ネタバレあります、注意!!
登場人物一覧は本記事下部に移動しました。
<あらすじ>
〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜
「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?
矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
朝陽と葉子の恋路に割って入ることとなったヴァンパイアハンターの黄龍院閃。
どれだけ朝陽が「葉子の恋人は自分だ!!」と主張しても退く気はないようだ。
それどころか朝陽が鳴の兄だと知るや「お義兄さん」と呼ぶように。
(お前、葉子さんのみならず、鳴まで狙ってやがんのかぁ〜〜〜!!)
怒り心頭の朝陽は鳴が心配になり始めた。
もしかして、知らずにあの悪党(閃のことだ)に弄ばれているのではないか?
そう言えば、最近の鳴は何処か態度がよそよそしい。
もしかして、もしかして……。
あの可愛かった鳴が、鳴がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
その姿はさながら葉子を想う源二郎の如し。
となれば、源二郎の如く考えれば考えるほど想像は悪い方向へ。
耐え切れなくなった朝陽はクラスメートである咲と結香に真相を確かめることに。
ところが、朝陽から尋ねられた2人はニヤニヤしっぱなし。
どうやら妹想いの兄だと見抜かれてしまったらしい。
「へ〜〜〜(ニヤニヤ)」
「なるほどね〜〜〜(ニヤニヤ)」
あっさりと心の中を見抜かれた朝陽だが、それでも真っ赤になりつつ問いかけた。
すると、意外な返答が。
2人によれば鳴と閃は単なるクラスメートらしい。
だが、今日この時に鳴が閃を誘ってショッピングしているそうなのだ。
まさか……閃ではなく鳴が熱を挙げているのか!?
そんな、そんなの許せるワケがない!!
結香と咲を連れ、現場へ駆け付けた朝陽。
結香は面白が……いや、朝陽の為に思いついたと主張する良い方法を実行に移す。
何やらショッピングに勤しむ閃と鳴。
すると、鳴の前に朝陽が現れた。
ところが、顔こそ朝陽だが首から下は女性の身体である。
なんとも、アンバランスなことをこの上ない。
もちろん、結香の変化の術だ。
陰で見守る朝陽は「何たる罰ゲーム……」とはらはら泣いていた。
一方、そんな朝陽の気を知らない結香は声色も特に変えることなく、女性の声で鳴に尋ねる。
「誰が好きなの?」と。
当初こそ度胆を抜かれた鳴だが、この質問で相手の正体を察したらしい。
笑いながら「眼鏡を架けてて、いつも平然としてて」と語り出した。
これを盗み聞きする朝陽の顔色が変わる。
唐突ですが、此処でク〜〜〜イズ!!
問:鳴の好きな人は誰でしょう!?
ヒント1:眼鏡を架けている→閃は眼鏡を架けている。
ヒント2:いつも平然としている→閃は何を言われても動じない。
はい、答えは……。
「それは駄目だぁ!!」
慌てて飛び出そうとする朝陽だが……。
「もしかして、私のこと!?」
朝陽の隣で同じように盗み聞きしていた咲が素っ頓狂な叫び声を挙げると驚きのあまり天井へと突っ込んだ。
「いや、今の流れでソレはないでしょ……」
冷静にツッコミを入れる朝陽だが、この騒ぎで鳴に存在を知られてしまった。
鳴は監視されていたことを怒りつつ「こいつとはそんなことはあり得ない」と断ずる。
鳴から蔑まれるために「そうだ、その通りだ」と力強く応じる閃、その顔はとても誇らしそうだ。
どうやら、閃はかなり特殊な性癖の持ち主らしい。
では何故、そんな閃とショッピングを?
問われて咄嗟に「お兄ちゃんの誕生日プレゼント」と口にしてしまう鳴。
途端、鳴は硬直する。
どうやら、つい素直に喋ってしまったことに恥ずかしくなったらしい。
「いや、こいつ、本当に不器用だな」
口では文句を言いつつ、喜びのあまり顔を緩ませる朝陽。
「こっちこそ」
そんな朝陽に、同じく文句を言いつつ顔を綻ばせる鳴。
「なるほど〜〜〜」
「へ〜〜〜」
「ふ〜〜〜ん」
咲、結香、閃はともにニヤニヤと笑いつつ2人から距離を開けて行く。
全員が同じ結論に達したようだ。
この兄妹、口ではいろいろ言いつつも実は互いに相手を想いやっているのだ、と。
ちなみに、閃が朝陽を義兄さんと呼んだのはクラスメートの兄はそう呼ぶものと思い込んでいたかららしい。
あくまで葉子に一途だと宣言されてしまうことに―――134話に続く。
充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!
<感想>
「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻、11巻、12巻、13巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、14巻も発売予定。
そして、本作かなり面白い!!
2015年7月にはアニメ化も果たしており、シーズン2製作の報が待たれます。
・【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!
その133話。
サブタイは「心配しよう!!」。
再びサブタイは「!」シリーズに。
今回は朝陽の妹・鳴がクローズアップ、それに伴い新1年生組が活躍しました。
今までこざっぱりした性格だと思われていた鳴が実はツンデレと発覚。
しかも、しっかりしているようで朝陽に似ている模様。
つまり、流石はアナザル妹。
一方、閃は筋金入りのMのようですが、割と一途であることも判明。
そして、結香のおとぼけキャラに、咲の天然ぶり。
うむ、あのメンバーでは鳴しかツッコミ役が居ないな。
此の辺りも兄である朝陽似だなぁ。
同時に鳴には好きな人が居ることも確定。
相手は「眼鏡」で「平然としている人」なので閃……ではなく岡だな。
岡と言えば結香にも一目惚れされていたが、鳴との間でもエピソードが描かれそうな予感。
鳴の初恋は成就するのか!?
それにしても、各人の好意を表現するとこうなるワケか。
鳴は岡が好き、岡はみかんが好き、みかんは朝陽が好き、朝陽は葉子が好き、葉子も朝陽が好き。
なかなかに複雑な恋愛模様になりそうだ。
これ、あれだな。
鳴的には兄のことがあるから禁じ手だろうけど、朝陽がみかんとくっつけば傷心の岡ゲットも狙えるのか?
うむむ……複雑な恋愛模様だ。
ちなみに閃によると本性を露にした吸血鬼は凄いのだとか。
だとすると、茜が源二郎に本物の吸血鬼の怖さを見たように、やはり「朝陽と葉子の種族の壁」こそが朝陽たち最大の障害になりそうか。
何時か暴走する葉子を朝陽が身体を張って止める展開が来るのかも……。
ただ、こうなると謎が1つ。
一度は茜を戦慄させかけたらしい源二郎がどうして今の源二郎に落ち着いたのか?
それこそ桐子の存在が大きそうではありますが……。
源二郎と桐子の関係は葉子と朝陽に置き換えることも出来るだけに、此処はポイントになるかも。
こうなると「箱入り娘」の正体が余計に気になる。
姿を見せられないと言うことはその容姿があまりに特徴的であると言うこと。
もしかして……彼女こそ朝陽と葉子の子孫なのでは!?
顔を見せると牙で正体が分かるとか。
だから、箱で顔を隠しているとか。
「朝陽の傍に葉子が居ない」のも「みかんたちが知る過去の葉子のこと」を指して居る可能性もあるし。
ああ〜〜〜余計に気になって来たぞ!!
うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!
そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス14巻も発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子、11巻は獅穂と凛コンビ、12巻は緑苑坂弓と桐子の夫婦コンビ。
そして、13巻は桃地結香!!
となれば、14巻は登場順で水奈川咲かな?
ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。
もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。
◆関連過去記事
・「実は私は」第1話から第130話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ
・「実は私は」第131話「海に行こう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第132話「真実を知ろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第133話「求婚しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。
藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。
朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。124話にてフルネームが「嶋田結太」と判明。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。
朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。
緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
桃地結香:忍者少女、92話(実際は105話)から登場。ある秘密が……。
黄龍院閃:鳴、結香のクラスメートの男子。瓶底眼鏡に腰の日本刀がトレードマーク。132話で苗字が判明。
水奈川咲:結香、閃、鳴のクラスメート。109話から登場。ある秘密が……。
箱入り娘:114話終盤に登場した謎の人物!?
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小さい時から、少女マンガより少年マンガが好きな私なのですが、チャンピオンはノーチェックでした。
前に、好きな作家さんがチャンピオンで短期連載を始めた時に久しぶりに手に取り、ついでなので俺さんが紹介してました、この作品と兄妹を読んでみました。
兄妹は余り好みのタイプの絵ではないのですがストーリーが面白いですし、この作品は絵が可愛いですし、ストーリーのテンポが絶妙と言いますか、私も心の中でツッコミつつ読んでます。
目的だった短期連載は終わってしまったのですが、続きが気になってしまい金曜日はつい手に取ってしまいます。
この作品と兄妹、金田一少年のブログは毎週の楽しみです(^-^)
えっと、上記相関図に委員長の名前がありませんな? 今回は委員長が久しぶりに主役の回になりそうですよ。といってもこれは息抜きなのか何かのプロローグなのかが読めないところではありますが。
んで、きっかけはさっぱり想像付きませんけど、いや付くかな? 外道モードの(何やら眼鏡っ娘は貧乳という定説を引っくり返して案外胸が大きい)みかんと超ドMで女性の胸に目がない閃くんなら容易にくっ付いてしまうような、はともかく、凛ちゃん(この子最近出番無い)の血筋が本当にこの二人だとするなら、鳴ちゃん、余裕で岡ゲットじゃないっスか?
では☆
管理人の“俺”です(^O^)/!!
Re:白羽さん
実は管理人も生粋の「チャンピオン読者」とは言い切れないところがあります。
自身では「それなりに長い読者」と自負していますが、どちらかと言えばまだまだ日の浅い読者のグループに入るクチかもしれません。
そんな管理人ですが、他の少年誌に連載されていて『チャンピオン』に短期連載された作家さん……とくれば「この人かな」と思う方がいらっしゃいます。
もしかして好きな作家さんとは車田正美先生のことではありませんか!?
管理人は『聖闘士星矢』のファンでもあるので的中していたら嬉しいのですが。
そして『実は私は』と『兄妹』も御覧になっていらっしゃるとのこと。
両作ともに管理人も欠かさず目を通すほどのファンなのですが、こうして同士が増えたと知り嬉しいです。
特にそれが管理人の記事がきっかけとなれば、さらに嬉しい(^O^)/!!
マイペースではありますが、今後も両作の魅力を伝えて行けたらと思います!!
Re:らいらっくさん
もしかすると「繰り返すことによって生じる笑い」を狙っているのかもしれないですね。
あるいは保護者として朝陽と茜に共通点があるとの示唆かもしれません。
凛のことを考えればみかんと閃のカップルが考えられる……以前に教えて頂いたアレですね。
だとすれば、岡と鳴のカップル成就の可能性も検討すべきか。
もしや、朝陽動揺の事態に発展したり!?
今後が気になる事態になりそう!!