2010年05月27日

「アリバイ」の「アリバイ」

「アリバイ」と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?

今、ちょっと考え込んでしまったあなた。
なにか、隠さなければならないことでもあるんじゃないですか?
うん?ない?ホントですか?
しつこく聞くけど何故かって?
興味ですよ、興味!!
いやぁ、さっきないって云ったときかなり慌てませんでした?
ホラ、慌ててたでしょ。
う〜〜〜ん、怪しい……。

こんな感じで出来うることならば「アリバイ」を訊かれること自体避けたいものです。
だって、誰かに何かを疑われていることに他ならないのですから。

そんな管理人にとっては「アリバイ」=「現場不在証明」。
つまり、「事件・事故の起こった日時にその場所に存在しなかった(居なかった)ことを客観的事実に基づき立証すること」ですが、話し言葉だとちょっと違う意味にも使いますよね。

例えば、なにかをする時の言い訳や理由にも使われます。

バイトをアリバイにして授業をさぼる。
2、3日後に入るバイト代をアリバイに普段よりワンランク上の昼食をとる。
多忙をアリバイに他の仕事から逃げる。

ちなみに上記は全部、管理人の実体験に基づくものです。
ある種、免罪符的な意味で使う感じですかね。
後ろめたい気持ちです。

そのうち「アリバイ(言い訳)」の為の「アリバイ(現場不在証明)」とか出てきそうですね。
例えば、バイトをさぼったのには正当な理由があってその日、その時間他府県に居たからだとか……あれ、これって普通のアリバイか。

とりあえずここまでで何を言いたいかってことでまとめると、「アリバイ」には2種類あるってことです。

@現場不在証明
A言い訳や理由

そんなAのアリバイの使われ方が意外な記事で見つかりました。

「AFP通信」さんによれば―――

米ニューヨーク(New York)市で、駐車違反切符を切られた父親のアリバイ証明に、生まればかりの赤ちゃんが一役買うかもしれない。

米紙デーリー・ニューズ(Daily News)によると、同市ブロンクス(Bronx)区に住むオーランド・カセレス(Orlando Caceres)さんは臨月を迎えた妻、ジョハンナ・メロ(Johanna Melo)さんを車であわてて病院へ連れて行こうとしたが間に合わず、メロさんは後部座席で女の子を出産した。

車に乗ったまま、駆けつけた救急医療士がへその緒を切り、母子は急いで病院へ運び込まれ、カセレスさんも必死で後を追った。
 
一段落して車に戻ったカセレスさんが目にしたのは35ドル(約3000円)の駐車違反切符だった。当局と争うことを決意したカセレスさんには、強力なアリバイを証明してくれる生まれたばかりのわが子、ミア(Miah)ちゃんがいる。「文句を言うには十分すぎる理由だと思うよ」とカセレスさんは同紙に語った。(c)AFP
(AFP通信さんより)


記事を読んだ限り「アリバイ」よりも「不可抗力」や「緊急回避」という言葉がピッタリです。
当事者の主張は割と正当性があるように聞こえます。
でも、この記事をまとめた記者さんは「アリバイ」としてます。
上で書いたように「アリバイ」としてしまうとどこか後ろ暗いイメージがつきまとうものですが、この記者さんは記事の当事者に対して余り好意的ではないのかもしれませんね。
なにか、事情でもあるのでしょうか?

例えば、こんなの―――

置いて行かれた車。
道路を塞ぐ遮蔽物。
渋滞。
通れない救急車―――そして、報道される事件。
当事者に批判的な記事。

あくまで、勝手な妄想です。事実には基づいていません。
ですが、なんとなく貫井先生の「乱反射」の世界を思い浮かべてしまったのは管理人だけでしょうか?

◆関連過去記事
「乱反射」(貫井徳郎著、朝日新聞出版刊)ネタバレ書評(レビュー)



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ラベル:アリバイ 乱反射
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2010年05月26日

本日のミステリのタネは「なりすまし」

社会に存在するミステリ的な話題を取り上げる「ミステリのタネ」!!

そんな主旨(タネだけに……種子……)だったかどうかは置いといて、とある「なりすまし」の話題です。

ソースの「AFP通信」さんによれば―――

米マイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」で英石油大手BPの広報を名乗るアカウント「@BPGlobalPR」が現れ、多くのフォロワーが殺到している。だが、米沿岸における原油流出の対応に追われているBPのアカウントとしては、どこか様子が変だ。

例えば、このアカウントの主は、「漂着した原油もBPの所有物です。浜辺で原油を発見しても、持ち去ったり除去したりしないでください。持ち去った人は法的手段に訴えます」、「今回の原油流出で受けた苦情1件につき1ドル払ったとしても、当社が現在持っている資産とは比べるべくもありません。石油はもうかる産業だ」などとつぶやいている。

さらに、「BPが今夏のニューオーリンズ・ブルース・フェスティバル(New Orleans Blues Festival)のスポンサーに決定したことをお知らせします。スペシャルゲストはマディ・ウォーターズ(Muddy Waters)です」といった、ヒトを食ったようなつぶやきも。 マディ・ウォーターズは米国の著名なブルースミュージシャンだが、その名を直訳すると「泥水」の意味になる。

このBP広報「なりすまし」アカウントは19日に登録されている。登録した人物は不明だが、すでに2万人のフォロワーがおり、これは本物のBPツイッターアカウント「@BP_America」の4倍を超える。

一方、本物のBP広報のトビー・オドーン(Toby Odone)氏は、「なりすまし」のBPアカウントの存在に気づいてはいたが、BPとして偽アカウントの削除依頼は行っていないようだと広告業界誌「Advertising Age」に語った。

「人びとにはBPに対する自らの考えを述べる権利があり、われわれはそうした意見を甘受する用意があります」(オドーン氏)

一方、米国での原油流出問題についてオドーン氏は、原油流出および除去作業に全力で取り組んでいると語った。(c)AFP
(AFP通信さんより)


なりすまされた本人も一応認めているみたいなので公認となってるのかなぁ……。
う〜〜〜ん、なんだかすっきりしませんね。



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2010年05月25日

ミステリ上の凶器トリック―――その歴史に新たな1ページ!?

古来より伝わる意外な凶器トリックといえば、次のような例が挙げられるでしょう(古典トリックのネタバレあります……注意!!)。

水を凍らせた氷の短剣。
ドライアイスを気化させて窒息させる。
形状記憶合金を利用して……。
砂を靴下に詰めて……。
凍らせた食材を犯行に使用後、料理に……などなど枚挙に暇がありません。

ミステリ上の凶器トリック―――その歴史は、「ある形の物を別の形で利用すること」―――液体を固体に、固体を気体に、気体を液体に―――と使ってきた歴史です。
その歴史に新たな1ページが加えられるかもしれません。

ソースの「AFP通信」さんによれば―――

東京大学(University of Tokyo)の研究チームが24日、光をあてることで金属と半導体の状態を行き来する新種の金属酸化物を発見したと発表した。安価で記憶容量が大きい新しい光ディスクの開発につながる可能性がある。

研究を主導した大越慎一(Shin-ichi Ohkoshi)教授によると、この物質は酸化チタンの一種ラムダ型五酸化三チタン。この物質のナノ結晶(粒径5〜20ナノメートル程度)に室温で光を照射すると、金属の性質を持つ黒色の状態と、半導体の性質を持つ茶色の状態の間を行き来させられることが分かった。

最も小さな粒径のものを使えば、記憶容量がブルーレイディスクの1000倍を超える新しい光ディスクを作れる可能性があるという。

酸化チタンの市場価格は、現在ブルーレイディスクやDVDに使われているゲルマニウム・アンチモン・テルルなどのレアメタル(希少金属)の100分の1程度と安価なことから、コスト面でも有望だと大越教授は話している。

研究成果は英科学雑誌ネイチャー・ケミストリー(Nature Chemistry)のオンライン速報版に掲載された。(c)AFP
(AFP通信さんより)


画期的です!!
光を当てれば金属と半導体の間を行き来する物質……なにかのトリックに使えそうだと思いませんか?

凶器としては光が当たれば姿が変わる……ストーリーテリング上なかなか使い勝手が良さそうです。
もっともこのワンアイデアでは読者に総スカンをくらいそうですが。
では、凶器でなくともこんなのはどうでしょう?

半導体時にデータを保存した後、金属化。
それを持ち運びすることにより外見からそれとは知られず鉄壁の防御を誇る記録媒体になる―――とか。

やっぱり、ムリか……。
なにかいいアイデア無いかなぁ……。



これはチタンだ!!
「トップ3.1 三々 チタン ※アクリル入り」です!!
トップ3.1 三々 チタン ※アクリル入り



posted by 俺 at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ小説の種 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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