2016年04月17日

土曜ワイド劇場「温泉(秘)大作戦(17) 香川うどん県こんぴら温泉 瀬戸内海の孤島に甦る哀しみの兄妹伝説!?掘り起こされた頭蓋骨と復讐鬼の父子殺人!届かない母への愛と真心の郷土料理」(4月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「温泉(秘)大作戦(17) 香川うどん県こんぴら温泉 瀬戸内海の孤島に甦る哀しみの兄妹伝説!?掘り起こされた頭蓋骨と復讐鬼の父子殺人!届かない母への愛と真心の郷土料理」(4月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

温泉宿の仕掛け人として全国を飛び回る星野さつき(森口瑤子)たち城ノ内コンサルティングの今回のクライアントは、香川県の琴平にある『ことひら温泉 琴参閣』。前支配人の突然の引退を受け、急きょ新支配人の座に就いた大迫俊充(石橋保)の教育を中心に、『琴参閣』がより魅力的な宿になるようさつき以下、料理人の島慎之介(東幹久)、もてなし担当の森田梢(高樹マリア)、温泉リサーチャーの岩田幸平(村田雄浩)がそれぞれ力を尽くしていく。
まだまだ半人前の大迫にとって、いつも笑顔で気働きのある仲居の北浦ちひろ(東風万智子)は頼りになる存在。だが、そのちひろは、フィアンセが作った借金の件で、本島(ほんじま)の当主、塩田原明彦(平賀雅臣)からしつこく付きまとわられるという悩みを抱えていた。
そんな中、人気旅行雑誌の取材班が『琴参閣』をベースに香川特集の撮影を開始する。カメラマンの崎本太陽(高橋和也)は地元の出身。太陽が持つ独自の撮影スタイルや美意識の高さに、さつきは次第に魅せられていく…。
そのころ慎之介は、偶然にも知り合ったちひろの母、すゞ子が作る地元の母の味にすっかり魅了されていた。“いただきさん”と呼ばれる香川県独特の行商で魚を売り歩いているすゞ子を、まるで亡き母のように慕いながら、慎之介は香川ならではの味覚を勉強していく。
すゞ子には、ちひろの兄にあたる息子の雅弘(佐野圭亮)がいた。悪い人間と付き合うようになり家を出たきりの雅弘だったが、慎之介と行商に出歩いているある日、ふいにすゞ子の前に姿を現わす。最近金回りがいいという雅弘は、すゞ子に小遣いを渡そうとする。しかし、手を入れたポケットからはなんとジャックナイフがこぼれ落ちる! 慌ただしく本島行きのフェリーに乗り込み、再びすゞ子の前から姿を消す雅弘。すゞ子によれば、本島は昔、家族3人でよく遊びに行った場所だという…。
翌日、本島で明彦の刺殺体が発見される。前夜、明彦の家の前にちひろがいたという目撃証言があり、ちひろは警察署への任意同行を求められる。また、目撃者によれば、もう一人、男性の姿もあったという。それを知ったすゞ子は、雅弘が犯人だと直感。慎之介は懸命に否定するが…
(土曜ワイド劇場公式HPより)


では、続きから(一部、あらすじと重複あり)……

経理担当・星野さつき、調査担当・岩田幸平、料理担当・島慎之介、接客マナー担当・森田梢は城ノ内愛子が経営する「城ノ内コンサルティング」の社員である。
彼らは経営が傾いたホテルの立て直しを主な仕事としている。
これまでに彼らにより救われたホテルの数は3ケタを下らないだろう。
それほどの凄腕である。

そんな「城ノ内コンサルティング」の今回のクライアントは香川県琴平にある「ことひら温泉 琴参閣」。
「ことひら温泉 琴参閣」では前支配人が突然引退しており、新支配人となった大迫俊充のフォローとサポートがその業務内容となっていた。
さつきたちは大迫へホテル業について教えると共に、仲居の北浦ちひろらの力を借りてホテルを盛り立てて行く。

だが、ちひろにはある悩みがあった。
ちひろは本島の当主・塩田原明彦から婚約者が借りた金の為に、彼と一夜の関係を結んでしまった。
それ以来、明彦が執拗に付きまとうようになったのだ。

一方、さつきは人気旅行雑誌のカメラマン・崎本太陽とそのアシスタント・古賀マキオと出会う。
太陽の笑顔に好意を抱くさつき。

同じ頃、慎之介は魚の行商を行う「いただきさん」のすゞ子と出会う。
すゞ子の人柄に好感を抱く慎之介であったが、実はすゞ子はちひろの母であった。

ちなみに、すゞ子にはもう1人、ちひろの兄・雅弘なる息子が居た。
だが、雅弘はすゞ子たちを捨て都会へ出た筈であったが……。

その翌日、本島で明彦が刺殺体となって発見されることに。
目撃者により、ちひろと雅弘が容疑者とされてしまう。
ちひろは本島に住む婚約者を訪ね、雅弘は本島のリゾート開発計画で一儲けしようと目論んでいたのだ。

その頃、さつきは太陽との仲を深めていた。
さつきは太陽から連続写真を見せられ喜ぶ。
それは明彦殺害時刻に撮影されたものであった。

その翌日、今度は本島にて明彦の父・塩田原一の白骨死体が発見された。
一は数十年前から行方不明になっていたのだが、何者かに殺害されていたのだ。

地元に暮らす平田昭夫によれば、一は数十年前に地元の少女・郁美を借金の抵当に弄び自殺へ追い込んでいた。
その直後に姿を消していたのだ。

同じ週の金曜日の深夜、さつきは泥酔したマキオを抱えた太陽と出会う。
太陽によれば2人はずっと飲み明かしていたそうだが、マキオは「居たっけ?」と繰り返す。

その翌朝、今度は雅弘が死体で発見されることに。
ショックを受けたすゞ子は号泣する。

そんなすゞ子を目にした慎之介は真犯人を突き止めようと躍起になる。
さつきもこれに協力するのだが地元を走る鉄道「琴電」の時刻表と「インターバル撮影」について教えられ、顔色を失う。

その午後、さつきは太陽に詰め寄っていた。
そう、真犯人は太陽だったのだ。
そして、郁美は太陽の実妹だったのである。

数十年前、郁美が一により自殺してしまった。
激怒した太陽は一を殺害し、これを本島に埋めた。
ところが、リゾート開発が持ち上がったことを知り、掘り返される前に掘り出そうとした。
しかし、その現場を雅弘に目撃され脅迫されたのだ。

その最中、ちひろの苦難を知り同情。
彼女を妹と重ねた太陽は明彦を殺害してしまう。
アリバイ写真は全て自動のインターバル撮影によるものであった。

次いで、脅迫を続ける雅弘殺害を実行。
偶然にもエコ金デーで最終便が一本遅かった為に時間内に戻って来ることが出来た。
さらに偶然にも、途中で酔いつぶれたマキオを拾いアリバイ作りに利用したのであった。

これを聞かされたすゞ子は「息子を返せ!!」と叫ぶのであった。

こうして事件は解決。
次なるクライアントは自然遺産で知られる北海道知床である―――エンド。

<感想>

「温泉(秘)大作戦」シリーズ17作目。
これまでのネタバレ批評(レビュー)は過去記事がありますね。
興味のある方はどうぞ!!

さて、今回の感想は。

第17弾となる今回は前回ラストで予告したとおり香川県が舞台。
2016年2月から3月にかけて「琴参閣」さんで撮影が行われたようです。

今回はさつきと慎之介がそれぞれ好感を抱いたすゞ子と太陽が思わぬ関係に至っていた点が特徴でした。
何と言っても、すゞ子を想う慎之介が彼女の為に雅弘殺害犯を探したことが、さつきが好意を寄せた太陽の罪を暴くことになったのは皮肉でした。

太陽の犯行ですが驚くほど偶然が重なって成功したものだったんですね。
最終便に間に合わなかったり、マキオが酔っ払って居なければアリバイが成立しないとは……恐るべし太陽。

キャスト的には第16弾をお休みされていた城ノ内社長役の野際陽子さんが復帰されていたのが嬉しい。
それと、出て来た景色は綺麗だったし料理も美味しそうでした。

予告通りならば次回は北海道知床。
雄大な大地が待っている筈です!!

◆関連過去記事
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<キャスト>

星野さつき:森口瑤子
島慎之介:東幹久
森田梢:高樹マリア
北浦すゞ子:根岸季衣
北浦ちひろ:東風万智子
北浦雅弘:佐野圭亮
大迫俊充:石橋 保
玉城裕也:赤塚真人
塩田原明彦:平賀雅臣
郷田 正:中島久之
平田昭夫:不破万作
古賀マキオ:細山田隆人
アユ:伊藤花菜
崎本太陽:高橋和也
岩田幸平:村田雄浩
城ノ内愛子:野際陽子 ほか
(敬称略、順不同、公式HPより)


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この記事へのコメント
こんにちは。おひさしぶりです。

いつも、あらすじ、感想を見て、復習しています。松本清張の時代物などは、見なかった(コナンを見たので)のに、あらすじを読んだだけで感動できました。

私は1人の視聴のときは、耳の関係で字幕を付けることが多いです。だからあらすじで、字幕なしなのにこんなにしっかりと聞きとることにいつも感心しているのです。

それで、どうでもよいことですが、塩田原はじめさんのはじめは、字幕では一になっていましたので、お知らせします。
白骨での登場ですので、肇でも一でも、どうでもよいことですけどね。

右京さんのように、細かいことを言ってすみませんでした。

Posted by あおによし at 2016年04月17日 14:35
まず何より、野際さんの出演が嬉しくてならなかった私です。矢張り、あの社長あってこその城之内オフィスですよね!
また、個人的なお話ながら、琴参閣は随分前に友人たちと琴平に行った際に泊まったお宿で、ロビーラウンジからのお庭の眺めなど、全く変わっていなくて、懐かしさにちょっと涙ぐんでしまいました。冒頭で琴参閣が舞台だと判るなり、当時、同行した友人たちにメールすると、折り返し「すぐ見てみる!」「懐かしいね!」と返信が (^o^) 前回の白水館と言い、今回と言い、実に個人的な楽しみ方を先行させてしまいました (^_^;)

で、今回は、旅館の経営そのものには問題がない、事件とも直接には絡まない、という珍しい設定で、それもあってか、琴参閣のイメージが更に飛躍的にアップした感じで、見ていて実に心地よいものがあり、無性に「また行きたい!」思いが湧いて来ました。こういう視聴者への心理作用も、きっと制作側や協力側の意図や計算に入っているんですよね (^o^)
頼りない限りの支配人が、瞬く間に立派に成長してしまう――あれもまた、城之内オフィスの実力のなせる業ですね! 的確な助言と自らの猛勉強で、頼もしい支配人に変貌した石橋さんの演技に、ちらっと昔の『HOTEL』での姿も重なりました。(あれならプラトンに引き抜かれても大丈夫!?)

事件の方は、最初、過去の事件も現在の事件も、実は執事が真犯人で、高橋さんが「殺したと思い込んでいただけ」では? 何て素人予測を立てていましたが、見事に外れました (^_^;)
高橋さんは、狂的な犯人役も、純朴な被害者役も、一途な刑事役も、それぞれ巧みにこなされる俳優さんですが、2時間サスペンスにはゲスト脇役での出演が多いのでしょうか? レギュラーでの作品がすぐには思い出せないのですが…… (^_^;)

次は北海道ですか。楽しみです☆

そう言えば、温泉怪盗はまだ服役中なんでしょうか。再登板に期待しているのですが……。
Posted by 星沢美保子 at 2016年04月19日 22:52
こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

Re:あおによしさん

お役に立てているとのこと嬉しいです(^O^)/!!

そして、教えて頂きありがとうございます。
肇ではなく一だったのですね、急ぎ訂正せねば!!
感謝です(^O^)/!!

Re:星沢美保子さん

城ノ内社長の復帰は嬉しかったですね。

そして思い入れのある場所や建物が登場するのも「2時間サスペンス」の醍醐味の1つ。
特に、画面越しにその懐かしい姿や現況を確認出来るのも嬉しい。
家族や友人との話題になるのももちろんです。
やはり「2時間サスペンス」は懐が深い!!

そんな本作ですが、景色も楽しめましたし大迫支配人の成長も見所でした。
次回は「温泉怪盗」にも復活して欲しいなぁと思ったり。
北海道知床編、楽しみです!!
Posted by 俺 at 2016年04月20日 02:04
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