ネタバレあります、注意!!
登場人物一覧は本記事下部に移動しました。
<あらすじ>
〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜
「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?
矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・前回はこちら。
「実は私は」第148話「岡田奏と朱美みかんB」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
鳴に背中を押された岡。
みかんへの想いを絶ち切れなかった岡は汗だくでみかんのもとへ駆け付ける。
普段クールを装う彼らしからぬ様子に驚くみかん。
そんなみかんに岡は取り繕うこともせず素直な気持ちをぶつける。
そんな岡を笑うみかん。
だが、みかんは岡のそんな姿こそが今まででもっとも格好良かったと語る。
とはいえ、未だに朝陽への想いを諦められないと断ることに。
しかし、岡はそれでもいつか振り向かせて見せると宣言するのであった―――150話に続く。
充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!
<感想>
「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻、11巻、12巻、13巻、14巻、15巻も重版出来とのことで目出度い。さらに16巻も発売。
そして、本作かなり面白い!!
2015年7月にはアニメ化も果たしており、シーズン2製作の報が待たれます。
・【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!
その149話。
サブタイは「岡田奏と朱美みかんC」。
取り繕うことを捨てた岡。
そんな岡にみかんがようやく微笑みました。
とはいえ、いきなりカップル成立はやはり無かったか……。
ただ、予想通り将来的なカップルを匂わせる結末となりました。
おそらく、これ以上は2人の関係についてはラストまで描かれない可能性が高いかな。
とはいえ、其処はソレ「実は私は」だけに怒涛の進展を迎える可能性も同様に存在するのが侮れない。
結局のところ、固唾を呑んで注目するべし!!
また、鳴→岡→みかん→朝陽(→は「いつか振り向かせて見せる」との想い)が成立。
そして、ある意味で今回は「朝陽を追いかける元気なみかん」こそ岡が好きな相手なんだなぁと頷かせるエピソードともなりました。
ちょっと素直になった岡、周囲へどのような影響を与えるかにも注目です!!
さて、これにより残るは「渚の去就」と「箱入り娘の謎」か。
同時に「葉子の吸血鬼としての本能」についても再度取り上げられそうかな。
うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!
そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス15巻も発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子、11巻は獅穂と凛コンビ、12巻は緑苑坂弓と桐子の夫婦コンビ、13巻は桃地結香、14巻は水奈川咲と葉子に!!
そして15巻は獅穂たち三人娘に!!ああ、嶋よ……。
こうなると16巻は「明里とさくら」か「明里、茜、華恋」かなぁ。
ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。
もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。
◆関連過去記事
・「実は私は」第1話から第140話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ
・「実は私は」第141話「紅本先生とさくらさんB」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第142話「紅本先生とさくらさんC」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第143話「紅本先生を取り返そう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第144話「クラスメイトと仲良くしよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第145話「朱美みかんと黒峰朝陽」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第146話「岡田奏と朱美みかん」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第147話「岡田奏と朱美みかんA」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第148話「岡田奏と朱美みかんB」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。
藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。
朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。146話にてフルネームが「岡田奏」と判明。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。124話にてフルネームが「嶋田結太」と判明。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。
朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。
緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
桃地結香:忍者少女、92話(実際は105話)から登場。ある秘密が……。
黄龍院閃:鳴、結香のクラスメートの男子。瓶底眼鏡に腰の日本刀がトレードマーク。132話で苗字が判明。
水奈川咲:結香、閃、鳴のクラスメート。109話から登場。ある秘密が……。
箱入り娘:114話終盤に登場した謎の人物!?
稲葉:葉子のクラスメイト。
松本:葉子のクラスメイト。
佐々木:葉子のクラスメイト。彼氏と別れたばかり。
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岡くん良い笑顔でしたね。しかも動機が良い。「朝陽には見せていた、でも岡くんには一度しか見せたことがなかった笑顔をもう一度見たかった」なんていじらしいじゃないですか。見せてもらえて良かったね、って感じです。でも、ずっと指摘してますけど、まだこの話は朝陽がみかんに対してどう出るか、が残っているような気がするんですよね。ただまあ、今回、「毎週会いに行けばいい」って伏線張っちゃってますから、それで朝陽はへたれたままで、みかんが「毎週会いに来るから覚悟しなさいよ」って類の台詞を言って、今回、岡くんに見せた最高の笑顔を向けて幕引き、のような気もしますが。
でも、朝陽はみかんに対して黙ったままじゃなくて何かみかんを励ますような言葉をかけないと、孫の凛ちゃんに嫌われちゃうと思うんですけどね。話の流れ的には。
あと個人的には、委員長の件、箱入り娘の件、んでおそらくは最終シリーズになりそうな吸血鬼の件ともう一つ、未来人組の動向が気になります。特に凛ちゃんはずっとみかんおばぁちゃんが朝陽おじいちゃんと結ばれることを応援していますよね? でも、朝陽とみかんが結婚していない未来から来てるのに、朝陽とみかんが結婚しちゃうと、その未来には凛ちゃん居るのかな? それとも凛ちゃんも結香ちゃんと同じで、自分たちとは違う未来の流れを作ろうとしているんでしょうか。でなければ本当に大逆転で(結婚はしてなくても)朝陽×みかんがあるのでしょうか。まあ、私はみかんが朝陽の最終決断のステージには立ったと思っていますから、はたしてどうなることやら。
では☆
こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!
岡、切ない男心でしたね。
既にご存知のことかもしれませんが、今週号(2016年3月3日発売)によるとその想いは報われる様子。
ほっと一安心。
また「50年後もみかんが朝陽を追っていた謎」も解明。
意外性がありつつも、みかんの性格ならば「なるほど」と頷けるものでした。
かなり重要な回だったように思います。
こうなると残る謎(渚の去就や箱入り娘など)もかなり気になります。