2015年10月29日

水曜ミステリー9「信州山岳刑事 道原伝吉4 列車ジャック!護送中の女を拉致!!標高2857mに眠る1億5千万円の謎」(10月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)

水曜ミステリー9「信州山岳刑事 道原伝吉4 列車ジャック!護送中の女を拉致!!標高2857mに眠る1億5千万円の謎」(10月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

広大な北アルプスが管轄の安曇野北警察署は、山での事故に備え山岳遭難救助隊も常駐する日本でも珍しい警察署。ある日、主任の道原伝吉(松平健)と降旗節子(雛形あきこ)は、結婚詐欺犯の廣田浅子(小沢真珠)を電車で護送していた。と、その時、人質らしき菅井栄子(小野真弓)に銃口を突きつけた男・根岸左知男(石垣佑磨)が背後に現れる。しかも浅子にはめられた手錠に気づいた根岸は、手錠をはずし自分のほうへ来るようにと指示する。道原の制止も聞かず、到着した須坂駅で下車。駅のロータリーに止まっていた、老舗旅館『千華苑』の送迎ワゴンに乗り込み、女将の重村由美子(あめくみちこ)と大番頭の関本武彦(大浦龍宇一)を乗せたまま逃走。しかもこのまま逃げたい浅子は、「常念岳に大金がある」と言い始め…。

緊急配備が敷かれ、『千華苑』にも緊迫した空気が流れていた。心配そうにニュースを見つめる娘の沙耶(遊馬萌弥)。友達で道原の娘・比呂子(谷内里早)と道原の妻・康代(斉藤慶子)も付き添っている。そこへ旅館に由美子から電話が入る。犯人の要求は、登山用の装備品一式を用意すること、そして午後5時に常念岳の万年岩に警察の誰かが一人で来い、というもの。その知らせを聞いた道原は、「行かせて欲しい」と名乗り出る。捜査一課の古澤武則(賀集利樹)は反対するが、管理官の鷲崎孝文(宅麻伸)は、山に詳しい道原にその役を託す。やがて常念岳鳥川西トンネル付近でワゴン車が発見される。その頃、車を降りた根岸らは登山道を歩いていた。4人の人質は苦痛と疲労で顔を歪ませていた…。

約束の場所へ向かった道原は、指示通り装備品を渡しながら、人質の解放を求める交渉を始める。ところが、勝手に後方から追ってきていた古澤を見つけた根岸は激昂し、人質を連れて森の中へ消えてしまう。なぜ根岸は山に必要なもの以外何も要求してこないのか?動きづらいのになぜ人質を4人も取ったのか?そして常念岳には一体なにが?根岸の目的がつかめない道原だったが、実は単なる拉致誘拐事件ではなかった――。
(水曜ミステリー9公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……。

道原伝吉は安曇野北警察署に勤務する刑事である。
安曇野北署は山岳での事件も担当する為、勤務する者は山についての知識が不可欠とされている。
中でも、道原は山についてずば抜けて詳しく「山岳刑事」との異名で呼ばれていた。

そんな道原は手配中の結婚詐欺犯・廣田浅子を護送することとなった。
ところが、其処に拳銃を構えた根岸左知男なる男性が菅井栄子を人質に現れた。

根岸は浅子を渡すように要求。
浅子は味方が現れたとばかりに根岸に同行してしまう。

根岸と浅子は近くに停車していた老舗旅館『千華苑』の送迎ワゴンに乗り込み逃走。
ワゴンには『千華苑』の女将・重村由美子と大番頭の関本武彦も同乗しており、彼らも人質にされたと思われた。
浅子は「常念岳」へ向かうよう根岸に指示する。

こうして大事件が発生。
栄子の夫・菅井利一も報を聞くや現地へ駆け付ける。

その頃、道原は沙耶に頼まれた由美子奪還に動こうとしていた。
実は由美子の娘・沙耶と道原の娘・比呂子は親友だったのだ。

其処に根岸から要求が届く。
登山用の装備品を用意すること、また17時に常念岳にある万年岩へ人を寄越せとの指示であった。
これに道原が応じることに。

道原は万年岩へと赴くと根岸へ交渉に及ぶ。
だが、根岸の不信感は根強くこの交渉は決裂。

矢先、関本が沢に転落した状態で発見される。
一命を取り留めた関本は病院へ運ばれるが、その足元を目にした道原は疑念を抱く。
道原が用意していない筈の山岳用靴下を履いていたのだ。
偶然、人質となった筈の関本が何故!?

そんな中、根岸が3年前に松本市で発生した富岡夫妻殺害の被害者遺族であったことが判明。
富岡夫妻宅からは1億5千万円が奪い去られており、犯人は2人組だが未だに捕まっていなかった。

根岸の行動の理由が此処に在ると見た道原は菅井や浅子を調べ、意外な事実を突き止めた。
なんと、富岡夫妻殺害の犯人こそ菅井と浅子だったのだ。
根岸は菅井と浅子に復讐するつもりらしい。

矢先、菅井が姿を消した。
どうやら浅子を追ったようだ。
根岸たち一行が常念ヒュッテに滞在していると知った道原は現場へ向かう。

ところが、常念ヒュッテでは大騒動が起こっていた。
其処に隠していた筈の1億5千万円が消えていたのだ。
大混乱の中、菅井が到着し根岸と対峙する。

此処に道原たちも駆け付け、菅井たちの犯行を暴露した。
これにより根岸は投降。

だが、由美子がその場から逃げ出してしまう。
実は根岸には黒幕が居たのだ。
それこそ、由美子であった。

由美子は『千華苑』の経営難を切り抜ける方法を模索していた。
ある日、菅井と浅子が1億5千万円について会話する現場を盗み聞きしてしまう。
其処で隙を突いてコレを奪ったのだ。
その後、菅井と浅子を口封じすべく根岸に3年前の真相を教えたのであった。
そして、今回の事件に繋がったのだ。

関本も協力者であった。
だからこそ、最初から山岳用の靴下を着用していたのだ。
だが、途中で由美子に反対し揉み合う内に沢へと突き落とされてしまったのである。

関本の生存を知った由美子も投降し、こうして事件は解決したのであった―――エンド。

<感想>

「信州あづみ野の名刑事道原伝吉の捜査行」シリーズ第4弾。
第2弾からシリーズタイトルが「信州山岳刑事 道原伝吉」に変更になっていますね。

原作は梓林太郎先生『反逆の山』(実業之日本社刊)。
あらすじは次の通り。

<あらすじ>

護送中に女性の人質をとり山中へ逃走した殺人犯。
道原刑事の執念の追跡がはじまった!

殺人犯を護送中の列車で、突如拳銃を持った男が女性を人質にとる事件が発生した。護送を担当していた豊科署の道原刑事と伏見刑事は、人質の生命の安全を最優先に、殺人犯である浅井を解放するという苦渋の決断をした。

拳銃を持った男は、さらに小淵沢駅で駅前に止めてあったワゴンを乗っていた民宿の女将ごと誘拐。浅井と人質の女性を連れて八ヶ岳山中に逃げ込んだ。慌てる警察をあざ笑うように、翌日男から諏訪市役所に電話が入った。登山用具をそろえろという。しかも色やサイズまで細かな指定をしてきた。

いったい男は何をしようとしているのか。どこに行こうとしているのか。警察を翻弄するように次々と要求を出してくる男に、道原らは男の真意を測りかねていた。そしてさらに事件は上高地へと展開していく。姿の見えない犯人と捜査員の死闘を描く長編山岳ミステリー。
(実業之日本社公式HPより)


ちなみに「月曜ゴールデン」でも同一原作によるシリーズが「山岳刑事シリーズ」としてドラマ化されていますね。
こちらの道原伝吉は大杉漣さん。
興味のある方は過去記事リンクをどうぞ!!

なお2015年10月に廃止が発表されていた「水曜ミステリー9」ですが、あくまで放送枠としての廃止とのこと。
枠を「水曜エンタ」に変えつつ「2時間サスペンス」があれば「水曜ミステリー9」として放送され続けることが明らかになっています。
一安心。

【2015年10月】「水曜ミステリー9」最後の作品は「奥多摩駐在刑事3」ではなかった!?其処には意外な真相が!!

では、ドラマ版の感想を!!

由美子、手を汚さずに口封じを目論むとは……かなりの悪でしたね。
それにしても由美子が根岸と共に人質を演じてまで現場に出向く必要があったのかは疑問だなぁ。
むしろ、無関係を装いそうなものなんだけど。謎だ。

そして、根岸の台詞「死ぬ気で手に入れた拳銃だ」が少し気になった。
ネットで購入したらしいのになぁ……。

今回、かなりサスペンスフルでしたが、これまでに比べると全体的に些か薄味な印象でした。
とはいえ、全体的に舞台を活かしていて良かったのではないでしょうか。

◆「梓林太郎先生」関連過去記事
水曜ミステリー9「信州あづみ野の名刑事道原伝吉の捜査行(1) 長崎雲仙島原湯煙地獄 長野〜長崎連続殺人800キロ捜査行雲仙島原湯煙り地獄!謎の遺言“一切闇処”と菩薩のような女!?(あの伝説の名刑事が松平健主演でドラマ化原作は、梓林太郎!)」(6月6日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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【月曜ゴールデン版「道原伝吉」こと山岳刑事シリーズ】
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【旅行作家・茶屋次郎シリーズ】
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<キャスト>

道原伝吉:松平 健
降旗節子:雛形あきこ
鷲崎孝文:宅麻 伸
重村由美子:あめくみちこ
根岸左知男:石垣佑磨
道原康代:斉藤慶子
廣田浅子:小沢真珠
古澤武則:賀集利樹
関本武彦:大浦龍宇一
四賀義範:森田順平
菅井利一:川口力哉
菅井栄子:小野真弓
岡島良彦:内浦純一
牛山耕二郎:前田 健
小室 均:瀬野和紀 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより転載)


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