<あらすじ>
米崎地方検察庁検事・佐方貞人(上川隆也)のもとに、迷惑防止条例違反の容疑で逮捕された名門女子高教師・本多弘敏(津田寛治)が送致されてきた。イベント会場に向かうすし詰め状態の電車内で女子高生・仁藤玲奈(竹富聖花)の臀部を触ったという容疑だが、弘敏は「でっち上げだ」と犯行を否認。駅のホームで玲奈から「30万円払えば許す」と恐喝されたと話す。彼は米崎に代々続く名家に婿入りした身で、義母の篤子(江波杏子)は地元経済界の大物だった。
佐方と事務官の増田陽子(志田未来)は玲奈からも事情を聞くが、「恐喝なんかしていない」と、両者の主張は平行線。だが、玲奈はどうせ自分の話など信じてもらえないと、どこか投げやりで、陽子はそんな玲奈の態度に疑問を抱く。
嘘をついているのは弘敏なのか、玲奈なのか…!? 慎重に捜査をはじめた佐方は、弘敏の偽証をひとつひとつ突き止め、余罪を発見。彼を起訴することを決める。しかし、篤子に依頼を受けた衆議院議員の大河内定和(寺田農)より圧力がかかる。
上司の筒井義雄(伊武雅刀)は、鬼貫らを敵に回せば検察社会で生きていけなくなる、たとえ起訴できたとしても社会的信用という視点から弘敏が有利なのは明白だと、佐方を止めようとする。しかしながら、ここで屈したら検事として死んだも同然と考える佐方は、“検事の死命”をかけて起訴に持ち込む。ところが、公判では予期せぬ展開が待ち受けており――!?
(公式HPより)
では、続きから……(一部、重複あり)。
後にヤメ検弁護士として「最後の証人」で活躍することとなる佐方貞人、これはその検事時代の物語である。
・「最後の証人 ホテル密室殺人事件!目撃証言、物証…99%有罪確定の法廷に落ちこぼれ弁護士が挑む!!二転三転する真相、誰かが嘘の証言を!?開いたカーテンから見えた予期せぬ真犯人とは!?」(1月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)
米崎地方検察庁検事・佐方貞人のもとにある案件が持ち込まれた。
内容は電車内での痴漢事件、罪状は服の上から臀部を触ったとの迷惑防止条例違反容疑だ。
被疑者は名門女子高校の教諭にして地元に伝わる名家・本多家の婿養子である弘敏。
被害者は父を亡くして以来、母と2人で暮らす女子高生の仁藤玲奈。
ところが、弘敏は冤罪を主張。
それどころか、ありもしない罪をでっち上げられ玲奈から30万円を恐喝されたと訴えたのだ。
一方、玲奈は恐喝について否定し「自身が被害者だ」と主張する。
両者の主張は平行線を辿っていた。
つまり、どちらかが必ず嘘を吐いているのだ。
佐方は何処か投げやりな玲奈に興味を抱くと共に、自ら事件について調べ始めた。
まず、佐方は連行された弘敏の手から繊維片が検出されていなかったことに注目した。
実際に弘敏が犯行に及んでいたとすれば、玲奈のスカートの繊維片が付着している筈である。
これが無いと言うことは弘敏が犯行に及んでいないとの強い証拠になるだろう。
だが、佐方は弘敏が連行直前に駅員の目を盗んで執拗に手を洗っていたことを突き止めた。
つまり、弘敏は証拠隠滅を図っていたのである。
だとすれば、隠滅する必要があったことから弘敏が犯行に及んだ可能性が高い。
続いて佐方は弘敏のレンタルビデオ履歴を調べ始めた。
痴漢は嗜好が色濃く反映される犯罪である為、その性癖を立証することに役立つ為だ。
そして、弘敏が第三者を介して痴漢もののビデオを借りていたことを突き止めた。
此の時点で弘敏の犯行との思いを新たにした佐方は、痴漢に強い常習性があることから同様の事件を調べることに。
すると、明日香なる女性から「弘敏に痴漢された」との供述を得ることに成功する。
此処に佐方は弘敏の起訴を決定するのだが……。
その夜、佐方は検事正の鬼貫に呼び出され代議士・大河内定和を紹介される。
大河内はニコヤカに笑いつつも、佐方に起訴を断念するよう申し入れて来た。
大河内を介して弘敏の義母・本多篤子が圧力をかけて来たのだ。
これを一顧だにせず拒否する佐方。
それは「罪は正しく裁かれるべき」との佐方の信念に反する行為だったからだ。
佐方は彼を窘めようとする上司・筒井義雄の制止をも振り切り起訴を図る。
だが、鬼貫の壁は厚い。
そんな中、佐方の信念を目にした筒井はこれを捨て置けず、さらに鬼貫よりも上席の検事を動かし起訴を実現させるのであった。
同時に捜査検事から公判検事へと異動した佐方は引き続き本件について担当することに。
検事席に立つ佐方、これに対するは弁護士・井原智之だ。
井原は本多家の顧問弁護士であり、県下でもナンバーワンの剛腕で知られるやり手弁護士である。
だが、佐方は怯まない。
まずは、弘敏の性癖をレンタル履歴から立証した。
これに対し、井原は弘敏の手から玲奈のスカートの繊維片が検出されていないことを根拠に冤罪を主張する。
しかし、此の点は佐方も既に考慮に入れていた。
実際に検出された繊維片が4種類と少なく、そのうち3種が敏弘自身の衣服と彼を捕まえた駅員の物であったことから事前に証拠隠滅が行われた可能性が高いことを指摘。
続けて、敏弘が手を洗い証拠隠滅を図っていたことを立証した。
此処まで佐方有利に進んでいたかに思われたのだが、第二回公判から一変する。
証人として召喚されたのは明日香。
佐方は敏弘の常習性を立証しようとしたのだが……明日香は証言を拒否してしまう。
井原の恫喝され言い出せなくなってしまったのだ。
さらに井原は事件の目撃者として半田なる男性を召喚する。
半田は敏弘は無実だと主張し、玲奈が敏弘を恐喝する場面を目撃したとまで言い募る。
佐方は半田の証言の信憑性が薄いことを立証するべく、当日の半田の行動を確認。
映画「偽りの殺人者」を鑑賞すべく電車で映画館へ向かっていたことを聞き出す。
あまりにもはっきりと質疑に応答する半田に疑念を抱く佐方。
彼が所持していた手帳を覗き、何やら奇妙な文字列を目に留める。
それをそっとメモに取ることに。
此の日の公判は井原有利で終わった。
帰路に就く井原は探偵と合流すると止めとなる切り札を手にする。
一方、佐方は折角取ったメモを廊下に落として紛失してしまう。
翌日、井原が新たな証人を申請して来た。
その名は三上幸一、彼は敏弘と同様に玲奈に恐喝されたと訴えていた。
なんでも、三上は出会い系サイトで玲奈と出会いホテルまで同行したところ、20万円を恐喝されたらしい。
もしも、これが事実ならば敏弘に対する恐喝も信憑性を増してしまう。万事休すだ。
ところが、その翌日に三上が何者かに突き飛ばされ全治三週間の傷を負い入院してしまった。
そして、この犯人として玲奈が罪を認めたのだ。
さらに、玲奈は敏弘からの痴漢被害も全てが嘘だったと主張し始めた。
これまでと180度異なる供述に動揺する佐方だが、何か事情がある筈と調べ始めた。
そして、ある事実を突き止める。
翌日、法廷で再び相見える佐方と井原、証言台に立つのは玲奈である。
佐方は玲奈が嘘を吐いていると指摘する。
三上が突き落とされた現場の防犯カメラ映像から、彼を突き飛ばしたのが玲奈ではなくその友人・大友幸子であると分かったのだ。
1年前、イジメに遭っていた玲奈を助けようとして幸子もまたイジメ被害者となってしまった。
玲奈と幸子はイジメグループから男をホテルに連れ込み金を巻き上げるよう命令された。
このときの男が三上だったのだ。
玲奈たちは三上を恐喝し20万円を手にすると、イジメグループに渡すところを撮影し脅迫することでイジメから抜け出すことに成功した。
その後、玲奈は街中で三上に見つかってしまい返金を要求され、20万円を母から借り受け三上に返金していた。
幸子は玲奈が全てを1人で背負い込んでしまったことに負い目を感じていた。
其処で三上が証人になると知り、玲奈の危機を救おうとこれを突き飛ばしたのであった。
玲奈もまた幸子の犯行と知りつつ庇っていたのだ。
幸子が罪を認めたことを佐方から聞かされた玲奈は敏弘からの痴漢が事実であることを改めて主張する。
続いて佐方は敏弘を証言台に呼んだ。
佐方は敏弘と半田が共犯関係にあったことを突き付ける。
半田の証言は仲間を救う為の偽証だったのだ。
佐方がその証拠として提示したのは「ある趣味の掲示板サイト」だ。
その掲示板の正体とは痴漢サイト、IPアドレスからこのサイトに敏弘と半田が出入りしていたことが分かったのだ。
なんと、半田の手帳に書かれていた奇妙な文字列はこのIDアドレスとパスワードだったのである。
佐方は紛失したメモをある経緯から再入手し、これを突き止めていた。
しかも、掲示板のメンバーから敏弘が玲奈へ痴漢を行う現場を撮影した動画を回収していた。
まさに動かぬ証拠である。
そして判決が下された。
結果は懲役6ヶ月、弘敏の罪が認められたのだ。
大人を信じないとしていた玲奈だが、今回の事件を通じて前向きに生きて行くことを決意。
また、井原は佐方に「次は負けない」と告げる。
弘敏は本多家から離籍されることとなった。
あまりにも奔放に欲望に従った結末であった。
そう言えば……紛失したメモ用紙は何処から佐方の手に戻ったのか?
それを拾ったのは佐方の同期・庄司真生であった。
佐方は同期に恵まれた喜びを噛み締める―――エンド。
<感想>
原作は柚月裕子先生による「佐方シリーズ」の中編『死命を賭ける』と『死命を決する』(共に宝島社刊『検事の死命』収録)。
過去にネタバレ書評(レビュー)していますね。
・『検事の死命』(柚月裕子著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)
本作は単行本に収録されたシリーズ作品では2016年月時点での最新作(ただし、未収録短編が2作あり)となりますが、実は前回ドラマ化された「最後の証人」よりも作中時系列上では過去の物語となっています。
・「最後の証人 ホテル密室殺人事件!目撃証言、物証…99%有罪確定の法廷に落ちこぼれ弁護士が挑む!!二転三転する真相、誰かが嘘の証言を!?開いたカーテンから見えた予期せぬ真犯人とは!?」(1月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)
その為、「最後の証人」時点ではヤメ検だった主人公・佐方の検事時代が描かれています。
ちなみに原作シリーズは2016年1月現在のところ、次の通り。
シリーズ第1弾にして作中時間でもっとも未来に当たる『最後の証人』。
・『最後の証人』(柚月裕子著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)
シリーズ第2弾、過去に戻り佐方の捜査検事時代を描く『検事の本懐』。
・『検事の本懐』(柚月裕子著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)
シリーズ第3弾、公判検事に異動した佐方の活躍を描く『検事の死命』。
・『検事の死命』(柚月裕子著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)
そして、後の筒井との決別を予見させる短編『裁きを望む』。
・『裁きを望む』(柚月裕子著、宝島社刊『このミステリーがすごい!2015年版』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
『孤狼の血』とコラボした短編『正義を質す』。
・『正義を質す』(柚月裕子著、宝島社刊『このミステリーがすごい!2016年版』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
シリーズにストックのある作品だけに、本作が好評ならば連続ドラマ化も狙えそうな予感。
では、ドラマ感想を。
ドラマ版はドラマ版として成立していたように思います。
ただ、原作と比すると些か不満足な点あり。
個人的には折角の原作を活かし切れていなかった印象かなぁ。
前半のアレンジ部分こそ良かっただけに、後半に加えられたアレンジ部分が特に不服。
たとえば、ドラマオリジナルの三上や幸子。
玲奈が友情の為に幸子を庇い罪を背負う。
弘敏は欲望の為に罪から逃れようと嘘を吐く。
対比することで弘敏の卑劣さを際立たせようとしているのかもしれないが、玲奈の「素行にこそ問題があるが今回に限っては無実の人」であるキャラクターに影が差すことなったような気がする。
玲奈は普通に視聴者の共感を集めやすいキャラクター造詣にすべきだったと思うんだけどなぁ……。
また、佐方の「罪は正当に裁かれるべき」のスタンスに玲奈が反することになっているようにも思える。
実際問題、事情があったとはいえ玲奈も幾つか罪を犯していることになってしまったワケで。
あくまで焦点は「痴漢事件」であって「権威に屈しない佐方の信念」。
言わば「佐方と敏弘(さらに本多家)の対決」がメイン。
ところが、他の事件を紛れ込ませてしまったことで軸がブレた気もする。
対比することで得られるメリットとこれを描いたことのデメリットとを秤にかけるとデメリットの方が大きい感じ。
基本的にこのアレンジについては尺を稼ぐ為だったのかなぁ……との印象。
また、メモを落とすところもアレンジでした。
あのメモは庄司真生と佐方との絆を描く為とは思うのですが、あれだったら三上と幸子を省略してでももっと良い方法があったのではないかとの想いが拭えません。
そもそも、サブタイが内容と真逆になっていますね。
まるで本作の真相が痴漢冤罪のように記載されていますが……真実はあらすじの通り。
視聴者へのミスリードにしてもどうなのかなぁ……。
ただ、原作だと男性である増田の女性化はアリだった気がします。
最初こそ違和感がありましたが、役者さんの力もあって佐方や筒井に負けない魅力を醸し出していました。
これにより、佐方、筒井、増田のトリオの魅力にも繋がっていました。
いろいろ書いちゃいましたが、原作と比較せず独立したドラマとしては充分に及第点。
是非、連続ドラマ化して欲しい!!
<キャスト>
佐方 貞人(さかた・さだと)(45):上川 隆也
米崎地方検察庁検事。検察官の仕事は“罪をまっとうに裁かせること”だという信念を持つ。
偏屈でとっつきにくそうな男だが、その胸には自らの正義を貫くための情熱が燃えさかっている。仕事に没頭しすぎて、異動の話すら忘れてしまう変わり者。
庄司 真生(しょうじ・まお)(45):松下 由樹
米崎地方検察庁検事。佐方とは同期。“どのような理由であれ、罪を犯した人間は裁かれるべき”という信念を持ち、自らの正義感に忠実に仕事に向かっている。佐方が検察を辞めて弁護士になってからは敵対するが、今作では同僚として彼をサポートする。
増田 陽子(ますだ・ようこ)(25):志田 未来
米崎地方検察庁の事務官。まっすぐな性格で、佐方に振り回されながらも、真実追求のため捜査に奮闘する。佐方とは対照的に、喜怒哀楽を素直に表すタイプ。仕事以外のことには無頓着な佐方を常にフォローしている。
井原 智之(いはら・ともゆき)(46):益岡 徹
県下最大の法律事務所の代表。長年、本多家の顧問弁護士を務めており、弘敏の担当弁護士となる。裁判を勝負の場と考えており、あらゆる手段を使って勝利を奪おうとするやり手。
仁藤 玲奈(にどう・れいな)(17):竹富 聖花
米崎市内の高校に通う17歳。電車内で、弘敏に痴漢されたと主張する。父は病死し、市内のアパートで母・房江と2人暮らし。実は、1年前に恐喝事件を起こし示談となった過去があり…!?
本多 弘敏(ほんだ・ひろとし)(43):津田 寛治
私立名門女子高校の教師。電車内における痴漢行為により、迷惑防止条例違反で逮捕された。地元の名家である本多家に婿入りしたため、妻はもちろん義母の篤子に逆らうことができない。
松岡 渉(まつおか・わたる)(50):田山 涼成
米崎東署・生活安全課・課長。本多弘敏のレンタルビデオの履歴を隈なく捜査して欲しいと、食い下がる佐方をうっとおしく思っている。
大友 佐知子(おおとも・さちこ)(17):荒井 萌
仁藤玲奈の同級生の友人。妹が母親に虐待されている。
仁藤 房江(にどう・ふさえ)(42):有森 也実
仁藤玲奈の母親。10年前に夫を病気で亡くし、女手ひとつで、玲奈を育ててきた。少し生意気で誤解されやすい玲奈を心配している。
半田 悟(はんだ・さとし)(38):飯田 基祐
デザイナー。痴漢事件の目撃者として証言台に立つ。駅のポスターを見て、連絡してきた。
三上 幸一(みかみ・こういち)(37):山中 崇史
派遣会社勤務。弁護側の証人。仁藤玲奈と出会い系サイトで知り合った過去がある。
大河内 定和(おおこうち・さだかず)(68):寺田 農
米崎選出の衆議院議員。父親は元検事総長で法曹界の重鎮。後援会長である篤子の頼みで佐方に圧力をかける。
本多 篤子(ほんだ・あつこ)(67):江波 杏子
被疑者・弘敏の義母。米沢に基盤を置く一大企業の会長で、米崎の地方経済を一手に握っている。他人に有無を言わせぬ、威圧感を放つ。起訴を阻止すべく、大河内や鬼貫に頼み、佐方に圧力をかけるが…!?
筒井 義雄(つつい・よしお)(53):伊武 雅刀
米崎地方検察庁刑事部部長。佐方の上司。向こう見ずに突き進む佐方を案じ、ある策を講じる。 ほか
(公式HPより、順不同、敬称略)
◆関連過去記事
【佐方シリーズ】
・『最後の証人』(柚月裕子著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『検事の本懐』(柚月裕子著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『検事の死命』(柚月裕子著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『裁きを望む』(柚月裕子著、宝島社刊『このミステリーがすごい!2015年版』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『正義を質す』(柚月裕子著、宝島社刊『このミステリーがすごい!2016年版』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
【その他】
・『孤狼の血』(柚月裕子著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『臨床真理』(柚月裕子著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)
【映像化】
・「最後の証人 ホテル密室殺人事件!目撃証言、物証…99%有罪確定の法廷に落ちこぼれ弁護士が挑む!!二転三転する真相、誰かが嘘の証言を!?開いたカーテンから見えた予期せぬ真犯人とは!?」(1月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)
【「大藪春彦賞」関連記事】
・「第15回大藪春彦賞」受賞作は柚月裕子先生『検事の本懐』に!!
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