実は管理人は「湖岸の盲点」ゲーム版を知りません。
なので初「湖岸の盲点」になります。
既知の方にとって不要な情報や、変な情報を盛り込むかもしれませんが笑って許して下さいね。
登場人物一覧:
・小此木 鶯太郎(おこのぎ おうたろう)
男性。「湖岸の盲点」主人公。
捜査一課警部補。コミックでは若い古畑っぽい。
・芦国 暁人(あしくに あきひと)
男性。ペンション綾淵亭管理人。
加害者。
加々美湖をこよなく愛する人物、それゆえに殺人を犯すことに……。
・犬塚伊作(いぬづか いさく)
男性。犬塚リゾート開発社長。
被害者。
・宇山うらら(うやま うらら)
女性。魚田スポーツクラブインストラクター。
芦国に興味がある様子。本編にどう関わるのか?
1、2、3話はカテゴリかタグ「湖岸の盲点」よりどうぞ。
では、本編を……。
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(前回まで)
第1話:犬塚殺害計画の下準備を終えた芦国。
第2話:ついに計画を実行し、犬塚を殺害する―――。
第3話:そこへやって来た刑事・小此木鶯太郎、芦国と対峙する。
第4話「交錯」―――
・加々美湖 南部
小此木に連れられ犬塚の水死体が発見された地点まで向かう芦国。
途中、小此木が第一発見者の釣り人たちと何事か話し合う。
「よく、見つかったね」釣り人の声。
いぶかしむ芦国。
犬塚の死体を確認した芦国。
ここから、小此木との対決が始まる。
小此木(以下、オ)「犬塚さんがこちらに来たのはいつですか?」
芦国(以下、ア)「昨日の朝、いつも車で。お抱えの運転手さんがいるもので」
オ「犬塚さんの様子は?」
ア「特に変わった様子は……」
オ「綾淵邸に宿泊者は?」
ア「犬塚さんを除けば私だけです。今日からは犬塚さんのご友人がお見えになるとか」
オ「芦国さん、昨晩、外に出ませんでしたか?」
ア「(ゴクリ)出なかったと思いますが……」
オ「いえね、先程の釣り人さんたち、地図を失くしたそうなんですが……地図を落としたのは昨晩。それも雨が降り始めて3分くらいだったそうです」
鞄を漁る小此木。その手には地図が握られている。
オ「ペンション付近のゴミ箱で拾った物なのですが、これがその地図なんだそうです」
記憶がフラッシュバックする芦国。
昨晩、犬塚殺害後にゴミと思い込んで拾って持ち帰ったものだった。
たしかに、ゴミ箱に捨ててしまった。
オ「濡れた部分もありますが、乾いた部分もあります。指紋を確認しようと思うのですが……」
ア(マズイ……ゴミ箱に捨ててあった以上、私が拾い捨てたのではないか……というわけか……)
ア「昨夜、雨が降り始めて倉庫の扉を閉めに行きまして……ついでに酔い覚ましに散歩を……その時に拾ったんですよ」
オ「そうですか……」
ア(何かマズイことを云ったか?)
オ「素晴らしい心がけですね」
ア「(興奮して)当たり前です!!湖の汚れは心の汚れですよ!!どんなに少しの汚れでもそれは湖の汚れです。見つけたら綺麗にする、当然のことでしょう!!」
オ「(芦国の剣幕にたじろぎつつ)ところで、この地図どこで拾いました?釣り人さんたちによると落としたのは湖南西部付近だそうですが」
ア「あぁ、私もその辺りで」
オ「そうですか。芦国さんは外に出たのは何時頃?」
ア「さぁ、はっきりとは。雨が降り始めてからだと思いますが」
オ「ところで、綾淵亭の鍵は誰でもかけられるのですか?」
ア「いえ、私以外は……つっ!!」
小此木の眼が怪しく光る。
オ「朝、私が訪れた時に鍵がかかっていました……犬塚さんが勝手に外に出たとすると、誰が鍵をかけたかということになるのですが……」
ア(しまった!!)
愕然とする芦国。
ついに綻びを見せ始めた!!で、エンド。
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4話は全26ページ。
まだ、投票インフォメーション出ませんね。
とりあえず、現時点で推理。1話によればミスは6つとのこと。
今回、小此木に指摘されたミスが幾つかありますね。
ここから、管理人の推理です!!
注意!!
今、思いつく芦国のミスは前回の@〜Iぐらい。一部、4話を受けて変更あり。
@加々美湖を愛し、少しのゴミも許さない芦国が車のガソリンを放置していたこと。(芦国がもっとも忌み嫌う筈)
今回、小此木に主張したことでさらに補強。ここがミスは堅いか。
A酔っ払い冷静な判断力を失っている筈の犬塚がライフジャケットを持ち出したこと。
B酔っ払っている筈の犬塚が普段の足取りでカヌー置き場まで歩いていたこと。(芦国は普段の犬塚の足取りを真似たため)
C犬塚がライフジャケットを倉庫から持ち出したにも関わらず着ていなかった。(着ないのならば持ち出さない筈、実際1話では着用していた)
Dカヌーが転覆していない。(無人のカヌーが上向きのまま漂流する描写あり)
E芦国が犯行後、ペンション帰宅時に内側から鍵をかけてしまったこと。(犬塚外出後に誰かが内側から鍵をかけたことになってしまう。これは、外に居る人物を締め出したことに他ならない。つまり、鍵をかけた人物は先に外に出た人物が帰宅しないことを知っていたことになる)
今回、小此木により指摘された為、カウントされない?
F芦国が紙ゴミを処分した。(普段から人一倍、加々美湖の美観を守り続けていた芦国。ゴミを見逃していた筈はなく、あのゴミが捨てられたのは芦国の目の届かなかった夜間のうちだと考えられる。となると、それを処分した芦国は夜間に外出していたことがバレる。)
紙ゴミは地図でした。芦国は地図を処分したことを認めています。
が。
芦国の証言通りだと芦国の足跡が存在しないとならなくなり、現場と差異が生じる(芦国は足跡を隠蔽している)。
ここがミスか。
Gカヌーが1艘増えた?(1話時点では芦国のセリフにあるように3艘のみ残し片づけていた。12、14、17番のみ残していた筈が23番が存在している)
H犬塚は外出時、自室に鍵をかけていなかった(芦国が鍵無しで室内を確認できた)。
I傘たての傘が2本あるということは、犬塚は雨中にもかかわらず傘をささず出かけたことになり不審。
今回で、綾淵亭滞在者は芦国、犬塚の2名と確定したため。
とはいえ、
Dは犬塚が立ち上がって落ちた可能性もあるからミスとは言い切れず。(ただ、この場合はライフジャケットとパドルが湖に落ちた理由が説明しにくいか?)
Fも絶対そうだとは言い切れないか。
Gは……どうなんだろう。これもミスだとすると1話の芦国発言と明らかに矛盾する。
HIもそういう設定だという可能性も拭いきれず。全体像把握後か。
実質、@〜C、Fの計5箇所がミスとして考えられそうなポイントか。
次回は4月1日(木)更新予定とのこと。
関連各サイト様はこちら(外部サイトに繋がります)。
・安楽椅子犯人さん公式HPです。
http://hannin-a.sakura.ne.jp/
・安楽椅子犯人さん公式ブログです。
http://d.hatena.ne.jp/anrakuisu_hannin/20100204/1265292895
・漫画「湖岸の盲点」が連載されているガンガンONLINEさんです。
http://www.square-enix.com/jp/magazine/ganganonline/