2016年01月09日

スペシャルドラマ「刑事バレリーノ」(1月9日放送)ネタバレ批評(レビュー)

スペシャルドラマ「刑事バレリーノ」(1月9日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

自分が白鳥の生まれ変わりだと信じているくるみ(中島裕翔)は、バレエ教室を経営する母の英才教育を受け、バレエひと筋に生きてきた“バレリーノ”。しかしある時、事件現場で“白鳥”のような華麗な活躍を見せた男性に影響を受けて刑事になることを決意。念願叶って東雲北署に配属されることになった。くるみの教育係に任命されたのは、スマホのゲームばかりやっているいい加減な刑事・鷲尾(高嶋政宏)。くるみは鷲尾こそ自分が目撃した“白鳥”ではないかと直感するが、鷲尾に一蹴されてしまう。
2人が担当することになったのは、医学界最高の賞に輝く心臓外科の名医・片桐(内田紳一郎)が殺害された事件。くるみの活躍もあり容疑者の尾澤が逮捕されるが、尾澤と片桐医師の間には何の接点も見つからない。目撃者の杏子から、尾澤が片桐を殺害する直前に「オモチャ買ってくれないの?」と話しかけていたことを聞いたくるみは、片桐の共同研究者である大崎(大和田伸也)と金城(綾田俊樹)にも事情を聞きに行くのだが、やはり手掛かりはなく…。
そんな中、金城が高級クラブのロシア人ホステス・マカロワに殺された。金城を殺す直前に「オモチャ買ってくれないの?」という謎の言葉を口にしていながら、事件のことはまったく覚えていないと主張するマカロワ。くるみと鷲尾は、課長の小曽根(杉本哲太)のススメで、セラピストのあずさ(永作博美)のもとへマカロワを連れていくことに。奇人だが優秀なセラピストであるあずさは、“前世療法”によりマカロワの“前世”の記憶を呼び戻すことに成功。その証言を元に過去の事件を調べたくるみは、ある児童養護施設から2人の兄弟が失踪していたことを突き止めるのだが!?
(公式HPより)


では、続きから……(一部、重複アリ)。

臼島くるみは自身を白鳥の生まれ変わりと信じている男性である。
彼は幼い時分からバレエの英才教育を受けており将来を嘱望されるバレリーノであったが、ある刑事の姿に憧れ刑事を志すこととなった。

大人となり念願叶って刑事の職に就いたくるみは其処で運命の出会いを果たすことに。
なんと、くるみの相棒・鷲尾こそが憧れの刑事だったのだ。

もっとも、当の鷲尾はそれを認めずスマホゲームで遊んでばかりで到底、同一人物とは思えない。
しかも、46歳にも関わらずゲームランキング1位の座を「カリノミナト」なる人物と争っては一喜一憂していた。
くるみは、そんな鷲尾に些かガッカリしつつも信じようと心に決める。

矢先、医学界最高の賞に輝いた心臓外科医師グループの1人・片桐が何者かに殺害される事件が発生。
意気揚々と捜査に乗り出したくるみは犯人の尾澤を逮捕する。
ところが、尾澤は「何故、片桐を殺したのかさっぱり分からない」と供述。
これを裏付けるように片桐と尾澤には何の接点も見出せなかった。
つまり、尾澤には動機が無いのだ。
くるみたちは片桐と共にグループのメンバーであった大崎や金城にも尋ねてみるが彼らも動機に心当たりはないらしい。

一方、事件の目撃者・古森杏子によれば尾澤は犯行直前に「玩具買ってくれないの?」と呟いていたらしいが……。
また、杏子は鷲尾に何処かで会ったような……と親しみを見せる。
ところが、かくいう杏子こそが「カリノミナト」であった。

直後、今度は金城がホステスのマカロワに殺害されてしまう。
マカロワもまた尾澤同様に動機らしい動機はない。
「何故、殺したのか分からない」との供述もそっくり同じであった。
しかも、不思議なことにマカロワも犯行直前に「玩具買ってくれないの?」と呟いていたのだ。

共に動機がなく同じ言葉を口にしていた2人。
くるみたちは上司の小曽根に紹介されたセラピストのあずさのもとへ。

あずさの治療を受けたマカロワは前世の記憶を語り出した。
それはある少年の記憶……彼は40年前に大崎、金城、片桐らの実験の犠牲になり死亡していた。
その復讐でマカロワが金城を殺害したのである。
どうやら、尾澤による片桐殺害も同じく前世の仇を討つ為だったようだ。

マカロワらの証言に基づき、当時の大崎らの研究施設を調べたところ古井戸から子供の物と思われる遺骨が発見される。
ところが、遺骨は3人分であった。

1人は尾澤の前世、1人はマカロワの前世として、もう1人大崎たちに前世からの恨みを持つ人物が居ることになる。
つまり、大崎もまた狙われている可能性が高いのだ。

そんな中、鷲尾が挙動不審な様子を示す。
くるみは鷲尾こそが3人目なのではないかと疑うが……それを鷲尾が否定する。

それもその筈、鷲尾は46歳。
大崎たちの被害者が40年前に殺害されたのならば、当時6歳として既に生まれている鷲尾が生まれ変わりではあり得ないのだ。

しかし、何かがあると自説を固持するくるみに説得され鷲尾も渋々ながらあずさの治療を受けることに。
すると、大崎たちの研究施設に4人目の子供がおり、それこそが鷲尾であったと判明する。

鷲尾の記憶をもとに大崎たちの研究施設で働いていた看護師・和恵を突き止めたくるみ。
和恵によれば大崎たちの陰謀を知り、何とか鷲尾1人を連れ必死に逃げ出したらしい。
つまり、6歳の鷲尾もまた実験材料になりかねない危険に遭遇していたのだが、和恵により助け出されていたのだ。

さらに、鷲尾の記憶から大崎たちによる3人目の被害者が「紀香ちゃん」であると判明する。
これに基づき、過去の大崎たちの被害者の身許を調べたくるみは「紀香ちゃん」が「戸波紀香(トナミノリカ)」であると突き止める。

これに驚きを隠せないくるみ。
「トナミノリカ」を逆から読めば「カリノミナト」。
つまり、戸波紀香の生まれ変わりは「カリノミナト」こと古森杏子だったのだ。

くるみたちは杏子のもとへ。
すると、当の杏子は大崎をナイフで狙っていた。

これを阻止しようとするくるみだが距離が遠過ぎて止められない。
そのとき、鷲尾が高く高く跳躍した。
その姿に白鳥を見るくるみ、だが直後に鷲尾は失速し膝を痛めて蹲ってしまう。
そんな鷲尾に触発されたくるみも大ジャンプ!!

なんと、杏子と大崎の間に割って入ることに成功する。
代わりに足をナイフで刺されてしまったものの、杏子を逮捕するくるみ。

こうして疲労困憊のくるみと鷲尾だが、杏子の犯行を阻止することに成功し満足するのであった。

後日、あずさに事件について語るくるみと鷲尾。

実は杏子の素性に気付く手掛かりは既に示されていた。
杏子が尾澤の犯行の目撃者となった理由、それは杏子も仇の1人である片桐を狙っていたからであった。
さらに、杏子が鷲尾を知っていると口にしたのも紀香時代の記憶に基づくものであったのだ。

それにもっと早く気付いていれば……と洩らすくるみ。
それにしても、くるみの前世は本当に白鳥なのだろうか?
それはまだまだ謎である―――エンド。

<感想>

原作なし、オリジナル作品です。

早速、ドラマ感想を!!

視聴前は、あらすじから「てっきり、あずさがセラピーにかこつけて前世の記憶を植え付けて他者を操っているのかなぁ……」と予想していたのですが、良い意味で予想を軽々と乗り越えられてしまいましたね。
前世の記憶が前提となった上で、過去の因縁とそれにより浮かび上がる犯人こそがメインのストーリーでした。
つまり「ホワイダニット」と「フーダニット」のドラマでしたね。

それにしても、割とライトに描写されていましたが「知らず知らずに前世の記憶に操られて犯行に及ぶ」との内容はかなり怖い。
ある意味、他者に操られているのと同じような気がします。
此の点、自身の意志では無い行動に囚われることの恐ろしさも描いていたのかな。

とはいえ、ストーリー自体は重くならず、バレリーノ設定などが「まさか、ここでこうして使うとは!?」と思うようなシーンで用いられており面白かった。
くるみ、鷲尾、あずさらのキャラも魅力的。

クスリと来る小ネタも多数ありました。
例えば、小曽根がブラインド越しに外を覗くのは「西部警察」の木暮課長のパスティーシュですね。

全体的にかなりのポテンシャルを秘めた作品のように感じられたので、連続ドラマ化も期待したいかな!!

<キャスト>

臼島くるみ:中島裕翔
鷲尾鷹男:高嶋政宏
古森杏子:松井玲奈
羽賀翔:長谷川純
大崎守:大和田伸也
金城文彦:綾田俊樹
片桐大二郎:内田紳一郎
鬼山紋二郎:カンニング竹山
小曽根大輝:杉本哲太
深平あずさ:永作博美 ほか
(公式HPより、敬称略)


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