2015年03月04日

電子書籍化不可能なミステリについて語ってみよう!!

タイトル通り、電子書籍化不可能なミステリを挙げてみようとの趣旨の記事です。

まず、電子書籍化出来ないミステリとは何か!?
これに対し、管理人は次の2つを上げたいと思います。

1つ目、物理的に不可能。
2つ目、物理的には不可能ではないが紙媒体でこそ真価を発揮する。

もちろん、これ以外にも諸般の事情が考えられますが本記事では敢えてこの2つに絞ってみましょう。
で、それぞれに好例を上げてみます。

まず1つ目の「物理的に不可能」。

この例は泡坂妻夫先生『生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術』(新潮社刊)が詳しいでしょう。
本作にはある大きなトリックがありまして、これは本作それ自体を目にすればすぐに分かることでしょう。
あればかりは「任意で指定ページを解放出来る」などの工夫が無い限り電子書籍で再現することは難しい筈。
まぁ、逆に言えばそれが出来れば不可能ではないのだけど。

ちなみに、『生者と死者』は先頃に復刊されたばかり。
比較的、目にし易いのでこの意味を是非確認して欲しい。

泡坂妻夫先生の幻の名作『生者と死者』(新潮社刊)が復刊とのこと!!

続いて2つ目の「物理的には不可能ではないが紙媒体でこそ真価を発揮する」。

こちらの例は泡坂妻夫先生『しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術』(新潮社刊)が詳しいでしょう。
本作にもある大きなトリックがありまして、これは本作ラストを読むことで意味に気付くでしょう。
確かに電子書籍化自体は可能ですが、文庫だからこそ可能なあの仕掛けは不可能な筈。
これもまた本作それ自体を読んで確認して欲しい。

『しあわせの書〜迷探偵ヨギ ガンジーの心霊術〜』(泡坂妻夫著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

さて、こうして挙げてみたが奇しくも泡坂妻夫先生の2作品、しかも共に「ヨギガンジーシリーズ」との結果に。
やっぱり泡坂先生はスゴイ!!

ちなみに「ヨギガンジーシリーズ」には他に短編集『ヨギ ガンジーの妖術』(新潮社)や『ヨギ ガンジー、最後の妖術』(東京創元社刊『泡坂妻夫引退公演』収録)もあります。
興味のある方は是非チェックを!!

でもって、ヨギガンジーと言えばこんな記事もありました……。

これぞリアル!?ヨギ・ガンジー!?

そうそう、泡坂妻夫先生と言えば総特集本が2015年2月24日に発売されています。
それが『KAWADE夢ムック 総特集 泡坂妻夫 からくりを愛した男』(河出書房新社刊)。

<あらすじ>

『しあわせの書』で再ブレイクの、ミステリ作家・奇術師・紋章上絵師の3つの顔を持つ才能に迫る初の総特集! 対談:北村薫×法月綸太郎、寄稿:綾辻行人、恩田陸、田中芳樹、皆川博子……。
(河出書房新社公式HPより)


あらすじにもある通り泡坂妻夫先生に対する綾辻行人先生や皆川博子先生らの想いが語られています。
他にも米澤穂信先生も寄稿されています。

その中では、泡坂先生作品の評価の高さと共に『妖女のねむり』(東京創元社刊)の評価の高さも窺われる結果になっています。

さらに『ハートの2』『クラブの1』など、泡坂先生の本名・厚川昌男(ペンネーム・泡坂妻夫はアナグラム)名義の短編や泡坂先生の隠れた名作『東洲斎写楽』も掲載。
ファン垂涎の一冊となっています。
是非、この『KAWADE夢ムック 総特集 泡坂妻夫 からくりを愛した男』もチェックするべし!!

さて、此処まで書いて来てなんだが、もしも『生者と死者』と『しあわせの書』が電子書籍化されたらどうしよう。
そのときは笑って誤魔化すとするか……。

◆関連過去記事
『しあわせの書〜迷探偵ヨギ ガンジーの心霊術〜』(泡坂妻夫著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『乱れからくり』(泡坂妻夫著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『煙の殺意』(泡坂妻夫著、東京創元社刊『煙の殺意』収録)ネタバレ書評(レビュー)

水曜ミステリー9「カメラマン 亜愛一郎の迷宮推理 “本物を見抜く眼”が暴く真実!写真は語る!?気弱な天才が完全犯罪に挑む」(11月13日放送)ネタバレ批評(レビュー)

曾我佳城 (奇術探偵曾我佳城全集)

これぞリアル!?ヨギ・ガンジー!?

泡坂妻夫先生の幻の名作『生者と死者』(新潮社刊)が復刊とのこと!!

【続報】遂に魔術師の演目判明!!『泡坂妻夫引退公演』収録作品はコレだ!!

マジシャンの本領発揮!!泡坂妻夫先生、最後の短編集『泡坂妻夫引退公演』発売決定!!

【続々報】『泡坂妻夫引退公演』発売日延期……も未収録短編2編が追加される!!

お洒落で異性にモテるミステリを知りたい……と思いませんか?

知人が「謎解きはディナーのあとで」でミステリにハマった!!では、次に奨めるべきミステリは?

「泡坂妻夫: 総特集 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)」です!!
泡坂妻夫: 総特集 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)





電子書籍化不可能「生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術 (新潮文庫)」です!!
生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術 (新潮文庫)





こちらも電子書籍化すると意味を失う「しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 (新潮文庫)」です!!
しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 (新潮文庫)





「妖女のねむり (創元推理文庫)」です!!
妖女のねむり (創元推理文庫)





「亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫)」です!!
亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫)





「亜愛一郎の転倒 (創元推理文庫)」です!!
亜愛一郎の転倒 (創元推理文庫)





「亜愛一郎の逃亡 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)」です!!
亜愛一郎の逃亡 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)





「亜智一郎の恐慌 (創元推理文庫)」です!!
亜智一郎の恐慌 (創元推理文庫)





「泡坂妻夫引退公演」です!!
泡坂妻夫引退公演





「泡坂妻夫 マジックの世界」です!!
泡坂妻夫 マジックの世界





posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 面白ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月24日

【この謎が解けますか!?】グーグルで「ジョン・ディクスン・カー」を検索すると意外な結果が……

「ジョン・ディクスン・カー」と言えば「密室もの」で有名なミステリの大家。
その著作には有名な、あまりにも有名な『火刑法廷』や『三つの棺』があります。
そんな「ジョン・ディクスン・カー」ですがグーグルで検索すると衝撃の結果を目にすることに(2014年11月22日現在)。

グーグルには単語を検索すると検索結果の右側にフィードバックとして検索した単語と関連する人物や物が情報として表示されます。

例えば、作家さんの名前で検索するとその生没年や著作、本人の写真が表示されています。
その下に「他の人はこちらも検索」と関連人物が並ぶワケですが……。

今回、注目して頂きたいのは本人の写真。
此処に注目。

なんと「ジョン・ディクスン・カー」で検索をかけると……。
そう、謎のドールが表示されるのです。

それはどう見ても「ジョン・ディクスン・カー」ではない。
あれれ……?
これは他の作家さんでも起こるのか―――試してみました。

ヴァン・ダインはどうか。
ああ、物憂げな紳士の肖像が表示されました。

ちなみにその下の「他の人はこちらも検索」にはクロフツら錚々たるメンバーの写真と共にあのドールが表示されています。

続いてアントニー・バークリー(アントニイ・バークリー)。
鋭い眼差しを讃えた髭のおじさんの肖像が表示されました。

ちなみにその下の「他の人はこちらも検索」には、またもクロフツら錚々たるメンバーの写真と共にあのドールが表示されています。
今回は他のメンバーがセイヤーズなど白黒写真ばかりなので異質ぶりがより克明に。

他にも何度か有名作家で試してみましたがカーと同じような事態は起こらないようです。
何故、カーだけにこの事態が起こっているのか……まさにミステリー。
果たして、あなたはこのミステリーを解明出来るか!?
さぁ、あなたも検索するべし!!

ちなみに「エラリー・クイーン」は写真無しでした。

「火刑法廷[新訳版] (ハヤカワ・ミステリ文庫)」です!!
火刑法廷[新訳版] (ハヤカワ・ミステリ文庫)





「三つの棺〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)」です!!
三つの棺〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)



posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 面白ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月03日

【話題】あの美袋三条氏が「リアル脱出ゲーム」に挑戦中!?

2014年6月下旬に集英社から『あいにくの雨で』が発売予定の麻耶雄嵩先生。

麻耶雄嵩先生『あいにくの雨で』が集英社から2014年6月25日に復刊!!

そんな麻耶雄嵩先生が創造したもっとも有名な探偵と言えば「銘探偵・メルカトル鮎」であることは多くのファンが認めるところでしょう。
そして、そんなメルカトル鮎にとってのワトスン役と言えば……美袋三条氏。

もっともメルカトルの場合と異なり、美袋が彼の正式な意味でのワトスン役かどうかと言う点についてはファンの間でも異議がありそうだったりしますが……。

とはいえ、そんな美袋三条氏。
ついにメルカトルの力を借りず、何事かに挑戦し始めたようです。
その内容がなんと……「リアル脱出ゲーム」。

「リアル脱出ゲーム」と言えば、過去に何度も当ブログで取り上げ2014年6月現在にはTBS系にて放送中の番組。

「リアル脱出ゲームTV Xgame 謎男からの犯行予告」ネタバレ批評(レビュー)

視聴者が制作サイドからの出題に挑むことが醍醐味の番組で、如何に謎を解くかが主眼であり楽しみ方となっています。
当然、その目安として1話ごとに正解者一覧が公式から発表されているワケですが……この「2014年5月29日放送回(第6話)」の正解者一覧に意外な名前が掲載されました。

それが「美袋三条」。
氏の名前は146位の欄に掲載。
しかも、余程にメルカトルへの忸怩たる思いがあったのか、カッコ書きで(メルの力は借りない。)と主張する力の入れよう。
まさに「メル抜きでも、俺はこれだけやれる!!」との叫びが聞こえて来そうなほどです。

この「2014年5月29日放送回(第6話)」は応募者総数128536人、うち正解者数30039人の回。
つまり、美袋三条氏は30039人中146位の快挙。
メル抜きでも、なかなかやるようです。

それにしても『メルカトル鮎 悪人狩り』の最新話が出ないと思ったらこんなところで活躍しているとは……。
まさに、よもやの登場。

果たして、メル抜きで何処までランクを上げるのか……これは次回以降の躍進ぶりからも目が離せそうにありません。
注目です!!

そして、ファンとして一言。

『メルカトル鮎 悪人狩り』の第2話読みたい……。

◆関連過去記事

【メルカトル鮎シリーズ】
「メルカトルかく語りき」(麻耶雄嵩著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「メフィスト 2010 VOL.1」より「メルカトルかく語りき 第二篇 九州旅行」(講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「メフィスト 2010 VOL.3」より「メルカトルかく語りき 最終篇 収束」(麻耶雄嵩著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『メルカトル鮎 悪人狩り「第1話 囁くもの(メフィスト2011 vol.3掲載)」』(麻耶雄嵩著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『氷山の一角』(麻耶雄嵩著、角川書店刊『赤に捧げる殺意』収録)ネタバレ書評(レビュー)

【木更津シリーズ】
『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第1話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2012年10月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第2話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年1月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第3話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年4月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第4話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年9月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第5話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年11月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第6話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2014年2月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

【おじさんシリーズ】
『失くした御守』(麻耶雄嵩著、新潮社『Mystery Seller(ミステリーセラー)』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『転校性と放火魔』(麻耶雄嵩著、新潮社『小説新潮 2012年02月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『最後の海』(麻耶雄嵩著、新潮社刊『小説新潮』2013年02月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『旧友』(麻耶雄嵩著、新潮社刊『小説新潮』2013年09月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『あかずの扉』(麻耶雄嵩著、新潮社刊『小説新潮』2014年2月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

【神様シリーズ】
オール讀物増刊「オールスイリ」(文藝春秋社刊)を読んで(米澤穂信「軽い雨」&麻耶雄嵩「少年探偵団と神様」ネタバレ書評)

・『バレンタイン昔語り』ネタバレ書評(レビュー)はこちら。
『オール・スイリ2012』(文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『さよなら、神様』(麻耶雄嵩著、文藝春秋社刊『オール読物』2013年10月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

【化石少女シリーズ】
『化石少女』最終話『赤と黒』(麻耶雄嵩著、徳間書店刊『読楽』2014年1月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

【貴族探偵シリーズ】
『貴族探偵』(集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『貴族探偵対女探偵』(麻耶雄嵩著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【その他】
「隻眼の少女」(麻耶雄嵩著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

話題の新作「TRICK×LOGIC(トリックロジック)」収録シナリオが明らかに!!

2014年6月下旬発売予定「あいにくの雨で (集英社文庫)」です!!
あいにくの雨で (集英社文庫)





「神様シリーズ」最新作『ダムからの遠い道』が掲載された電子書籍「つんどく! vol.3」です!!
つんどく! vol.3





「神様ゲーム (講談社ノベルス)」です!!
神様ゲーム (講談社ノベルス)





『あかずの扉』が掲載された「小説新潮 2014年 02月号 [雑誌]」です!!
小説新潮 2014年 02月号 [雑誌]





『化石少女』最終話『赤と黒』が掲載された「読楽 2014年 01月号 [雑誌]」です!!
読楽 2014年 01月号 [雑誌]





『囁くもの』掲載「メフィスト2011 vol.3」です!!
メフィスト2011 vol.3





コミック版メルカトル鮎はこちら。
「化粧した男の冒険-メルカトル鮎の事件簿- (秋田コミックスサスペリア)」です!!
化粧した男の冒険-メルカトル鮎の事件簿- (秋田コミックスサスペリア)





メルカトルは出ませんが凄いです!!
「木製の王子 (講談社文庫)」です!!
木製の王子 (講談社文庫)



posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 面白ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。