2016年01月13日

「実は私は」第142話「紅本先生とさくらさんC」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第142話「紅本先生とさくらさんC」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・前回はこちら。
「実は私は」第141話「紅本先生とさくらさんB」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

過去、幼き日の明里は守られるべき存在―――姫に憧れていた。
だが、その夢は叶わなかった。
皮肉にも明里が誰よりも強かった為に、誰も明里を守る存在になれなかったからである。
明里の夢は破れた……しかし、その願いは常に明里の中に残されていた。

そして現在、「天空独身城」大広間では未だに戦いが続いていた。
圧倒的な攻撃力を以て終始優位に進める明里だが、防戦一方のさくら相手に決定打を出せずに居た。
一方のさくらは人の域を大幅に超越した明里の攻撃を次々と躱して行く。
どれほどの破壊力だとしても当たらなければ意味が無い。

「仙人だ……」
2人の戦いを見守る茜が額に汗を浮かべながら呟く。
それは「人への感謝が生み出す力」である。
どうやら、さくらは「仏の桜田」の異名通り人を上回る力を手にしたようだ。

その間もさくらを追いこんで行く明里。
だが、その表情は苦痛に歪み、目から血の涙を滴らせている。

誰よりも強い明里は誰よりも守ってくれる白馬の王子様を求めていた。
その願いが叶わないことへの絶望が明里を蝕んでいたのだ。

そんな明里を目の当たりにしたさくらの動きが止まる。
「好機!!」とばかりに必殺の一撃を放つ明里だが、さくらはソレを真正面から受け止めて見せる。
そして、さくらは笑った。

「何故?」
真っ向から受け止めたさくらに対し動揺する明里。
此処でさくらは明里への想いを語り出す。
誰よりも明里を追い続けて来たさくらは彼女の夢を知っていたのだ。
そして、それを叶える為にこの場に立っている。

「同情か!?」
さくらを拒絶しようとする明里。
だが、さくらは最初こそ同情だったが結婚を焦る明里の姿に惹かれたことを打ち明ける。
今では、そんな明里を可愛いと思っていることも。

これに明里は虚を突かれた。
そして、彼女を覆っていた強がりの鎧が剥がれた。
今、明里は無防備となっていた。

「まさか、明里が負ける!?」
信じられないと絶句する茜の目の前で、気付けば明里の鉢巻はさくらの手にあった。

あくまで2人の戦いは騎馬戦の延長である。
此処に勝敗は決したのだ。
すなわち、鉢巻を奪ったさくらの勝利だ。

「そんな、そんな」
パニックに陥った茜、同時に「天空独身城」が大きく揺れ始めた。
明里の敗北に伴い城が崩壊しようとしているのだ。

其処に華恋が飛び込んで来た。
華恋はさくらに白馬を預けると、その秘密を明かす。

崩壊して行く「天空独身城」から1つの影が空中に飛び出した。
正体は羽根の生えた白馬……ペガサスだ。
その背にはさくらと彼にお姫様抱っこされる明里の姿が。
華恋が告げた白馬の秘密とはペガサスであることだった。

さくらと明里はペガサスの背で向かい合う。
白馬ならぬペガサスの王子様として改めて告白するさくらに「教師と生徒だから」と一旦は断る明里。
だが、これには続きがあった。
さくらが卒業した後には受け入れるとの意思表示を行ったのだ。
次いで互いの唇を重ね合う、それは約束のキスであった。
照れ隠しなのかぶっきらぼうに振る舞う明里は「卒業まで2人の関係は秘密だ」と言い含めるが……。

何しろ空中での出来事である、地上からは丸見えであった。
地上に降り立った明里とさくらは朝陽たちから手厚い祝福を受けることに―――143話に続く。

充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻、11巻、12巻、13巻、14巻も重版出来とのことで目出度い。さらに15巻も発売予定。
そして、本作かなり面白い!!

2015年7月にはアニメ化も果たしており、シーズン2製作の報が待たれます。

【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!

その142話。
サブタイは「紅本先生とさくらさんC」。

婚活衝動から悪魔へと大覚醒を果たした明里。
過去に鬼と呼ばれつつも他者への感謝を知り仏へと覚醒を果たしたさくら。
その戦いはさくらの勝利に。
こうして、遂にさくらと明里と両想いになりました。
長きに渡る想いを通じさせたさくら。
同時に明里も自身を守ってくれる白馬の王子様を得て願いを叶えました。

これにより鉄板だった明里の「魔法中年」とか「独身」ネタは陰を潜めそうか。
茜も寂しさを抱えつつも祝福することになるのでしょう。
とはいえ、代わりに「さくらに甘える明里」ネタとかで冷やかしそうだなぁ……。

これにより、朝陽と葉子、嶋と獅穂、さくらと明里がカップル成立。
残るは岡のみ。

岡と言えばみかんへ想いを寄せていますが、朝陽の妹・鳴から想いを寄せられています(134話「心配しよう!!」参照)。
一方で当のみかんは未だ朝陽へ想いを寄せている状態。
これまでの他の面々に比べて熾烈な恋愛模様が予想されますが果たして!?

うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス14巻も発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子、11巻は獅穂と凛コンビ、12巻は緑苑坂弓と桐子の夫婦コンビ、13巻は桃地結香、14巻は水奈川咲と葉子に!!
そして15巻は獅穂たち三人娘に!!ああ、嶋よ……。

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第140話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

「実は私は」第141話「紅本先生とさくらさんB」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。124話にてフルネームが「嶋田結太」と判明。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。

朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。

緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
桃地結香:忍者少女、92話(実際は105話)から登場。ある秘密が……。
黄龍院閃:鳴、結香のクラスメートの男子。瓶底眼鏡に腰の日本刀がトレードマーク。132話で苗字が判明。
水奈川咲:結香、閃、鳴のクラスメート。109話から登場。ある秘密が……。
箱入り娘:114話終盤に登場した謎の人物!?

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posted by 俺 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。
そして、あけましておめでとうございます。(遅っ!)

今回は久しぶりの良回でしたね。さくらさんも紅本先生も良かったなと。でも、次回までもうちょっと引っ張りそうですが。

はてさて、個人的にはまだ獅穂は流動的かなと思っていますけど、岡君は鳴ちゃんじゃないですかね。凛ちゃんが(血筋的に)みかんの孫だとすると、もう、みかんの相手は黄龍院という名字の閃くんで当選確実(しかもドSの外道クイーンとドMの変態だから相性ばっちり?)だし、それで、いきなり鳴ちゃんが岡くんに憧れているのをぶっ込んできた気がしましたから。

まあ、それでもあの箱娘の正体が明らかにされてない訳で、その正体次第ではまだ一波乱あるような……何と言っても委員長の相手がまだ姿形も見えないのですから……案外、獅狼でしょうか? でも獅狼は、みかんが凛ちゃんの実の祖母じゃないなら、みかんの可能性もある気がするんですけどね?
Posted by らいらっく at 2016年01月13日 06:49
Re:らいらっくさん

こちらこそお久しぶりです!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

多くの苦難を乗り越えて、さくらと明里が無事にカップル成立で一安心。
そんな本作、各人各様の恋愛模様が描かれ盛り上がりを見せています!!
誰が誰と落ち着くのか目が離せない状況。

中でも、確かに渚の相手がまだ不明なのは気になりますね。
果たして!?
Posted by 俺 at 2016年01月15日 23:27
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