その皮切りとして『虐殺器官』と『ハーモニー』がコミカライズされました。
しかも連載だそうです。
ちなみに原作となった『虐殺器官』、『ハーモニー』と『屍者の帝国』のあらすじは次の通り。
<『虐殺器官』あらすじ>
9・11以降の"テロとの戦い"は転機を迎えていた。
先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。
米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう……
彼の目的とはいったいなにか? 大量殺戮を引き起こす"虐殺の器官"とは?
現代の罪と罰を描破する、ゼロ年代最高のフィクション
(早川書房公式HPより)
<『ハーモニー』あらすじ>
21世紀後半、〈大災禍(ザ・メイルストロム)〉と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は大規模な福祉厚生社会を築きあげていた。
医療分子の発達で病気がほぼ放逐され、見せかけの優しさや倫理が横溢する"ユートピア"。
そんな社会に倦んだ3人の少女は餓死することを選択した――
それから13年。死ねなかった少女・霧慧トァンは、世界を襲う大混乱の陰に、ただひとり死んだはすの少女の影を見る――『虐殺器官』の著者が描く、ユートピアの臨界点。
(早川書房公式HPより)
<『屍者の帝国』あらすじ>
屍者化の技術が全世界に拡散した一九世紀末、英国秘密諜報員ジョン・H・ワトソンの冒険がいま始まる。天才・伊藤計劃の未完の絶筆を盟友・円城塔が完成させた超話題作。日本SF大賞特別賞、星雲賞受賞。
(河出書房新社公式HPより)
まさにフィクションに包みつつ、現在社会の病理に鋭く切り込んだその作風が魅力の作品群。
そんなコミカライズが連載開始されたのは『月刊ニュータイプ 2015年5月号』(角川書店刊)。
『虐殺器官』と『ハーモニー』の1話が並行して開始です。
それぞれ作画は『虐殺器官』を麻生我等先生、『ハーモニー』を三巷文先生が担当。
めくるめく魅力的な原作を彩ることに。
3作の劇場版含めて注目の作品だけに『月刊ニュータイプ』を見逃すなかれ!!