ネタバレあります、注意!!
登場人物一覧は本記事下部に移動しました。
<あらすじ>
〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜
「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?
矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
十数年前の夏の事、路傍を歩く2つの影があった。
1人は高校時代の桐子、そしてもう1人はその担任であった茜だ。
茜は桐子が源二郎から吸血されたことを知り、相談に乗っていた。
桐子の奢って貰ったアイスと引き換えに「白神を守る!!」と約束を交わす茜であったが……。
そして現在、此処にも2つの影あった。
1人は朝陽、1人は葉子である。
朝陽の首筋を眺め見ては物欲しそうに息を飲む葉子。
どうやら、吸血衝動が高まっているようだ。
そんな葉子の姿に彼女にとっての吸血行為が性交渉と同じであると思い出し頬を染める朝陽。
やがて、葉子の顔が朝陽の肩から上へと伸びて……。
と、其処に茜が乱入して来た。
葉子の吸血衝動を破廉恥と揶揄する茜だが、葉子は神聖な物だと譲らない。
其処に華恋が乱入して来た。
どうやら、茜は肝心なことを省略しているらしい。
確かに、過去には吸血衝動は子作りと直結していたが、今ではキスを意味しているそうだ。
これを聞き勝ち誇る葉子。
だが、茜は執拗にそれが破廉恥な行為だと繰り返す。
「で、結局のところ、どちらにしろイチャイチャするんですよね」
ふと茜の頭上に差す影。
聞き知った声におそるおそる茜が振り向くと、其処には血の涙を流す明里が立っていた。
なんでも友人の結婚式の帰りらしい。
余程の傷心を蒙ったのだろう。
登場した傍から鬼気迫っている。
あっ、コレは……読者が察した通り、茜は明里により鉄拳制裁されることに。
「八つ当たりだ〜〜〜」との茜の声が虚しく木霊する。
数分後、明里に担がれ運ばれて行く茜の姿。
その隣には華恋が付き添っている。
実は茜が朝陽と葉子を心配し密かに見守っていると指摘する華恋。
だからこそ、今回も不意に登場したのだ。
「アイス一本が高くついたな……」
照れ隠しだろうか、華恋の指摘に顔を背けつつ何処か嬉しそうに呟く茜であった―――137話に続く。
充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!
<感想>
「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻、11巻、12巻、13巻も重版出来とのことで目出度い。さらに14巻も発売。
そして、本作かなり面白い!!
2015年7月にはアニメ化も果たしており、シーズン2製作の報が待たれます。
・【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!
その136話。
サブタイは「約束を守ろう!」。
再びサブタイは「!」シリーズに。
過去の桐子との間で果たせなかった約束を今度こそ果たそうとする茜。
とはいえ、其処は茜のこと素直ではありません。
そんな茜の心情が窺える回でしたね。
茜は担任として源二郎を卒業させることが出来なかったことを悔やんでいるのでしょう。
だから、源二郎の娘である葉子を卒業させたい。
とはいえ、ただ卒業させれば良いワケではない。
其処には「充実した学生生活を送らせた上で」との条件が付く。
その為に朝陽との恋を応援しつつ、その恋が思わぬ障害に見舞われないか危惧している。
そして、その障害が葉子の吸血鬼としての本性。
源二郎の場合はコレを知らなかった為に失敗してしまった。
だが、今回こそは……と言ったところか。
果たして茜は葉子を守り切れるのか!?
そして、もう1つ茜が気にかけている様子なのが「箱入り娘」のこと。
彼女の正体とは!?
うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!
そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス14巻も発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子、11巻は獅穂と凛コンビ、12巻は緑苑坂弓と桐子の夫婦コンビ、13巻は桃地結香!!
そして、14巻は水奈川咲と葉子に!!
気になる15巻は鳴か、それとも閃か、あるいはその両方か!?
ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。
もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。
◆関連過去記事
・「実は私は」第1話から第130話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ
・「実は私は」第131話「海に行こう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第132話「真実を知ろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第133話「求婚しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第134話「心配しよう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第135話「特売品を手に入れよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。
藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。
朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。124話にてフルネームが「嶋田結太」と判明。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。
朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。
緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
桃地結香:忍者少女、92話(実際は105話)から登場。ある秘密が……。
黄龍院閃:鳴、結香のクラスメートの男子。瓶底眼鏡に腰の日本刀がトレードマーク。132話で苗字が判明。
水奈川咲:結香、閃、鳴のクラスメート。109話から登場。ある秘密が……。
箱入り娘:114話終盤に登場した謎の人物!?
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こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!
あの葉子さんが出てしまうと朝陽が苦悩せねばならなくなってしまうのでタイミングが難しいのかも。
そして茜が登場すると欠かせない存在、それが明里。
今回も友人の式の帰路だったようですが、登場するや絶大な安心感があります。
そして確かに茜はとばっちり……切ない。
なんとかラストの分身で一矢報いたかな!?
でもって「箱入り娘」は見たところみかんたちより年下っぽく見えましたが「年下のように見せて実は……」な茜の件もあるので謎ですね……物凄く気になります!!