2016年04月09日

金曜プレミアム「松本清張スペシャル かげろう絵図 大奥に暗躍する巨悪に立ち向かう女の密命は大奥粛正!愛する男のために命をかける!」(4月8日放送)ネタバレ批評(レビュー)

金曜プレミアム「松本清張スペシャル かげろう絵図 大奥に暗躍する巨悪に立ち向かう女の密命は大奥粛正!愛する男のために命をかける!」(4月8日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

<あらすじ>

江戸時代後期、江戸城“大奥”の支配をもくろむ巨悪の腐敗に迫るため、毒々しくも華やかな大奥に身ひとつで潜入することとなったヒロイン、縫(ぬい)。お墨付きを巡る抗争、策略に満ちたし烈な争い。点と点がつながったその時、明かされる真実…。果たしてお世継ぎはどうなるのか!?  
養父を突然の死で失った縫(米倉涼子)。思いを寄せる従兄弟の島田新之助(山本耕史)は刀を捨て医学を学ぶという。後見人である脇坂安薫(竹中直人)に見送られ、2人は別々の道を歩むことに。  
5年後、十一代将軍・徳川家斉(津川雅彦)は晩年もなお実権を握っていた。側室・お美代の方(中村優子)の後ろ盾である中野石翁(國村隼)は次の将軍を定めるお墨付きを家斉に書かせるべく策を弄していた。  
一方、お登美と名乗って大奥へ潜入していた縫はお美代の方に気に入られ昇進。やがて縫は感応寺の僧侶たちと佐島(高畑淳子)ら中臈たちの密通を突き止める。縫が危険を顧みずに潜入捜査を引き受けたのは新之助のため。政権が正され、また侍として表舞台に出て欲しい…。現在の新之助は闇医者となって富本節の師匠・豊春(夏川結衣)という女性の元に身を寄せていた。  
ある日、家斉が倒れ、それを利用した中野石翁はお墨付きを手に入れる。そこには次期将軍は前田犬千代と記されていた。後継者争いはこれで決着がついてしまうのか!?縫、新之助、豊春、3人の恋の行方は…?
(公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……。

時は江戸時代後期、徳川家斉の治世。
武家の娘・縫は幼くして父親を失うこととなった。
縫の父が家斉の腹心にして時の権力者であった中野石翁に抵抗した為である。
父を亡くした縫は親しかった旗本・島田家に引き取られ、嫡男・新之助と共に育つことになった。
何時しか縫は新之助に恋心を抱くように。

それから十数年……だが、悲劇は止まらない。
島田家もまた石翁に反発し改易の憂き目にあったのである。

こうして、縫と新之助は反石翁の急先鋒・脇坂安薫のもとに身を寄せることとなった。
失意の新之助は医学を志し長崎へ。
残された縫は新之助の為に島田家復興を目指し、脇坂の指示のもと登美を名乗り大奥へと上がる。

大奥では家斉の正妻・寔子と愛妾・お美代の方の対立が激化していた。
このお美代の方こそ石翁派の重鎮であり、彼の力の一端だったのだ。
脇坂は大奥とお美代の方の腐敗を暴くことで石翁にダメージを与えようと目論んでいたのである。

さらに数年が経過した。
大奥内の争いはさらに激化していた。
お美代の方よりも若いお多喜の方が台頭していたのだ。
しかも、お多喜の方は懐妊していた。
まさに我が世の春である。
これに対し、寔子とお多喜の方は苦い想いを抱きつつも手を出せずに居た。

そんなある日、句会が催されることとなった。
意気揚々とお多喜の方が参加する中、1人の腰元が差し出した踏み台に足を滑らせ転倒し流産してしまう。
この事件により、お多喜の方は家斉の寵愛を失った。
再び、お美代の方が優勢となったのだ。

これには裏があった。
腰元が用意した踏み台に蝋燭が塗られていたのだ。
もちろん、腰元が仕組んだことである。
そして、この腰元こそ縫であった。
お美代の方の懐に飛び込むべく、その敵であるお多喜の方を葬ったのだ。

お美代の方は縫を褒めそやし自身の派閥に迎える。
縫が仕えることとなったのは佐島と並んでお美代の方を支える大奥中臈・菊川であった。

だが、菊川には大きな秘密があった。
実は石翁の腹心・奥村大膳と関係し懐妊していたのだ。

この事実を知るのは宿下がりの折に診立てを許した町医者・良庵のみ。
そして、この良庵こそ医者になった新之助だったのである。
江戸へ戻って来た新之助は脇坂と連絡を取りながら、富本節の師匠で恋人でもある豊春と2人で暮らしていたのだ。
脇坂からこの事実を知らされた縫はショックを受けながらも、新之助が戻ったことを喜ぶ。

そんな中、縫が家斉の眼に止まり夜のお役目を申し付けられてしまう。
新之助のことを想いながら従う縫であったが、直前に家斉が倒れて有耶無耶に。
なんと、家斉は卒中を患ってしまったのである。

この事態に慌てたのは石翁一派だ。
彼らの権勢は家斉のもとに成り立っている。
庇護者である家斉を失えば彼らもタダでは済まない。
此処に石翁は家斉から後継者についてのお墨付きを得ようと目論む。
石翁は自身が影響力を奮える家斉の孫・前田犬千代を後継指名させようと考えたのである。
石翁の意を得た側近らにより、家斉はお墨付きを残すこととなった。

同じ頃、菊川は大膳との子供を産む為に石翁に助けを求める。
これに応じるかに見えた石翁であったが、大膳に命じ菊川を謀殺してしまった。
大膳自身も菊川を愛していなかったのだ。

このスキャンダルが致命傷になることを怖れた石翁は良庵殺害を命じる。
こうして新之助は石翁に捕らえられることに。

しかし、新之助は一枚上手であった。
密かに脱出すると、逆に石翁らがお墨付きを手に入れていることに気付き脇坂にこれを教える。
また、当事者となった新之助も脇坂に協力を約束する。

その頃、菊川付きから更なる出世を遂げていた縫は大奥内の噂から佐島が僧・日祥と深い仲であることを突き止めていた。
縫はこれを利用し石翁打倒に繋げようと目論む。

その数日後、殺害された菊川の遺体が発見された。
新之助と会うべく宿下がりしていた縫がこれを目撃し、新之助と共に豊春もこの事実を知ることに。

実は菊川は豊春の生き別れの妹であった。
復讐を誓った豊春も新之助たちの仲間に加わることに。
豊春はおこんを名乗り、石翁に女中として近付く。

一方、 縫を不測の事態が襲う。
なんと、情報を得るべく近付いた日祥に言い寄られてしまったのだ。
これを利用した縫は佐島の恋文を要求する。

同じ頃、豊春は石翁からお墨付きの隠し場所を教えられる。
深夜、密かに盗み出そうとする豊春だが全て石翁の罠であった。
豊春は石翁の右目を刺して逃げ出すことに。

しかし、追っ手となった大膳とその部下に囲まれてしまう。
だが、駆け付けた新之助により追っ手は全滅。
さらに、大膳自身は妹の仇として豊春に殺害されることとなった。

結果、お墨付きの入手に失敗した脇坂は縫側に期待を寄せる。

当の縫は日祥から佐島の恋文を手に入れることに成功。
しかし、佐島に日祥に近付いたことを知られてしまう。

数日後、江戸を去る豊春の姿があった。
新之助の立身出世を願った豊春は足手まといにならぬよう後を縫に託したのだ。

だが、当の縫はこれ以上ない窮地にあった。
嫉妬に駆られた佐島が縫を乗り物部屋に押し込め、数人がかりで襲っていたのである。
数刻後、静まり返った乗り物部屋から遺体が発見されることとなった……。

さらに数日後、事態は急変する。
容態が急変した家斉が此の世を去ったのだ。
こうなると重要視されるのはお墨付きである。
縫が命懸けで手に入れた佐島の恋文ももはや意味がなくなっていた。

この事態に、脇坂と共に反石翁派を率いる水野忠邦は焦りを募らせていた。
そんな水野に新之助がある献策を行う。
それには、縫が見聞きした大奥の内情が大きく関与していた。

翌日、石翁派が一斉にお役御免とされた。
なんと、お墨付きが偽物とされたのだ。
正妻である寔子が水野と手を結び、お墨付きを否定したのである。
これにより、お墨付きは効力を失ってしまった。
それどころか「偽のお墨付きにより権力を手にしようとした」と罪を問われたのである。

お美代の方も追われるように大奥を去ることとなった。
1年後、石翁は病死を遂げることとなる。

こうして水野忠邦が次なる時代を担うこととなった。
新之助も島田家復興を成し遂げた。
しかし、新之助の心には冷たい風が吹いていた。
其処には縫が居ないからである。
だが、新之助は1つだけ大きな思い違いをしていた。

ある日、新之助の前に1人の女性が現れる―――縫だ。

縫は生きていたのである。
乗り物部屋で死亡したのは佐島であった。
縫は死亡した演技でやり過ごすと脇坂に匿われていたのだ。

新之助は縫と共に新時代を生きることを誓う―――エンド。

<感想>

原作は松本清張先生『かげろう絵図』(文藝春秋社刊)。
原作『かげろう絵図』については過去にネタバレ書評(レビュー)してますね。

『かげろう絵図』(松本清張著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

タイトル『かげろう絵図』の意味ですが「権勢も一時の幻に過ぎぬ」とのもの。
ドラマ版だと「石翁一派の権勢」に限定されていましたが、原作だと次の3つを対象としたものでした。

1.新之助たちの活躍以外のところで決着がついてしまったことの無為を示したもの。
2.あれほど隆盛を誇った石翁たちの権勢が幻のようにあっさりと潰えたこと。
3.同じく権勢を引き継いだ水野忠邦もまたあっさりとその座を追われることになったこと。

此の点、ドラマ版だと「勧善懲悪」のカラーを強めて、縫や新之助たちを活躍させる為に「敵役の石翁一派」にのみ適用された気がします。

それにしてもサプライズは縫の生存か。
これは本当に意外でした。
かなり大幅なアレンジだと言えそうです。

また、脇坂も生存することに。
つまり、主人公サイドの登場人物が誰1人として死亡していません。
これも「勧善懲悪」もののアレンジだったからこそかもしれません。

他にも大筋こそ原作からであるものの、人物が置き換えられていたシーンなどが多かったですね。
新之助と良庵を1つのキャラにまとめたり、石翁が片目を奪われる役になっていたり。

とはいえ、上下巻に渡る長編を上手く翻案していたように思います。

さて、次週(2016年4月15日)ですが、同じフジテレビ系にて『一年半待て』が放送予定。
こちらは長編である『かげろう絵図』とは逆に短編のドラマ化となっています。
果たしてどうアレンジされるのか、注目すべし!!

『一年半待て』(松本清張著、新潮社刊『張込み』収録)ネタバレ書評(レビュー)

<キャスト>

米倉涼子
山本耕史
夏川結衣
國村隼
竹中直人
津川雅彦
白石加代子
高畑淳子
木下ほうか
中村優子
富永沙織
木村祐一
宇梶剛士
金子昇
西田健
石橋保 ほか
(公式HPより、順不同、敬称略)


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【その他】
・『眼の壁』から出題がありました。
「ミステリーキューブ 名作ミステリーを凝縮▽華麗なトリックを見破り密室から脱出せよ!▽松本清張が仕掛けたわなに挑戦だ」(8月20日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【特報】松本清張先生、未収録短編発見さる!!その名も『女に憑かれた男』!!

【2015年】松本清張先生『女に憑かれた男』に続く未収録短編作品見つかる!!その名は『渓流』とのこと!!

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