2015年11月26日

「無痛 診える眼」8話「真犯人の孤独」(11月25日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「無痛 診える眼」8話「真犯人の孤独」(11月25日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<8話あらすじ>

為頼英介(西島秀俊)は、イバラ(中村蒼)が佐田要造(加藤虎ノ介)を殺害したことに疑問を感じる。イバラに犯因症を診ることが出来なかったからだ。しかし、逮捕直前のイバラには突然、犯因症が診てとれた。為頼は『白神メディカルセンター』への出勤も見合わせ、必死に何かを調べ始める。
白神陽児(伊藤英明)はイバラの事件に少なからず動揺していたが、病院のイメージ失墜を防ごうとしていた。一方、職場復帰した高島菜見子(石橋杏奈)はサトミ(浜辺美波)に、ある提案をする。

為頼の診療所に早瀬順一郎(伊藤淳史)が来た。早瀬によると、イバラは殺害時のことを覚えていないと話していた。このままでは精神鑑定に持ち込まれると焦る早瀬に、為頼はイバラとの面会を求める。

為頼の面会に、イバラは佐田のオペをしたと認めるが殺害は覚えていないと言う。為頼は続けてイバラに服用していた薬について尋ねた。強くなれる薬だと答えるイバラだが、大量摂取した後のことは覚えていない。反対にイバラは、為頼に白神の様子を聞く。イバラにとって白神は“大切な人”。さらにイバラは“大切な人、大切な場所…”とつぶやく。

次の日、菜見子がサトミを連れて為頼を訪ねてくる。菜見子はサトミに温かい家庭を見せたいと井上和枝(浅田美代子)に頼んでいた様子。食事が始まるとサトミの表情が少し和らぐ。すると菜見子はサトミに、翌日、刑事が話を聞きに来ると告げ、為頼にも同席を求めた。
(公式HPより)


<ネタバレあらすじ>

登場人物一覧:
為頼英介:主人公、様々な病気を見抜く眼を持つ医師。
早瀬順一郎:熱血漢の刑事。
高島菜見子:臨床心理士。
白神陽児:クリニックの経営者。実は……。
イバラ:白神のもとで働く男。実は……。
南サトミ:菜見子の担当患者。
久留米実:元医師、為頼の師。
井上和枝:為頼の義姉。
佐田要造:菜見子のストーカー。


医師の為頼英介は外観から患者の状態を診断する眼を持っている。
それは遂に、将来的に犯罪を犯すであろう「犯因症」を見抜くことまで可能にしていた。

この能力は為頼を他者と一線を画す存在としたが、同時に彼に限界を報せることにもなった。
皮肉なことに、為頼が幾ら相手の状態を見抜いたとしても現在の医療水準に頼る以上、治療法が確立されていない病気の場合に為す術がないのは他の医師と同じなのである。
むしろ、より正確に不可能を知るだけに虚無感に支配されていた。

そんな為頼にクリニックの経営者である白神院長が接触を図って来た。
実は白神もまた為頼と同じ眼を持っており、それ故に為頼の能力を認めていたのだ。
白神は患者に苦痛を与えない「無痛治療」を提唱し、為頼にスカウト話を持ちかける。
しかも、白神はこれを実現させる為に「先天性無痛症」を患うイバラを研究していたのである。
具体性を伴うプランに揺らいだ為頼は白神へ協力を申し出る……のだが。

当のイバラが佐田殺害犯として逮捕されてしまったことで揺らぎ始める。
また、イバラ自身に佐田殺害についての記憶が存在していないことも為頼の不審を助長することに。

一方、一家4人惨殺事件についてサトミが少しずつではあるが記憶を回復させつつあった。

そんな中、早瀬はイバラと一家4人惨殺事件の関係に気付いた。
イバラが口にした「大切な人、大切な場所」との言葉が被害者の1人・石川秋子の新聞投稿と合致していたからである。

矢先、イバラが留置所から脱走してしまう。
逃げた先は「白神メディカルセンター」の白神のもと。
だが、イバラは白神から「お前はもう必要ない」と切り捨てられてしまった。

これにショックを受けたイバラはその場を飛び出し、サトミの病室へ逃げ込む。
イバラを目にしたサトミはその衝撃から一家4人殺害現場で彼を目にしたことを思い出す。

直後、イバラとサトミが消えた―――9話へ続く。

<感想>

ドラマ原作は久坂部羊先生による同名作品。
シリーズ続編として『第五番 無痛2』も存在している。
過去にネタバレ書評(レビュー)していますね。

『無痛』(久坂部羊著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

『第五番 無痛2』(久坂部羊著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

タイトルにもなっている「無痛」の意味は登場人物の1人・イバラが「無痛症」を患っていることを示しています。
また、登場する「他者の痛みを理解しようとしない人々」のことをも指すのでしょう。

さて、人は白神が主張するように「無痛」に生きるべきなのか?
それはドラマ最終回にて答えが明かされることでしょう。

では、ドラマ版8話の感想を。

いよいよ、イバラとサトミが物語の中心へ。
それに伴い白神の存在もちらほらし始めたか。
それにしても、イバラ無双は凄かった。

今回の描写を目にした限り、一家4人惨殺事件は原作に忠実と見ても良さそうか?
そして「無痛治療」に拘りを見せる白神、その狙いとは?

また予告を目にした限り、どうも白神は早瀬を上手く利用するつもりの様子。
早瀬に犯因症が出ていることを知る白神。
おそらく、悪を憎む早瀬の心を利用し彼にイバラを殺害させるつもりなのか?

「痛みを肯定する者」と「痛みを否定する者」とに分かれつつある本作。
原作通りならば次回以降も事件は加速して行く筈、9話にも注目!!
ちなみに9話は2015年12月9日放送予定とのこと注意すべし!!

◆関連過去記事
【久坂部羊先生著作関連】
『無痛』(久坂部羊著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

『第五番 無痛2』(久坂部羊著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

『破裂』(久坂部羊著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

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