ネタバレあります、注意!!
登場人物一覧は本記事下部に移動しました。
<あらすじ>
〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜
「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?
矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・前回はこちら。
「実は私は」第130話「海に行こう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
葉子と2人、日帰りにて海水浴へ出かけた朝陽。
だが、その帰路に茜の陰謀により最終バスに乗り遅れてしまう。
途方に暮れる朝陽と葉子だが……。
取り敢えず、2人きりになったことを喜ぶ朝陽。
だが、葉子は既に睡眠時間に片足を突っ込んでいるようで半ば寝言を呟きつつ歩いている。
限界は近い……焦る朝陽だが葉子に野宿はさせられない。
困り果てていたところ、当の葉子からある提案が。
海水浴場へ戻ろうと言うのだ。
何時になく強引な葉子に連れられ朝陽は浜辺へ戻ることに。
すると、何時の間に用意した物やら葉子の手には花火が握られていた。
2人は浜辺でロマンティックなひと時を過ごす。
むしろ2人きりの時間を積極的に楽しもうとする快活な葉子に朝陽は改めて心惹かれ、勢いで口づけを交わしてしまう。
これに照れる葉子だが、葉子もまた朝陽に口づけを迫る。
顔を近付ける2人、だが葉子の顔はすっと朝陽の首筋に伸びる。
気付けば朝陽は「ちゅうちゅう」と吸血されていた。
不意の出来事に戸惑う朝陽はぼんやりしつつ「吸血行為は愛の証なのでは……」と考える。
だが、身体は痺れたように動かない。
やがて、満足したように顔を離した葉子。
その表情はこれまで朝陽が知らない程、残酷な笑顔を浮かべていた。
これが吸血鬼たる葉子の性だ。
「よ、葉子さん」
「あ、あ……れっ!?」
それを目のあたりにし絶句する朝陽、同時に覚醒する葉子。
葉子はと言えば自身の行動を未だ理解していない様子だ。
ショックを受ける朝陽の前に、中空から茜が浮かび現れる。
その手には葉子の写真が握られていた。
そして、茜は問う。
お前はコレをどう呼ぶか、と。
以前、朝陽はその写真を「吸血鬼」ではなく「葉子」と呼んだ。
今、同じ口でどう答えるのか!?
朝陽の愛が問われる時が来た―――132話に続く。
充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!
<感想>
「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻、11巻、12巻、13巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、14巻も発売予定。
そして、本作かなり面白い!!
そんな「実は私は」が遂にアニメ化。
テレビ東京系列にて2015年7月6日から放送開始とのこと見逃すなかれ!!
ちなみに、登場人物に黄龍院凛らの名前が無いことを見ると序盤をアニメ化する予定なのかな。
さらに、アニメ版は早くもブルーレイ、DVD化が発表されています。
・【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!
その131話。
サブタイは「海に行こう!!」。
再びサブタイは「!」シリーズに。
やはり全ては茜の掌の上!?
甘い時間も束の間、朝陽は思わぬ決断を迫られることとなりました。
130話で華恋、源二郎、桐子が朝陽たちの様子を覗き込むシーンがあった以上、朝陽の回答を息を潜めて窺っているものか。
源二郎と桐子は回答によっては、これ以上葉子が傷付かないように連れ戻すつもりなのかも。
・「実は私は」第130話「海に行こう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
大いなる試練に曝される朝陽。
とはいえ、おそらくこれは源二郎と桐子も通過した道の筈。
決して前人未到の道ではない。
また朝陽のことだけに「正直、怖いけど……」と言いつつも此処は葉子への愛を貫き通して欲しい。
いや、そう思いたい!!
だが、吸血は吸血鬼である葉子の本能が行わせたもの。
決して理性によるものではない。
これを朝陽がどう受け止めるのかはかなり難しい。
おそらく、一度は訣別展開になりそうかなぁ。
何しろ、王道展開としては「朝陽が本意ならずも恐怖心から葉子を認められず訣別。しかし、これを後悔する中、みかんや渚や獅穂らの後押しを受けて改めて葉子を迎えに行く流れ」だろうしなぁ。
此処であっさり落着は無いと見るが……。
いよいよ2人の間に種族の壁が立ち塞がる!!
その結果は如何に!?
うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!
そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス14巻も発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子、11巻は獅穂と凛コンビ、12巻は緑苑坂弓と桐子の夫婦コンビ。
そして、13巻は桃地結香!!
となれば、14巻は登場順で水奈川咲かな?
ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。
もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。
◆関連過去記事
・「実は私は」第1話から第130話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ
登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。
藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。
朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。124話にてフルネームが「嶋田結太」と判明。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。
朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。
緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
桃地結香:忍者少女、92話(実際は105話)から登場。ある秘密が……。
閃:鳴、結香のクラスメートの男子。瓶底眼鏡に腰の日本刀がトレードマーク。
水奈川咲:結香、閃、鳴のクラスメート。109話から登場。ある秘密が……。
箱入り娘:114話終盤に登場した謎の人物!?
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んまあ、今後の展開は二つの可能性でしょうか? 俺さんの言われる通り、一度は決別→でもよりを戻す、という展開。でも個人的には朝陽が人外に恐怖を抱いてしまった展開になっちゃうとしますと、相談相手はみかんだけになっちゃいまして、ここでみかんが後押しするのかなと。でも、みかんは「アンタだけが普通の人間だったってこと分かんなかったの?」と窘めるような気はしますが。
私的にあり得る展開のもう一つは、もう次回辺りで朝陽が吸血鬼モードの葉子さんを受け入れるんだけど、首筋の牙の後をみかんに見られ問い詰められて放課後の吸血鬼=葉子さんってバレる展開になっちゃうんじゃないかな、と考えてみたり。
いずれにせよ、とうとうみかんが葉子さんの正体を知って、未来の分岐点に立つときが来たのかもしれない、という思いです。はてさてどうなることでしょうか。
こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!
いや、管理人もあの表情には驚きました。
しかも、まさか葉子さんがあの表情を浮かべるとは!!
その直前とのギャップが凄かった!!
そして、なるほど!!
確かに「葉子の正体バレ」の展開もアリです。
さらに、いずれのパターンでもみかんが活躍しそうな点も良しです。
次回も見逃せそうにありません!!