2016年03月26日

金曜プレミアム「山村美紗サスペンス 赤い霊柩車36 惻隠の誤算 放送開始24年目の真実!私には弟がいた…?明子の前に現れた唯一の肉親は華道の家元候補!そして葬儀中に遺体が消えた…誰がどこへ?石原葬儀社史上最大の危機」(3月25日放送)ネタバレ批評(レビュー)

金曜プレミアム「山村美紗サスペンス 赤い霊柩車36 惻隠の誤算 放送開始24年目の真実!私には弟がいた…?明子の前に現れた唯一の肉親は華道の家元候補!そして葬儀中に遺体が消えた…誰がどこへ?石原葬儀社史上最大の危機」(3月25日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

今日も明子(片平なぎさ)と春彦(神田正輝)は京都でデート。春彦の希望で、生け花教室にやってきていた。そこで出会った生け花の師範・寺石明生(浅利陽介)に、筋がいいと褒められ喜ぶ明子と「斬新なセンス」とお茶を濁され、苦い顔をする春彦。明子と明生、名前が似ていることから、明生と仲良くなった明子は、家元のお屋敷での生け花の定例会に呼ばれ出席することに。

そんな折、明生が石原葬儀社を訪ねてくる。先代・石原宗之助を訪ねてきたのだった。明子が、なぜ父・宗之助を知っているのかと尋ねると、明生は驚いて、自分も宗之助の息子なのだと告白するのだった。
ショックを受ける明子だったが、養護施設で育ったという明生の話を聞き、幼少期の写真を見ると、確かに明生は宗之助の息子であり、明子の弟なのだということが判明する。

春彦と一緒に生け花の定例会にやってきた明子。その会場で、朱雀流家元の朱雀正山(篠田三郎)から、明生が次期家元に指名されてしまう。明生は、華道の腕はたつものの、正山の実の息子ではなく、養護施設から正山が連れてきた子ども。それをよく思わない人間もいて、一門の中にあつれきが生じる。

そんな頃、明子に明生は、父からもらったという土鈴を見せる。その土鈴に明子は見覚えがあった。自分も同じものを持っていたのだ。そして、明生を弟として受け入れることを決める明子。しかし、その翌日、狩矢警部(若林豪)から衝撃の連絡を受けることになるのだった…。
(公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)。

その日、明子と春彦は久しぶりのデートを楽しんでいた。
向かった先は朱雀流が運営する生け花教室である。

悪戦苦闘する春彦に対し「筋が良い」と褒められた明子。
当の褒めた相手である師範・寺石明生と意気投合することに。

数日後、明生が石原葬儀社を訪ねて来た。
とはいえ、明子に会いに来たワケではない。
彼の目的は明子の亡き父・宋之助であった。
なんと、明生によれば彼は宋之助の隠し子だと言う。
なんでも明生は両親ともに知らず施設で育ち、小学生の頃に朱雀流の家元・正山に引き取られたそうである。
しかも、明生は宋之助と赤ん坊の明生を抱く見知らぬ女性が3人で微笑む写真を所持していた。
どうやら本当の話らしい。
明子を「姉さん」と呼ぶ明生に当初こそ抵抗感を抱く明子だが、やがて親愛の情を覚えるように。

そんな中、明子は明生から朱雀流の定例会へ招待を受ける。
実は明生は朱雀流の高弟の1人だった。
しかも、将来を有望視される若手の名手だったのだ。

定例会にて朱雀流の面々と引き合わされる明子。
朱雀流は家元の朱雀正山を中心に、その妻と息子・太一郎。
一番弟子である大久保、高弟の1人で明生の姉弟子・犬飼リオらが居た。
明生によれば宋之助を探して来たのはリオらしいが……。

ところが、此処で事件が発生。
定例会の最中に正山が明生を次期家元として指名したのである。
本来ならば後継者となるのは太一郎の筈だ。
一堂がどよめく中、明生自身は後継を拒否。
こうして、定例会は大混乱に終わってしまう。

太一郎と2人で話し込む明生を見つけた明子は声をかけることに。
明生によれば太一郎は幼馴染で恩人だとのこと。
明生自身は太一郎こそ家元を継ぐべきと考えているようだ。
だが、太一郎はアメリカ留学後にMBAを取得し経営コンサルタントとして独立していた。
戻るつもりはないと語る太一郎だが……。

一方、明生は明子に子犬の土鈴を見せる。
その土鈴に見覚えのあった明子。
明子もまた同じ土鈴を宋之助から貰っていたのである。

その夜、訪ねて来た明生を弟して受け入れようと決めた明子。
ところが、明生の様子が妙だ。
何やら悩む様子の明生は明子と自身の土鈴を並べて考え込む。

翌日、明子は狩矢警部から驚くべき連絡を受けることに。
なんと、明生が何者かに殺害されてしまったのである。

明生の死にショックを受けた明子は正山に頼み込み石原葬儀社で葬儀を執り行うことに。
明生の死体に取りすがって泣く明子は彼の所持品の子犬の土鈴を納棺する。
それは何時の間にか頭部が黄色く染まっていた。

ところが、葬儀当日になって棺ごと遺体が消えてしまう。
棺ごと持ち去るのはかなりの労力である。
目撃者を探す明子だが、正山の運転手・西島によれば「誰も見ていない」と言う。

明生の遺体を探す明子。
しかし、遺体は一晩で棺ごと戻って来た。

矢先、高山なる男性から香坂美津子の葬儀依頼が行われた。
早速、美津子の自宅を訪れた明子は例の写真を其処で発見する。
なんと、美津子こそ明生の生母だったのだ。

明生の出自に疑惑を抱いた明子は彼が拾われた施設を訪問。
其処で宋之助は父親ではなく美津子を助けた恩人であることを突き止める。
明生と明子に血の繋がりは無かったのだ。

そんな中、明生がリオと揉めていたことが判明。
さらに、リオが美津子の部屋を窺っていたことも分かる。
どうやら、リオは明生が宋之助の息子ではないことを知りながら嘘を吐いていたようだ。

怒りを隠せない明子はリオのもとへ乗り込むことに。
ところが、リオの部屋は襖で施錠されており中からも反応が無い。
行き合わせた正山が襖を破り開錠したところ、中ではリオが死亡していた。
明子は密室殺人を疑うが。

高山が美津子と全く関わりが無い人物であることが判明。
どうやら、美津子の葬儀を明子に依頼するよう雇われていたようである。
その雇い主こそ、西島であった。
しかも、西島が施設に幼い明生を度々訪ねていたことも明らかに。

一方、明子は密室トリックを解明する。
犯人は鍵を開けるふりをしてつっかえ棒を取り除いた。
つまり、密室を作成可能なのは正山しか居ないのだ。

さらに、明子は自身の所持する土鈴が明生のソレと入替っていたことに気付く。
明生が最後に訪問して来た夜に入替っていたようだ。
明子は明生の土鈴から「親子犬の庭の裏で」と書かれたメモが発見。
どうやら、美津子が明生に残したメッセージらしい。

早速、メモの場所を掘り返したところ、其処にはある手紙が。
手紙を読んだ明子は明生の本当の父親を突き止めた。

その一時間後、明子は明生が所持していた土鈴が親犬に変っていることに気付く。
明子は朱雀流の関係者を集めて、真相を告発する。

「明生の本当の父親こそ、明生の遺体を盗んだ犯人だ」と語る明子。
どうやら、本当の父親は息を引き取ろうとする美津子と明生を再会させようとしたようだ。
ところが、美津子が死亡した為に返却に手間取り騒ぎになったのだ。

「私が明生の父親です」
告白する西島であったが、明子は否定する。
美津子の手紙に会った明生の本当の父親は正山であった。
西島はこの事情を知っており、協力していただけだったのだ。
正山が明生を引き取ったのは、実の息子である彼を後継者にする為であった。

ところが、明生は大久保とリオの会話を盗み聞きし自身の出自に気付いた。
大久保とリオは朱雀流乗っ取りを図っており、出生について明生に嘘を吐いていたのだ。
明生とリオが揉めたのは此の為だ。

明子は明生が所持していた土鈴について触れる。
本物は明子と明生の間で入替っていたのは既に分かっている。
だとすれば、明生の遺体と共に納棺された土鈴こそ明子のソレでなければならない筈であった。
確かに、最初に棺に入っていた土鈴は黄色く染まっていたものの明子と同じ子犬。
ところが、先程になって明子が気付いた土鈴は親犬であり、何も付着していなかった。
つまり、遺体が盗まれ戻って来るまでの間に土鈴が摩り替えられたことになる。

摩り替えが出来るのは遺体を盗んだ正山しか居ない。
では、正山はどうして摩り替えたのか?
それは誰かを庇う為だ。
その人物こそ、明生とリオを殺害した犯人である。
正山が密室トリックを仕掛けたのも同様の理由に違いない。

正山が庇わなければならない間柄の人物は……太一郎しかいない。
太一郎には素手で花粉を取る癖があった。
明子の土鈴が黄色く染まったのは花粉の所為だったのだ。

犯人は太一郎であった。
太一郎は朱雀流を継ぎたいと常々願っていた。
しかし、それには明生が邪魔だった。
明生は太一郎よりも腕が上だったのだ。
さらに太一郎は正山から見放されていると思い込んでいた。
2005年の全日本華道大賞でも明生の授賞式に居た正山が太一郎のソレには参加しなかったのだ。

だが、それは太一郎の思い違いであった。
何故、太一郎の授賞式のみ欠席したのか?
それは太一郎のアメリカ留学の準備の為であった。
正山は決して太一郎を見放してはいなかったのだ。

太一郎は明生に嫉妬していた。
明生にコンプレックスを抱えていた太一郎だが「正山の息子」であることだけが誇りであった。
其処へ明生の家元就任話が持ち上がった。
激しく動揺する太一郎に更なる追い打ちが待っていた。
太一郎もまた明生が正山の息子だと知ってしまったのだ。

逆上した太一郎は明生に詰め寄った。
ところが、「正山の息子」であることを知った明生はそれを誇るではなく否定した。
さらに逆上した太一郎は明生を殺害してしまったのだ。

これをリオに知られた為に口封じに殺害したのである。
その後、太一郎の犯行に気付いた正山が庇ったのだ。

明子は明生も太一郎も同じだったと語り出す。
明生があれほど家元就任を拒否したのは太一郎の立場を奪わない為であった。
明生は太一郎を家元に掲げ、そのもとで支えるつもりだったのである。

明子のもとに父の土鈴が戻って来た。
中身を確認した明子は其処に明生のメモを見出す。
「姉さん、ごめん。そして、ありがとう」
それが一度は姉弟と呼び合った明生から明子へのメッセージであった―――エンド。

<感想>

「赤い霊柩車」シリーズ第36弾。
前作は2015年6月26日に放送されています。
ほぼ9ヶ月ぶりのシリーズ新作となります。
過去作についてはネタバレ批評(レビュー)ありますね。
興味のある方は過去記事をどうぞ!!

ドラマ原作は山村美紗先生『京都小犬土鈴殺人事件』(光文社刊『恋人形殺人事件』収録)。

では早速、ドラマ版の感想を。

まさかの明子弟登場かと思いきや、悲しい結末に終わってしまいました。
本作は、まさに明生の出生の秘密がポイントとなっていました。
此の点、流石に36作続くシリーズだけに安定感がありましたね。

それにしても、正山の思惑通りに推移していれば表向きはともかく世襲制は変わらずだったワケですね。
そう考えると、最後の勝利者は大久保になるのだろうか。
他に後継出来る者が居ないし。
ただ、家元もその息子も逮捕されたとなると朱雀流自体が存続の危機。
こうなると、たとえ存続し得たとしてもブランドを欲する他流派から吸収合併されそうではあるなぁ……。

もちろん、シリーズ次回にも期待!!

<キャスト>

石原明子:片平なぎさ
黒沢春彦:神田正輝
狩矢警部:若林豪
秋山隆男:大村崑
内田良恵:山村紅葉
朱雀正山:篠田三郎
寺石明生:浅利陽介 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)


◆「山村美紗先生」関連過去記事

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【イベント】
「ミステリーの女王・山村美紗の世界」展、ふたたび!!
(2010年11月28日まで開催)

娘・紅葉さんプロデュース!!「ミステリーの女王・山村美紗の世界」展4月24日土曜より開催!!(すでに終了)

山村美紗原作「京都花灯路 恋の耀き」公演中!!

キンドル版「恋人形殺人事件 光文社文庫」です!!
恋人形殺人事件 光文社文庫



◆山村美紗先生の作品はこちら。


2016年03月24日

水曜ミステリー9「犯罪科学分析室 電子の標的2 猛毒ウィルスを密かに開発していた教授が殺された。その直後、このウィルスを使った無差別連続殺人事件が発生する。犯罪科学分析室長・藤江康央が事件の巨大な闇に挑む」(3月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)

水曜ミステリー9「犯罪科学分析室 電子の標的2 猛毒ウィルスを密かに開発していた教授が殺された。その直後、このウィルスを使った無差別連続殺人事件が発生する。犯罪科学分析室長・藤江康央が事件の巨大な闇に挑む」(3月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

スクラップ工場の焼却炉で焼け焦げた他殺体が発見された。被害者は帝光大学医学部教授の阿武隈修(モロ師岡)と断定される。藤江康央(伊原剛志)、 倉田剛士(手塚とおる)ら警視庁捜査一課犯罪科学分析室のメンバーは教授の自宅を捜索。浴室から血液反応が出る。そこに公安部長の灘波孝二(宇梶剛士)が現れ、証拠品はすべて公安が押収すると言い放った。

その日の朝、男性が突然路上で倒れ死亡していた。検死の結果、毒性の強い新型ウィルスが検出される。これが教授の開発したウィルスと一致した、と公安は言うのだ。次々と証拠品を持ち出す公安になすすべもなく、藤江らは撤収する。

藤江らは独自捜査を続行するが、間を置かず同じウィルスによる二人目の被害者が出てしまう。警視庁は無差別連続殺人合同捜査本部を設置。そこへ犯人から直接電話が入った。

犯人の要求は2010年に起きた巨額詐欺「ヘブンゲート事件」の再捜査だった。事件の不正取引データは何者かに盗み取られ、被疑者死亡のまま所在が分からなくなっていた。午後4時までにそのデータを用意しなければまた犠牲者が出るという。猶予は5時間だ。

公安の灘波が都内の厳戒態勢を指示していると、藤江が犯罪科学分析室のメンバーらを連れて登場。感染症対策の権威、日本法医学研究所所長の克実東子(藤田朋子)の姿もあった。彼女の捜査協力を得た藤江は、二つの殺人事件から犯人の行動を鮮やかに割り出してみせる。被害者は二人とも、うさぎの着ぐるみ姿の人物と接触した30分後に死亡していたのだ。大石浩平(皆川猿時)が着ぐるみの画像をインターネットで拡散すると、目撃情報が続々と寄せられる。捜査は一気に動く。

犯行時刻まで30分に迫った土壇場で、犯人確保の一報が。しかし同様の報告が相次いで入ってくる。捜査を攪乱するため、犯人は複数のアルバイトを雇っていたのだ。着ぐるみの人物の一人が突然逃げ出す。倉田らが追いかけ身柄を確保してみると、衝撃の正体を目にする。

さらに、大量殺人の犯行が予告され…。史上最大の犯罪を食い止めるべく、科学の力で立ち向かう!
(水曜ミステリー9公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)。

警視庁捜査一課犯罪化学分析室、藤江康央はその室長である。
彼の部下となるメンバーは次の3人だ。

元公安メンバーで潜入捜査の達人・倉田剛士。
システムやプログラムの天才・大石浩平。
紅一点にして変装の名手・天城久美子。

これをまとめる藤江自身も完全記憶や膨大な知識量、さらに格闘のプロとの経歴を誇る。
まさに、エキスパート集団である。

矢先、スクラップ工場の焼却炉から焼死体が発見された。
被害者は所持品から帝光大学医学部教授・阿武隈修とされ、この捜査に藤江たちが乗り出した。

ゴルフの打ちっ放し場などが並ぶ通りを抜けて現場へ向かう藤江。
ニット帽を被った男性とすれ違う。

こうして阿武隈宅を調べようとした藤江たち。
ところが、公安部長の灘波が現れ捜査権を藤江から奪ってしまう。

灘波によれば、その日の朝に東なる男性が路上で突然死を遂げたらしい。
検死の結果、死因は新型ウイルスによるものと判明。
この製作者が阿武隈だったのだ。
どうやら、阿武隈の研究室から持ち出されたものだったようだ。

阿武隈殺害と東殺害は灘波が指揮権を握ることになった。
捜査一課長の岩瀬泰司はこれに不満を抱きつつも、その指示に従うことに。

ところが直後にウイルスによる第二の被害者が発生、被害者は宮本亜紀なる女性であった。
これに危機感を抱いた上層部は藤江らに捜査を許す。
此処に灘波と藤江とが競い合うように。

そんな中、犯人を名乗る人物から要求が届く。
それは「5年前に発生した巨額詐欺事件・ヘブンゲート事件について再捜査せよ」との内容であった。

「ヘブンゲート事件」とは「当時五條ミリオンバンクに勤務していた銀行システム担当の窪田が巨額の金を横領し不正な取引を行っていた」とされる事件。
だが、肝心の窪田は車による事故死を遂げ、不正取引を記録したデータも紛失していた。

実はこの事件を捜査していた人物こそ、当時の灘波とその部下であった倉田であった。
倉田は窪田の死に疑問を抱き、終結宣言を行おうとした灘波に再捜査を求めた。
ところが、灘波はそんな倉田を捜査から外したのだ。
以来、倉田は灘波に冷遇され続け、藤江のスカウトを受けるまで苦しんだ経緯があった。

藤江は感染症対策の権威である日本法医学研究所所長の克実東子の協力を得てウイルスの無害化に取り組む一方で、東と亜紀の殺害共通する人物を防犯カメラ映像から割り出すよう大石に命じる。
また、倉田は窪田の先輩社員である瀬戸に「ヘブンゲート事件」について尋ねていた。

まず、藤江は東子と共に阿武隈研究室へ。
帝光大の事務員に案内された其処には多くの研究員たちが働いていた。
東子によれば阿武隈は彼女の弟子のような存在だが、かなり危険な発想の持ち主だったそうだ。
また、藤江は研究室の壁に貼り出された素数問題を目に留める。

同じ頃、大石により犯人が「兎の着ぐるみ」を着用していることが判明。
さらにツイッターを活用した大石は「兎の着ぐるみ」画像を拡散し情報提供を求める。
実は大石は100万フォロワーを誇るアカウント「はんぺんジョニー」の主だったのだ。
その効果は凄まじくあっという間に多数の情報が寄せられた。

「兎の着ぐるみ」の居場所を突き止めた藤江は灘波と連携し確保に動く。
すぐに確保の報が届いたのだが……1人では止まらず10人前後にまでなってしまった。
どうやら、犯人は事あるを予期して複数のアルバイトを雇っていたようである。

ところが、中の1体が制止を振り切り逃亡を開始。
追跡して取り押さえたところ、死亡してしまう。

その中身は瀬戸であった。
どうやら、犯人は瀬戸を拘束しウイルスを注入すると兎の着ぐるみを着用させ紛れ込ませたようだ。

瀬戸周辺を調べたところ、谷口恵一の存在が浮上。
この谷口こそ窪田を轢き殺した張本人であった。
谷口自身は「桐生コーポレーション」社長・桐生慶二の力で罪を軽減されていた。

おそらく、桐生が谷口を使って窪田を殺害し不正データを持ち去ったに違いない。
「ヘブンゲート事件」の背後に桐生の存在を確信した藤江は「桐生コーポレーション」への内偵を開始。

桐生の不在を確認すると、大石にネットトラブルを偽装させ修理業者に変装した倉田を送り込む。
倉田は大石の指示を受けつつ桐生のPCをハッキングし、不正データをUSBで持ち出そうとするのだが……。
逃げようとしたところを桐生に目撃されUSBを奪取されてしまう。
藤江が駆け付け、倉田は這う這うの体でその場から逃げ出すことに。

データ自体は持ち出せなかったが内容からある程度の事情を察した藤江。
どうやら、窪田ではなく瀬戸から桐生に金が流れていたようだ。

また、東と亜紀も5年前の事件の関係者であった。
亜紀は五條ミリオンバンクで事務として働いていた。
東は五條ミリオンバンクで内部監査役だったのである。
2人とも事件直後に数千万円の大金を手にし退職していた。
瀬戸、東、亜紀の3人が共謀し、その罪を窪田に着せたのだ。

窪田の遺族による復讐を疑った藤江。
窪田には子供が2人居た。
1人は長女・長津紗江、もう1人は長男・長津柊也である。

紗江の写真を目にした藤江は彼女が阿武隈の大学に勤務する事務員であることを思い出した。
さらに、柊也にも阿武隈研究室でバイトをしていた過去があった。

同じ頃、紗江と柊也は窪田のことを思い出していた。
5年前のあの夜、窪田は紗江と柊也に助けを求めた。
だが、その声が届く前に桐生たちにより口封じされてしまったのだ。

こうして紗江と柊也が容疑者とされる中、犯人から次の要求が届く。
予告映像で水道施設にウイルスをばら撒くと宣言する犯人だが……。

予告動画から反響音などを用いて場所の特定を図る藤江たち。
特に藤江は特徴的な音を聞き止める。

一方、岩瀬は長津姉弟確保に動いた。
ところが、其処には意識を失い倒れ伏す柊也の姿が!!
同じ頃、紗江は水道施設で何者かに拘束されていた。

数十分前のことである。
何度となく要求したにも関わらず、進展が見られない「ヘブンゲート事件」捜査に業を煮やした柊也は次の計画に移ろうとしていた。
ところが、盗聴していた無線から犯人が新たな要求を行ったと聞き色を失う。
そんな覚えは柊也にはない。
何者かが長津姉弟たちの計画を奪ったのだ。

ふと気付くと柊也は何者かの接近を許していた。
「あなたは……」叫ぶや否や倒れ伏す柊也、ウイルスを注射されたのだ。
柊也の異変に気付いた紗江はその人物に水道施設へと連れ去られた。

その人物の正体とは……死亡した筈の阿武隈であった。
阿武隈は死を偽装し生きていたのだ。

1年前、紗江は柊也から阿武隈を紹介された。
阿武隈は窪田の一件を耳にするや協力したいと申し出た。
阿武隈は瀬戸、東、亜紀たちの犯行であることを告発すると柊也に告げ、もしも失敗したら強硬手段に出るようにと言い含めた。
そして、身代わりを用いて死を偽装したのだ。
てっきり、阿武隈が瀬戸たちに殺害されたと思い込んだ柊也は復讐殺人を開始したのである。

全ては阿武隈の狙い通りであった。
阿武隈は紗江にもウイルスを注射し、全ての罪を着せようとする。

ところが、藤江たちが飛び込んで来た。
犯行予告動画にゴルフの打ちっ放し場の音が混ざっていたのだ。
其処で場所を突き止めたのだと言う。
しかも、藤江は無意識のうちにニット帽姿の阿武隈を見かけていたのである。
これも決め手となった。
ちなみに、阿武隈の血液の飛沫痕が不自然だったこともあって藤江は最初から生存を疑っていたらしい。

逮捕された阿武隈は隙を突きウイルスを注射し倒れ込む。
残されたのは阿武隈が仕掛けたウイルス注入装置だ、時間が来れば水道水に流入してしまう。
これを止めるにはパスワードを入力しなければならない。
必死に考え込む藤江。

翌朝、病室で目を覚ました沙衣は阿武隈の計画が頓挫したことを知らされた。
パスワードの正体は阿武隈研究室にあった素数問題の解答であった。
藤江は最後の最後でこれを思い出し、自身で解答を導き出すことで阻止したのだ。

また、東子が抗ウイルス剤の生成に成功したことで、ウイルスを用いられた紗江、柊也……そして阿武隈本人も一命を取り留めた。

数日後、紗江が灘波に連れられ犯罪化学分析室へやって来た。
呼んだのは藤江である。

藤江はある実験を行うと宣言。
実は倉田が桐生にUSBを奪われたのも全て計算通りであった。
あのUSBはあくまでダミー、本来は発信機だったのだ。
電波が着信すると着信音を奏で出すと言うソレ。
早速、電波を飛ばすと灘波から音が……灘波は桐生と繋がっていたのである。

同時刻「桐生コーポレーション」に強制捜査が入った。
罪状は倉田への傷害罪である、USB奪取の際に倉田が殴られたことを利用したのだ。
こうして押収された不正データ、その中には灘波の名もあった。

さらに、藤江は阿武隈の裏に居た黒幕を名指しする。
その人物も灘波であった。
今回の事件は事実を知る関係者の口封じを目論んだ灘波が阿武隈を買収し行ったことだったのだ。

藤江は窪田の無実を高らかに主張すると再捜査を宣言する。

紗江は倉田の姿を見知っていた。
5年前、捜査終結を宣言した灘波に反発していた姿を目にしていたのだ。
「あなたに救われました」
紗江の言葉に涙を流す倉田であった―――エンド。

<感想>

「犯罪科学分析室」シリーズ第2弾。
原作は月曜ゴールデン「世田谷駐在刑事シリーズ」で知られる濱嘉之先生『電子の標的 警視庁特別捜査官・藤江康央』。
文庫版が講談社から、単行本版とキンドル版が新潮社から刊行されています。

<あらすじ>

著者は元公安部――その経験だけで、小説がこんなに面白くなるはずがない。

本庁の捜査は「24」を超えた! パスモ、Nシステム、監視カメラに偵察衛星。臨場した捜査官が発した至急報は、誘拐犯を追尾する、視えない静かな大捜査網の開幕を告げた――。華麗な一族の蹉跌、大企業が墜ちた奈落、腐臭を放つTVキー局幹部。驚愕のリアリティが疾走する、次世代警察小説の誕生!
(新潮社公式HPより)


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さて、ドラマの感想。

灘波が阿武隈を操り、阿武隈が柊也を操った―――との構図でしたね。

今回も藤江は大活躍。
メンバーも前回に引き続き個性的でした。
今回は倉田がクローズアップされていたこともあって、此の点も良し。

此処からはイロイロと。

長津姉弟は玄関に鍵を閉めるべきだな。
鍵さえ閉めていれば阿武隈の奇襲を避けることが出来たのに。

柊也は自分がどんなに調べても突き止められなかった瀬戸らの存在を阿武隈が突き止めた時点で疑わしいだろうになぁ……。
そんなに阿武隈の調査能力は高かったのだろうか。

それと、阿武隈は死んだことになってるから計画が成功しても戻れないよなぁ。
再現映像だと金額はそれほど多くは無さそうだし、研究者生命を棒に振るようなものでは無い気もする。

阿武隈と言えば、最後の水道テロは阿武隈の暴走だったんだろうか。
灘波があれを阿武隈に実行させるメリットが無いように思うが。

メリットが無いと言えば、柊也が3件目のときに複数人へのバイト代や着ぐるみを用意してまで「兎の着ぐるみ作戦」を用いた理由が不明だなぁ。
そもそも、あの作戦は兎の着ぐるみを用いていることが藤江たちに露見したことを知らないと意味がない作戦。
確かに柊也は盗聴していたけど、気付かれたことに気付いてからではあの準備は出来ない筈。
どうして、あのタイミングだったのだろうか……。
場合によっては2件目の時点で「兎の着ぐるみ作戦」が必要だったかもしれないのに。
そもそも、兎の着ぐるみの出処を探せば柊也へは辿り着けた気がする。

そう言えば、倉田の「桐生コーポレーション」潜入。
普通は企業側のシステム担当が出て来るだろうし、ネットワークの不具合ならルータの場所から動けないからあんなに歩き回れないよなぁ……。
でもって、何故か社員側にディスプレイを向けている桐生社長、開かれたオフィスだったのだろうか。
とはいえ、内容が筒抜けになりかねないような。

さて、総評。
ツッコミどころも多かったけど、エンタメ作品としては及第点だと思う。
シリーズ次回にも期待!!

◆関連過去記事
【犯罪科学分析室 電子の標的シリーズ】
水曜ミステリー9「犯罪科学分析室 電子の標的 科学の力で凶悪犯を追いつめる特別捜査チーム誕生!周波数の解析、ガムの付着粉…情報を武器に誘拐犯から子供救え」(5月13日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【世田谷駐在刑事シリーズ】
月曜ゴールデン「世田谷駐在刑事 鬼コバと恐れられた刑事が世田谷の駐在に!高級住宅街に渦巻く嘘と裏切り…消えた息子が目撃した衝撃的真実!その意外な結末とは」(6月18日放送)ネタバレ批評(レビュー)

月曜ゴールデン「世田谷駐在刑事2 鬼コバと怖れられた刑事が世田谷の駐在に!高級住宅街にうず巻く見栄と欲望…紙袋に2千万円!父が隠し通した衝撃的真実とは?」(4月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

月曜ゴールデン「世田谷駐在刑事3 狙われた警察官 セレブな街の凶悪殺人 復讐するから金をくれ 男が忘れた過去の罪!!人生を狂わされた姉弟 悲しい歌声の真相は」(8月10日放送)ネタバレ批評(レビュー)

<キャスト>

藤江康央:伊原剛志
倉田剛士:手塚とおる
大石浩平:皆川猿時
天城久美子:佐藤めぐみ
長津紗江:早織
長津柊也:竹内寿
桐生慶二:オクイシュージ
瀬戸欣二:児玉貴志
窪田誠司:中脇樹人
捜査員1:ゆかわたかし
ホームレスA:ジジ・ぶぅ
阿武隈修:モロ師岡
克実東子:藤田朋子
灘波孝二:宇梶剛士
岩瀬泰司:西村雅彦 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)


ドラマ原作「電子の標的 警視庁特別捜査官・藤江康央 (講談社文庫)」です!!
電子の標的 警視庁特別捜査官・藤江康央 (講談社文庫)





単行本版「電子の標的 警視庁特別捜査官・藤江康央」です!!
電子の標的 警視庁特別捜査官・藤江康央





単行本版のキンドル版「電子の標的―警視庁特別捜査官・藤江康央―」です!!
電子の標的―警視庁特別捜査官・藤江康央―





「世田谷駐在刑事」です!!
世田谷駐在刑事





「鬼手 世田谷駐在刑事・小林健 (講談社文庫)」です!!
鬼手 世田谷駐在刑事・小林健 (講談社文庫)



2016年03月21日

ドラマスペシャル「山村美紗サスペンス 名探偵キャサリン 消えた相続人 シャーロット・ケイト・フォックス×山村美紗サスペンス第2弾!!アメリカのじゃじゃ馬娘が京都を舞台に名推理を披露!!谷原章介との名(迷)コンビで誘拐事件の謎に挑む!!」(3月20日放送)ネタバレ批評(レビュー)

ドラマスペシャル「山村美紗サスペンス 名探偵キャサリン 消えた相続人 シャーロット・ケイト・フォックス×山村美紗サスペンス第2弾!!アメリカのじゃじゃ馬娘が京都を舞台に名推理を披露!!谷原章介との名(迷)コンビで誘拐事件の謎に挑む!!」(3月20日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

アパレル系会社勤務の白石雪乃(簑島宏美)が何者かに殺害される。浪費家で多額の借金を抱えていたという雪乃の部屋からは、ありとあらゆるブランド品に紛れ思わぬものが発見される。京洛大学准教授、浜口一郎(谷原章介)の写真、そして浜口研究室に関する多数の資料だ。雪乃には近々、大金を手にする当てがあったという。二人の関係は不明ながら、一郎は容疑者の一人に数えられることとなる。
そんなこととはつゆ知らず、当の一郎は自分の研究室で教え子の一人、田中良美(黒川智花)の相談に乗っていた。京都に千年続く旧家の一人娘として育った良美は、お家存続のため望まない縁組を両親から押し付けられていた。良美には思いを寄せる相手がいた。思わず涙する良美を慰める一郎…と、そこに突然、「イチローーー!?」と、一郎を難ずる女性のけたたましい声が鳴り響く。声の主はなんと、アメリカ副大統領の娘、キャサリン・ターナー(シャーロット・ケイト・フォックス)だ!
アメリカにいるはずのキャサリンが突然現れ、あっけにとられる一郎。そんな一郎に構わず、二人の関係を誤解したキャサリンは一郎を一気に責めたてる…! が、ほどなく誤解も解け、キャサリンは良美の置かれた境遇に深い理解を示す。実は、キャサリンもまた、親が決めた政略結婚から逃れ、思いを寄せる一郎を頼って極秘来日していたのだ。意気投合した良美とキャサリンは、人知れず自分たちの思いを貫くことを心に決める。
ところが、その翌日から、良美は大学に姿を現さなくなってしまう。心配した一郎とキャサリンが田中家を訪ねると、なんと、良美が何者かに誘拐され戻っていないことが分かる。父の総一郎(村田雄浩)と、母の朝枝(藤吉久美子)、そして叔父の譲次(石黒賢)は、犯人の指示に従い警察には知らせず、譲次が工面した5千万円を身代金として犯人に渡したものの、その後、犯人からの連絡は途絶えてしまったという。にも関わらず、総一郎たちは良美の身を案じ、いまだ警察への連絡をためらっていた。キャサリンはそんな親心を思いやり、良美救出作戦を案じる…。
翌日、京都市内の一流ホテル。報道陣が集まり、警備員らが厳戒態勢を敷いている中に、正装したキャサリンが颯爽と現れる。ホテルの大広間で記者会見を開催したキャサリンは、さるアメリカの大富豪が亡くなる前に「タナカヨシミ」という日本人女性に5百万ドル、約6億円の資産を残したと発表。今回の来日目的は、遺産管理人の代理として、年齢も現住所もわからないタナカヨシミを捜索し、見つけ次第、即座に遺産を支払うことだとメディアを通じて大芝居を打つ。誘拐犯がこの情報を聞きつければ、きっと連絡を取ってくる。キャサリンはそう目論んだのだが、はたしてその思惑通り、犯人と思われる男からアメリカの遺産管理人に問い合わせの連絡が入る…!
(公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)。

アパレル系企業「シャングリラン」の社員・白石雪乃が何者かに殺害された。
捜査に乗り出した橋口警部補は雪乃の部屋からある写真を発見し驚くことに。
その写真の中央には京洛大学準教授・浜口一郎が居たのだ。
しかも、浜口研究室に関する資料も揃っていた。
「シャングリラン」社長の堀川明彦によると、雪乃は勤務態度こそ不真面目だったが殺されるほど恨まれてはいなかったらしい。
他に容疑者も浮かばず、橋口たちは一郎に対して捜査に乗り出した。

一方、当の一郎は自身の置かれた状況に戸惑っていた。
とはいえ、容疑者となったからではない。
一郎の前ではキャサリンが激怒し、一郎の隣には教え子の田中良美が泣きながら座っていたのだ。

数分前に遡ろう。
一郎は良美からある相談を持ちかけられていた。

良美は京都に千年続く旧家・田中家の一人娘。
ところが、好きでもない相手との結婚を強要されていると言う。
泣きじゃくる良美を見かねた一郎は彼女の両親を説得しようと約束する。

ところが、其処にお忍びで来日していたキャサリンが現れた。
キャサリンは良美の肩を抱いて励ましていた一郎の姿を誤解し怒り出してしまったのだ。

そんな様子を見ていた良美はキャサリンが一郎を愛していると気付き事情を説明する。
これを聞いたキャサリンは態度を一変させる。
なにしろ、彼女もまた良美と同じ悩みを抱えていたのだ。
望まぬ結婚を押しつけられ一郎のもとへ逃げて来たのである。
共に同じ悩みを抱えるキャサリンと良美は意気投合することに。

良美の両親を説得するつもりだった一郎。
だが、キャサリンの気持ちを知る良美は2人きりの夜を過ごすように助言する。
これに応じた一郎であったが……。

その夜、良美は何者かの襲撃を受けてしまう。

翌日から姿を現さない良美。
これを心配した一郎とキャサリンは田中家を訪問する。

応対したのは良美の父・総一郎、母・朝枝、叔父の譲次の3人だ。
何やらピリピリとした空気を漂わせる3人。
それもその筈、良美は何者かに誘拐されていたのだ。
身代金5000万円を既に支払って10時間が経過したが戻って来ないと言う。

キャサリンは親しくなった良美を救出する為に大胆な行動に出る。
京都市内の一流ホテルに報道陣を集めたキャサリンは、アメリカの大富豪が「タナカヨシミ」に500万ドル(6億円)の遺産を残したと告げ「タナカヨシミ」に名乗り出るように訴えたのだ。

もちろん、全ては嘘である。
だが、良美の身柄に価値を与え、命を奪われないように保護する為の策であった。
また、犯人が500万ドルを手に入れる為にキャサリンに接触して来る筈との狙いもあった。

このキャサリンの狙いは的中。
片山裕なる貿易商が遺産管理人に秘密裏に連絡を取って来たのだ。
どうやら、500万ドルが本物か確かめようとしたらしい。

次いで、良美誘拐犯から「良美の身柄と引き換えに500万ドルを渡せ」との連絡が入る。
片山の音声データを手に入れていた一郎たちは誘拐犯が片山と確信。
取引に応じると見せかけて捕まえる計画を練る。

一方、片山は一郎たちに「500万ドルを宝石に変えて空港に持って来るように」と要求。
500万ドルの宝石を手に入れるや国外逃亡するつもりである。

だが、肝心の受け渡し途中に一郎たちに見つかり逃走。
途中で階段から転落し意識不明の重傷を負う。

片山の所持品からブラジル行のチケットを発見したキャサリン。
片山がその足で逃げようとしていたことから、良美を見張っている共犯者が別に居ると考える。

共犯者について手掛かりを求める一郎はその人物もブラジル行を予定していた筈と推測。
宝石を換金し片山と山分けする為だ。
片山が先に逃亡し、後からその共犯者が良美を解放し現地で合流する予定だったのだろう。
だとすれば、その人物もブラジルでのビザを申請している筈だ。
そして、その人物は何処かで片山と接点がある。
片山貿易の取引先リストと申請者リストを確認した一郎たちは、其処に共通する「シャングリラン」の名を見出す。
そう、社長である堀川が申請者として名を連ねていたのだ。

矢先、一郎が雪乃殺害容疑で橋口から取調を求められる。
身に覚えのない一郎だが雪乃が彼の写真を所持していたと聞き、あることに思い当たる。

雪乃は「シャングリラン」の社員だ。
もしかして、雪乃もまた堀川や片山たちの仲では無かったか。
雪乃は一郎ではなく良美を調べており、一郎の写真は良美を撮影しようとして失敗したものだったのではないか。
おそらく、雪乃は堀川か片山に何らかの事情で殺されたに違いない。

そんな中、誘拐犯を名乗る人物から再度の身代金要求がキャサリンのもとへ飛び込む。
今度は宝石ではなく100ドル紙幣で500万ドル分の要求だ。
周囲に気を配るキャサリンと一郎だが、良美の身柄と引き換えに500万ドルを奪われてしまう。

直後、雪乃の爪の間から検出されたDNAと堀川のソレが合致。
雪乃殺害が堀川の犯行と明らかになった。

その翌日、堀川の居場所が判明。
ところが、当の堀川は焼死していた。
近くには奪われた500万ドルと思われる紙幣も焼かれていた。

同じ頃、片山が意識を取り戻し供述を始めた。
片山によれば犯行グループは堀川、片山、雪乃の3人。
だが、雪乃が決行直前に田中家に資産がないことを突き止め抜けようとした。
其処で堀川が口封じにこれを殺害したらしい。

身代金こそ失ったが良美の身柄も保護されたことで事件は解決とされたが……。

だが、キャサリンには疑問が残っていた。
誘拐犯はどうして宝石ではなく嵩張る現金に要求を変更したのか?
しかも、円ではなくドルだったのは何故か?

もしかして……ある可能性に気付いたキャサリンは焼失した紙幣を調べる。
すると、それが用意した100ドル紙幣ではなく1ドル紙幣であることが判明。
すなわち、5万ドル(600万円)だ。
どうやら、何処かで摩り替えられたらしい。
つまり、実際に燃えたのは身代金の100分の1だったのだ。
残り495万ドルが何処かに消えたことになる。

キャサリンはもう1人共犯者が居たのでは……と考え始める。
片山がその存在を知らないことから、片山の負傷後に堀川が仲間に加えたに違いない。
その人物が堀川を殺し495万ドルを奪ったのだ。

その午後、保護された良美を訪ねたキャサリンたち。
良美は「キャサリンたちの会見に励まされた」と監禁中の想い出を語る。
今後は叔父・譲次のもとで療養を予定しているそうである。

一方、キャサリンとの関係に悩む一郎であったがSPの山下に促され遂に一念発起する。
「他の男となんて結婚するな!!」とキャサリンに伝えるのだが……。
キャサリンは推理に夢中で聞き逃してしまう。
彼女の中にはある仮説が立てられていたのだ。

翌日、キャサリンは田中家を訪れると真相を語り出す。

良美が好きでも無い相手と結婚せざるを得なかったのは田中家の資産状況が芳しくなく政略結婚に頼らざるを得なかったからとするキャサリン。
これは雪乃が突き止めた資産状況とも合致する。
そんな田中家にとって495万ドルは咽喉から手が出るほど欲しいものだった筈だ。
其処で、ある人物が誘拐事件を途中から引き継いだ。

では、引き継いだ人物は誰か?
譲次だ。

良美はキャサリンたちの会見を見たと口にした。
だが、堀川たちは良美を解放しようとしていた。
当然、顔を見られないように目隠しを着用させていた筈だ。
良美は何処で会見を目に出来たのか?

此処で堀川が登場する。
良美を誘拐したものの、堀川は片山の負傷に激しく狼狽した。
だが、どうしても500万ドルが諦められない。
其処で例の会見を録画した映像を良美に見せ、500万ドルの半分250万ドルを寄越すことを条件に助けてやると取引を持ちかけた。
もちろん、良美には会見が虚偽であるとすぐに分かった。
其処で良美は堀川の要求を呑んだ上で「誘拐の身代金として奪う」ことを提案し、密かに譲次を仲間に引き入れた。

此処からは譲次の独壇場である。
譲次はキャサリンから金を奪うと堀川を口封じに殺害。
そして、5万ドルを燃やし495万ドルを奪ったのだ。

もちろん、この犯行に関わったのは良美や譲次だけではない。
総一郎、朝枝も含めた田中家全員が共謀していたのである。
こうして田中家全員が罪を償うこととなった。

数日後、キャサリンの帰国の日がやって来た。

再度、山下から励まされた一郎は「また会いたい。他の男と結婚するな」とキャサリンに訴える。
これにキャサリンはキスで応じるのであった。

キャサリンは帰国の途に就くこととなった。
しかし、来日した際の辛い表情は其処には無く、弾けんばかりの笑顔が浮かんでいた―――エンド。

<感想>

テレビ朝日版「名探偵キャサリン」シリーズ第2弾。
ドラマ原作は山村美紗先生『消えた相続人』(光文社刊)。
ちなみに、ドラマ版前作は過去に批評(レビュー)してますね。

ドラマスペシャル「山村美紗サスペンス 名探偵キャサリン マッサンのエリー役シャーロット・ケイト・フォックス初主演!!米副大統領令嬢の天才推理!!京都〜南紀白浜連続殺人の謎を解く」(9月5日放送)ネタバレ批評(レビュー)

では早速、ドラマ版の感想を。

なんだかイロイロとあってどれから触れて良いのか悩むなぁ……。

キャサリンの社会的地位を利用した偽の会見などは『富豪刑事』を思い起こさせるものでしたね。
まさに地位が無ければ出来ない作戦、あれがあったから良美は命を救われた。
とはいえ、あれをやっちゃったからこそ500万ドルが生じて田中家が罪を犯してしまった気がしなくもない。
だとすれば、些か罪深いなぁ……。

そして妙に監視から爆弾操作まで手馴れている譲次。
彼は何者なのだろうか……。

そう言えば堀川は雪乃殺害時に良美の資料を破棄しながら、どうして一郎の資料を残してしまったのか?
どうせなら一緒に処分するだろうになぁ。
一郎の写真は撮影ミスしたものだから別の場所に保管してて見逃すこともあるかもしれないが、ゼミについての調査資料は良美の写真と同じ場所で保管すると思うんだけどなぁ。
雪乃はどういった保管を試みていたのか……気になる。

そもそも、雪乃が田中家の資産状況を確認して来た時点で計画中止も検討すべきではなかろうか。
だって、最初の身代金の5000万円も譲次が居たからのものだし、500万ドルもキャサリンが居たからこそ。
どちらも偶然に居合わせたワケだから、本来だともっと少額しか見込めなかった筈。
何故、雪乃を殺すリスクを背負ってまで強行したのだろう?
謎だ……。

そうそう、譲次の5000万円は何処に消えたのだろうか?
片山と堀川が山分けしているのだろうか?
此の点も謎だ。

結果として、なんだかんだで良美の政略結婚は破談になってるなぁ。
なので、当初はてっきり政略結婚を嫌った良美の狂言誘拐だとばかり思っていたことは秘密です。

ああ、よくよく考えれば一郎が最初の夜に約束通り田中家を訪れていれば事件は起こらなかったような気もする。

こうして振り返ると本作は事件にキャサリンと一郎が巻き込まれたと言うよりは、キャサリンと一郎のラブストーリーの合間に事件が紛れ込んだ感じかな。
良美たち田中家の犠牲があってキャサリンと一郎の距離が縮まったとでも言うべきか。
うむ、これぞ名探偵を冠する者の宿命なのかもしれません。

取り留めなく語りましたが、シリーズ次回にも期待!!

<キャスト>

キャサリン・ターナー(29):シャーロット・ケイト・フォックス
アメリカ副大統領の一人娘。大学では心理学・化学を専攻し、経営学でMBAを取得している才媛。多岐にわたり事業展開しているターナー・ファミリーの一員として、全米でレストランチェーンとホテルチェーンを任されている。度胸も愛嬌も満点のじゃじゃ馬娘。語学堪能。

浜口一郎(39):谷原章介
京洛大学文学部歴史学科准教授。政治家一族に生まれ、叔父には外務大臣の浜口幸夫がいるが、一郎は自身の研究に没頭し政治とは無縁な暮らしを貫いている。女性心理には疎く、ちょっと頼りない雰囲気もあるが、分別ある好人物。留学経験があり英語が堪能。

田中良美(24):黒川智花
一郎の教え子。旧家の一人娘。親から押し付けられた望まぬ結婚について一郎に相談している最中、誘拐事件の被害者となってしまう。

橋口大吾(52):宇梶剛士
京都府警捜査一課主任。警部補。

吉村峰子(55):山村紅葉
京洛大学浜口研究室嘱託。口うるさくて騒々しい女性ではあるが、情に厚く面倒見が良い性格で、ここぞという時には頼りになる存在。キャサリンと一郎をくっつけようとするが、それが余計に二人の関係をややこしくしている。

田中総一郎(55):村田雄浩
良美の父。田中家の家長。

田中朝枝(52):藤吉久美子
良美の母。

堀川明彦(35):金子 昇
アパレル会社経営。

田中譲次(53):石黒 賢
良美の叔父。ハワイ在住の実業家。商談で一時帰国中に良美の誘拐事件が発生し、身代金づくりに奔走する。

浜口幸夫(65):里見浩太朗
外務大臣。一郎の叔父。穏やかな人格者であるが、一郎にはついつい小言を言ってしまう。キャサリンの大胆な行動には気を揉みながらも耐えるしかない立場。だが、今回はついにブチ切れてしまう。 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)


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ドラマスペシャル「山村美紗サスペンス 名探偵キャサリン マッサンのエリー役シャーロット・ケイト・フォックス初主演!!米副大統領令嬢の天才推理!!京都〜南紀白浜連続殺人の謎を解く」(9月5日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【イベント】
「ミステリーの女王・山村美紗の世界」展、ふたたび!!
(2010年11月28日まで開催)

娘・紅葉さんプロデュース!!「ミステリーの女王・山村美紗の世界」展4月24日土曜より開催!!(すでに終了)

山村美紗原作「京都花灯路 恋の耀き」公演中!!

キンドル版「消えた相続人 光文社文庫」です!!
消えた相続人 光文社文庫



◆山村美紗先生の作品はこちら。
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