2012年04月01日

鹿月四馬先生『4月にひっくり返った河馬』(民明書房刊)が大ヒット!!管理人による記念インタビュー決行!!

毎年この時期になると同時多発的に活躍される鹿月四馬(かづきシーマ)先生。
去年にはその著作『赤与田荘の殺人』をネタバレ書評(レビュー)しているのでご存知の方も多いかと思います。

『赤与田荘の殺人』(鹿月四馬著、民明書房刊)ネタバレ書評(レビュー)

そんな鹿月先生が満を持して今年発表された新作『4月にひっくり返った河馬』(民明書房刊)が、大ヒットを記録しているとのことです。
一説には公称30万部の売れ行きとのこと。

これを受けて「ミステリ通信 創刊号」では、あるルートを用いて鹿月先生にインタビューを要請。
これを先生は拍子抜けするほどあっさり了承して下さり、早速、インタビューすることに。

インタビュー日は、寒風吹き荒ぶ冬のある1日。

鹿月先生の指示に従い、ご自宅近くにあるという喫茶店で待ち合わせた管理人。

待つこと、30分。
指定時間は過ぎ、ルーズな方なのか、はたまたすっぽかされたかと不安に思い始めた頃、その方は現れました。

ぼさぼさの髪に伸ばし放題の無精髭、度の強そうな瓶底眼鏡をかけた先生は、お世辞にも恰好いいとは呼び辛い。
しきりに遅刻を謝罪するその姿もあって、頼りなさそうな方だなぁ……との第一印象でした。

実際、話し方も朴訥で誠実さは伝わるのですが、「この人が、あの著作をモノにしたのか」と疑わしく思えるほど。

結局、20分ほどでしょうか、当たり障りのない話題に終始していました。
ところが、いざその著作について話題を変えると印象は一変。

目は眼鏡越しにも分かるほど輝きを帯び、話し方も身振り手振りを交えた饒舌ぶり。
小さく見えていたその姿がたちまち大きく見え始め、その格好にもダンディズムさえ感じられるように。
管理人はすっかり先生のファンになってしまいました。

話題は、最新刊『4月にひっくり返った河馬』についてへと進みます。

先生は本作に込めた心情や仕掛けについて熱く語られました。
それによると、本作は実験作でありタイトルにこそ深い意味があるとのこと。
内容についてはあまり考えないで欲しいとのことでした。

と、あくまで謙虚な先生に、さらにファンになった管理人。
「売れ行きも凄いですね、これまでのが霞むぐらいとのことですが」と申し上げたところ、鹿月先生は「いやぁ、邯鄲の夢だよ」と発言。
「1日限りの売れ行きだけどね」と頬を緩められました。
口にしてから失敗に気付いたかなり失礼な管理人の質問にも、気を悪くされてはおられない様子で、管理人もホッと胸を撫で下ろすことに。

最後は、著作にサインを頂き、来年の再会を期して別れました。
かな〜〜〜り、記憶に残るインタビューとなりました。

鹿月先生と言えば、2011年のクリスマスイブには「クリスマスって何?」と発言し、世の独身男性諸氏の圧倒的な支持を受けたエピソードを持つ人物。
他にも「バレンタインには絶対に外出しない」などのポリシーの持ち主として広く知られています。

「ミステリ通信 創刊号」では、今後も氏を応援し続けていく所存です。

ちなみに鹿月先生のインタビュー内容詳細については、いずれお伝えできたらと思います。
では、4月1日にお伝えしました。






……さて、此処まで目にした方ならば本記事の意味については例年通りのものとご理解頂いているとおもいます。
ただ、ご存じでない方もいらっしゃると思うので、念の為に本記事の答えを下記アマゾンさんのリンクに託しました。
前述した鹿月先生のネタバレ書評(レビュー)をご覧になるのも良いかもしれません。



実は横溝正史のデビュー作は「恐ろしき四月馬鹿」でした。
「恐ろしき四月馬鹿 (角川文庫 緑 304-46)」です!!
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2011年04月01日

「赤与田荘の殺人」(鹿月四馬著、民明書房刊)

「赤与田荘の殺人」(鹿月四馬著、民明書房刊)ネタバレ書評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

4人の実行犯が揃うとき、悲劇の幕が開く―――
月光ピアノソナタが響き渡る中、発見される死体。
一見した限りでは絶対に分からない犯人とは!?
日の光の届かぬ地下で明かされる真実とは!?

今、あなたは新時代の推理を知る!!
新たなミステリ世代必読の書が此処に!!

著者の最高傑作、此処に降臨。
(民明書房公式HPより)


<感想>

新進気鋭の覆面作家・鹿月四馬(かづきシーマ)先生の最新作。
鹿月先生は1年に1回ペースで最新作を出版されており、今年もまた発売されることとなりました。

本作は稀代の粋人である奥羽総太郎に招かれたシリーズ探偵である“俺”が巻き込まれる事件を描きます。
ラストには拍子抜けするようなサプライズがあり、脱力するか怒り出すかは読者に委ねられるでしょう。
ちなみに、管理人はこのオチが大好きです。

それにしても……新作を読むたびに思うのですが鹿月先生は凄いですね。

これを書こうとする胆力。
これを書き続けた精神力。
これを思いついた発想。

すべてにおいて管理人の想像を超えています。
先生の本質的な良さが分かるのは管理人だけではないでしょうか?
それぐらい、大好きな人です。

これは、もう<ネタバレあらすじ>を読んで貰うしかない!!
そんな感じです。

なお、もう既にイロイロとお分かりの方がいらっしゃると思いますが、そんな方にも<ネタバレあらすじ>を読んで貰えればイイかなと思います。

ちなみに、主人公である探偵“俺”のシリーズはこれまでに4冊発行されています。
シリーズ第1作「嘘」、2作目「嘘だらけの街」、3作目「曲がり角にあった嘘」、4作目「虚偽の荒野」。
お分かりの通り、シリーズ作品には必ず「嘘」の一文字が含まれていることが特徴で「嘘シリーズ」とも呼ばれています。
その点でも、本作「赤与田荘の殺人」は異質な部類に入るのでないでしょうか。
ある意味、鹿月先生の新境地と言えるでしょう。

<ネタバレあらすじ>

2011年3月30日。
しがない探偵業を営む“俺”は、資産家で粋人として知られる奥羽総太郎(おううそうたろう)に招かれ、彼が所有する「与田荘」を訪れる。

「与田荘」には総太郎の他にその娘・皐月(さつき)や使用人の出間加世(いづまかよ)、皐月の友人にして海外で評価の高いアーティスト・一路真美(いちろまみ)が滞在しており、俺は楽しいひとときを過ごす。

深夜、総太郎に呼び出された俺。
早速、招かれた理由を尋ねるが、総太郎は言い淀むばかりで明らかにしない。

翌朝、俺は加世から過去の「与田荘」にて連続殺人が起こったことを聞かされる。
「与田荘」は地元住民の間では、別名「血塗れの館」と呼ばれていた。
俺は、真っ赤に染まった「与田荘」の光景を想像し、ひとり不安を募らせる。

不安は的中。
その翌日の未明、不気味に響き渡る月光ピアノソナタの音色の中で、総太郎が胸からナイフを生やし、“エイの図鑑”を手にした姿で発見される。
発見者の加世によれば、全員にアリバイがあり殺害は不可能だと言う。

残された者たちが不安に怯える中、第2の事件が発生。
今度は、皐月が背中からナイフを生やし、“フリル”を手にした姿で発見される。
しかも、俺や、加世、真美にはアリバイがあった。

一体、誰が犯人なのか?
頭を抱える俺に、「総太郎が殺される筈がない」と告げる真美。
さらに「何が起こっているか知っている」と呟く。
思い詰めたまま沈黙を守る真美にそれ以上は聞き出せなかった俺だが、すぐに後悔することに。

数時間後、今度は加世が「ブールの写真」がばら撒かれた広間のシャンデリアに吊るされた姿で発見されたのだ。
同日中に立て続けに起こった連続殺人事件。
残ったのは真美と“俺”しかいない。
だが、先程まで俺は真美と一緒に居た。
互いに互いのアリバイを証明していたのである。
この事件の犯人は……一体。
悩む俺の前で、午前0時の鐘が鳴る―――そして、真相が明かされるのだった。

真美から地下室に呼び出される俺。
警戒しつつ降りて行った地下で俺が目にしたものとは!?


それは―――生きてピンピンしている総太郎、皐月、加世の姿だった。
すべては俺を騙す狂言だったと明かす真美。
4人ともグルだったのだ。

今回の狂言は、粋人として知られる総太郎が面白がったイベントだったのだ。
一年に一回、ゲストを招き同じことを繰り返しているという総太郎。
ゲストの驚き慌てる様子を影で眺めて楽しんでいたらしい。

今年はそのゲストがたまたま俺だったのだ。

呆れるとともに何故、招待されたのが俺だったのか理由を尋ねる。
「“しがない”探偵だけに“死が無い”から死体の出ない狂言にはピッタリだと思って」と駄洒落混じりの返答を寄越す総太郎。

憤る俺に総太郎は報酬の上乗せを約束。
さらに「今日が何の日か」と訊いてくる。

それは……と応じかけてあることに気付く俺。
つい先程、カレンダーは変わったばかり。
そう、今日は2011年4月2日。
つまり、連続殺人事件が起こっていたのは……あの日だったのだ!!

「だからこそ許されるんだよ」と、したり顔で口にする総太郎。
金持ちの酔狂としては余りに度が過ぎていると怒りを覚える俺だがどうしようもない。
しかも、俺はあることに気付いてしまった。

「与田荘」つまり「よだそう」。
逆から読めば「うそだよ」となることに。
「真っ赤な与田荘」は「真っ赤なうそだよ」になるのだ。

総太郎たちが手にしていたダイイングメッセージの数々。
「エイの図鑑」、「フリル」、「プールの写真」。
かなり苦しいが、カタカナ部分を繋ぎ合わせて「フ」と「プ」を入れ換えれば……。

さらに、ダジャレ好きな目の前の男・総太郎が「奥羽総太郎(おううそうたろう)」=「大嘘言うたろう(おおうそいうたろう)」のモジリであることに。
娘「奥羽皐月(おううさつき)」が「大嘘吐き(おおうそつき)」のモジリであることに。
お手伝いの「出間加世(いづまかよ)」が「でまかせ」の当て字であることに。
だから、皆、嘘しか口にしなかった。

そして、「一路真美(いちろまみ)」が海外で評価が高いことから「真美一路(マミ・イチロ)」と呼ばれる……つまり、「真実一路」。
だから、真美は真実しか口にしなかった。

今こそ、俺ははっきりと確信しつつあった。
誰が今回の事件の真の首謀者かを。

そう、この世界は何者かにより作られている。
それは、この世界の創造主である作者に他ならない。
そして、作者とは「鹿月四馬」であるが、この名前はアナグラムだ。
並び変えるとある意味の言葉になる……実際には存在しない。

「民明書房」もネットで検索してみれば分かるが存在しない。

何より<あらすじ>の上から4行目までの頭文字にある日付が隠されている。
それは、今回の狂言が行われていた日付だ。

これだけのことが仕組める人間。
それはこの記事を今、こうして書いている「ミステリ通信 創刊号」管理人=“俺”しかありえない。
しがない探偵である“俺”こそは、このブログの管理人である“俺”と同一人物だったのだ。

つまり、今回の騒動はすべてオレがこのブログの季節ネタの為だけに仕込んだものだった。

すべてを理解した“俺”に目の前の総太郎はニッコリと微笑みかける。
それは、与えられた仕事をやり遂げた男の顔だった。

俺……いや、この私・管理人は軽く頷くと彼の仕事振りを褒め称えることにした―――エンド。


さて、これにて<ネタバレあらすじ>は終わりです。
あなたには本記事が書かれた意味がお分かりでしょうか?
すべては作中で語られている通りです。

<感想>にあった「嘘シリーズ」はその名の通り存在しない嘘です。
当然、鹿月四馬も架空の人物です。
すべては管理人による季節ネタでした。

本記事が書かれた意味については既にお分かりのことと思いますが、最終ヒント。
総太郎の言葉を借りて「今日が何の日か?」。

答えをアマゾンリンクさんに用意しておきました。
気になる方は下へ進むこと。

では、このネタに最後までお付き合い下さり感謝いたします。
以上、「ミステリ通信 創刊号」が贈る季節ネタでした!!

明日以降はまた通常記事に戻りますので、宜しくお願い致します(^o^)/。

あなたには真相が見えましたか?(某番組風に)










実は横溝正史のデビュー作は「恐ろしき四月馬鹿」でした。
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