2016年01月01日

2016年(2015年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2016年度(2015年発売)ミステリ書籍各ランキング(「このミステリーがすごい!2016」、「2016本格ミステリ ベスト10」、「ミステリが読みたい2016年版」、「週刊文春ミステリーベスト10」、「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10」)をまとめてみました!!
ご購入の参考にどうぞ。
タイトルに内部リンクのあるものはネタバレ書評(レビュー)に繋がります。

◆「このミステリーがすごい!2016」(宝島社、2015年12月10日発売)

順位国内海外
王とサーカススキン・コレクター
戦場のコックたち悲しみのイレーヌ
孤狼の血ありふれた祈り
さよならの手口エンジェルメイカー
ミステリー・アリーナもう過去はいらない、悪魔の羽根
片桐大三郎とXYZの悲劇なし
鍵のかかった男弁護士の血
血の弔旗彼女のいない飛行機
10オルゴーリェンヌ髑髏の檻


【関連過去記事】
【2015速報】「このミステリーがすごい!2016」発表!!

◆「本格ミステリ ベスト10 2016」(原書房、探偵小説研究会著 2015年12月2日発売)

順位国内海外
ミステリー・アリーナそして医師も死す
片桐大三郎とXYZの悲劇あなたは誰?
王とサーカス薔薇の輪
オルゴーリェンヌ髑髏の檻
その可能性はすでに考えたリモート・コントロール
赤い博物館犬はまだ吠えている
鍵のかかった男悲しみのイレーヌ
東京結合人間曲がり角の死体
死と砂時計水の葬送
10星読島に星は流れたチェスプレイヤーの密室


【関連過去記事】
【2015速報】「2016 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

◆「ミステリが読みたい2016年版」(早川書房、ミステリマガジン編集部編 2015年11月25日発売)

順位国内海外
王とサーカスありふれた祈り
戦場のコックたち
ミステリー・アリーナ悪魔の羽根
夏の沈黙、もう過去はいらない
その可能性はすでに考えたなし
オルゴーリェンヌエンジェルメイカー
血の弔旗髑髏の檻
キャプテン・サンダーボルト街への鍵
死と砂時計偽りの楽園
10さよならの手口禁忌


【関連過去記事】
【2015速報】『ミステリが読みたい!2016年版』発表!!

◆「週刊文春ミステリーベスト10 2014

順位国内海外
王とサーカス悲しみのイレーヌ
スキン・コレクター
戦場のコックたちありふれた祈り
ミステリー・アリーナ
鍵の掛かった男偽りの楽園
片桐大三郎とXYZの悲劇エンジェルメイカー
新しい十五匹のネズミのフライ
ジョン・H・ワトソンの冒険
もう過去はいらない
鳩の撃退法悪魔の羽根
キャプテン・サンダーボルトゲルマニア
10オルゴーリェンヌ、さよならの手口禁忌


【関連過去記事】
【2015速報】「週刊文春ミステリーベスト10 2015」発表!!

◆「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10」(講談社)

順位海外
判決破棄 リンカーン弁護士 講談社刊
もう過去はいらない 東京創元社刊
髑髏の檻 文藝春秋社刊
ゲルマニア 集英社刊
悪魔の羽根 東京創元社刊
悪意の波紋 集英社刊
欺きの家 講談社刊
薔薇の輪 東京創元社刊
彼女のいない飛行機 集英社刊
10偽りの楽園 新潮社刊


【関連過去記事】
【2015速報】「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10 2015」発表!!

【総括】

まずは国内編。
2015年を制したのは……。

米澤穂信先生『王とサーカス』(東京創元社刊)。
『早ミス』『文春』『このミス』の3冠制覇です!!

しかも、2014年の『満願』(新潮社刊)に続く、2年連続での3冠制覇です!!

『王とサーカス』の最終的なスコアはこちら。
『早ミス』1位、『本ミス』3位、『文春』1位、『このミス』1位。

これは……圧巻とも言える快挙。
唯一1位を逃した『本ミス』でも3位。
圧倒的な支持を受けての戴冠です。

そんな圧倒的王者『王とサーカス』の4冠を阻んだのは『本ミス』1位を獲得した深水黎一郎先生『ミステリー・アリーナ』(原書房刊)。

『ミステリー・アリーナ』は『早ミス』3位、『このミス』6位、『文春』4位、『本ミス』1位。
こちらもランキング皆勤達成、これまた凄い!!

皆勤と言えば、実は注目作がもう1つ。
それが北山猛邦先生『オルゴーリェンヌ』(東京創元社刊)。
『早ミス』6位、『このミス』10位、『本ミス』4位、『文春』10位。
こちらもランキング皆勤です。

この3作品が2015年注目作か。
それに続くのが3ランキングにてベスト10皆勤となる作品。

まずは、深緑野分先生『戦場のコックたち』(東京創元社刊)。
『早ミス』2位、『このミス』2位、『文春』3位、『本ミス』ランク外。
本作は「第154回直木賞」候補になっています。

第154回芥川賞&直木賞候補作発表!!

続いて、若竹七海先生『さよならの手口』(文藝春秋社刊)。
『早ミス』10位、『このミス』4位、『本ミス』ランク外、『文春』10位。

東山彰良先生『流』(講談社刊)。
「第153回直木賞受賞作品」がランクイン!!
『早ミス』4位、『このミス』5位、『文春』2位、『本ミス』ランク外。

倉知淳先生『片桐大三郎とXYZの悲劇』(文藝春秋社刊)。
管理人イチオシの作品です。
『早ミス』ランク外、『文春』6位、『本ミス』2位、『このミス』7位。

有栖川有栖先生『鍵の掛かった男』(幻冬舎刊)。
「作家アリスシリーズ」最新作がランクイン!!
『早ミス』ランク外、『文春』5位、『本ミス』7位、『このミス』8位。
「作家アリスシリーズ」は2016年1月から日本テレビ系にて連続ドラマ化が発表されています。

これらをまとめると―――

まず、『王とサーカス』は必読。
次いで『ミステリー・アリーナ』『オルゴーリェンヌ』『戦場のコックたち』『さよならの手口』『流』『片桐大三郎とXYZの悲劇』『鍵のかかった男』を読むべし!!

次に海外編。

2015年は割れました。
『IN★POCKET』、『早ミス』、『本ミス』、『文春』、『このミス』の5つのランキングが存在するのですが、それぞれのランキング1位作品が全て別の作品に!!

『IN★POCKET』1位:『判決破棄 リンカーン弁護士』
『早ミス』1位:『ありふれた祈り』
『本ミス』1位:『そして医師も死す』
『文春』1位:『悲しみのイレーヌ』
『このミス』1位:『スキン・コレクター』

また、5ランキングすべてにおいて10位以内皆勤作品も「なし」との結果に!!
ただし、4ランキングで10位以内皆勤は存在。
それが次の3作品。

『もう過去はいらない』(『IN★POCKET』2位『早ミス』4位『文春』7位『本ミス』ランク外『このミス』6位)
『悪魔の羽根』(『IN★POCKET』5位『早ミス』3位『文春』8位『本ミス』ランク外『このミス』6位)
『髑髏の檻』(『IN★POCKET』3位『早ミス』7位『文春』ランク外『本ミス』4位『このミス』10位)

まとめると、海外では『判決破棄 リンカーン弁護士』、『スキン・コレクター』、『悲しみのイレーヌ』、『ありふれた祈り』、『そして医師も死す』を好みに合わせて読む。
あるいはバランスに優れた『もう過去はいらない』、『悪魔の羽根』、『髑髏の檻』を読む。

全体でまとめると、『王とサーカス』、『ミステリー・アリーナ』、『オルゴーリェンヌ』、『判決破棄 リンカーン弁護士』、『スキン・コレクター』、『悲しみのイレーヌ』、『ありふれた祈り』、『そして医師も死す』以上8作を読めば、いささか乱暴ながら2015年のミステリシーンは大筋で押さえられると言えそうです。

さて、此処からは2015年発売で上記以外の注目作品&2016年の注目作を!!

まずは、芦辺拓先生から2016年に「金田一耕助VS明智小五郎シリーズ」最新作『金田一耕助、パノラマ島へ行く』の刊行予定が明らかに。

我孫子武丸先生の2015年時点での最新長編『修羅の家』が『メフィスト』(講談社刊)にて連載開始!!

『修羅の家』第1話(我孫子武丸著、講談社刊『メフィスト 2015vol3』連載)ネタバレ書評(レビュー)

さらに、天祢涼先生が『キョウカンカク』の前日譚ことエピソード0を2016年に刊行予定と表明。
これは2014年にも予告されていた作品ですが、タイトルは『ニュクス(仮)』だそうです。

天祢涼先生、『キョウカンカク』の前日譚を執筆中とのこと!!

次いで、大山誠一郎先生が『密室収集家』の続編を予定していることが明らかに。

『密室蒐集家』(大山誠一郎著、原書房刊)ネタバレ書評(レビュー)

さらに、加納朋子先生は『七人の敵がいる』続編の構想を発表。

『七人の敵がいる』(加納朋子著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)

小林泰三先生『クララ殺し』が東京創元社刊『ミステリーズ!』にて連載中。
あの『アリス殺し』の姉妹編となる作品です、注目!!

『クララ殺し』第3話(小林泰三著、東京創元社刊『ミステリーズ!vol.73 OCTOBER 2015』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

そして、『王とサーカス』で2015年を制した米澤穂信先生。
同じ「ベルーフシリーズ」の連作短編集『真実の10メートル手前』(東京創元社刊)も発売中!!
さらに『小説野性時代』では「古典部シリーズ」の最新短編『いまさら翼といわれても』が前後編で掲載中、これを以て「古典部シリーズ」の単行本化も予定されているとか。

『孤狼の血』にて「第154回直木賞」候補となっている柚月裕子先生。
「佐方シリーズ」の未収録短編が『裁きを望む』と『正義を質す』の2作に……これは書下ろしを加えて新作単行本もあるか!?

『裁きを望む』(柚月裕子著、宝島社刊『このミステリーがすごい!2015年版』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『正義を質す』(柚月裕子著、宝島社刊『このミステリーがすごい!2016年版』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

結城充考先生『アルゴリズム・キル』が『小説宝石』(光文社刊)にて2015年12月現在連載中。
2015年12月時点での「クロハシリーズ」最新作です。

『アルゴリズム・キル』7話(結城充考著、光文社刊『小説宝石 2015年12月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

中山七里先生『どこかでベートーヴェン』が『「このミステリーがすごい!」大賞作家書き下ろしBOOK』(宝島社刊)にて連載中。
「岬洋介シリーズ」の2015年時点での最新作。

『どこかでベートーヴェン 第六話』(中山七里著、宝島社刊『「このミステリーがすごい!」大賞作家書き下ろしBOOK vol.11』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

深水黎一郎先生「四季シリーズ(仮)」も注目作。
四季をモチーフにした倒叙物の意欲作です。

『秋は刺殺。夕陽のさして血の端いと近うなりたるに』(深水黎一郎著、講談社刊『メフィスト 2015vol2』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『夏は溺殺。月の頃はさらなり』(深水黎一郎著、講談社刊『メフィスト 2015vol3』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

麻耶雄嵩先生「木更津シリーズ」の2015年時点最新作『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』もいよいよ佳境に……果たして如何なる真相が待つのか!?
そう言えば『メルカトル鮎 悪人狩り』の2話はどうなるのか!?

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第11話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2015年11月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『メルカトル鮎 悪人狩り「第1話 囁くもの(メフィスト2011 vol.3掲載)」』(麻耶雄嵩著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

法月綸太郎先生も『小説新潮』に不定期連載されている『挑戦者たち』の刊行を示唆されています。
『挑戦者たち』は「読者への挑戦」により成立する作品。

『挑戦者たち』(法月綸太郎著、新潮社刊『小説新潮 2014年5月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『挑戦者たち 2』(法月綸太郎著、新潮社刊『小説新潮 2015年1月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『挑戦者たち 3』(法月綸太郎著、新潮社刊『小説新潮 2015年9月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

他にも期待の作品が出版されるとの情報がちらほら。
読者としては豊作の1年になるといいなぁ。

以上、2015年ミステリ総括でした。

◆関連過去記事
2015年(2014年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2014年(2013年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2013年(2012年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2012年(2011年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2011年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2010年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

上記、ランキング中で気になる本がある方はこちら。


「このミステリーがすごい! 2016年版」です!!
このミステリーがすごい! 2016年版



「2016本格ミステリ・ベスト10」です!!
2016本格ミステリ・ベスト10



「ミステリが読みたい!2016年版」が掲載された「ミステリマガジン 2016年 01 月号 [雑誌]」です!!
ミステリマガジン 2016年 01 月号 [雑誌]



ランキングが掲載された「IN★POCKET 2015年11月号」です!!
IN★POCKET 2015年11月号



「週刊文春傑作ミステリー・ベスト10―最強の300冊」です!!
週刊文春傑作ミステリー・ベスト10―最強の300冊





「傑作ミステリーベスト10―20世紀総集完全保存版 (文春文庫PLUS)」です!!
傑作ミステリーベスト10―20世紀総集完全保存版 (文春文庫PLUS)



「東西ミステリーベスト100 (文春文庫)」です!!
東西ミステリーベスト100 (文春文庫)



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2015年12月28日

【2015速報】「このミステリーがすごい!2016」発表!!

「このミステリーがすごい!2016」が発表されました!!

果たして気になる結果は?

◆「このミステリーがすごい!2016」(宝島社、2015年12月10日発売)

注意:各タイトルのリンクは「ネタバレ書評(レビュー)」に繋がっています。

順位国内海外
王とサーカススキン・コレクター
戦場のコックたち悲しみのイレーヌ
孤狼の血ありふれた祈り
さよならの手口エンジェルメイカー
ミステリー・アリーナもう過去はいらない、悪魔の羽根
片桐大三郎とXYZの悲劇なし
鍵のかかった男弁護士の血
血の弔旗彼女のいない飛行機
10オルゴーリェンヌ髑髏の檻


国内編1位は米澤穂信先生『王とサーカス』(東京創元社刊)に!!

米澤先生、おめでとうございます!!

これで『王とサーカス』は3冠達成!!
しかも、去年の『満願』に続き2年連続の3冠達成です!!
まさに快挙でしょう!!

これまでの『王とサーカス』のランキングは次の通り。

『早ミス』1位、『このミス』1位、『文春』1位、『本ミス』3位。
同時にランキング皆勤も達成です!!
2016年も米澤先生からは目が離せそうにありません!!

2位は深緑野分先生『戦場のコックたち』(東京創元社刊)。
本作は「第154回直木賞」候補作となっています。

第154回芥川賞&直木賞候補作発表!!

ちなみに『王とサーカス』と共に東京創元社さんによるワン、ツーフィニッシュとなりました。
これまでのランキングは次の通り。

『早ミス』2位、『このミス』2位、『文春』3位、『本ミス』ランク外。
『本ミス』を除いてランキング皆勤達成です!!

3位は柚月裕子先生『孤狼の血』(角川書店刊)。
こちらも「第154回直木賞」候補作となっています。

第154回芥川賞&直木賞候補作発表!!

ちなみに『孤狼の血』が「佐方シリーズ」とコラボした『正義を質す』が『このミス』に掲載されています。

『正義を質す』(柚月裕子著、宝島社刊『このミステリーがすごい!2016年版』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

4位は若竹七海先生『さよならの手口』(文藝春秋社刊)
『早ミス』10位、『このミス』4位、『本ミス』ランク外、『文春』10位。
こちらも『本ミス』を除けばランキング皆勤です。

5位には東山彰良先生『流』(講談社刊)。
「第153回直木賞受賞作品」がランクイン!!
『早ミス』4位、『このミス』5位、『文春』2位、『本ミス』ランク外。
こちらも『本ミス』を除けばランキング皆勤です。

6位には深水黎一郎先生『ミステリー・アリーナ』(原書房刊)がランクイン。

管理人が一読後にランクインを確信した作品。
多重推理ものの傑作です、読むべし!!
『早ミス』3位、『文春』4位、『本ミス』1位、『このミス』6位。
ランキング皆勤達成!!

7位には倉知淳先生『片桐大三郎とXYZの悲劇』(文藝春秋社刊)。
これまた管理人が一読後にランクインを確信した作品。
本歌取りの傑作です、読むべし!!
『早ミス』ランク外、『文春』6位、『本ミス』2位、『このミス』7位。

8位には有栖川有栖先生『鍵の掛かった男』(幻冬舎刊)。
「作家アリスシリーズ」最新作がランクイン。
『早ミス』ランク外、『文春』5位、『本ミス』7位、『このミス』8位。

「作家アリスシリーズ」は2016年1月から日本テレビ系にて連続ドラマ化が発表されています。

9位に藤田宜永先生『血の弔旗』(講談社刊)。
『早ミス』7位、『このミス』9位。

10位には北山猛邦先生『オルゴーリェンヌ』(東京創元社刊)。
『早ミス』6位、『文春』10位、『本ミス』4位、『このミス』10位。
ランキング皆勤達成!!

まとめると『王とサーカス』『ミステリー・アリーナ』『オルゴーリェンヌ』の3作がランキング皆勤。
他に『戦場のコックたち』『さよならの手口』『流』『片桐大三郎とXYZの悲劇』『鍵のかかった男』もチェックすべきと言えそうです。

さて、海外。

1位はジェフリー・ディーヴァー『スキン・コレクター』(文藝春秋社刊)。
『文春』2位、『このミス』1位。

2位にはピエール・ルメートル『悲しみのイレーヌ』(文藝春秋社刊)。
『文春』1位、『本ミス』7位。

3位にはウィリアム・ケント・クルーガー『ありふれた祈り』(早川書房刊)。
『IN★POCKET』ランク外、『早ミス』1位、『文春』3位、『本ミス』ランク外、『このミス』3位。

と、此処まででお分かりの通り、海外は見事に各ランキングで1位作品が割れました。
すなわち5つの各ランキングで『判決破棄 リンカーン弁護士』、『スキン・コレクター』、『悲しみのイレーヌ』、『ありふれた祈り』、『そして医師も死す』の5作品がそれぞれ1位となることに。

また、皆勤達成作は「なし」との結果に。
とはいえ、全5ランキング中で4ランキングにランクインした作品は存在。
それが次の3作品。

『もう過去はいらない』(『IN★POCKET』2位『早ミス』4位『文春』7位『本ミス』圏外『このミス』6位)
『悪魔の羽根』(『IN★POCKET』5位『早ミス』3位『文春』8位『本ミス』圏外『このミス』6位)
『髑髏の檻』(『IN★POCKET』3位『早ミス』7位『文春』圏外『本ミス』4位『このミス』10位)

まとめると、海外では『判決破棄 リンカーン弁護士』、『スキン・コレクター』、『悲しみのイレーヌ』、『ありふれた祈り』、『そして医師も死す』を好みに合わせて読む。
あるいはバランスに優れた『もう過去はいらない』、『悪魔の羽根』、『髑髏の檻』を読む。

これで2015年(2014年度発売作品)のランキングは終了しました。
『ミス通』では「2015年まとめ」としてランキング結果をまとめた記事を出す予定。
そちらも宜しくお願い致します。

以上、速報でした。

◆関連過去記事
2015年(2014年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2014年(2013年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2013年(2012年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2012年(2011年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2011年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2010年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

【2014速報】「このミステリーがすごい!2015」発表!!

【2013速報】「このミステリーがすごい!2014」発表!!

【2012速報】「このミステリーがすごい!2013」発表!!

【2011速報】「このミステリーがすごい!2012」発表!!

上記、ランキング中で気になる本がある方はこちら。


「このミステリーがすごい! 2016年版」です!!
このミステリーがすごい! 2016年版

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2015年12月23日

【2015速報】「2016 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

「2016 本格ミステリ・ベスト10」が発表されました!!

果たして気になる結果は?

◆「本格ミステリ・ベスト10 2015」(原書房、探偵小説研究会著 2015年12月2日発売)

注意:各タイトルのリンクは「ネタバレ書評(レビュー)」に繋がっています。

順位国内海外
ミステリー・アリーナそして医師も死す
片桐大三郎とXYZの悲劇あなたは誰?
王とサーカス薔薇の輪
オルゴーリェンヌ髑髏の檻
その可能性はすでに考えたリモート・コントロール
赤い博物館犬はまだ吠えている
鍵のかかった男悲しみのイレーヌ
東京結合人間曲がり角の死体
死と砂時計水の葬送
10星読島に星は流れたチェスプレイヤーの密室



国内編1位は深水黎一郎先生『ミステリー・アリーナ』(原書房刊)がランクイン。

深水先生、おめでとうございます!!

管理人が一読後にランクインを確信した作品。
多重推理ものの傑作です、読むべし!!

『ミステリー・アリーナ』は『早ミス』3位、『文春』4位、そして『本ミス』で1位に。
残る『このミス』ではどうなるか!?

2位には倉知淳先生『片桐大三郎とXYZの悲劇』(文藝春秋社刊)。

これまた管理人が一読後にランクインを確信した作品。
本歌取りの傑作です、読むべし!!

3位には米澤穂信先生『王とサーカス』(東京創元社刊)。

「ベルーフシリーズ」の長編が3位にランクイン。
『早ミス』1位、『文春』1位も『本ミス』での3冠は逃すことに。
とはいえ、『このミス』本命の座は譲れないか。

4位には北山猛邦先生『オルゴーリェンヌ』(東京創元社刊)。
『早ミス』6位『文春』10位。

5位には井上真偽先生『その可能性はすでに考えた』(講談社刊)。
『早ミス』5位。

6位には大山誠一郎先生『赤い博物館』(文藝春秋社刊)。

7位には有栖川有栖先生『鍵の掛かった男』(幻冬舎刊)。
「作家アリスシリーズ」最新作がランクイン。
「作家アリスシリーズ」は2016年1月から日本テレビ系にて連続ドラマ化が発表されています。

8位には白井智之先生『東京結合人間』(角川書店刊)。
9位には鳥飼否宇先生『死と砂時計』(東京創元社刊)。
10位には久住四季先生『星読島に星は流れた』(東京創元社刊)。

ちなみに本誌に掲載された作者近況から耳寄りな情報を挙げて行くと……。

まず、芦辺拓先生から『金田一耕助、パノラマ島へ行く』の刊行予定が明らかに。

『金田一耕助、パノラマ島へ行く(前篇)』(芦辺拓著、角川書店刊『小説野性時代 2015年3月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『金田一耕助、パノラマ島へ行く(後篇)』(芦辺拓著、角川書店刊『小説野性時代 2015年4月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『明智小五郎、獄門島へ行く(前篇)』(芦辺拓著、角川書店刊『小説野性時代 2015年9月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『明智小五郎、獄門島へ行く(後篇)』(芦辺拓著、角川書店刊『小説野性時代 2015年10月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

そして、天祢涼先生が『キョウカンカク』の前日譚ことエピソード0を2016年に刊行予定と表明。
これは2014年にも予告されていた作品ですが、タイトルは『ニュクス(仮)』だそうです。

天祢涼先生、『キョウカンカク』の前日譚を執筆中とのこと!!

次いで、大山誠一郎先生が『密室収集家』の続編を予定していることが明らかに。

『密室蒐集家』(大山誠一郎著、原書房刊)ネタバレ書評(レビュー)

法月綸太郎先生も以前に発表された「読者への挑戦」により成立する短編『挑戦者たち』を長編化する旨を記されています。

『挑戦者たち』(法月綸太郎著、新潮社刊『小説新潮 2014年5月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

では、此処で「本格ミステリ・ベスト10」時点での国内総評。

とりあえず今後の注目は次の2点。

1.残る1冠(『このミス』)を巡り『王とサーカス』(『早ミス』『文春』制覇)と『ミステリー・アリーナ』(『本ミス』制覇)のいずれが勝つか?
あるいは第3の作品が登場するのか!?

2.この時点での10位以内皆勤作品が『このミス』でも10位以内になるか?

現時点での対象作品はわずかに3作品。

『王とサーカス』(『早ミス』1位『文春』1位『本ミス』3位)
『ミステリー・アリーナ』(『早ミス』3位『文春』4位『本ミス』1位)
『オルゴーリェンヌ』(『早ミス』6位『文春』10位『本ミス』4位)

敢えて『本ミス』の縛りを外すと次の4作もこれに加わります。

『戦場のコックたち』(『早ミス』2位『文春』3位)
『流』(『早ミス』4位『文春』2位)
『キャプテン・サンダーボルト』(『早ミス』8位『文春』9位)
『さよならの手口』(『早ミス』10位『文春』10位)

では、海外。

1位には『そして医師も死す』がランクイン。
早くも「本格縛り」の影響か、驚くべきことに本作はこれまでのどのランキングにも名が挙がっていません。
これこそ『本ミス』の味ですね、2位にも同様の影響が見受けられます。

また、これにより海外は4つのランキング1位を『悲しみのイレーヌ(文春1位)』『ありふれた祈り(早ミス1位)』『判決破棄 リンカーン弁護士(IN★POCKET1位)』『そして医師も死す(本ミス1位)』の4作で分け合う形に。
いずれが残る『このミス』で2冠なるか、あるいは新たな作品が登場するかに注目が集まります。

そして『文春』1位の『悲しみのイレーヌ』は7位に。
他に『髑髏の檻』(『IN★POCKET』3位『早ミス』7位『文春』圏外『本ミス』4位)と『薔薇の輪』(『IN★POCKET』8位『早ミス』圏外『文春』圏外『本ミス』3位)の3作が他ランキングでも名が挙がった作品。
それ以外は初出です。
つまり、4つのランキングが発表された現時点で10位皆勤作品は「なし」との結果に。

どうも海外では本格系以外の作品が多く、その絶対数の差から本格系作品が「本ミス」以外では10位以内に入りづらくなっているような印象を受けますね。
一転、国内では本格系作品が他ランキングでも上位を占めることもあり、なかなかに面白い現象と言えそうです。

では、海外編の注目点を2つ。

1.残る1冠を巡り『悲しみのイレーヌ』(『IN★POCKET』圏外『早ミス』圏外『文春』1位『本ミス』7位)『ありふれた祈り』(『IN★POCKET』圏外『早ミス』1位『文春』3位『本ミス』圏外)『判決破棄 リンカーン弁護士』(『IN★POCKET』1位『早ミス』圏外『文春』圏外『本ミス』圏外)『そして医師も死す』(『IN★POCKET』圏外『早ミス』圏外『文春』圏外『本ミス』1位)のいずれが勝つか?
あるいは新たな作品が登場するのか?

2.この時点での10位以内皆勤作品が『このミス』でも10位以内になるか?
ところが、先に述べた通り対象作品は「なし」。

と言うワケで4ランキング中3ランキングでの皆勤に対象を拡大してみると……次の4作が該当。

『もう過去はいらない』(『IN★POCKET』2位『早ミス』4位『文春』7位『本ミス』圏外)
『悪魔の羽根』(『IN★POCKET』5位『早ミス』3位『文春』8位『本ミス』圏外)
『偽りの楽園』(『IN★POCKET』10位『早ミス』9位『文春』5位『本ミス』圏外)
『髑髏の檻』(『IN★POCKET』3位『早ミス』7位『文春』圏外『本ミス』4位)

この4作が『このミス』でも名を連ねるかに注目。

大体、こんな感じでしょうか。

他ランキングに比べ独自色が強く見られた『本格ミステリ・ベスト10』。
管理人とっては「本格ミステリ」とは次の2条件を満たすかどうか。

・作中にロジックを用いているか?
・そこにサプライズはあるか?

どちらか一方でも構いません。
勿論、両方兼ね備えていればより本格純度の高いミステリと考えます。

その意味で、今回のランキングに入った作品はいずれかの条件を満たしており、さらに上位作品に関しては両方をクリア。
満足いくランキングとなりました。

◆【2015速報】現在までのランキング
【2015速報】「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10 2015」発表!!

◆関連過去記事
2015年(2014年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

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2013年(2012年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2012年(2011年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2011年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2010年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

【2014速報】「2015 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

【2013速報】「2014 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

【2012速報】「2013 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

【2011速報】「2012 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

【速報】「2011 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

上記、ランキング中で気になる本がある方はこちら。


「2016本格ミステリ・ベスト10」です!!
2016本格ミステリ・ベスト10

posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリランキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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