「花沢不動産の経営は大丈夫なのだろうか?」と。
アニメ内での描写に従う限り、それなりにお客さんが入っているような描写はあります。
とはいえ、花沢不動産はどこまで大丈夫なのでしょうか!?
もしかすると花沢家へ婿入りするかもしれないカツオくんの将来の為にも其処ははっきりしておきたい―――視聴者としてはそう思うワケなのであります!!
そんな視聴者の疑問に答えてくれる本が登場しました!!
その名も『サザエさんの「花沢不動産」はなぜ潰れないのか?』(宝島社刊)。
著者は実際に不動産業を営む齋藤智明先生。
あらすじは次の通り。
<あらすじ>
磯野カツオは花沢不動産の有望な後継者だった!
いつもお客がいないのに安泰 儲けの秘密がよくわかる!
これ1冊で不動産業界の仕組みも丸わかり
いつ見てもお客がいないのに実は……。花沢不動産に見る儲けのカラクリを解説。サザエさんの世界をプロの不動産業者の視点で見てみると、面白いほど不動産の基礎知識がわかります。なぜ花沢不動産は磯野カツオを欲しがるのか?なぜ花沢不動産は潰れないのか?現代社会で花沢不動産が直面している問題は何なのか?磯野邸の資産価値はいくらなのか?カツオが花沢不動産を継いだ後に残された課題とは何か?など世間一般から見るとわかりづらい、不動産の世界とその儲けのカラクリ、お金の話題がすっきり理解できます。
(宝島社公式HPより)
おおっ、「カツオは花座不動産にとって有望株」のようです。
また、「花沢不動産の内情」もコレで分かるのかも!?
そんな本作、2016年1月15日より発売とのことで要注目!!
ちなみに「サザエさん」で「ミステリ」と言えば、綾辻行人先生『どんどん橋、落ちた』(講談社刊)に収録の『伊園家の崩壊』を思い出しますね。
伊園家(注:あくまで磯野家に非ず)の笹枝(注:サザエさんではない)と若菜(注:くどいようだがワカメちゃんではない)が謎の死を遂げ、その謎に挑む短編作品です。
全編に漂う閉塞感と倦怠感、またダークなテイストが特徴の一篇です。
こちらも興味のある方はチェックすべし!!
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