2015年10月10日

「破裂」1話「超高齢化をめぐる問題作、始動…エリート医師に国家的陰謀が迫る」(10月10日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「破裂」1話「超高齢化をめぐる問題作、始動…エリート医師に国家的陰謀が迫る」(10月10日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<1話あらすじ>

香村鷹一郎(椎名桔平)は冷徹なエリート医師。年老いた心臓を若返らせる画期的な新療法で注目を浴びる中、怪しげな官僚・佐久間和尚(滝藤賢一)から国立ネオ医療センターにスカウトされる。大学教授選の勝利が確実視されていた香村は誘いを断るが、その直後、過去の医療ミスを告発する怪文書騒ぎに巻き込まれる。一方、心不全で引退状態の国民的名優・倉木蓮太郎(仲代達矢)が香村の治験を希望し入院して来る。香村と倉木には秘密があった…。
(公式HPより)


<ネタバレあらすじ>

登場人物一覧:
香村鷹一郎:エリート医師。
佐久間和尚:官僚。
倉木蓮太郎:国民的名優。


香村鷹一郎はエリート医師。
超高齢化社会を控え、画期的な新療法を開発しようとしていた。
この療法をマウスのサリーに試したところ、サリーは奇跡的な回復を見せる。
こうして、香村の前途は洋々と思われたが……。

そんな中、香村に官僚の佐久間和尚が接近を図る。
佐久間は香村を「国立ネオ医療センター」にスカウトしようと言うのである。
だが、佐久間には何やら狙いがあるようで……。

矢先、香村が過去に担当した患者について医療ミスを告発する文書が届く。
これに動揺する香村。

並行するように香村の療法について治験を受けたいと心不全で引退状態の国民的名優・倉木蓮太郎が入院して来た。

実は香村は倉木の隠し子であった。
過去、親子ともども倉木に捨てられたと信じている倉木は愛憎半ばする気持ちを抱えつつ、この申出を受け入れることに。

こうして倉木は療法を受けて飛躍的な回復を果たした。

ところが、直後にマウスのサリーが急死してしまう。
解剖したところ、サリーの心臓はマウスとは思えぬほどに肥大し破裂していた。

香村の療法にはまさに致命的な副作用があったのだ。
療法により回復した心臓はそれに耐えられず破裂してしまうのである。
言わば、時限爆弾を抱える代わりに元気になるのだ。
もちろん、同じ療法を施された倉木も……。

一方、佐久間は香村の療法を以て自身が提唱する「プロジェクト天寿」を始めようとしていた。
療法の開発者である香村の意志に反し、療法が1人歩きを始める―――2話へ続く。

<感想>

ドラマ原作は久坂部羊先生による同名作品。
過去にネタバレ書評(レビュー)していますね。

『破裂』(久坂部羊著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

タイトルにもなっている「破裂」の意味は香村が開発した「ペプタイド療法の副作用」を示しています。

では、ドラマ版1話の感想を。

原作を香村視点で再編集したと言った印象のドラマ版。
とはいえ、香村と倉木の関係は完全にオリジナルです。

それにしても、本作も原作を活かしたキャストの良さを感じさせます。

香村を演ずる椎名桔平さんの苦悩を抱える研究者ぶり、倉木を演じる仲代達矢さんの重厚さ。
そして、佐久間を演ずる滝藤賢一さんの怪演ぶりも素晴らしかった。
やっぱり、佐久間はドラマを引っ張る人物だけにあれくらいの方が良い。
次回にも期待出来ると思います。

原作通りならば物語はさらに加速して行く筈、2話にも注目ですね!!

◆関連過去記事
【久坂部羊先生著作関連】
『無痛』(久坂部羊著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

『第五番 無痛2』(久坂部羊著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

『破裂』(久坂部羊著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

【ドラマ関連】
「無痛 診える眼」1話「新ヒーロー誕生…!?病気を見抜く天才は、犯罪を見抜けるか?」(10月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

文庫版「破裂〈上〉 (幻冬舎文庫)」です!!
破裂〈上〉 (幻冬舎文庫)





文庫版「破裂〈下〉 (幻冬舎文庫)」です!!
破裂〈下〉 (幻冬舎文庫)





キンドル版「破裂(上)」です!!
破裂(上)





キンドル版「破裂(下)」です!!
破裂(下)



【関連する記事】
posted by 俺 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック