2016年03月11日

「スペシャリスト」9話(3月10日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「スペシャリスト」9話(3月10日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

宅間(草ナギ剛)の元妻・美也子(紺野まひる)までをも巻き込んだ、男女8人による「殺人トーナメント」。その背後に、以前から因縁のある“犯罪脚本家”佐神(上川隆也)の存在を察知した宅間は、その行方を追い始める。一方、殺人トーナメントにおける最初の事件の第一発見者である巡査・岸田が、毒殺され拳銃が盗まれる事件が発生!さらなる緊張が走る。そんな中、宅間の元に一通の招待状が。ついに宅間は佐神と対決することに!
(公式HPより)


では、続きから(一部、あらすじと重複あり)……

新設された「総合事犯対応係(仮称)」。
メンバーには10年と10ヶ月に渡り冤罪で服役し犯罪に精通した宅間。
未だ対応係に慣れない様子の我妻。
個性的なメンバーのまとめ役・姉小路。
システムに強い松原。
元SPでイケメンの堀川。
そして、このメンバーを集めた滝道が居る。

そんな中、「殺人トーナメント事件」が発生。
参加者の1人・桂子を逮捕することに成功するが、ホテルに滞在していた美也子が何者かに毒を盛られ意識不明の状態に陥ってしまう。

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動揺を隠せない宅間に対し、姉小路は彼を支えねばと決意を新たにする。

矢先、美也子に盛られた毒が水差しから検出され、ボーイに扮した犯人が毒を仕込んだことが明らかに。
この毒だが「殺人トーナメント」における第一の被害者・菅とされる遺体から検出されたものと同じ毒のようだ。

「殺人トーナメント」の優勝者である桂子が逮捕された為に「管理者X」が自ら美也子に手を下したと考えた宅間。
つまり、「管理者X」=「佐神」が動き出したと語るが……。

宅間は「総合事犯対応係(仮称)」のメンバーに次の3つについて調べるよう指示を出す。

1.手を下したボーイの正体。
2.桂子と「管理者X」の関係。
3.「殺人トーナメント」の再調査。

まずは「手を下したボーイの正体」、コレに挑むのは松原と野方である。
美也子が宿泊していたホテルの防犯カメラ映像を調べるが、人物特定には至らない。
仕方なく美也子にメッセージを渡した人物について解析を開始する。

続いて「桂子と管理者Xの関係」、コレに挑むのは姉小路である。
逮捕された桂子によれば「身を守る為には他の参加者を抹殺せざるを得なかった」と主張。
さらに「管理者X」の正体は「頭の良い男性」とのことも面識は無いらしい。

そして「殺人トーナメントの再調査」、コレに挑むのは宅間と我妻である。
宅間たちは菅の毒殺について調べ始めることに。
ところが、菅の遺体の第一発見者とされる岸田巡査までもが毒殺されてしまった。
しかも、所持していた拳銃までもが奪われていたのである。
周囲を見回した宅間は不審な行動を取る男性を発見し追跡することに。

一方、美也子にメッセージを届けた男性を調べていた松原。
すると、野方に促された松原はロビーの隅に爆殺されたとする我妻の父・公昭を発見し仰天する。

同じ頃、宅間は追跡している相手がその公昭であることに気付いた。
だが、目前で逃げ切られてしまう。

姉小路たちと合流した宅間。
公昭の遺体がDNA鑑定もされていなかったことが判明。
我妻によれば、あくまで伯父である白川に全てを任せていたのだそうだ。

どうやら、10年前に公昭は奈津美の殺意を感じ取ると彼女を騙し爆殺されたように偽装したようだ(詳しくは3話参照)。
以来、生存を隠す必要があったらしい。

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この事態に、宅間は公昭の写真を手に桂子に詰め寄る。
「殺人トーナメント参加者は我々メンバーなのではないか」尋ねる宅間。
ところが、桂子は「何でそいつ(公昭)みたいなエリートと同じ側なのよ」と嘲笑うばかり。

そんな中、宅間宛に佐神から招待状が届く。
これに応じようとする宅間、それを引き留めようとする姉小路。

そんな姉小路に宅間は244番について語り出す。

244番は殺人未遂で収監されたが冤罪であった。
家族とも引き裂かれた彼はただただ泣き続けたと言う。
だが、いつしか闘うことを決意したのである。
そう、244番=宅間だ。

宅間は「我々」との決着は避けられないと佐神のもとへ。

佐神は美術館で宅間を待っていた。
今回の事件について語り出す佐神。

「殺人トーナメント」は佐神のシナリオであった。
だが、佐神自身は没にしたもので、それを「我々」に利用されてしまったらしい。
つまり、今回の事件に佐神は関与していないようだ。

では、「我々」とは何か?

今から15年前に立ち上げられた勉強会が発端の組織だ。
凶悪かつ複雑化する犯罪やテロに対抗する為に複数機関からエリートを集めた勉強会だったと言う。
正式な呼び名はなく、何時しか参加者が口にする「我々」との名称が呼び名となった。

「我々」は「毒を以て毒を制す」との発想のもと犯罪抑止に犯罪者を用いることを考えた。
其処で武藤や桂子など犯罪者を集めたのである。
佐神もその1人であったが、格上だった為にアドバイザーとしての厚遇を得たのだそうである。

佐神により明らかになる「我々」の秘密。
これは姉小路たちにも動画配信されていた。
佐神によれば姉小路も我妻も既に当事者となっているらしい。

佐神の告白は続く。
やがて「我々」に集められた犯罪者たちは情報提供、潜入捜査、プロファイル、犯罪予測。犯罪解決に用いられることとなった。
いわば宅間のプロトタイプである。
これを直接担当していたのが公昭だ。

当初は上手く行ったかに見えたソレ。
だが、思わぬ結末を生んでしまう。

相手は海千山千の犯罪者たちであった。
いつしか手に負えなくなり、彼らは暴走し始めた。
気付けば、その全員が何処かに姿を消していたらしい。
しかも、手土産とばかりに彼らは「我々」メンバーのリストを持ち去っていた。
さらに悪いことに、彼らは「我々」から得た知識やノウハウを悪用し始めた。

困った「我々」は密かに彼らの排除を始めたのだ。
また、高倉も「我々」のメンバーだったようだ。
だが、高倉は「我々」の存在に批判的であり、コレを公開しようと動いていたらしい。

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ならば、武藤が宅間を罠に嵌めた(スペシャル3参照)のは何故か?

それは広報課時代に宅間が担当したコラムにあった。
宅間は其処で「面白い小説を読んだ」とその内容を紹介した。
それは「更生を期待出来ない犯罪者を犯罪抑止に用いる」とのまさに「我々」の理念となったもの。
この小説こそ美也子の大学時代の作品であった。
「我々」はこのコラムから着想を得て生まれたのである。

「我々」の主要メンバーの誰かが今回の黒幕だと明かす佐神。
彼が知る「我々」メンバーには白川仙太郎、我妻公昭などが居るそうだが……。

直後、沈黙していたチェスサイトが更新された。
次の標的はキングこと宅間である。
管理者Xは宅間を狙っているようだ。
佐神によれば「コスプレをしたり身分を変えたりが好きな人物」らしい。

さらに、佐神は自身を宅間のネガと表現。
「決して交わらない」と告げたかと思うと「もう一度、勝負したい」と述べる。
逆上し佐神に物を投げつける宅間だが、既に佐神は逃げ出した後であった。

佐神を追う宅間。
だが、何者かに狙撃を受けてしまう―――もちろん「管理者X」だ。

宅間を救うべく、現場へ向かう姉小路たち。
その車中にて新事実が明らかに。
菅と小池の写真がようやく入手出来たのだが、姉小路たちが知る小池こそ菅だったと言うのだ。
では、本物の小池は何処に消えたのか?

その頃、宅間は「管理者X」の隙を突き、拳銃を奪っていた。
そう、「管理者X」の正体は「小池智英」であった。

何故か、屋上へと逃げる小池に導かれる宅間。

小池によれば雇い主から宅間を殺害するように指示を受けたのだそうだ。
其処には「殺人トーナメント」のシナリオも添えられていたらしい。
其処で偽の菅の死体を用意し、本物の菅を小池に仕立てることで、自身を容疑圏外に逃したのだ。
菅も小池も写真が残されていないから出来るトリックであった。

だが、小池は菅を生かしておくつもりはなかった。
其処で桂子に殺害させたのである。
本来ならば、残った桂子を小池が殺害し勝者となる予定だったようだ。

岸田殺害は偽の菅を確認されており「菅ではない」と露見することを怖れた為だったらしい。

それにしても、小池は「我々」の理念的な創始者が美也子だとどうして知ったのか?
これを知らなければ美也子を狙うことは出来ない。

小池は彼の黒幕から教えられたと証言。
その黒幕は「警察関係者」だと思われるようだが。

全てを語った小池は勝ち誇ったように「我々から逃げる為に死を偽装した」と叫ぶ。
これに宅間は「1つ忘れてるよ」と冷静に告げる。

「1度死んだ人間なら殺しても罪にはならないよね」

銃を手に屋上の縁へと小池を追い込んで行く宅間。
後ずさりする小池はバランスを崩し……。

数分後、屋上へと駆け付けた姉小路たち。
だが、其処には宅間だけが立っていた。
小池は転落死を遂げていたのだ―――最終話(10話)へ続く。

<感想>

「スペシャリスト」の連続ドラマ版、その第9話です。

おおっ、前回の感想で予想したことが的中しているじゃないですか!!
これに関してはかなり嬉しかったりして。
とはいえ、大きなサプライズもありました。

何と言っても、「我々」最大の被害者である宅間こそが「我々」が最も追い求めた人材だったとは!!
これはサプライズでした。
その「我々」が生んだ宅間により「我々」が追い詰められることになるとは皮肉と言えそうです。
とはいえ、「我々」はかなり広範囲に及んでおり、既に水面下に隠れている様子。
これは次のシリーズがあれば残党とかの登場がありそうだなぁ。

また、高倉も元メンバーだったことが明らかに。
これについては宅間もボードに高倉と武藤を同じ箇所に貼っていたから既に知っていた様子。
高倉は元メンバーだからこそ宅間への贖罪として彼を救おうとしたんだな。

そして、公昭の生存。
もしかすると公昭は高倉と同じように後悔から「我々」に反発しこれと暗闘を繰り広げており、娘を巻き込まないように死を偽装していたのかもしれないな。
ただ、公昭生存により、3年前の奈津美の罪が消滅することになったのはどうなのだろう……。

さらに「殺人トーナメント」の主催者「小池」と参加者「桂子」。
この2人「こいけ」と「けいこ」でアナグラムになっていますね。
ちなみに、残った桂子を抹殺し優勝者となる筈だったとの小池の計画。
でも、毒殺の小池が撲殺の桂子に勝てたかは微妙だなぁ。
また、もし勝ったとすると桂子殺害犯が必要となるから、奇しくも桂子が逮捕された結末こそ小池にとっては良かったのではないか。

そんな小池の転落死ですが、あれは宅間が追い込んだからよりは小池自身が選んだもののようにも見えます。
もしかして、宅間を罠に嵌めたのか?
それとも、これは特に深い意味は無いのだろうか?

これまたちなみに「殺人トーナメント」と聞いて「探偵Xからの挑戦状!」を思い出したり。
懐かしいなぁ……今は「謎解きLIVE」もありますが「探偵Xからの挑戦状!」も復活して欲しい。

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そして、いよいよ宅間が「我々」の黒幕と対決する模様。
順当に考えれば白川こそが最も疑わしい。
だからこそ、公昭も姿を隠していたのだろうし。

だが、此処に来て急に野方が怪しく見えて来たような気が……。
8話でわざわざ本物の菅を取調室から逃がしているし。
小池の意図を知りつつ、利用したのかも。
今回も松原を通じて公昭生存に気付かせているし。
それでいて美術館へ向かうメンバー内には居ない。
まさに宅間と付かず離れずの存在であることを示しているようにも見えますが……。
もちろん、単に「我々」炙り出しを図る滝道の部下の可能性も捨てきれないが果たして!?
ただ、以前に日暮さんを疑ってしまい「スペシャリスト3」で「ごめんなさい」したことがあるだけに、これについては自信が無いなぁ……。

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でもって、佐神の存在感が良かったですね。
「平行線だ」のくだりでは「金田一少年の事件簿」の高遠を思い出しました。
まさに主人公のライバルに相応しい。

さぁ、次回は最終回。
宅間は、姉小路は、美也子は、どうなるのか!?
要注目です!!

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posted by 俺 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして!タックンと申します。
毎回、楽しみに読ませて頂いておりますm(_ _)m

スペシャリストは2時間ドラマ時代から、ずっと好きなドラマなので、思わずコメントを。。

最後の小池の死についてですが、宅間との対決シーンで、おもむろにガムを噛んでいたような?
落ちる寸前に宅間に助けを求めるように手を出していたように見えたので、ガムに黒幕が毒を仕込んでいたのでは?と勝手に推理してみました。

あと、黒幕の手下が「野方」に私も一票!
美也子が文集を渡したのは最近だし、地下の秘密部屋でそれを見たのであれば、野方の可能性が高いのでは?
ちなみに黒幕は松平健?

ともかく最終回楽しみです!!


Posted by タックン at 2016年03月11日 12:51
Re:タックンさん

こちらこそ初めまして!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

記事に目を留めて頂いているとのこと、嬉しいです!!

管理人も「スペシャリスト」はスペシャルドラマ時代からのファンです。
あの怒涛の展開が魅力だと思っています。

小池のガムの件、気付いていなかったのですが言われてみれば納得です。
黒幕が小池を放置するとは思えませんし、小池の転落が偶然とも思えません。
また、逃げ延びる気であった小池が自ら選ぶとも思えない。
ましてや宅間によるものとも思えない以上、「黒幕による罠」であり「ガムに毒が仕掛けられていた」と考えるのが自然だと思います。
これで謎が1つ解けました、感謝(^O^)/!!

そして、野方説の同志が居たことも嬉しいです。
8話で宅間が美也子の同人誌を確認していたところを誰かが監視しているシーンがありました。
あれこそ野方なのではないかと考えていたり。

さらに、予告によれば最終話には松平健さんもゲスト出演する様子。
それだけに気になりますよね。

いよいよ、最終回まで数日となりました。
最終回と考えると些か寂しくもありますが、次のシーズンに繋げて欲しい思いもあります。
最終回、期待です!!
Posted by 俺 at 2016年03月16日 00:56
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