2014年12月27日

2015年(2014年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2015年度(2014年発売)ミステリ書籍各ランキング(「このミステリーがすごい!2015」、「2015本格ミステリ ベスト10」、「ミステリが読みたい2015年版」、「週刊文春ミステリーベスト10」、「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10」)をまとめてみました!!
ご購入の参考にどうぞ。
タイトルに内部リンクのあるものはネタバレ書評(レビュー)に繋がります。

◆「このミステリーがすごい!2015」(宝島社、2014年12月10日発売)

順位国内海外
満願その女アレックス
さよなら神様秘密
闇に香る嘘ゴーストマン 時限紙幣
小さな異邦人ピルグリム123
機龍警察 未亡旅団もう年はとれない
土漠の花ハリー・クバート事件
ペテロの葬列逃げる幻
破門養鶏場の殺人 火口箱
女王暗殺者の復讐
10異次元の館の殺人北京から来た男


【関連過去記事】
【2014速報】「このミステリーがすごい!2015」発表!!

◆「本格ミステリ ベスト10 2015」(原書房、探偵小説研究会著 2014年12月2日発売)

順位国内海外
さよなら神様逃げる幻
満願服用禁止
小さな異邦人ミンコット荘に死す
異次元の館の殺人女郎蜘蛛
黒龍荘の惨劇逆さの骨
○○○○○○○○殺人事件養鶏場の殺人 火口箱、窓辺の老人
密室の神話なし
風ヶ丘五十円玉祭りの謎秘密
殺意の構図被告人、ウィザーズ&マローン
10松谷警部と三鷹の石その女アレックス


探偵小説研究会HPはこちら。(外部サイトに繋がります)

【関連過去記事】
【2014速報】「2015 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

◆「ミステリが読みたい2015年版」(早川書房、ミステリマガジン編集部編 2014年11月25日発売)

順位国内海外
満願その女アレックス
さよなら神様秘密 上下巻
小さな異邦人ゴーストマン 時限紙幣
アルモニカ・ディアボリカ養鶏場の殺人 火口箱
異次元の館の殺人もう年はとれない
喝采逃げる幻
○○○○○○○○殺人事件地上最後の刑事
オーブランの少女凍夜
東京自叙伝ハリー・クバート事件 上下巻
10黒龍荘の惨劇三秒間の死角


【関連過去記事】
【2014速報】『ミステリが読みたい!2015年版』発表!!

◆「週刊文春ミステリーベスト10 2014

順位国内海外
満願その女アレックス
闇に香る嘘秘密
さよなら神様ゴーストマン 時限紙幣
小さな異邦人ハリー・クバート事件
虚ろな十字架もう年はとれない
絶叫養鶏場の殺人 火口箱
後妻業逃げる幻、ピルグリム123
怒りなし
オービタル・クラウド、機龍警察 未亡旅団ジャック・リッチーのあの手この手、地上最後の刑事
10なしなし


【関連過去記事】
【2014速報】「週刊文春ミステリーベスト10 2014」発表!!

◆「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10」(講談社)

順位海外
その女アレックス 文藝春秋社刊
ナイン・ドラゴンズ 講談社刊
血の咆哮 講談社刊
もう年はとれない 東京創元社刊
逃げる幻 東京創元社
凍氷 集英社刊
ピルグリム123 早川書房刊
三秒間の死角 角川書店刊
駄作 早川書房刊
10静かなる炎 PHP研究所刊


【関連過去記事】
【2014速報】「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10 2014」発表!!

【総括】

まずは国内編。
2014年を制したのは……。

米澤穂信先生『満願』(新潮社刊)。
『早ミス』『文春』『このミス』の3冠制覇です!!

『満願』の最終的なスコアはこちら。
『早ミス』1位、『本ミス』2位、『文春』1位、『このミス』1位。

これは……圧巻とも言える快挙。
唯一1位を逃した『本ミス』でも2位。
圧倒的な支持を受けての戴冠です。

ご結婚もされていますし、2014年はまさに米澤先生の年でしたね。

【祝】米澤穂信先生ご結婚!!ツイッター上ではファンからお祝いの言葉が集まる!!

そして、2015年も米澤先生の年になりそう。
なんと、『さよなら妖精』の続編が2015年夏に発売予定。
ちなみに『E85.2』とされていたタイトルも『王とサーカス』に決定したとのこと。
このタイトル、来年の年末ランキングでも目にすることでしょう。

『さよなら妖精』(米澤穂信著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)

米澤穂信先生、次なる新作は太刀洗シリーズ最新長編『E85.2(仮)』とのこと!!

そんな圧倒的王者『満願』の4冠を阻んだのは麻耶雄嵩先生『さよなら神様』(文藝春秋社刊)。

これにより、麻耶雄嵩先生は『貴族探偵と女探偵』(集英社刊)に続き、2年連続『本ミス』1位達成。

ちなみに『さよなら神様』は『早ミス』2位、『このミス』2位、『文春』3位、『本ミス』1位。
こちらもランキング皆勤達成、しかも常に3位以内。
これまた凄い!!

麻耶雄嵩先生、2014年は『化石少女』も刊行されています。
こちらもなかなかにスゴイ作品です。

ちなみに、2015年には『小説新潮』で連載されている『おじさんシリーズ』が刊行予定とのこと。
こちらも……なかなかにスゴイよ。

『あかずの扉』(麻耶雄嵩著、新潮社刊『小説新潮』2014年2月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

そう言えば、他に木更津シリーズ『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』(2014年12月時点で8話まで連載中)も書籍化に期待出来そうかな。

皆勤と言えば、実は注目作がもう1つ。
それが連城三紀彦先生『小さな異邦人』(文藝春秋社刊)。
『早ミス』3位、『このミス』4位、『本ミス』3位、『文春』4位。
こちらもランキング皆勤、しかも上位です。

連城先生は2013年に亡くなっており、その最後の作品が2014年に刊行されています。
その一作が本作。
なお、連城先生は同じ2014年に「第18回日本ミステリー文学大賞 特別賞」を受賞されています。

「第18回日本ミステリー文学大賞、同特別賞、新人賞」発表。栄冠は船戸与一先生、連城三紀彦先生、直原冬明先生に!!

この3作品が2014年上位か。
それに続くのが3ランキングにてベスト10皆勤となる作品。
2014年度は1作のみ。

それが芦辺拓先生『異次元の館の殺人』(光文社)!!
『早ミス』5位、『本ミス』4位、『このミス』10位。

「シュレディンガーの猫」をモチーフにした「特殊設定パズラーもの」。
森江春策シリーズ2014年時点での最新作です。
ちなみに、森江春策シリーズ第1弾『殺人喜劇の13人』が東京創元社さんより2015年1月に発売予定とのこと。
これを機に是非、チェックを!!

これらをまとめると―――

まず、『満願』は必読。
次いで『さよなら神様』、『小さな異邦人』、『異次元の館の殺人』を読むべし!!

次に海外編。

こちらもほぼ1強状態。
その絶対的強者の名は―――ピエール・ルメートル『その女アレックス』(文藝春秋社刊)。
『IN★POCKET』1位、『早ミス』1位、『本ミス』10位、『文春』1位、『このミス』1位。
これにより4冠を達成!!

まさに圧倒的です。

そんな『その女アレックス』の5冠を阻んだのは『逃げる幻』(東京創元社刊)。
『IN★POCKET』5位、『早ミス』6位、『本ミス』1位、『文春』7位、『このミス』7位。
これにより『その女アレックス』と並び今年度海外作品10位以内皆勤も達成!!

続いての注目は、ケイト・モートン『秘密』。
『IN★POCKET』10位外、『早ミス』2位、『本ミス』8位、『文春』2位、『このミス』2位。
『早ミス』『文春』『このミス』で高い評価を得ています。
この順位は『その女アレックス』に及ばないまでも2014年発売作品での実力上位を示すものでしょう。

そしてロジャー・ホッブズ『ゴーストマン 時限紙幣』。
『IN★POCKET』10位外、『早ミス』3位、『本ミス』10位外、『文春』3位『このミス』3位。
これまた『早ミス』『文春』『このミス』で高い評価を得ています。
この順位は『その女アレックス』『秘密』に及ばないまでも2014年発売作品での実力上位を示すものか。

そして、『本ミス』を除いた場合の皆勤達成作は『もう年はとれない』(『IN★POCKET』4位『早ミス』5位『文春』5位、『このミス』5位)。

まとめると、海外では『その女アレックス』は必読。
他に『逃げる幻』、『秘密』、『ゴーストマン 時限紙幣』、『もう年はとれない』の4作が今年を代表する作品と言えそう。

全体でまとめると『満願』、『さよなら神様』、『小さな異邦人』、『異次元の館の殺人』、『その女アレックス』、『逃げる幻』、『秘密』、『ゴーストマン 時限紙幣』、『もう年はとれない』以上9作を読めば、2014年のミステリシーンは大筋で押さえられると言えそうです。

さて、此処からは2014年発売で上記以外の注目作品&2015年の注目作を!!

まずは誉田哲也先生「姫川玲子シリーズ」最新作『インデックス』が刊行。
新生・姫川班に旧メンバーが……。

『インデックス』(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

深水黎一郎先生『大癋見(おおべしみ)警部の事件簿』も刊行。
とはいえ、大癋見(おおべしみ)警部の活躍はこれで終わりではない様子。
『宝石・ザ・ミステリー 2014冬』には最新作が掲載されています。

『大癋見(おおべしみ)警部の事件簿』(深水黎一郎著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

倉知淳先生の長編について。
なんでも、和製ドルリー・レーンを主人公にした作品を執筆中とのこと。
これは……注目だな。

さらに、その著作『ささらさや』が映画化された加納朋子先生は『七人の敵がいる』続編の構想を発表。

『七人の敵がいる』(加納朋子著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)

法月綸太郎先生も以前に発表された「読者への挑戦」により成立する短編『挑戦者たち』を長編化する旨を記されています。
『小説新潮 2015年1月号』には『挑戦者たち2』も掲載されています。

『挑戦者たち』(法月綸太郎著、新潮社刊『小説新潮 2014年5月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

他にも期待の作品が出版されるとの情報がちらほら。
読者としては豊作の1年になるといいなぁ。

以上、2014年ミステリ総括でした。

◆関連過去記事
2014年(2013年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2013年(2012年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2012年(2011年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2011年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2010年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

上記、ランキング中で気になる本がある方はこちら。


「このミステリーがすごい! 2015年版」です!!
このミステリーがすごい! 2015年版





「2015本格ミステリベスト10」です!!
2015本格ミステリベスト10





「ミステリが読みたい!2015年版」が掲載された「ミステリマガジン 2015年 01月号 [雑誌]」です!!
ミステリマガジン 2015年 01月号 [雑誌]





ランキングが掲載された「IN★POCKET 2014年11月号」です!!
IN★POCKET 2014年11月号





「週刊文春傑作ミステリー・ベスト10―最強の300冊」です!!
週刊文春傑作ミステリー・ベスト10―最強の300冊





「東西ミステリーベスト100 (文春文庫)」です!!
東西ミステリーベスト100 (文春文庫)





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2014年12月13日

【2014速報】「このミステリーがすごい!2015」発表!!

「このミステリーがすごい!2015」が発表されました!!

果たして気になる結果は?

◆「このミステリーがすごい!2015」(宝島社、2014年12月10日発売)

注意:各タイトルのリンクは「ネタバレ書評(レビュー)」に繋がっています。

順位国内海外
満願その女アレックス
さよなら神様秘密
闇に香る嘘ゴーストマン 時限紙幣
小さな異邦人ピルグリム123
機龍警察 未亡旅団もう年はとれない
土漠の花ハリー・クバート事件
ペテロの葬列逃げる幻
破門養鶏場の殺人 火口箱
女王暗殺者の復讐
10異次元の館の殺人北京から来た男


国内編1位は米澤穂信先生『満願』(新潮社刊)に!!

米澤先生、おめでとうございます!!

これで『満願』は3冠達成!!
これまでの『満願』のランキングは次の通り。

『早ミス』1位、『このミス』1位、『文春』1位、『本ミス』2位。
同時にランキング皆勤も達成です!!

2014年にはご結婚もされていますし、まさに米澤先生の年でしたね。

【祝】米澤穂信先生ご結婚!!ツイッター上ではファンからお祝いの言葉が集まる!!

そして、2015年も米澤先生の年になりそう。
なんと、『さよなら妖精』の続編が2015年夏に発売予定。
ちなみに『E85.2』とされていたタイトルも『王とサーカス』に決定したとのこと。
このタイトル、来年の年末ランキングでも目にすることでしょう。

『さよなら妖精』(米澤穂信著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)

米澤穂信先生、次なる新作は太刀洗シリーズ最新長編『E85.2(仮)』とのこと!!

2位は麻耶雄嵩先生『さよなら神様』(文藝春秋社刊)。
残念ながら2冠は逃しましたが、これまでのランキングは次の通り。

『早ミス』2位、『このミス』2位、『文春』3位、『本ミス』1位。
こちらもランキング皆勤達成です!!

3位は下村敦史先生『闇に香る嘘』(講談社刊)。
第60回江戸川乱歩賞受賞作(受賞時タイトルは『無縁の常闇に嘘は香る』)です。

『文春』2位、『このミス』3位。

第60回江戸川乱歩賞決定!!下村敦史先生『無縁の常闇に嘘は香る』に!!

4位は連城三紀彦先生『小さな異邦人』(文藝春秋社刊)。
『早ミス』3位、『このミス』4位、『本ミス』3位、『文春』4位。
こちらもランキング皆勤です。

連城先生は2013年に亡くなっており、その最後の作品が2014年に刊行されています。
その一作が本作。
なお、連城先生は同じ2014年に「第18回日本ミステリー文学大賞 特別賞」を受賞されています。

「第18回日本ミステリー文学大賞、同特別賞、新人賞」発表。栄冠は船戸与一先生、連城三紀彦先生、直原冬明先生に!!

5位には月村了衛先生『機龍警察 未亡旅団』(早川書房刊)。
『このミス』5位、『文春』9位。

そして6位には同じ月村了衛先生『土漠の花』(幻冬舎刊)。
これまで他のランキングでは上がらなかった作品です。
これがあるから『このミス』からは目が離せないのです。

7位には宮部みゆき先生『ペテロの葬列』(集英社刊)。
「杉村三郎シリーズ」最新作がランクイン。
これまた他のランキングでは上がらなかった作品です。

年末には宮部みゆき先生『ソロモンの偽証』スピンオフ短編『負の方程式』も発表され、こちらにも『ペテロの葬列』後の杉村三郎が登場しました。
ちなみに『ソロモンの偽証』は2015年に映画公開予定。

『負の方程式』(宮部みゆき著、新潮社刊『ソロモンの偽証 第3部 法廷 下巻』収録)ネタバレ書評(レビュー)

『ソロモンの偽証 第1部、第2部、第3部』(宮部みゆき著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

8位には黒川博行先生『破門』(角川書店刊)。
2時間サスペンス「刑事・吉永誠一シリーズ」の作者である黒川博行先生の第151回直木賞受賞作がランクイン。
これまた他のランキングでは上がらなかった作品です。

金曜8時のドラマ「新・刑事吉永誠一」第4話「盲目の目撃者!!6歳が聞いた“悪の音”」(11月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

9位に連城三紀彦先生『女王』(講談社刊)。
4位に続いてのランクイン。
これまた他のランキングでは上がらなかった作品です。

10位には芦辺拓先生『異次元の館の殺人』(光文社)がランクイン!!
『早ミス』5位、『本ミス』4位、『このミス』10位。

「シュレディンガーの猫」をモチーフにした「特殊設定パズラーもの」。
森江春策シリーズ2014年時点での最新作です。
やはりランキングに上がって来ました!!

まとめると、『満願』は必読。
他に『さよなら神様』『小さな異邦人』もチェックすべきと言えそうです。

なお、「隠し玉コーナー」によれば、倉知淳先生の長編について詳細が。
なんでも、和製ドルリー・レーンを主人公にした作品を執筆中とのこと。
これは……注目だな。

さらに、その著作『ささらさや』が映画化された加納朋子先生は『七人の敵がいる』続編の構想を発表。

『七人の敵がいる』(加納朋子著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)

法月綸太郎先生も以前に発表された「読者への挑戦」により成立する短編『挑戦者たち』を長編化する旨を記されています。

『挑戦者たち』(法月綸太郎著、新潮社刊『小説新潮 2014年5月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

さて、海外。

1位はピエール・ルメートル『その女アレックス』(文藝春秋社刊)。
『IN★POCKET』『早ミス』『文春』に続く1位。
これにより4冠を達成!!

今年を象徴する作品となりました。
まさに絶対的王者。

2位にはケイト・モートン『秘密』。
『早ミス』、『文春』に続く2位。
この順位は『その女アレックス』に及ばないまでも2014年発売作品での実力上位を示すものでしょう。
これもまたスゴイ作品か。

3位にはロジャー・ホッブズ『ゴーストマン 時限紙幣』。
『早ミス』、『文春』に続く3位。
この順位は『その女アレックス』『秘密』に及ばないまでも2014年発売作品での実力上位を示すものか。

と、此処まででお分かりの通り、3位までは『早ミス』『文春』と同じとの結果に。
どうやら、今年の海外作品は特定の作品に評価が集中したようです。

注目は7位に入った『逃げる幻』(東京創元社刊)。
『IN★POCKET』5位、『早ミス』6位、『本ミス』1位、『文春』7位、『このミス』7位。
これにより『その女アレックス』と並び今年度海外作品皆勤達成!!

そして、『本ミス』を除いた場合の皆勤達成作は『もう年はとれない』(『IN★POCKET』4位『早ミス』5位『文春』5位、『このミス』5位)。

まとめると、海外では『その女アレックス』は必読。
他に『逃げる幻』、『秘密』、『ゴーストマン 時限紙幣』、『もう年はとれない』の4作が今年を代表する作品と言えそう。

これで2015年(2014年度発売作品)のランキングは終了しました。
『ミス通』では「2015年まとめ」としてランキング結果をまとめた記事を出す予定。
そちらも宜しくお願い致します。

以上、速報でした。

◆【2014速報】現在までのランキング
【2014速報】「2015 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

【2014速報】「週刊文春ミステリーベスト10 2014」発表!!

【2014速報】『ミステリが読みたい!2015年版』発表!!

【2014速報】「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10 2014」発表!!

◆関連過去記事
2014年(2013年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2013年(2012年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2012年(2011年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2011年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2010年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

【2013速報】「このミステリーがすごい!2014」発表!!

【2012速報】「このミステリーがすごい!2013」発表!!

【2011速報】「このミステリーがすごい!2012」発表!!

上記、ランキング中で気になる本がある方はこちら。


「このミステリーがすごい! 2015年版」です!!
このミステリーがすごい! 2015年版



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2014年12月06日

【2014速報】「2015 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

「2015 本格ミステリ・ベスト10」が発表されました!!

果たして気になる結果は?

◆「本格ミステリ・ベスト10 2015」(原書房、探偵小説研究会著 2013年12月2日発売)

注意:各タイトルのリンクは「ネタバレ書評(レビュー)」に繋がっています。

順位国内海外
さよなら神様逃げる幻
満願服用禁止
小さな異邦人ミンコット荘に死す
異次元の館の殺人女郎蜘蛛
黒龍荘の惨劇逆さの骨
○○○○○○○○殺人事件養鶏場の殺人 火口箱、窓辺の老人
密室の神話なし
風ヶ丘五十円玉祭りの謎秘密
殺意の構図被告人、ウィザーズ&マローン
10松谷警部と三鷹の石その女アレックス



国内編1位は前年の『貴族探偵対女探偵』に続き麻耶雄嵩先生『さよなら神様』(文藝春秋社刊)に。

麻耶先生、おめでとうございます!!

やはり、麻耶先生は強かった―――「神様シリーズ」の最新作が堂々1位です!!
これにより2年連続で1位の栄冠に輝きました。

『さよなら神様』(麻耶雄嵩著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『さよなら神様』は『早ミス』2位、『文春』3位、そして『本ミス』で1位に。
残る『このミス』ではどうなるか!?

そんな麻耶先生は『本ミス』の常連。
2010年にも『隻眼の少女』が1位(同年『貴族探偵』が6位)。
2011年にも『メルカトルかく語りき』にて2位にランクイン。
本格ファンにとって麻耶雄嵩先生は外せない存在となっています。

ちなみに、麻耶先生は他にも精力的に作品を発表されています。

木更津シリーズ最新作『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』も8話までが連載(2014年12月初旬現在)。

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第8話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2014年10月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

おじさんシリーズも短編が5作まで既にストック済。
2015年春に単行本発売が控えているとか……。

『あかずの扉』(麻耶雄嵩著、新潮社刊『小説新潮』2014年2月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

これらが書籍化されるであろう2015年もランキングトップ争いに参加するのは確定か。
そう言えば、メルカトルシリーズの『メルカトル鮎 悪人狩り』も続きが発表されるか!?

『メルカトル鮎 悪人狩り「第1話 囁くもの(メフィスト2011 vol.3掲載)」』(麻耶雄嵩著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

2位には米澤穂信先生『満願』(新潮社刊)。

「ノンシリーズ」の短編集が2位にランクイン。
『早ミス』1位、『文春』1位も『本ミス』での3冠は逃しました。
これは『このミス』での『さよなら神様』との1位争いが楽しみになって来ました。

『満願』(米澤穂信著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

米澤先生による「ノンシリーズ」の短編と言えば『ほたるいかの思い出』が『小説新潮』に掲載されました。
数年後には『満願』同様に単行本化が期待出来そうですね。

『ほたるいかの思い出』(米澤穂信著、新潮社刊『小説新潮 2014年7月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

そして、3位は連城三紀彦先生『小さな異邦人』(文藝春秋社刊)。
『早ミス』3位『文春』4位。

連城先生は2013年に亡くなっており、その最後の作品が2014年に刊行されています。
その一作が本作。
なお、連城先生は同じ2014年に「第18回日本ミステリー文学大賞 特別賞」を受賞されています。

「第18回日本ミステリー文学大賞、同特別賞、新人賞」発表。栄冠は船戸与一先生、連城三紀彦先生、直原冬明先生に!!

4位には芦辺拓先生『異次元の館の殺人』(光文社刊)。
『早ミス』5位。

「シュレディンガーの猫」をモチーフにした「特殊設定パズラーもの」。
森江春策シリーズ2014年時点での最新作です。
やはりランキングに上がって来ました!!

『異次元の館の殺人』(芦辺拓著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

5位には同じ光文社から岡田秀文先生『黒龍荘の惨劇』(光文社刊)。
『早ミス』10位であり、ネット上で評判の作品。
明治の元勲たちの名前がどんどん出て来ます。

6位には早坂吝先生『○○○○○○○○殺人事件』(講談社刊)。
『早ミス』7位で「第50回メフィスト賞」受賞作。
タイトルからして分かるようにかなりの問題作ですが、ネット上では頗る評判が良いです。
ちなみに、あなたは○で伏せられたタイトルが分かりますか?

7位には柄刀一先生『密室の神話』(文藝春秋社刊)。
柄刀一先生、『翼のある依頼人』以来3年ぶりの作品。

8位には青崎有吾先生『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』(東京創元社刊)がランクイン。
第22回鮎川哲也賞受賞作『体育館の殺人』から始まる「裏染シリーズ」第3弾にして短編集。

『五十円玉二十枚の謎』を髣髴とさせる表題作の他にスピンオフ短編『針宮理恵子のサードインパクト』などが収録。

青崎有吾先生、裏染シリーズ短編集『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』が刊行!!裏染版『五十円玉二十枚の謎』になるか!?

『体育館の殺人』(青崎有吾著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『水族館の殺人』(青崎有吾著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『針宮理恵子のサードインパクト』(青崎有吾著、東京創元社刊『ミステリーズ!vol.60』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

9位には深木章子先生『殺意の構図』(光文社刊)。
第3回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を『鬼畜の家』にてデビューした著者の作品。
深木章子先生は第13回、第14回と「本格ミステリ大賞」に連続でノミネートされるほどの実力派。
第15回は『殺意の構図』で受賞なるか!?

第14回本格ミステリ大賞(小説部門、評論・研究部門)発表!!栄冠はどの作品!?

第3回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」受賞作決まる!!

10位には平石貴樹先生『松谷警部と三鷹の石』(東京創元社刊)。
名作『だれもがポオを愛していた』で知られる著者による新シリーズ「松谷警部シリーズ」第2弾。

『だれもがポオを愛していた』で知られる平石貴樹先生の最新作が2013年9月に東京創元社より登場!!『松谷警部と目黒の雨』に注目せよ!!

前作『松谷警部と目黒の雨』(東京創元社刊)は「2014 本格ミステリ・ベスト10」では11位。
1つランクを上げて来たことになりますね。

【2013速報】「2014 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

では、国内10位以降の注目作について。

12位には天祢涼先生『都知事探偵・漆原翔太郎』(講談社刊)。
前作『セシューズ・ハイ』の続編です。
天祢涼先生と言えば、音宮美夜シリーズの新作も読みたいぞ!!

「国会議員・漆原翔太郎」(天祢涼著、講談社メフィスト2011 vol.2掲載)ネタバレ書評(レビュー)

17位には下村敦史先生『闇に香る嘘』(講談社刊)。
第60回江戸川乱歩賞受賞作(受賞時タイトルは『無縁の常闇に嘘は香る』)です。
『文春』では2位でした。

第60回江戸川乱歩賞決定!!下村敦史先生『無縁の常闇に嘘は香る』に!!

18位には深水黎一郎先生『大癋見(おおべしみ)警部の事件簿』(光文社刊)。

光文社刊『ジャーロ』誌上にて連載されていた同シリーズによる短編集。
ミステリのお約束をパロディ化し、それを逆手に取った大胆なトリックが特徴の作品。

『大癋見(おおべしみ)警部の事件簿』(深水黎一郎著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

ちなみに本誌に掲載された作者近況から耳寄りな情報を挙げて行くと……。

まず、天祢涼先生が『キョウカンカク』の前日譚ことエピソード0を2015年に発売予定と表明。

天祢涼先生、『キョウカンカク』の前日譚を執筆中とのこと!!

次いで、倉知淳先生が長編作品を執筆中とのこと。

『シュークリーム・パニック Wクリーム』(倉知淳著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

そして、その著作『ささらさや』が映画化された加納朋子先生は『七人の敵がいる』続編の構想を発表。

『七人の敵がいる』(加納朋子著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)

法月綸太郎先生も以前に発表された「読者への挑戦」により成立する短編『挑戦者たち』を長編化する旨を記されています。

『挑戦者たち』(法月綸太郎著、新潮社刊『小説新潮 2014年5月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

2015年もミステリ界は安泰のようです。

では、此処で「本格ミステリ・ベスト10」時点での国内総評。

比較的『このミステリが読みたい!(早ミス)』と10位以内の内容は似通っていますね。
それだけ今年は本格ミステリが強かったと呼べそうか。
あるいは『本ミス』がその他のミステリランキングに近付いているのか……。

とりあえず今後の注目は次の2点。

1.残る1冠(『このミス』)を巡り『満願』(『早ミス』『文春』制覇)と『さよなら神様』(『本ミス』制覇)のいずれが勝つか?
あるいは第3の作品が登場するのか!?

2.この時点での10位以内皆勤作品が『このミス』でも10位以内になるか?

現時点での対象作品はわずかに3作品。

『満願』(『早ミス』1位『文春』1位『本ミス』2位)
『さよなら神様』(『早ミス』2位『文春』3位『本ミス』1位)
『小さな異邦人』(『早ミス』3位『文春』4位『本ミス』3位)

奇しくもベスト3に該当する作品が対象となっています。
そして驚くべきことに『本ミス』の縛りを外しても対象となる作品は上記3作のみとの状況。
『早ミス』と『文春』とで上記3作以外が割れたことが理由のようです。

では、海外。

1位には『逃げる幻』(『IN★POCKET』5位『早ミス』6位『文春』7位)がランクイン。
遂に戴冠を果たしました。

反面、此の時点での4冠が期待された『その女アレックス』(『IN★POCKET』1位『早ミス』1位『文春』1位)は10位に留まることに。

そして、此処から本ランキングの条件である「本格しばり」の影響が出ます。
しか〜〜〜し、これこそが『本ミス』の味です。

2位には『服用禁止』。
『毒入りチョコレート事件』でも有名なアントニー・バークリー(アントニイ・バークリー)の作品。
以降、3位、4位、5位とランキング初出の作品が並びます。

どうも海外では本格系以外の作品が多く、その絶対数の差から本格系作品が「本ミス」以外では10位以内に入りづらくなっているような印象を受けますね。
一転、国内では本格系作品が他ランキングでも上位を占めることもあり、なかなかに面白い現象と言えそうです。

では、海外編の注目点を2つ。

1.残る1冠を巡り『その女アレックス』(『IN★POCKET』1位『早ミス』1位『文春』1位『本ミス』10位)が勝つか、それとも『逃げる幻』(『IN★POCKET』5位『早ミス』6位『文春』7位『本ミス』1位)が勝つか?
あるいは第3の作品が登場するのか?
複数のタイトルホルダーに『本ミス』1位が挑むとの形で、このあたりは国内編と同様の状況ですね。

2.この時点での10位以内皆勤作品が『このミス』でも10位以内になるか?

現時点での対象作品はわずかに2作品。

『その女アレックス』(『IN★POCKET』1位『早ミス』1位『文春』1位『本ミス』10位)
『逃げる幻』(『IN★POCKET』5位『早ミス』6位『文春』7位『本ミス』1位)

これまた国内編と同じくベスト2作品のみの争いに。
こちらでは『本ミス』の縛りを外せば『もう年はとれない』(『IN★POCKET』4位『早ミス』5位『文春』5位)も該当作品になりますね。

大体、こんな感じでしょうか。

他ランキングに比べ独自色が強く見られた『本格ミステリ・ベスト10』。
管理人とっては「本格ミステリ」とは次の2条件を満たすかどうか。

・作中にロジックを用いているか?
・そこにサプライズはあるか?

どちらか一方でも構いません。
勿論、両方兼ね備えていればより本格純度の高いミステリと考えます。

その意味で、今回のランキングに入った作品はいずれかの条件を満たしており、さらに上位作品に関しては両方をクリア。
満足いくランキングとなりました。

◆【2014速報】現在までのランキング
【2014速報】「週刊文春ミステリーベスト10 2014」発表!!

【2014速報】『ミステリが読みたい!2015年版』発表!!

【2014速報】「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10 2014」発表!!

◆関連外部リンク(外部サイトに繋がります)
・探偵小説研究会HP
http://www.geocities.co.jp/tanteishosetu_kenkyukai/

◆関連過去記事
2014年(2013年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2013年(2012年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2012年(2011年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2011年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2010年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

【2013速報】「2014 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

【2012速報】「2013 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

【2011速報】「2012 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

【速報】「2011 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

上記、ランキング中で気になる本がある方はこちら。


「2015本格ミステリベスト10」です!!
2015本格ミステリベスト10



posted by 俺 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリランキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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