2015年11月12日

「無痛 診える眼」6話「診えない眼」(11月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「無痛 診える眼」6話「診えない眼」(11月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<6話あらすじ>

為頼英介(西島秀俊)は、かかってきた電話に佐田要造(加藤虎ノ介)の気配を察し、高島菜見子(石橋杏奈)のマンションへ急いだ。室内に入ると、ビニール袋を被せられた菜見子が倒れている。為頼がビニール袋を取ると、菜見子は頭部から血を流していた。
為頼は搬送される菜見子に付き添い『白神メディカルセンター』へ。パニック状態ながらも菜見子の症状を出迎えた白神陽二(伊藤英明)に伝える為頼。白神は為頼を落ち着かせ、菜見子の緊急オペを始めた。

通報を受けた早瀬順一郎(伊藤淳史)は太田武司(馬場徹)と菜見子のマンジョンを現場検証。頭に被せられたビニール袋、残されたプリンの容器…未解決の一家殺害事件の現場との酷似に、早瀬は憤る。

為頼が菜見子の手術の無事を祈り待っていると早瀬が現れた。早瀬は為頼が佐田と面識のあったことを知ると責める。為頼なら佐田の犯因症がわかったはず。今回の事件と一家殺害の酷似を早瀬に知らされた為頼は、佐田の犯因症が見えなかったことにショックを受ける。

菜見子のマンションに残された佐田の足跡が、一家殺害現場のものと一致。さらに、早瀬は一家殺害現場に落ちていた毛髪が、南サトミ(浜辺美波)のものと知っている。関連性を追おうと意気込む早瀬だが、捜査から外されてしまう。
サトミは菜見子の体を心配してメールを打つが、返事は来ない。菜見子の携帯は事件で紛失していた。イバラ(中村蒼)も菜見子の身を案じていて…。
(公式HPより)


<ネタバレあらすじ>

登場人物一覧:
為頼英介:主人公、様々な病気を見抜く眼を持つ医師。
早瀬順一郎:熱血漢の刑事。
高島菜見子:臨床心理士。
白神陽児:クリニックの経営者。実は……。
イバラ:白神のもとで働く男。実は……。
南サトミ:菜見子の担当患者。
久留米実:元医師、為頼の師。
井上和枝:為頼の義姉。
佐田要造:菜見子のストーカー。


医師の為頼英介は外観から患者の状態を診断する眼を持っている。
それは遂に、将来的に犯罪を犯すであろう「犯因症」を見抜くことまで可能にしていた。

この能力は為頼を他者と一線を画す存在としたが、同時に彼に限界を報せることにもなった。
皮肉なことに、為頼が幾ら相手の状態を見抜いたとしても治療法を現在の医療水準に頼る以上、治療法が確立されていない病気の場合に為す術がないのは他の医師と同じなのである。
むしろ、より正確に不可能を知るだけに虚無感に支配されていた。

そんな為頼にクリニックの経営者である白神院長が接触を図って来た。
実は白神もまた為頼と同じ眼を持っており、それ故に為頼の能力を認めていたのだ。
白神は患者に苦痛を与えない「無痛治療」を提唱し、為頼にスカウト話を持ちかける。
しかも、白神はこれを実現させる為に「先天性無痛症」を患うイバラを研究していたのである。
白神によればイバラは「痛みが分からない為に感情に乏しい」らしい。

具体性を伴う白神のプランに揺らぐ為頼。
やがて、「犯因症」を患う早瀬の治療法を見出すべく白神へ協力を申し出る。
犯罪者の心理の1つとして「相手の痛みを理解出来ないこと」が挙げられており「無痛症」を調べることで「犯因症」に繋がる何かを見出せると考えたのだ。

一方、菜見子はストーカーと化した元恋人・佐田要造に怯えていた。
そんな中、菜見子は佐田に襲撃を受けるが一命を取り留める。
佐田は菜見子と為頼が近付く様子に嫉妬し犯行に及んだのだ。

当の為頼はと言えば、ある事実に気付き愕然としていた。
為頼は佐田と直接の面識がある。
にも関わらず、彼の「犯因症」を見抜けなかったのだ。
ショックを受ける為頼であったが……。

矢先、未だ菜見子への執着を捨て切れない佐田は為頼と菜見子への次なる攻撃を画策。
こうして、為頼と佐田が対峙することに。

為頼は佐田に「犯因症」が出ていないことから殺意はないと判断し、彼の前に立ちはだかり撃退する。

襲撃を退けられた佐田。
直後にイバラによって拘束され解体の憂き目に遭う。

その翌日、ロッカーを開けた菜見子は其処に切断された手首を見出し悲鳴を挙げる―――6話へ続く。

<感想>

ドラマ原作は久坂部羊先生による同名作品。
シリーズ続編として『第五番 無痛2』も存在している。
過去にネタバレ書評(レビュー)していますね。

『無痛』(久坂部羊著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

『第五番 無痛2』(久坂部羊著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

タイトルにもなっている「無痛」の意味は登場人物の1人・イバラが「無痛症」を患っていることを示しています。
また、登場する「他者の痛みを理解しようとしない人々」のことをも指すのでしょう。

さて、人は白神が主張するように「無痛」に生きるべきなのか?
それはドラマ最終回にて答えが明かされることでしょう。

では、ドラマ版6話の感想を。

いよいよイバラの犯行が明らかに。
遂に佐田がその手にかかりました。

とはいえ、イバラのあの犯行は菜見子を危険(佐田)から守る為のもの。
当然、菜見子のロッカーに隠されていた手首も佐田のもの。
それを隠したのもイバラでしょう。
あれは好意を抱く菜見子に対し「危険(佐田)はもうない、安心しろ」との彼なりのメッセージなのでしょう。

とはいえ、それを菜見子が理解出来るかどうかは……難しい。
イバラのロジックはあくまでイバラにとってのロジックなので。
また、イバラは何色にも染まり易いのです。
今、イバラを染めているのは……原作通りならばあの人の筈。

早瀬が人一倍悪を憎むが故に悪を断つべく悪に手を染めてしまいかねない皮肉。
これを救うべく動き出した為頼。
未だ為頼は気付いていないが、その前に立ち塞がるのは白神とイバラである。
どうやら「痛みを知る男:為頼と早瀬」と「痛みを知らない男:白神とイバラ」の対決になりそうですね。

原作通りならば次回以降も事件は加速して行く筈、7話にも注目!!

◆関連過去記事
【久坂部羊先生著作関連】
『無痛』(久坂部羊著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

『第五番 無痛2』(久坂部羊著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

『破裂』(久坂部羊著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

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