2014年12月05日

【2014速報】「週刊文春ミステリーベスト10 2014」発表!!

「週刊文春ミステリーベスト10 2014」が発表されました!!

◆「週刊文春ミステリーベスト10 2014

各タイトルのリンクは「ネタバレ書評(レビュー)」に繋がっています。

順位国内海外
満願その女アレックス
闇に香る嘘秘密
さよなら神様ゴーストマン 時限紙幣
小さな異邦人ハリー・クバート事件
虚ろな十字架もう年はとれない
絶叫養鶏場の殺人 火口箱
後妻業逃げる幻、ピルグリム123
怒りなし
オービタル・クラウド、機龍警察 未亡旅団ジャック・リッチーのあの手この手、地上最後の刑事
10なしなし


国内編1位は米澤穂信先生『満願』(新潮社刊)に。

米澤先生、おめでとうございます!!

満願』はノンシリーズの短編集。
此処に来て『早ミス』に続く2冠達成。
これは……3冠は手堅いか!?

2位には下村敦史先生『闇に香る嘘』(講談社刊)。
第60回江戸川乱歩賞受賞作(受賞時タイトルは『無縁の常闇に嘘は香る』)です。

第60回江戸川乱歩賞決定!!下村敦史先生『無縁の常闇に嘘は香る』に!!

3位は麻耶雄嵩先生『さよなら神様』(文藝春秋社刊)。
「神様シリーズ」続編です。
『早ミス』2位に続いての3位。
安定した支持を得ています。

4位は連城三紀彦先生『小さな異邦人』(文藝春秋社刊)。
連城先生は2013年に亡くなっており、その最後の作品が2014年に刊行されています。
その一作が本作。
なお、連城先生は同じ2014年に「第18回日本ミステリー文学大賞 特別賞」を受賞されています。

「第18回日本ミステリー文学大賞、同特別賞、新人賞」発表。栄冠は船戸与一先生、連城三紀彦先生、直原冬明先生に!!

5位には東野圭吾先生『虚ろな十字架』(光文社刊)がランクイン。
東野先生と言えば2015年にその著作『天空の蜂』の映画公開が決定しています。

『天空の蜂』(東野圭吾著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

6位には葉真中顕先生『絶叫』(光文社刊)。
葉真中顕先生は第16回「日本ミステリー文学大賞新人賞」受賞作『ロスト・ケア』にてデビューして2作目が本作となります。

第16回「日本ミステリー文学大賞新人賞」受賞作、葉真中顕先生『ロスト・ケア』が2013年2月15日発売!!

7位は黒川博行先生『後妻業』(文藝春秋社刊)。
2時間サスペンス「刑事・吉永誠一シリーズ」の作者である黒川博行先生は2014年に『破門』にて第151回直木賞を受賞されています。

金曜8時のドラマ「新・刑事吉永誠一」第4話「盲目の目撃者!!6歳が聞いた“悪の音”」(11月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

8位は吉田修一先生『怒り』(中央公論新社刊)。
吉田先生は映画「悪人」の原作者です。

日曜洋画劇場 特別企画「悪人」(2010年、日本)ネタバレ批評(レビュー)

9位は藤井太洋先生『オービタル・クラウド』(早川書房刊)と月村了衛先生『機龍警察 未亡旅団』(早川書房刊)が共にランクイン。
奇しくも同じ早川書房刊の作品が並びました。

さて、10位以内となりますが『早ミス』と被るのはわずか3作品。
『満願』『さよなら神様』『小さな異邦人』のみ。
他は此処に来て初登場の作品になりました。
去年も同様の傾向が見られましたが、なかなかに興味深い結果です。

さて、今後の注目ポイントは次の2点。

1.2冠を達成した『満願』が『本ミス』『このミス』にて3冠(4冠)に挑む。
2.『さよなら神様』(『早ミス』2位『文春』3位)と『小さな異邦人』(『早ミス』3位『文春』4位)がベスト10皆勤となるか?

果たして!?

そして、海外。

1位はピエール・ルメートル『その女アレックス』(文藝春秋社刊)。
『IN★POCKET』『早ミス』に続く1位で、早くも3冠達成!!
まさに破竹の快進撃、勢いは止まらない。
これは『このミス』を加えた4冠達成も視野に入って来たか!?

2位はケイト・モートン『秘密』。
『早ミス』に続く2位。
この順位は『その女アレックス』に及ばないまでも2014年発売作品での実力上位を示すものか。

3位はロジャー・ホッブズ『ゴーストマン 時限紙幣』。
『早ミス』に続く3位。
この順位は『その女アレックス』『秘密』に及ばないまでも2014年発売作品での実力上位を示すものか。

なんと、3位までは『早ミス』と同じとの結果に。
他はランキング上下の変動こそあれ『早ミス』と上がった作品はほぼ同じ。
これは評価が特定の作品に集中していたことを示します。

興味深かったのは去年の『HHhHプラハ、1942年』と同様にこれまでランキングに上がらなかった『ジャック・リッチーのあの手この手』がベスト10に入ったことか。
しかも、奇しくも『HHhHプラハ、1942年』と同じ9位。

では、残る『本ミス』『このミス』に向けての注目ポイント。

まず、何と言っても『その女アレックス』の4冠達成なるか!?

さらに、次の作品の10位以内皆勤なるか!?

『もう年はとれない』(『IN★POCKET』4位『早ミス』5位『文春』5位)
『逃げる幻』(『IN★POCKET』5位『早ミス』6位『文春』7位)

『もう年はとれない』と『逃げる幻』の2作はバランスの良い作品と呼んで差支えなさそうです。

全体的に上位はどのランキングも同じと言うことで票が集中しています。
残る『本ミス』『このミス』も同様の流れになるか注目です!!
以上、速報でした。

◆【2014速報】現在までのランキング
【2014速報】『ミステリが読みたい!2015年版』発表!!

【2014速報】「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10 2014」発表!!

◆関連過去記事
2014年(2013年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2013年(2012年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2012年(2011年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2011年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2010年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

【2013速報】「週刊文春ミステリーベスト10 2013」発表!!

【2012速報】「週刊文春ミステリーベスト10 2012」発表!!

【2011速報】「週刊文春ミステリーベスト10 2011」発表!!

【速報】「週刊文春ミステリーベスト10 2010」発表!!

「週刊文春傑作ミステリー・ベスト10―最強の300冊」です!!
週刊文春傑作ミステリー・ベスト10―最強の300冊





「東西ミステリーベスト100 (文春文庫)」です!!
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2014年11月30日

【2014速報】『ミステリが読みたい!2015年版』発表!!

『ミステリが読みたい2015年版』が発表されました!!
去年に続き今年もムックとして発売されず『ミステリマガジン 2015年1月号』内にてランキングが発表されています。

果たして気になる結果は?

◆「ミステリが読みたい2015年版」(早川書房、ミステリマガジン編集部編 2014年11月25日発売)

注意:各タイトルのリンクは「ネタバレ書評(レビュー)」、あるいは関連記事に繋がっています。

順位国内海外
満願その女アレックス
さよなら神様秘密 上下巻
小さな異邦人ゴーストマン 時限紙幣
アルモニカ・ディアボリカ養鶏場の殺人 火口箱
異次元の館の殺人もう年はとれない
喝采逃げる幻
○○○○○○○○殺人事件地上最後の刑事
オーブランの少女凍夜
東京自叙伝ハリー・クバート事件 上下巻
10黒龍荘の惨劇三秒間の死角


国内1位は米澤穂信先生『満願』(新潮社刊)です!!
見事、米澤穂信先生が1位に輝きました。

米澤先生、おめでとうございます!!

満願』は米澤穂信先生が『小説新潮』内にて発表されたノンシリーズをまとめた短編集。
収録作は『夜警』『死人宿』『柘榴』『万灯』『関守』『満願』の6編。
それぞれの評についてはネタバレ書評(レビュー)をご覧頂きたい。

『満願』(米澤穂信著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

果たして、他ランキングでどのような結果となるかに注目です。

そして、2位には麻耶雄嵩先生『さよなら神様』(文藝春秋社刊)。
「神様シリーズ」続編です。

こちらは連作短編となっており、ラストでは意外な結末が……。

『さよなら神様』(麻耶雄嵩著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

3位には連城三紀彦先生『小さな異邦人』(文藝春秋社刊)がランクイン。
連城先生は2013年に亡くなっており、その最後の作品が2014年に刊行されています。
その一作が本作。
なお、連城先生は同じ2014年に「第18回日本ミステリー文学大賞 特別賞」を受賞されています。

「第18回日本ミステリー文学大賞、同特別賞、新人賞」発表。栄冠は船戸与一先生、連城三紀彦先生、直原冬明先生に!!

4位は皆川博子先生『アルモニカ・ディアボリカ』(早川書房刊)。
「第12回本格ミステリ大賞」受賞作『開かせていただき光栄です』の続篇。
前作となる『開かせていただき光栄です』は2012年(2011年)のミステリランキングにて「このミス」「本ミス」「文春」「このミステリが読みたい!」全てで3位を獲得しています。
これは『アルモニカ・ディアボリカ』も各ランキング皆勤が期待出来そうです。

2012年(2011年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

第12回本格ミステリ大賞(小説部門、評論・研究部門)発表!!栄冠はどの作品!?

5位には芦辺拓先生『異次元の館の殺人』(光文社刊)。
「シュレディンガーの猫」をモチーフにした「特殊設定パズラーもの」。
森江春策シリーズ2014年時点での最新作です。
やはりランキングに上がって来ました!!

『異次元の館の殺人』(芦辺拓著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

6位には藤田宜永先生『喝采』(早川書房)。
本作発売を記念して行われた一夜限りの饗宴「BAR藤田」にて記事にしていますね。

藤田宜永先生が「BAR」をオープン!?一夜限りの饗宴「BAR藤田」に注目せよ!!

7位は早坂吝先生『○○○○○○○○殺人事件』(講談社刊)。
「第50回メフィスト賞」受賞作。
タイトルからして分かるようにかなりの問題作ですが、ネット上では頗る評判が良いです。
ちなみに、あなたは○で伏せられたタイトルが分かりますか?

そして、第8位は深緑野分先生『オーブランの少女』(東京創元社刊)。
第7回「ミステリーズ!新人賞」佳作にして、表題作に代表される抒情的かつ寂寥感溢れる短編集。
一言で本作を評すなら「せつなさの欠片」とでも言うべきか。
未読の方は……ネタバレ書評(レビュー)であらすじを確認してみる!?

『オーブランの少女』(深緑野分著、東京創元社刊「ミステリーズ vol.44」掲載)ネタバレ書評(レビュー)

そして、9位は奥泉光先生『東京自叙伝』(集英社刊)。
『シューマンの指』やドラマ化された「クワコーシリーズ」で知られる著者の「第50回谷崎潤一郎賞」受賞作です。

『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』(奥泉光著、文芸春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「このミス!2011」5位の「シューマンの指」が音楽CDに!!さらに著者である奥泉先生がコンサートを!?

10位は岡田秀文先生『黒龍荘の惨劇』(光文社刊)。
これまたネット上で評判の作品。
明治の元勲たちの名前がどんどん出て来ます。

さて、この時点での国内総括。

去年に比べると、今年はかなり手堅いランキングの印象。
順当に話題作がランクインしたと言えるのではないでしょうか。
おそらく「このミス」「文春」も同様の作品が並ぶと予想されます。

一方、海外作品。

まず、『その女アレックス』が1位。
これにより『IN★POCKET』に続き2冠達成。
例年だと『IN★POCKET』から『ミステリが読みたい!』の時点で1位作品が既に異なっており、残る『このミス』『本ミス』『文春』の中で2冠、3冠といった形になっていました。
此処から考えれば近年では明かな快挙。
この勢いはスゴイ。これは3冠、4冠達成作品となりそうな予感……。

他に『IN★POCKET』と『ミステリが読みたい!』に共通する作品を見てみると……。

『もう年はとれない』(『IN★POCKET』4位『ミステリが読みたい!』5位)
『逃げる幻』(『IN★POCKET』5位『ミステリが読みたい!』6位)
『凍夜』(『IN★POCKET』6位『ミステリが読みたい!』8位)
『三秒間の死角』(『IN★POCKET』8位『ミステリが読みたい!』10位)

どの作品もランキングの上下はそのままに順位を少しずらしつつのランクイン。
すなわち、共通して上がった作品について読者の評価が似通っていることを示しています。
なかなかに興味深い結果です。

その他の作品については投票期間の差もあるのでしょうが、かなり異なりましたね。
さて、現時点での海外作品ランキングの注目点は2つ。

1.『その女アレックス』の3冠達成なるか?
2.『もう年はとれない』『逃げる幻』『凍夜』『三秒間の死角』のベスト10皆勤なるか?

此の点に注目しつつ続くランキングを見て行きたいと思います。

【2014速報】「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10 2014」発表!!

以上、『ミステリが読みたい!2015年版』でした〜〜〜。

◆関連過去記事
2014年(2013年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2013年(2012年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2012年(2011年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2011年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2010年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

【2013速報】『ミステリが読みたい!2014年版』発表!!

【2012速報】『ミステリが読みたい!2013年版』発表!!

【2011速報】「ミステリが読みたい2012年版」発表!!

【速報】「ミステリが読みたい2011年版」発表!!

上記、ランキング中で気になる本がある方はこちら。


「ミステリが読みたい!2015年版」が掲載された「ミステリマガジン 2015年 01月号 [雑誌]」です!!
ミステリマガジン 2015年 01月号 [雑誌]





国内1位に輝いた「満願」です!!
満願



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2014年11月25日

【2014速報】「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10 2014」発表!!

今年(2014)も「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10」が発表されました!!

◆「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10」(講談社)

注意:各タイトルのリンクは「ネタバレ書評(レビュー)」に繋がっています。

順位海外
その女アレックス 文藝春秋社刊
ナイン・ドラゴンズ 講談社刊
血の咆哮 講談社刊
もう年はとれない 東京創元社刊
逃げる幻 東京創元社
凍氷 集英社刊
ピルグリム123 早川書房刊
三秒間の死角 角川書店刊
駄作 早川書房刊
10静かなる炎 PHP研究所刊



既にご存知の方も多いと思いますが、管理人は海外ミステリにそんなに詳しくありません。
知っていると言えば、せいぜい古典の有名どころか著名作家の作品ぐらいか。
間違っても胸を張って語れるほどではない。

というワケで、分かる範囲での感想を軽〜〜〜く。

1位は『その女アレックス』(ピエール・ルメートル著、文藝春秋社刊)。

監禁され死を目前にした女性・アレックスの狙いとは何か!?
読者部門以外では全て1位を達成した作品です。
2014年9月に刊行されたこともあって、どのランキングでも対象作品に。
今年のランキング大本命と言えるか!!

2位は『ナイン・ドラゴンズ』(マイクル・コナリー著、講談社刊)。

「ハリー・ボッシュシリーズ」最新作。
これにより、2013年から2年連続でマイクル・コナリー作品が2位に。
2012年には『真鍮の評決』が1位だったし、マイクル・コナリーはランキングの常連となっていますね。
ちなみに同著者によるリンカーン弁護士シリーズは2011年に映画化されています。

期待の新作映画「リンカーン弁護士」公開迫る!!さらに早くも続編制作決定!!テレビドラマ化の話題も!!

3位は『血の咆哮』(ウィリアム・K・クルーガー著、講談社刊)。

「コーク・オコナーシリーズ」第8弾、ミネソタ・ブック・アワード受賞作です。

さて、此処までを振り返るとあくまで印象となりますが、有名シリーズ作品続編や有名作家の作品が順当にランクインした印象。
それと、6位『凍氷』が入るなど今年も北欧系ミステリに勢いがあったか。

他ランキングでもこれらが上位に入るか……それもこれももう数日以内ではっきりしそうです。
今後も要注目!!

◆関連過去記事
2014年(2013年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2013年(2012年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2012年(2011年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2011年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2010年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

【2013速報】「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10 2013」発表!!

【2012速報】「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10 2012」発表!!

【2011速報】「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10 2011」発表!!

【速報】「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10」発表!!

上記、ランキング中で気になる本がある方はこちら。


ランキングが掲載された「IN★POCKET 2014年11月号」です!!
IN★POCKET 2014年11月号





1位となった「その女アレックス (文春文庫)」です!!
その女アレックス (文春文庫)



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