ネタバレあります!!注意!!
<あらすじ>
貧乏学生の浅木晴也(玉森裕太)は、親友・窪寺和臣(高田翔)から、ミスキャンパスの能見美羽(新川優愛)を付け回すストーカーを捕まえてほしいとの依頼を受ける。報酬に目がくらみ、晴也は調査を始めるが、事件は思わぬ展開に!?
(公式HPより)
<ネタバレあらすじ>
登場人物一覧:
浅木晴也:主人公、苦学生。
楓花:晴也の妹。
篠原俊喜:晴也の友人、同居している。腕っぷしが強い。
窪寺和臣:晴也の友人、金持ちのボンボン。
能見美羽:ストーカー被害者にして依頼者。
磯部克夫:晴也のバイト先の先輩。
石田静枝:スナック「アラバマ」のオーナー。
冬本薫:スナック「アラバマ」アルバイト。
大谷雅人:ストーカー候補。美羽の元恋人。
松本:ストーカー候補。美羽のバイト先の客。
広沼:千晶の兄、晴也にある依頼を……。
千晶:広沼の妹。
尾上:サークル幹部。
浅木晴也は東京学園大学に通う大学生。
同居人の俊喜と共に生活費を稼ぐべくバイトに明け暮れる毎日を送っている。
バイト先の先輩・磯部克夫や行きつけのスナック「アラバマ」のオーナー・石田静枝らは良き理解者だ。
そんなある日のこと、友人の窪寺和臣からアルバイトを紹介される。
その内容はミスキャンパスの能見美羽に関わることであった。
美羽によれば何者かに尾行されたり、無言電話を受けたりしているらしい。
さらに、夜中に正体不明の視線に曝されていると言う。
報酬20万円に釣られた晴也は依頼を引き受けることに。
美羽によれば容疑者は2人。
1人は元恋人・大谷雅人。
1人はバイト先の客・松本。
晴也は大谷について情報通である自身の追っかけ3人組に事情を尋ねる一方で、美羽宅でストーカーを待ち受ける。
2人きりになった晴也と美羽はなかなか良いムードに。
実は美羽は晴也を知っていた。
1年前、新歓コンパで晴也が上級生の尾上に立ち向かったことは語り草になっていたのだ。
以来、美羽は密かに晴也に好意を抱いていたらしい。
ところが、其処にストーカーと思しき男が現れる。
男は地上から美羽の部屋付近を見上げていたのだ。
これを見つけた晴也は男を追跡し捕まえる。
しかし、相手は美羽ではなく妹が心配になって様子を見に来たと言う。
その妹は美羽の隣室に暮らしており、どうも様子がおかしいらしい。
男は自身を広沼と名乗ると、晴也に妹・千晶について何か分かれば教えて欲しいと依頼する。
こうして、晴也は2つ目の依頼を引き受けることとなった。
広沼と別れた晴也は美羽に千晶について尋ねてみた。
美羽によれば、千晶は生活態度があまり宜しくないらしい。
複数の男が千晶の部屋を出入りしていたそうだ。
一方、静枝もまた何者かの視線を感じ怯えていた……。
翌日、晴也は3人組の力を借りて大谷を訪ねる。
大谷はストーカー疑惑を否定、新しい彼女が居ると語る。
そんな大谷と晴也を陰から監視する存在が……。
晴也は大谷への疑惑を捨て、松本を疑う。
ところが、松本もストーカー疑惑を否定。
松本は美羽を女優としてスカウトしただけと主張したのだ。
其処へ美羽から晴也に電話が入った。
千晶の部屋で奇妙な物音がすると言う。
どうも何者かが侵入したようだ。
慌てて美羽のマンションへ向かったところ、管理人と行き会う晴也。
管理人は驚いた表情を浮かべるとそそくさとその場を去る。
美羽は無事であった。
隣室の侵入者は去って行ったらしい。
美羽によれば家具を動かしていたそうだが……。
ロビーの監視カメラを目に留めた晴也は録画映像を用いようと提案するが、美羽に却下される。
監視カメラは動いているが録画はされていないらしい。
それもこれも、去年までの管理人が映像を悪用し住人にセクハラ発言を繰り返していたことが原因のようだ。
美羽の申し出により管理人は解雇されたとのことだが。
晴也は大谷も松本も犯人ではないと美羽に報告。
容疑者が消えたことに美羽は得体の知れない恐怖を覚える。
直後、晴也は美羽のポストを覗き込む不審な若い男を発見。
追跡するが酔っ払った磯部に邪魔されてしまう。
晴也は犯人が落としたと見られるアクセサリーを発見。
其処から美羽が所属していたサークル仲間・内藤正一を特定する。
美羽がサークルを辞めると前後して内藤も辞めていた。
内藤を追った晴也はその確保に成功。
捕まった内藤は「大谷が美羽に復讐すると語っていたことを聞き、影ながら守っていた」と語る。
大谷は美羽に捨てられたことを根に持っていたらしい。
そして、内藤は美羽を大谷から救うことで彼女の興味を惹こうと考えていたようだ。
翌朝、晴也は「美羽に新しい恋人が出来た為に手を引くことになった」と大谷に教える。
その夜、怒りに震える大谷は美羽を襲撃するが……。
すべては晴也の罠であった。
大谷はナイフまで持ち出し抵抗するが晴也に捕まることに。
こうして事件は解決した。
同時に静枝のストーカー事件も解決。
こちらの犯人は磯部であった。
とはいえ、磯部に悪意は全くない。
磯部は静枝をデートに誘うタイミングを計ろうとしている内に付きまとってしまったのだ。
すべて無事解決したかに思われたのだが……直後に美羽が何者かに攫われてしまう。
美羽を狙うストーカーは他にも居たのだ―――2話に続く。
<感想>
ドラマ原作は福田栄一先生『青春探偵ハルヤ』(東京創元社刊)。
過去にネタバレ書評(レビュー)していますね。
・『青春探偵ハルヤ』(福田栄一著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)
では、ドラマ版の感想を。
全体的に原作を上手く活かしていた印象。
原作は登場人物の間の意外な人間関係がポイントの作品でした。
これについて詳しくは原作の書評(レビュー)をご覧頂ければお分かりの筈。
おそらく、2話で原作の美羽関連の事件は描写し尽くされそうかな。
特に1話で「あの人」についての伏線が配されていたし「あの人」に関しては原作に沿いそうだな。
ヒントは「美羽のマンションで晴也が目撃した人」と「ソレに関する美羽の台詞」の中にあり。
言わば、ドラマ版1話2話は「美羽編」として前後編の関係になりそう。
ちなみに原作にあった「美羽の年上好き」が省略されていたのでドラマ版では葵のアレは無さそうか。
アレがかなり印象的だっただけに別のキャラでも描写して欲しいところだけどなぁ。
そして、オリジナル要素の磯部と静枝もなかなかに良いキャラ。
こうなると気になるのは今回あまり強調されなかったアルバイトの薫かなぁ……。
後半に向けて強調されるのかな!?
1話はかなり好印象でした。
2話以降もアレンジを加えつつ原作を活かして貰えると楽しめそうです!!
また、晴也の過去も丁寧に描いてくれそうだし期待!!
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