2015年12月21日

『アルゴリズム・キル』7話(結城充考著、光文社刊『小説宝石 2015年12月号』掲載)

『アルゴリズム・キル』7話(結城充考著、光文社刊『小説宝石 2015年12月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

私は今、県警本部の捜査に必要とされていない――大人気警察小説シリーズ、再始動!
(光文社公式HPより)


<感想>

遂にクロハシリーズ最新作が『小説宝石 2015年6月号』より連載開始されました。
そのタイトルは『アルゴリズム・キル』。
『プラ・バロック』『エコイック・メモリ』に続く長編です。

『アルゴリズム・キル』、直訳すると「殺しの手法(解法)」か。
なかなかに意味深長。

そして、『プラ・バロック』では姉と、『エコイック・メモリ』では姉の忘れ形見・アイと、それぞれ形は違えど大切な存在と離れることとなったクロハ。
そんな彼女はそのショックの後遺症から所轄署の警務係に異動。
此の状態で埋もれることも考えていたクロハ。
だが、周囲はともかく事件が彼女を捨て置かなかった。
またも、事件と関わることに。

今回はそんな『アルゴリズム・キル』の第7話。

どうやら、ニシは上層部の不正を告発しようとして口封じされた様子。
シオサキはニシに代わり正義を行うつもりなのか?

一方、クロハによれば「Kiru」内部でも意見が分かれている様子。

これにより、事件は次の2つの軸で展開。

1.「Kiru」により連続殺人事件。
2.ニシやシオサキが暴こうとしている上層部の不正。

どうやら、この2つ共に所属するグループ内での対立がメインとなる様子。
つまり、本作は警察内部と「Kiru」内部の対照的な2つの組織内で起こる抗争を描いた作品となるのか。
この2つの対立がクロハにどう影響を与えるか!?

そして、クロハが思い起こすのはアイのこと。
アイは実父のもとですくすくと育っているようです。
これも本編の関わって来るのか?
だとすれば、クロハとアイが再び共に生活する日もやって来るのか?
次話も注目です!!

ちなみに、ネタバレあらすじはかなり改変を加えているので注意!!
あらすじを読んで興味を持たれたら本作にチャレンジすべし!!

<ネタバレあらすじ>

◆前回までのあらすじ

『プラ・バロック』『エコイック・メモリ』と2つの事件により所轄署の警務課へ異動となったクロハ。
続けて大切な者を失ったことで半ば自暴自棄の状態であった。

矢先、イベントの警護に駆り出されたクロハは女性の遺体を発見する。
その遺体は激しい暴行を加えられ、全ての歯を折られた無惨なものであった。
とはいえ、クロハが捜査に携わることは無い―――少なくとも此の時点ではその筈であった。

そんなある日、警務課に出動要請がもたらされた。
児童相談所から児童虐待の現場に同行する人手を出すように依頼されたのだ。
これに応じたクロハは区役所職員のイマイと出会う。
イマイから「戸籍上存在が確認出来ないが実社会で存在が確認出来ている児童」の保護を求めらたクロハ。

同じ頃、シイナから「バーチャル陣取りゲーム」こと「侵×抗」に関与している「Kiru」なる人物の情報がもたらされる。

調べを続けたクロハはイマイの依頼と「Kiru」が重なり合うことに気付く。
どうやら「Kiru」はクロハが探す少年たちが所属するグループらしい。

一方、何者かの監視に気付いたクロハに会計課員のニシが接近。
クロハに正義を行う為に必要な品を手渡そうとするのだが射殺されてしまう。

・前回はこちら。
『アルゴリズム・キル』6話(結城充考著、光文社刊『小説宝石 2015年11月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

◆7話あらすじ

区役所職員・イマイに依頼され「戸籍こそないが存在が確認されている児童」を探すこととなったクロハ。
ところが、その児童が所属するグループこそが連続殺人犯と思われる「Kiru」らしきことが分かる。

矢先、クロハは何者かに監視されていることに気付く。
さらに会計課員ニシから何かを手渡されそうになったところで、何者かの襲撃を受けることに。
ニシは襲撃者の一撃を受け、死亡してしまう。

其処へクロハの監視者が乱入。
彼にニシを任せ、クロハは襲撃者を追跡する。
相手に威嚇射撃し、逮捕に成功したクロハ。
監視者の正体がシオサキなる男性であることを知る。

同じ頃、さらなる「Kiru」の犯行が!!
この事態にクロハは捜査本部への参加を求められ、これに応じることに。
クロハは遺体遺棄現場とポータルの位置のずれから「Kiru」の中でも意見が分かれているのではないかと仮説を立てる。

一方、クロハはニシから受け取り損ねた品が消えてしまったことを知る。
どうやら、ニシの遺体現場から持ち去られてしまったらしい。
だとすれば、疑わしいのはシオサキだ。

クロハはシオサキを問い詰めるが、シオサキはそんなクロハに「お前の味方だ」と語る―――8話に続く。

◆関連過去記事
『アルゴリズム・キル』1話(結城充考著、光文社刊『小説宝石 2015年6月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『アルゴリズム・キル』2話(結城充考著、光文社刊『小説宝石 2015年7月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『アルゴリズム・キル』3話(結城充考著、光文社刊『小説宝石 2015年8月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『アルゴリズム・キル』5話(結城充考著、光文社刊『小説宝石 2015年10月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『アルゴリズム・キル』6話(結城充考著、光文社刊『小説宝石 2015年11月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『プラ・バロック』(結城充考著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『エコイック・メモリ』(結城充考著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

ドラマスペシャル「クロハ 機捜の女性捜査官 連続殺人と集団自殺…2つの捜査本部8日間の激闘!!悪意に立ち向かう家族の絆!!真相にたどり着いた女刑事が交わす涙の約束とは!?冒頭20分…この中に犯人がいる」(2月22日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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