょっとした異変が起こっていた。
産婦人科内で撮影された写真を貼り出した掲示板を見た入院中の妊婦が疑念を呈していたのだ。
其処には誰も見たことのない赤ん坊が写っていたのである。
「何処の赤ちゃん?」
産婦人科に精通している筈の女医・柊奈留でさえ首を傾げる。

一方、須佐見は崎山を問い質していた。
須佐見はトモの妊娠に疑惑を抱いているようだが……。

この須佐見の行動に捜査本部も注目。
悠里は岸田夫妻について調べるべく、山原あけみに相談を持ちかける。
不妊治療に勤しむ夫婦で夫に問題あった場合にどう対処するか尋ねたのだ。
これに、夫以外の精子を用いて妊娠する場合があると答えるあけみ。
ところが、あけみは岸田夫妻の場合はトモに問題があったようなことを匂わせる。

矢先、告発者を名乗る人物から須佐見のもとへ岸田トモに関するノートが届いた。
これを目にした須佐見は何やら考え込むと「此処までやっていたとは……」と呟く。
其処に告発者から連絡が入る。

「ノートは先生の武器になりますね?」
どうやら、告発者は須佐見を動かそうとしているようだ。
須佐見はこれに顔を顰める。

直後、須佐見が動きノートを焼却処分にしてしまう。
これに気付いた悠里は須佐見を取り押さえ、焼却を免れたノートの断片を入手する。
また、トモが岸田以外の精子で妊娠したのではないかとの疑惑をぶつけるが……。
何故か、須佐見は「そんなことは出来ない」と断言するのであった。

その頃、産科病棟の掲示板の写真が望であることが発覚し騒動に。
写真に写り込んだスカーフを目にした峠院長の表情が変わる。
さらに止めを刺すべく電話が入り、峠は言葉を失うことに。

そう、新たな誘拐犯の正体は峠院長の息子・則孝だったのだ
その傍らには院長秘書・有吉久美の姿も―――4話へ続く。

<感想>

ドラマ原作は岡井崇先生による同名作品。
過去にネタバレ書評(レビュー)していますね。
とはいえ、ドラマ版はほぼオリジナル展開を見せています。

『デザイナーベイビー』(岡井崇著、早川書房刊)ネタバレ書評(レビュー)

タイトルにもなっている「デザイナーベイビー」の意味は「生まれて来る前に遺伝子に調整を施し両親が望む子供を手に入れる方法」のこと。
此処での調整は「健康」であったり「身体能力の向上」であったりします。
この方法ならば両親が望む子供が得られることに。

この手法は既にSF世界やアニメなどでは一般的となっており、例えば森岡浩之先生「星界シリーズ」(早川書房刊)に登場するアーヴや「機動戦士ガンダムSEED」のコーディネーターなどが挙げられます。

「機動戦士ガンダムSEED」(2002年、日本)

ディスティニープラン発動!!

ちなみに出産を取り扱ったサスペンス系ドラマでは同じNHK系火曜22時枠にて海堂尊先生原作ドラマ「マドンナ・ヴェルデ」も放送されています。

『マドンナ・ヴェルデ』(海堂尊著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

NHKドラマ10「マドンナ・ヴェルデ」第1話(第1回)「希望の卵」(4月19日放送)ネタバレ批評(レビュー)

では、ドラマ版3話の感想を。

優子による「私の赤ちゃんじゃない!!」は峠則孝による摩り替えと判明。
前回力説した「受精卵時点で既に摩り替えが行われた説」は外してしまいました(涙)。
まぁ、則孝による摩り替えも前回予想した範囲内にはあったのでソレで良しとしておこう……ぐへへ(半ベソかきながらの薄気味悪い笑い)。

え〜〜〜ゴホン。
さて、気を取り直して3話。

と言うワケでリベンジ込みの3話視聴なのですが、今回でだいぶ分かったことがあります。

まず、城南大学病院産婦人科の不妊治療には闇がある。
おそらく、これがタイトルにもある「デザイナーベイビー」。
主導しているのは峠院長や崎山医師。

須佐見はこれを追う側であり是正を促す気はあるが、公表することは望んでいない。
もしも公表すれば病院が引っくり返るかもしれないことを怖れているのだろう。

また、そんな須佐見を裏から動かそうとしている人物(匿名の告発者)が居る。
そして、この告発者は岸田トモのノートを入手することが出来る人物である。

まとめると、須佐見は真相を追う立場なので何かを仕掛けた犯人ではない。
むしろ、悠里と共に真相に迫る側に近い。
従って、岸田夫妻のよもやの流産も彼の仕業ではないだろう。

こうなると、山原あけみの関与が濃厚になって来たかなぁ……。
何しろ、原作でも重要なポジションのキャラだったし。
ドラマ版でも悠里が接触しているし。
また、匿名の告発者も彼女ではなかろうか。
何より悠里は具体的な名前を挙げずに不妊治療のパターンを聞いていたのに、山原あけみは「岸田夫妻のケース」を想定して語っているし。
これは真相を知っているからに違いないのではないか。

で、胚培養室の担当者である山原あけみが此処で絡んで来るとなると前回の「受精卵摩り替え説」も別の形で活きて来る可能性がありそうな予感。
そもそも、岸田夫妻は絶対に流産にはならない筈だったらしいのに、どうしてソレが起こったか。
彼女が何か工作したのではないかとの疑念は未だ消せない。

とはいえ、その前に峠則孝による望誘拐事件が立ち塞がっている。
これを解決しないことには城南大学病院産婦人科に潜む謎には迫れないだろう。
おそらく4話、5話で解決することになる筈。

そして、もう1つ。
望が優子にとって新のスペアとして用意された存在ではないかとの疑惑もある。
これは「新」が何か病気を患っており「望」がその臓器のドナーとして生まれた存在ではないか……とのものだが、3話の描写で信憑性が増した印象。

果たして、こちらも如何に!?

さらに、悠里と夫の連れ子・悠介の関係。
望誘拐事件を通じ、生さぬ仲から悠里のお腹の子供も含めて家族を構築する様子を描くのではないかと思われる以上、此処もポイントでしょう。
それにしてもどうして名前に同じ「悠」が入っているのでしょうか、これも意味があるのか……って2015年10月6日に公式HPを確認したところ「悠介」ではなく「雄介」になってますね。
それに伴い、本ブログでも今後は「悠介」から「雄介」に表記を改めることにします。

4話にも注目ですね!!

◆関連過去記事
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