2016年02月04日

「ヒガンバナ〜警視庁捜査七課」4話「愛の悲劇…女性科学者が謎の爆死!」(2月3日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「ヒガンバナ〜警視庁捜査七課」4話「愛の悲劇…女性科学者が謎の爆死!」(2月3日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

深夜、ある公園の池で突然爆発が起こり、池の中を歩いていた女性が遺体で発見された。死亡したのは、先端科学研究所の研究員・曜子(月船さらら)。爆発現場からも遺体からも爆薬は発見されず、手がかりは近くに落ちていたライターと謎の人影の目撃証言のみだ。
曜子が最期までお金に執着していた声をシンクロで“聞いた”渚(堀北真希)は、彼女が誰かに貢いでいたのではないかと、上司の堂ヶ島教授(中原丈雄)に事情を聞きに行くことに。渚と共に研究所に向かった雪乃(檀れい)は、最近図書館で運命的に出会った好青年・三岡(萩原聖人)と再会する。曜子の同期だという三岡たちの証言から、曜子が事件当日、一級建築士とデートしていたこと、酒を飲んでいないのに具合が悪そうだったことが判明。そして、研究所のホープだった良美(西山繭子)が1年前に失踪していたことも明らかになる。
好きな本を通じて三岡と距離を縮め、急激に女性らしさを増していく雪乃に警視庁の面々が騒然とする中、捜査七課の調べで曜子が結婚詐欺に遭っていた可能性が浮上。婚活仲間の話によると、曜子は相手に一千万円以上貢いでいたらしい。一課は曜子を騙していた詐欺師の金沢(渋江譲二)を逮捕し、事情を聞くが、金沢は殺人容疑を否認する。
三岡から2月3日に会いたいと言われ、プロポーズではないかと心躍らせる雪乃。一方の渚は、独自に失踪した良美の周辺を調べ始める。そんな中、曜子と不倫関係にあった堂ヶ島が、事件当日、出張先の名古屋から密かに東京に戻っていたことがわかり…!?
(公式HPより)


では、続きから(一部、あらすじと重複あり)……

捜査七課に所属する渚は高い共感能力を用いて被害者とシンクロすることが出来る刑事である。

そんな渚たちが今回担当した事件は「先端科学研究所に勤務する研究員・曜子の爆殺事件」。
深夜、公園内の人工池で爆発が起こり、何故か池の中に入っていた曜子が爆死したのだ。
池の中からは爆発物が検出されず、此の点が謎となっていた。

早速、曜子にシンクロした渚は彼女がお金に執着していたことから誰かに貢いでいたとの仮説を立てる。
曜子について上司の堂ヶ島教授に聴取を行う渚たちだが、其処で雪乃は三岡と再会する。
三岡は曜子の同僚、実は雪乃は数日前に図書館痴漢事件の捜査で彼と出会い好意を抱いていた。
思わぬ再会に運命を感じる雪乃は三岡へ猛アタック!!
普段と異なる雪乃の姿に渚たちは驚くことに。

一方、三岡らから曜子が複数の男性と交際していたことが判明。
その数、なんと5人である。
しかも、その中には堂ヶ島教授も含まれていたのだ。
とはいえ、曜子の本命は一級建築士・成川和仁だったらしい。
どうやら、曜子は成川に貢いでいたようだ。

ところが、成川和仁なる一級建築士は実在しなかった。
どうやら、成川の正体は結婚詐欺師のようだ。

一方、堂ヶ島教授の周辺で相馬良美なる研究員が消えていることが明らかに。
良美もまた堂ヶ島教授との関係が噂されており、出張先にも同行していたほどであったそうだ。
良美の日記には姿を消す前日に「Dと会う」と記載されていた。

そんな中、堂ヶ島教授が曜子をメールで呼び出していたことが判明し彼に容疑が集中する。

同じ頃、三岡は雪乃に「2月3日に話したいことがある」と告げられ、胸をときめかせていた。

矢先、成川を騙っていた金沢が逮捕された。
金沢は曜子から1千万円を騙し取っていたことは認めるが、殺害は否定する。
金沢によれば、曜子は「金のなる木を手に入れていた」らしい。
しかも、「ガジロウがどうとか言っていた」のだそうだ。

これを聞いた雪乃は「ガジロウ」ではなく「梶井基次郎」であると指摘。
梶井基次郎による『桜の樹の下には』の一節「桜の樹の下には屍体が埋まつてゐる」から良美が研究所裏の桜の樹の下に埋められていると考えるように。
掘り返したところ、良美の白骨死体が発見された。

その頃、渚は謙人から曜子殺害当日に堂ヶ島にアリバイがあることを聞かされる。
堂ヶ島は癒着を行っており、不正相手と密会していたのだ。

さらに良美とシンクロした渚は真相に至る。

渚たちが呼び出したのは三岡だ。
三岡は堂ヶ島教授のメールソフトを用いて曜子を呼び出すと水に触れると爆発する薬品を用いて爆殺したのである。

これを突き付けられた三岡は「2月3日まで待ってくれ!!」と土下座する。
全ては良美への贖罪の為であった。
良美の日記にあった「D」の正体はドイツ語で「ドライ」を指す「三」、すなわち「三岡」だったのだ。
良美殺害も三岡の犯行だったのである。

1年前、良美と交際していた三岡。
2人は結婚を約束していたが、良美が堂ヶ島と親密になってしまった。
これを危惧した三岡が何度となく窘めたのだが、良美は何故か聞こうとしない。
三岡は良美が堂ヶ島と交際していると考え、彼女を研究所の裏に呼び出し問い詰めた。
すると、良美が三岡の研究データを持ち出していたことが判明。
「全て三岡の為だ」と語る良美であったが、堂ヶ島に渡すつもりだと考えた三岡は良美を絞殺してしまう。

ところが、この現場を曜子に目撃されてしまった。
自首しようとした三岡だが、曜子がこれを押し留め裏山に埋めた。
以降、三岡は曜子に脅され1千万円を渡していたのだ。

その間、冷静になった三岡は良美の言葉を信じるように。
こうなると罪の意識がもたげてきた。
其処でせめて良美の論文を完成させ、彼女の名前で発表しようと考え始めた。
発表後は出頭するつもりなのだ。

しかし、この良美の論文を曜子が狙い始めたのだ。
進退窮まった三岡は堂ヶ島の名を用いて曜子を池へ誘き出すと爆殺したのであった。

2月3日とは良美の論文が完成する日。
三岡の雪乃への話とは出頭であった。

こうして三岡は逮捕された。

その夜、警視庁刑事部長の神藤がホテルから出て来たところに謙人が現れる。
謙人は神藤に「カノウユウジを知っているか!?」と問うが、彼は答えようとしない。
仕方なくその場を去る謙人、その様子をホテル内から七課長のすみれが見ていた―――5話へ続く。

<感想>

「ヒガンバナ〜女たちの犯罪ファイル」が遂に連続ドラマ化!!
その名も「ヒガンバナ〜警視庁捜査七課」、その4話です。

今回は「雪乃に恋人登場!?」な回でしたね。
雪乃の元恋人である北条もかなり気にかけている様子が窺えましたが復縁なるのか!?

そして曜子と良美、共に愛する人の為に動き命を落とすことに。

曜子は騙されていたとも知らず詐欺師の金沢の為に金を必要とし、その為に落命した。
良美は三岡との将来の為に堂ヶ島の弱味を握ろうと彼に近付き、逆に三岡に疑念を抱かれ落命した。
なんとも皮肉な結末と言えそうです。

ただ、曜子は幾ら三岡の為とはいえやり過ぎかなぁ……あれでは本末転倒だし誤解されても仕方がないような。
少なくとも三岡に真意を伝えておけばあんなことにはならなかっただろうし。
それを伝えなかったのは三岡を信じられなかったからなのか、それとも本当に言えないことがあったからか。
何しろ堂ヶ島の弱味を狙うだけなら、特に三岡に隠す必要も無いし。
あの態度では裏があったと勘繰られかねないとは思うのだが。

また、この曜子と良美の姿はその交際相手である金沢と三岡の姿にも繋がっているのかもしれないね。

一方、謙人の過去に神藤が関わっているらしいことも判明。
とはいえ、何処まで関わっているのかは不明ですね。
また、其処には渚も関わっている筈です。
でもって、神藤が出て来たホテルに居たすみれ―――その意味とは!?
5話にも期待!!

◆関連過去記事
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【2016年1月】日本テレビ系「ヒガンバナ」が連続ドラマ化されるとのこと!!

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