2016年03月13日

「松本清張二夜連続ドラマスペシャル 第一夜 地方紙を買う女〜作家・杉本隆治の推理 金沢の地方紙で連載している推理小説を、東京の女性から購読したいという依頼があったことを聞き、疑念を抱くことから始まる傑作ミステリー!」(3月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「松本清張二夜連続ドラマスペシャル 第一夜 地方紙を買う女〜作家・杉本隆治の推理 金沢の地方紙で連載している推理小説を、東京の女性から購読したいという依頼があったことを聞き、疑念を抱くことから始まる傑作ミステリー!」(3月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

小説家の杉本(田村正和)は、地方紙・金沢日々新聞の連載が決まり、東京から金沢へ移住。自らの作家生命を賭け、連載小説「遠い記憶」の執筆に専念している。作品の評判は上々、同紙文化部長の服部(佐野史郎)から連載の延長を依頼される。

そんな折り、東京に住む芳子(広末涼子)という女性から「『遠い記憶』を読みたいので購読したい」という手紙が新聞社に舞い込んだことを聞かされる。芳子はどこで自分の小説を読んだのか、そしてなぜ途中から読みたいというのか?杉本はささやかな疑問を抱くが、アシスタントのふじ子(水川あさみ)は手紙は服部の捏造ではないかという。杉本が候補になっている文芸賞の落選が決まり、執筆意欲を失わせないように、と。
居ても立ってもいられなくなったふじ子は一人上京。芳子の存在を確認すると一旦は安心する。しかし、身分を偽り接近した芳子から何がしかの思惑を感じ取り、疑惑を払拭することはできなかった。

数日後、芳子から「遠い記憶」がつまらなくなったから、と購読を断る手紙が送られてきた。小説は最近になって面白くなってきたはず。杉本には自信があったし、小説家仲間の東山(橋爪功)もそれを認め「失礼な」と鼻白む。杉本は芳子の一連の行動に一つの決断を下した。
「この読者は、私の小説が読みたくて、新聞を購読したのではない」と。

ならば、なにが目的で金沢日々新聞を購読したのか。杉本とふじ子は、芳子が購読を希望した日付の新聞から詳細に読み返し、東京と北陸を結ぶある心中事件の記事を見つける。それは東京のデパート警備員・庄田(駿河太郎)と愛人でデパート店員の梅子(須藤理彩)の遺体が関野鼻で発見された、というものだった。
芳子が読みたかった記事は、この心中事件に違いない。確信した杉本は、銀座の高級クラブで働く芳子を訪ねる。杉本が「遠い記憶」の著者とわかり、素直にわびる芳子。夫の潮田(北村有起哉)は代議士の秘書のため、羽咋に単身赴任。自分は東京で、今は亡き姑の介護に追われていたという。その夫も秘書を辞め、15年ぶりに東京で一緒に暮らせるようになる。幸せになれますね、という杉本の言葉に、なぜか芳子は複雑な表情を見せる。
初対面の男女の何気ないやりとりだったが、杉本は帰り際そっと1枚の写真を置いて店を出る。確認した芳子を震撼させたその写真、そこに写っていたものとは?

金沢へ帰った杉本は、ふじ子とともに心中事件、潮田の周辺などを調べ始める。庄田と梅子は本当に心中だったのか?他殺だとすれば、芳子がどう関わったのか?すべては真実が知りたいため…。小説家の業に突き動かされた杉本の前で明らかになる真実とは!?
(公式HPより)


では、続きから(一部、あらすじと重複あり)……

杉本隆治は小説家である。
彼は地方紙・金沢日々新聞に『遠い記憶』の連載を始めた。
作品の評判は上々で文化部長の服部からも傑作になると太鼓判を押されるほどであった。

矢先、東京に住む潮田芳子から「『遠い記憶』を読みたいので購読したい」との依頼が金沢日々新聞に届いた。

この報を伝え聞いた杉本は嬉しい反面で素直に喜べないことに気付いた。
『遠い記憶』は地方紙の連載である、芳子は何処で『遠い記憶』について知ったのか?
さらに何故、最初からではなく途中から読みたいと言い出したのか?

これを聞いた杉本のアシスタントのふじ子は「手紙が杉本の意欲を保つ為の服部の捏造ではないか」と言い出した。
こうして、ふじ子は真偽を確認する為に上京。
すると、芳子が実在しクラブ勤めのホステスをしていることを知ることに。

ふじ子がスマホで撮影した芳子について動画で目にした杉本は美しい中にも儚さを秘める彼女の姿に強い興味を抱くが。

その数日後、当の芳子から「つまらなくなったので購読を止めたい」と契約解除の連絡が届いた。
最近の展開に自信を抱いていた杉本はこれに不快感と共に強い疑惑を抱いた。
同時に、芳子が新聞契約をした理由が『遠い記憶』になく『金沢日々新聞』自体にあったのではないかと考えるように。

杉本とふじ子は芳子の購読期間を確認。
10月4日から10月14日のわずか10日間であることを知ると、なおさら疑惑を深めた。
さらに、購読を取り止めた10月14日の新聞を調べるとある記事を発見する。
それは東京のデパート警備員・庄田咲次とその愛人でデパート店員の福田梅子の心中事件だ。
2人の遺体は関野鼻で発見されており、死因は青酸カリによる服毒死であった。

その死亡推定日時を目にした杉本は「これこそ芳子が目的とした記事だ」と断定する。
芳子が購読を申し込んだ1日前、つまり10月3日だったからである。
芳子は庄田たちの心中事件を発覚前から知っており、報道される日を待っていたことになる。

杉本はクラブに芳子を訪ね、自身が『遠い記憶』の作者であると明かす。
最初は驚いた様子を見せる芳子だが、何か惹かれるところがあったのか杉本に自身の境遇を語り出した。

芳子の夫は代議士秘書の潮田であり、羽咋に単身赴任中だそうだ。
東京に残された芳子は数年前まで亡き姑の介護に追われていたらしい。
ところが、先日になって潮田が秘書を辞め東京に戻って来るようになった。
実に15年ぶりのことだと言う。

杉本が店を去り、芳子は杉本の席にある封筒を見つける。
中身は1枚の写真である。
其処には潮田が仕える代議士・本間精次郎の街頭演説の様子が写されていた。

杉本が既に自身の身辺調査を行っていたことを知った芳子は警戒心を抱く。

芳子と接触し彼女に影を感じた杉本は心中事件について調べ始めた。
すると、庄田の家に芳子が出入りしていたことが判明する。
しかも、梅子が芳子を脅迫していたことも明らかに。
つまり、芳子には庄田と梅子と接点があり殺害する動機もあるのだ。
杉本は芳子が庄田と梅子を誘い出し毒殺したと結論付けた。

そんな杉本の動きを察した芳子は大胆にも杉本を訪ねて来る。
芳子は此処でも自身の過去を語り出す。
何でも長年に渡り姑の介護を行っていた際、妊娠したのだが潮田に堕胎を迫られてしまったのだそうだ。

一方、杉本が芳子に疑念を抱いていると知った服部は『金沢日々新聞』で大々的に疑惑を取り上げた。
いよいよ追い込まれた芳子は潮田と離婚してしまう。

これを「芳子が夫を巻き込まない為の配慮」と見た杉本は対決の日が近いことに気付く。

それはすぐにやって来た。
芳子から「11月7日にふじ子さんも連れて出かけましょう」と招待状が届いたのだ。

受けて立つことにした杉本とふじ子。
11月7日を迎え、芳子を加えた3人は海岸へ。
其処で芳子は杉本たちに太巻き寿司とお茶を振る舞う。

1人で食べ始める芳子。
だが、杉本は「毒が混入されている」と食べようとしない。
そうこうしている間に、芳子が全てを食べ終えてしまった。
さらに芳子は「疑うなんて酷い」と叫ぶや走って帰ってしまう。

本当に毒は入っていなかったのか?
しかし、杉本は芳子の鞄から香水入れを抜き出していた。
その中身こそ青酸カリであった。
芳子は隙を見て中身を用いるつもりだったのだ。

杉本殺害に失敗した芳子は潮田のもとへ。
だが、潮田は「離婚しておいて今更」と取り合おうとしない。

其処に杉本が現れる。
杉本は芳子に代わり事件の真相を語り出した。

3年前、芳子は妊娠したものの姑の介護と夫の無理解により堕胎し二度と妊娠出来ない身体になってしまった。
潮田はこの事実を知らなかった。

悲しみに暮れる芳子だが、ある日にデパートを訪れたところ万引き疑惑をかけられてしまう。
この相手こそ、庄田と梅子であった。
2人は共謀し芳子を罠に嵌めたのだ。

潮田に影響することを怖れた芳子は庄田たちの要求を呑み続けた。
それは肉体関係にまで及んだ。

そんな中、潮田が秘書の職を辞し芳子のもとに戻ると言い出した。
潮田が戻って来るのは嬉しい―――だが、既に遅かった。
芳子の傍らには庄田が居たのだ。

芳子は潮田を迎え入れる為に庄田殺害を目論んだ。
其処で庄田と梅子を温泉旅行に誘い毒殺したのであった。

その後、『遠い記憶』を口実に『金沢日々新聞』を取り寄せて事件がどう処理されるか見守った。
そして10月14日、心中事件として処理されたことを知り購読を取り止めたのだが……これが仇になったのだ。

全てを聞いていた潮田だが、芳子に背を向け去ってしまう。
残された芳子は死を選ぼうとするが、杉本に説得され出頭することに。

「どうして2人を殺したの?」
「幸せになりたかった……」
それが出頭した芳子の言葉であった。

そして、杉本はと言えば芳子について集めたデータを全て消去した。
もちろん、杉本には芳子を題材にした小説も書く気は無かった―――エンド。

<感想>

原作は松本清張先生の短編『地方紙を買う女』(新潮社刊『張込み』収録)。
原作『地方紙を買う女』については過去にネタバレ書評(レビュー)してますね。

『地方紙を買う女』(松本清張著、新潮社刊『張込み』収録)ネタバレ書評(レビュー)

では、ドラマの感想を。

ドラマ版は「芳子が潮田を介して家族を求めつつも、当の潮田により家族を奪われてしまう」との皮肉が描かれていました。
芳子は家族(子供)を欲したが潮田に堕胎を迫られ二度と子供を産めない身体になってしまった。
また、当の潮田は15年の長きに渡り単身赴任を続け芳子を顧みなかった。
そして、最後に芳子に背中を向けて去ってしまった。
芳子は唯一の夫・潮田を失ってしまったワケです。

これを作家であり、事件の傍観者であり、事後の当事者の1人でもあった杉本の視点で描いたものか。

此処までを踏まえた上で。
基本、管理人は原作を尊重した作品が好きです。
その上でアレンジを加えるならば、良アレンジにより原作を超えて欲しいと思って止みません。

そんな中、本作はアレンジ部分を最小限に抑えつつ原作を尊重していた印象。
アレンジ部分は次の通り。

・舞台を現代に変更(スマホなどが存在)。
・編集者が杉本のアシスタントに設定変更。
・芳子の夫である潮田が代議士秘書になっている。
・芳子が姑の介護を行い、不妊に悩む設定に。
・終盤の毒の仕込み先が異なる。
・芳子がラストでも生存している。
・原作だと終盤に杉本殺害を決意するまでは受け身だったのが、ドラマ版は自ら杉本に接触している。

ドラマ化に際して舞台を現代に置き換えることは良くあるし、大筋自体はラスト以外はほぼ原作通り。
なので、アレンジ部分はラストを除けば比較的抑え目だと思います。

ただ、その肝心のアレンジ部分が原作部分に悪さをしている印象。
どちらかと言えば、アレンジ部分と原作部分とが乖離しているように思う。

此処からは管理人独自の解釈による『地方紙を買う女』が語られています。
あくまで個人的な感想に過ぎません。
気分を害される恐れがあるので注意!!


原作『地方紙を買う女』のテーマを個人的には「理不尽」と「それに如何に抗するか」だと理解しています。
芳子を襲った「覚えのない万引き犯として脅迫される理不尽」、芳子はこれに抗して庄田たちを殺害した。
しかし、今度は杉本が「自信作を不当に貶められるとの理不尽」に巻き込まれ、それを晴らすべく芳子の罪を暴いた。
共に「理不尽」の被害者である2人が相争い、結果として片方が勝者となったワケです。
これもまた1つの「理不尽」なのでしょう。

ドラマ版でも、この「理不尽」の構図は変わりません。
さらに、ドラマ版では芳子に「介護から派生した不妊問題」をも背負わせています。
なるほど「理不尽」の連鎖は変わらないように見える。
ただ、此の時点では芳子は何らこれに抗していない。
流されているだけだ。

そして、納得出来ないのが「不妊問題はあったけど万引きは庄田と梅子の罠」の点。
折角、「介護問題」と「不妊問題」が描かれていたにも関わらず、それと庄田たちは別の「理不尽」となっているのだ。
これがしっくり来ない。

これならば「不妊問題により精神的に弱っていた芳子が万引き行為に走り庄田と梅子に目撃され脅迫」の流れがスムーズなのではないか。
つまり、「介護問題により不妊問題が生じ、不妊問題により庄田と梅子に付け入られる隙が生じた」との流れである。

其処で最終的に「介護問題」「不妊問題」を受けた「庄田たちが象徴する全ての理不尽」に抗した方が芳子らしい。
どうせなら、此処までアレンジしても分かり易かった気がする。

それと、潮田を代議士秘書に改変したのなら芳子のホステス設定も改変して良い気はする。
寧ろ、改変した方がよりドラマ版の求める「家族愛」に飢えていた女性との描写に反映出来ていたのではなかろうか。

改変しないのならば、いっそ舞台を原作に忠実に当時で描いた方が良かったかもしれない。
そもそも、芳子が地方紙を購入した理由がネットが普及した現代では通用しないものとなっているし。
現在ならば、ネットを調べればある程度のことは掴めるし。
また、東京なら国立国会図書館もあるだろうし。

重箱の隅をつつくようだが、些か思っていたものと異なる作品だったように感じた。

さて、明日は二夜連続の二夜目となる『黒い樹海』が放送。
他にも松本清張先生原作ドラマの情報が!!

まず、テレビ東京系では『喪失の儀礼』のドラマ版が2016年3月30日に放送予定。
さらに、フジテレビ系でも『かげろう絵図』が2016年4月8日に放送予定。
どちらも注目すべし!!

『黒い樹海』(松本清張著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

松本清張先生『喪失の儀礼』(新潮社刊)がテレビ東京系にてドラマ化とのこと!!

松本清張先生『かげろう絵図』がフジテレビ系「金曜プレミアム」にて2016年4月8日に放送予定とのこと!!

<キャスト>

杉本隆治:田村正和
小説家。地方紙の金沢日々新聞での連載が決まり、東京から金沢市へ移住。自らの作家生命を賭けた推理小説「遠い記憶」を連載している。同新聞社主催の文芸賞の候補にもなっている。亡き妻・繁子からプレゼントされた万年筆を愛用。芳子という女性から「遠い記憶」を読みたいので新聞を購読したい、という依頼があったことを聞き、疑念を抱く。

潮田芳子:広末涼子
代議士秘書・潮田の妻。幸せな家庭を作りたい、との願いを叶えるために結婚。専業主婦として姑の介護もこなす。代議士の都合で夫は石川県羽咋に単身赴任中。その羽咋で夫の仕事ぶりを見届けたあと、立寄った食堂で金沢日々新聞を読み、「遠い記憶」を東京でも読みたいから、と購読を申し込む。

田坂ふじ子:水川あさみ
小説家・杉本のアシスタント。手書き原稿をパソコンで入力するなど、杉本のサポートに余念がない。婚活中でおっちょこちょいな性格を杉本にたしなめられることも。杉本の「遠い記憶」が読みたいという芳子に疑問を抱き、東京の芳子の自宅まで確認に行くなど、小説家として尊敬する杉本のためには労を惜しまない行動的な女性。

潮田早雄:北村有起哉
芳子の夫。本間代議士の秘書として、芳子とは離れ、本間の地元である石川県羽咋市で働いている。流産を経験している芳子との間に子供を作りたい、と思っており、本間の入閣を機に秘書を辞め、東京へ帰る決意を固める。

広田:片瀬那奈
金沢日々新聞社会部記者。庄田と梅子の心中事件について、自らの取材結果を杉本に説明。2人の心中には不自然な点があると疑惑を抱いている。

庄田咲次:駿河太郎
東京のデパート警備員。能登の関野鼻で愛人の梅子とともに遺体で発見される。妻子がおり、不倫関係を精算するために梅子と青酸カリによる死を選んだとみなされる。が、その心中現場には不自然な点も。

小島警部補:木下ほうか
石川県警捜査一課の警部補。庄田と梅子の心中事件を担当。事件に不自然な点があることを認めながらも、決定的な証拠を見出せない。あくまでも心中を他殺と疑う杉本をたしなめようとする。

福田梅子:須藤理彩
庄田が務める東京のデパート店員。庄田とは愛人関係にあったが、能登の関野鼻で庄田とともに遺体となって発見される。

庄田恵:西田尚美
東京のデパート警備員・庄田の妻。愛人と心中した夫に腹をたて、夫の遺骨箱を押し入れにしまいっぱなしに。しかし、庄田の死に疑問を持ち、訪ねてきた杉本の前では2人の子供とともに遺骨を前に手を合わせると涙を流す。

由紀子:遊井亮子
芳子が最初に働いた西銀座のバー「エンゼル」のママ。

潮田久子:佐々木すみ江
芳子の夫・潮田早雄の実母。身体を悪くし、死ぬまで嫁の芳子の介護を受けていた。芳子の流産の原因が介護のためと考え、芳子にわびつつ幸せを願いつつこの世を去る。好きな花は、亡き夫からプロポーズの際にもらった吾亦紅(われもこう)。

服部:佐野史郎
金沢日々新聞文化部長。杉本の担当で「遠い記憶」の連載を半年延長して欲しいと依頼する。心中事件に興味を抱いた杉本に広田記者を紹介するなど、杉本をサポート。

山下県警本部長:寺島進
庄田と梅子の心中事件に関して調査をする杉本に抗議の電話を入れる。あくまでも事件は心中というのが県警本部長としての見解だが、抗議の裏には本間代議士の影が…!?

本間精次郎:大杉漣
芳子の夫・潮田が秘書を務める国会議員。厚生労働大臣。大臣就任を機に秘書を辞め、東京に帰ろうとする潮田を懸命に引き留める。

東山善吉:橋爪功
杉本の小説家仲間で気の置けない友人。芸者の雪乃にゾッコンで、何かにつけて言い寄るなどしている。杉本が候補になっている文芸賞の選考委員も務める。 ほか
(公式HPより、順不同、敬称略)


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【特報】松本清張先生、未収録短編発見さる!!その名も『女に憑かれた男』!!

【2015年】松本清張先生『女に憑かれた男』に続く未収録短編作品見つかる!!その名は『渓流』とのこと!!

「張込み (新潮文庫―傑作短篇集)」です!!
張込み (新潮文庫―傑作短篇集)



キンドル版「張込み―傑作短編集(五)―」です!!
張込み―傑作短編集(五)―



キンドル版「清張映画にかけた男たち―『張込み』から『砂の器』へ―」です!!
清張映画にかけた男たち―『張込み』から『砂の器』へ―



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この記事へのコメント
これは、時間を遡って「原作通り」の時代設定で映像化するか、地方紙購入以外の特徴ある糸口から完全犯罪が綻ぶような、余程に説得力のある新しい鍵を設定しなければ、現代に舞台を置き換えたドラマとして成立させるのは随分と難しい作品であるように思いました。
現代は、大抵の事件は「スマホでネット検索すれば容易に確認出来る時代」ですから、そのことに気付かないまま進んでしまったのであれば、ちょっとお粗末では……と思います。
これは、過去に書かれた作品や、過去が舞台の作品を映像化する場合に気をつけなければならない、一番の重要事項ではないでしょうか。増して、せっかくの「地方紙の購入」(標題にもある重要事項)による犯罪の露見という設定が、生かされるよりも落とし穴になってしまっては、余りに残念な気がしてなりません。(同じキーワードで連日検索を掛けていて疑いを抱かれる、といったような単純な設定変更では、今度は小説家が謎解きをする、という設定に無理が出て来るかも知れませんし、難しいとは思うのですが……)
田村さんの小説家役、水川さんの助手役、北村さんの秘書役、広末さんのホステス役――それぞれに、実に味のある人物像が魅力的で、重い深い厳しい物語とその主題を、じっくり堪能出来る筈の作品であっただけに、この、舞台を現代に移していながら注意不足で生じてしまったと思われる、最も重要な設定の「弱さ」が、素人目にも本当に惜しく思われました
Posted by 星沢美保子 at 2016年04月18日 21:59
Re:星沢美保子さん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

ご指摘の通り、設定が負担になっているように感じられた作品でしたね。
設定を尊重し舞台を原作通りにするか、それが難しいならばフォロー出来るだけのテーマ性が必要だったように思います。
Posted by 俺 at 2016年04月20日 00:48
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