2011年12月11日

2012年(2011年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2012年度(2011年発売)ミステリ書籍各ランキング(「このミステリーがすごい!2012」、「2012本格ミステリ ベスト10」、「ミステリが読みたい2012年版」、「週刊文春ミステリーベスト10」、「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10」)をまとめてみました!!
ご購入の参考にどうぞ。
タイトルに内部リンクのあるものはネタバレ書評(レビュー)に繋がります。

◆「このミステリーがすごい!2011」(宝島社、2011年12月10日発売)

順位国内海外
ジェノサイド二流小説家
折れた竜骨犯罪
開かせていただき光栄ですエージェント6
絆回廊 新宿鮫X背後の足音
ユリゴコロアンダーワールドUSA
消失グラデーションブラッド・ブラザー
メルカトルかく語りきサトリ
警官の条件ねじれた家、ねじれた路
心に雹の降りしきる&機龍警察 自爆条項忘れられた花園
10なし夜の真義を


【関連過去記事】
【2011速報】「このミステリーがすごい!2012」発表!!

◆「本格ミステリ ベスト10 2011」(原書房、探偵小説研究会著 2011年12月5日発売)

順位国内海外
折れた竜骨三本の緑の小壜
メルカトルかく語りきブラッド・ブラザー
開かせていただき光栄です四十面相クリークの事件簿
虚構推理 鋼人七瀬野兎を悼む春
鍵のかかった部屋ディーン牧師の事件簿
消失グラデーションサイモン・アークの事件簿U
吸血鬼と精神分析紳士と月夜の晒し台
密室殺人ゲーム・マニアックス二流小説家
放課後はミステリーとともに死角 オーバールック
10赤い糸の呻き暗い鏡の中に


探偵小説研究会HPはこちら。(外部サイトに繋がります)

【関連過去記事】
【2011速報】「2012 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

◆「ミステリが読みたい2012年版」(早川書房、ミステリマガジン編集部編 2011年11月25日発売)

順位国内海外
折れた竜骨二流小説家
メルカトルかく語りき犯罪
開かせていただき光栄ですサトリ
ジェノサイド背後の足音
絆回廊 新宿鮫Xエージェント6
鍵のかかった部屋ブラッド・ブラザー
11 eleven&オーダーメイド殺人クラブ忘れられた花園
なしロードサイド・クロス
ユリゴコロ死刑囚
10爛れた闇の帝国特捜部Q―檻の中の少女―


【関連過去記事】
【2011速報】「ミステリが読みたい2012年版」発表!!

◆「週刊文春ミステリーベスト10 2011

順位国内海外
ジェノサイド二流小説家
折れた竜骨犯罪
開かせていただき光栄ですエージェント6
マスカレード・ホテル007 白紙委任状
絆回廊 新宿鮫Xブラッド・ブラザー
ユリゴコロ背後の足音
麒麟の翼サトリ
メルカトルかく語りき忘れられた花園
真夏の方程式探偵術マニュアル
10転迷 隠蔽捜査4アンダー・ザ・ドーム


【関連過去記事】
【2011速報】「週刊文春ミステリーベスト10 2011」発表!!

◆「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10」(講談社)

順位海外
背後の足音
エージェント6
死角 オーバールック
ブラッドブラザー
謝罪代行社
三つの秘文字
時の地図
夜明けのパトロール
探偵術マニュアル
10変わらざるもの


・関連過去記事
【2011速報】「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10 2011」発表!!

【総括】

まずは国内編。

高野和明先生『ジェノサイド』、米澤穂信先生『折れた竜骨』。
今年は結果としてこの2強の一騎討ちに。

『ジェノサイド』が『このミス』『文春』、『折れた竜骨』が『本ミス』『早ミス』の1位をそれぞれ獲得。
互いに2冠に輝きました。

これに皆川博子先生『開かせていただき光栄です』と麻耶雄嵩先生『メルカトルかく語りき』と加えた4強が実質2011年のランキングを動かしていたように思います。

では、個別に見て行きましょう。

高野和明先生『ジェノサイド』。
2冠達成した本作ですが去年の貴志祐介先生『悪の教典』とほぼ同じポジショニング。
内容的には全く別なのですが、奇しくも共に「山田風太郎賞」受賞作であることも既視感を強めました。

第2回山田風太郎賞受賞作決まる!!高野和明先生『ジェノサイド』に!!

米澤穂信先生『折れた竜骨』。
こちらも2冠達成。さらに1位を逃した『このミス』『文春』でも2位をキープ。
万遍なく支持者を獲得した形になりました。
2011年のミステリを代表する作品と言えるでしょう。
同作者による「古典部シリーズ」が『氷菓』としてアニメ化されるなど2012年も目が離せません。

【緊急速報】「古典部シリーズ」アニメ化か?京アニさんが『氷菓』をアニメ化すると発表!!

そして、皆川博子先生『開かせていただき光栄です』。
すべてのランキングで3位!!
こちらも、どの評者からもバランス良く支持を得ている作品と言えるでしょう。
『このミス』の隠し玉によれば、『開かせて〜〜〜』続編の出版予定ありとのこと。

麻耶雄嵩先生『メルカトルかく語りき』。
1位こそ無かったものの、すべてのランキングで10位以内を完璧にキープ。
内容的に異色の実験作の意味合いも強かっただけに。この評価は実験が受け入れられた証拠か。
ちなみに、現在『メフィスト』にて『メルカトル鮎 悪人狩り』が連載中。
1話は『囁くもの』。メルカトルが鈴木君なみになっています。
その『神様ゲーム』シリーズも『オール・スイリ2012』に掲載。
木更津シリーズも連載されるとか。
2012年も目が離せない!!

大沢在昌先生『絆回廊 新宿鮫X』、沼田まほかる先生『ユリゴコロ』も『本ミス』以外すべてにランクイン。
『絆回廊』が『このミス』4位、『早ミス』と『文春』5位。
『ユリゴコロ』が『このミス』5位、『早ミス』6位、『文春』9位。
安定した支持を得ているようです。

管理人が注目したいのは、長沢樹先生『消失グラデーション』。
「第31回横溝正史大賞」受賞作にして『このミス』『本ミス』ともに6位の作品です。
管理人的にも2011年作品ではイチオシでしたが、いきなりの6位。
今後の飛躍に期待できる作家さんとの印象で、次回作が試金石となりそう。

他には、城平京先生『虚構推理 鋼人七瀬』。
名探偵に薔薇を』の著者の久しぶりの作品です。
『本ミス』4位となりました。
コミック原作として大成功を収めている城平先生ですが、小説でもこれを機に新作発表して頂きたいところ。
名探偵に薔薇を』みたいなのが読みたい!!

東野圭吾先生『麒麟の翼』は振るわなかったか。
マスカレード・ホテル』、『真夏の方程式』と3作に票が割れた可能性も考えられますね。
個人的に2011年東野圭吾先生作品ナンバー1は『マスカレード・ホテル』だと思います。
ちなみに『麒麟の翼』は2012年に映画公開が決定。

謎解きはディナーのあとで』が大ブレイク中の東川篤哉先生『放課後はミステリーとともに』。
こちらは『本ミス』9位。
個人的にもっと評価されてもよい作品だと思いましたが、ユーモアミステリは敬遠されがちなのかな……。
ちなみに2011年11月には『謎解きはディナーのあとで2』も発売されています。

ユーモアミステリといえば、奥泉光先生『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』も忘れてはいけない。
10位以内には存在しませんが、なかなかの作品。
2012年には「クワコーシリーズ」がドラマ化されるので要注目!!

そして、『本日は大安なり』がドラマ化される辻村深月先生。
2011年には『水底フェスタ』と『オーダーメイド殺人クラブ』が出版されています。
オーダーメイド殺人クラブ』は『早ミス』7位にランクイン。

次に海外編。

『二流小説家』が3冠達成(『早ミス』『文春』『このミス』1位、『本ミス』8位)。
ランク外だったのは『IN★POCKET』だけとの結果に。
これは怒涛の大本命か!?
とりあえず迷ったら『二流小説家』を読むべき!?

『IN★POCKET』で1位をとった『背後の足音』も忘れてはならない。
『このミス』『文春』ともに4位、『早ミス』6位。

『犯罪』も安定感を見せた。
『早ミス』『文春』『このミス』と2位。

『エージェント6』も『このミス』『文春』ともに3位、『早ミス』5位、『IN★POCKET』2位。
安定してます。

そして注目は『ブラッド・ブラザー』。
全ランキング10以内の皆勤を達成しています。
(『IN★POCKET』4位、『早ミス』6位、『文春』5位、『本格ミステリ』2位、『このミス』6位)
海外作品10位以内で皆勤賞はこの作品だけ!!
『エージェント6』同様に広く評価を得られる作品と言えるでしょう。

こんなところでしょうか。

まとめると、国内は『ジェノサイド』『折れた竜骨』『開かせていただき光栄です』『メルカトルかく語りき』を読めば良し!!
海外は『二流小説家』は読んでおくべきと言ったところか。

些か乱暴な気もするが、これで2011年のミステリシーンは大筋で押さえられる筈。

さて、ここで2011年で10位以内には無かったものの管理人がオススメしたい作品を幾つかご紹介。

まずは、北山猛邦先生『私たちが星座を盗んだ理由』(講談社)。
哀切が詰まった短編集です。
ちょっと憂鬱になりたいそんなときにオススメ!!

次に、深水黎一郎先生『人間の尊厳と八〇〇メートル』(東京創元社)。
表題作は「第64回日本推理作家協会賞【短編部門】」受賞作。
他の収録作も秀作揃いで面白い。
少し憂鬱な時や元気を失くした時に読むと勇気づけられる。

中山七里先生『連続殺人鬼カエル男』(宝島社)。
展開が圧巻。モチーフの使い方が上手い。
「最後の一撃」も決まってるし、サスペンスをお好みの方にオススメ。

それと、前述しているけど『放課後はミステリーとともに』や『消失グラデーション』は読んで損はないと思う。
オススメできる作品。

未読のもので気になっているのは『ビブリア古書堂の事件手帳』(メディアワークス文庫)。
話題ですね、気になります(by千反田える)。

それと、海外の『おやすみなさい、ホームズさん(アイリーン・アドラーの冒険)』。
そうなんです、アイリーン・アドラーがホームズを相手取って戦う物語。
なかなか良さそうです。

では、ここで2012年に発売が予定されているミステリシーンから注目したい作品を。

まずは、綾辻行人先生『奇面館の殺人』。
2012年1月5日発売だそうです。

『奇面館の殺人』発売日決定か!?2012年1月初旬、講談社ノベルスにて発売予定!!

ちなみに『メフィスト』にて一部先行掲載されています。
読んでみましたが鹿谷そっくりの作家が登場、そしてやはり中村青司の館が……。

米澤穂信先生は『リカーシブル』と、文春で書いた『満願』『万灯』など短編集の出版か。

そして、『叫びと祈り』で知られる梓崎優先生は『リバーサイド・チルドレン』。
2012年中の発売を予定しているらしいです。

梓崎優先生、最新作は「リバーサイド・チルドレン(仮)」!!舞台はカンボジアとのこと

『ななつのこ』で知られる加納朋子先生『七人の敵がいる』(集英社)がドラマ化されるのも気になる。
これは加納先生ブーム来るか。
でも、ドラマ化ならば『ななつのこ』にして欲しかった気も……。
ちなみに、加納先生は貫井徳郎先生の奥様です。

そして……2011年12月時点にして既に2012年ミステリ界の大本命が登場!!
それが法月綸太郎先生4年ぶりの長編新作『キングを探せ』(講談社)!!

『キングを探せ』(法月綸太郎著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

読んでみましたが、間違いなく面白い。
読み易さを兼ね備えながら本格もしています。
イチオシです!!

『奇面館の殺人』もあるし、2012年のランキングは苛烈なものになりそうか。
読者にとっては嬉しい1年になりそう。

以上、2011年ミステリ総括でした。

◆関連過去記事
2011年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2010年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

上記、ランキング中で気になる本がある方はこちら。


「このミステリーがすごい! 2012年版」です!!
このミステリーがすごい! 2012年版





「2012本格ミステリ・ベスト10」です!!
2012本格ミステリ・ベスト10





「ミステリが読みたい! 2012年版」です!!
ミステリが読みたい! 2012年版





「IN★POCKET 2011年11月号」です!!
IN★POCKET 2011年11月号





posted by 俺 at 12:00| Comment(4) | TrackBack(0) | ミステリランキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月09日

【2011速報】「このミステリーがすごい!2012」発表!!

「このミステリーがすごい!2012」が発表されました!!

果たして気になる結果は?

◆「このミステリーがすごい!2012」(宝島社、2011年12月10日発売)

注意:各タイトルのリンクは「ネタバレ書評(レビュー)」に繋がっています。

順位国内海外
ジェノサイド二流小説家
折れた竜骨犯罪
開かせていただき光栄ですエージェント6
絆回廊 新宿鮫X背後の足音
ユリゴコロアンダーワールドUSA
消失グラデーションブラッド・ブラザー
メルカトルかく語りきサトリ
警官の条件ねじれた家、ねじれた路
心に雹の降りしきる&機龍警察 自爆条項忘れられた花園
10なし夜の真義を


やはり、噂は正しかった!!
国内編1位は『週刊文春ミステリーベスト10 2011』に続き、高野和明先生「ジェノサイド」に!!
って、これ去年の『悪の教典』でもやりましたね。
ここ最近は『文春』と『このミス』はどことなくランキングが似る傾向にあるようです。

ちなみに『ジェノサイド』は『ミステリが読みたい2012年版』でも4位、しかも「第2回山田風太郎賞」受賞作。
この辺りでも『悪の教典』に似てる(『悪の教典』は第1回受賞作、『早ミス』2位)。
来年もこの傾向ならば、「山田風太郎賞」受賞作こそが『このミス』と『文春』をとるとのジンクスも生まれそうか。

第2回山田風太郎賞受賞作決まる!!高野和明先生『ジェノサイド』に!!

第1回山田風太郎賞受賞作決まる!!栄冠は貴志祐介先生に

2位は米澤穂信先生『折れた竜骨』。
『文春』こそ2位ですが、『早ミス』と『本格ミス』で1位をとった作品です。
「古典部シリーズ」が『氷菓』としてアニメ化されるなど2012年も目が離せません。

【緊急速報】「古典部シリーズ」アニメ化か?京アニさんが『氷菓』をアニメ化すると発表!!

3位は皆川博子先生『開かせていただき光栄です』。
この作品、すべてのランキングで3位をとっています(『文春』『本格ミス』『早ミス』『このミス』3位)。
裏を返せば、『ジェノサイド』と『折れた竜骨』が無ければ全てで1位をとる可能性があった作品と言えるでしょう。
安定しています。

ちなみに驚くべきことに1位から3位までは『文春』と全く同じです。

4位は大沢在昌先生『絆回廊 新宿鮫X』。
「新宿鮫シリーズ」の最新刊です。

5位には沼田まほかる先生『ユリゴコロ』。
沼田先生は出版社側からではなく、書店側からプッシュしている作家さん。
2012年にブレイクあるかも……。

そして6位には期待の新鋭・長沢樹先生『消失グラデーション』。
「第31回横溝正史大賞」受賞作がランクイン。
管理人的にも2011年作品ではイチオシでしたが、いきなりの6位。
今後の飛躍に期待できる作家さんとの印象ですが、次回作が試金石となりそう。

7位には麻耶雄嵩先『メルカトルかく語りき』。
こちらも各ランキングを席巻しました(『早ミス』2位、『本格ミス』2位、『文春』8位)。
これでベスト10皆勤達成。
個人的には本作に『折れた竜骨』、『ジェノサイド』、『開かせていただき光栄です』の4作品が2011年の4強と言える作品だったと思えます。

ちなみに今号の『メフィスト』からメルカトル鮎の新作短編『メルカトル鮎 悪人狩り』がスタート。
第1話は『囁くもの』だそうです。
来年もランキングに名を連ねそう。

8位には佐々木譲先生『警官の条件』。
『警官の血』の後日談です。

9位に同率で、香納諒一先生『心に雹の降りしきる』と月村了衛先生『機龍警察 自爆条項』。
それぞれ『心に雹を』が7年前の真相を追う物語、『機龍警察』が“至近未来”の捜査を描いたとして話題になりました。

此処までを振り返ると『文春』との類似性が指摘できますね。
『文春』に東野先生の『マスカレード・ホテル』、『麒麟の翼』、『真夏の方程式』が入った代わりに『警官の条件』、『心に雹の降りしきる』、『機龍警察 自爆条項』が入った印象。
ちなみに『このミス』に比べて『文春』では、『絆回廊』『ユリゴコロ』『メルカトル』がそれぞれ1つずつランクを下げています。
基本相対的な評価それ自体は『このミス』も『文春』も同じだったと言えるでしょう。

では、11位以降で気になった作品を。

13位には辻村深月先生『水底フェスタ』。
辻村先生は、19位に『オーダーメイド殺人クラブ』もランクイン。
辻村先生といえば『本日は大安なり』がNHKさんでドラマ化されるとのこと。
こちらも注目です。

『本日は大安なり』(辻村深月著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)

15位には、北山猛邦先生『私たちが星座を盗んだ理由』がランクイン。
かなり切ない短編集。
個人的には2011年でも上位の作品だと思います。

17位には「クワコーシリーズ」こと奥泉光先生『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』がランクイン。
ユーモアミステリの1冊です。
シリーズ最新作『海のクワコー』が『オール・スイリ2012』に掲載されています。
ちなみにテレビ朝日系にてドラマ化が決定しています。

奥泉光先生『クワコーシリーズ』が2012年ドラマ化決定!!

同じく17位には貴志祐介先生『鍵のかかった部屋』。
2010年を『悪の教典』で席巻した著者の最新短編です。
シリーズ探偵による物理トリックの短編集。

20位には東野圭吾先生『麒麟の翼』。
加賀シリーズの最新作です。
2012年に映画公開も予定されています。
ちなみに東野圭吾先生は作家生活25周年。
これを記念して「人気作品ランキング」が実施されており、中間結果が発表されています。

東野圭吾先生「人気作品ランキング」中間結果発表!!

さて、海外。

1位には『二流小説家』。
これにより『早ミス』、『文春』、『このミス』と3冠達成です!!

2位には『犯罪』。
『早ミス』、『文春』に続き2位。
安定した評価を得ています。

3位には『エージェント6』。
驚くべきことに国内に続き海外も1位から3位まで『文春』と同じ。

そして、注目の『ブラッド・ブラザー』は6位。
これで全ランキング10以内皆勤達成(『IN★POCKET』4位→『早ミス』6位→『文春』5位→『本格ミステリ』2位→『このミス』6位)。
海外作品10位以内で皆勤賞はこの作品だけです。
トップではないが広く評価を得られる作品と言えるでしょう。

これで2012年(2011年度発売作品)のランキングは終了しました。
『ミス通』では「2012年まとめ」としてランキング結果をまとめた記事を出す予定。
そちらも宜しくお願い致します。

以上、速報でした。

◆関連過去記事
2011年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2010年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

上記、ランキング中で気になる本がある方はこちら。


「このミステリーがすごい! 2012年版」です!!
このミステリーがすごい! 2012年版



posted by 俺 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリランキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月04日

【2011速報】「2012 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

「2012 本格ミステリ・ベスト10」が発表されました!!

果たして気になる結果は?

◆「本格ミステリ・ベスト10 2012」(原書房、探偵小説研究会著 2011年12月5日発売)

注意:各タイトルのリンクは「ネタバレ書評(レビュー)」に繋がっています。

順位国内海外
折れた竜骨三本の緑の小壜
メルカトルかく語りきブラッド・ブラザー
開かせていただき光栄です四十面相クリークの事件簿
虚構推理 鋼人七瀬野兎を悼む春
鍵のかかった部屋ディーン牧師の事件簿
消失グラデーションサイモン・アークの事件簿U
吸血鬼と精神分析紳士と月夜の晒し台
密室殺人ゲーム・マニアックス二流小説家
放課後はミステリーとともに死角 オーバールック
10赤い糸の呻き暗い鏡の中に


国内編1位は米澤穂信先生『折れた竜骨』。

米澤先生、おめでとうございます!!

『ミステリが読みたい(以下、「早ミス」と表記)』に続き1位ということで2冠達成!!
やっぱり強かった。
3冠を目指し『ジェノサイド』との一騎討ちか!?
「古典部シリーズ」が『氷菓』としてアニメ化されるなど2012年も目が離せません。

【緊急速報】「古典部シリーズ」アニメ化か?京アニさんが『氷菓』をアニメ化すると発表!!

2位には麻耶雄嵩先『メルカトルかく語りき』。
去年は『隻眼の少女』で1位でしたが、今年は2位に。
やはり、安定感があります。
次号の『メフィスト』にメルカトル鮎の新作短編『メルカトル鮎 悪人狩り』が掲載されるそうで、こちらも楽しみです。

そして、3位は皆川博子先生『開かせていただき光栄です』。

なんと、ここまで(1位から3位)は『早ミス』と同じランキング。
しかも、『開かせて〜〜〜』は『早ミス』『文春』と同じく3位をキープ。

注目すべき4位には、城平京先生『虚構推理 鋼人七瀬』。
『早ミス』では15位でしたが、こちらは4位。
管理人は『名探偵に薔薇を』のような作品を期待しており「ちょっと違うなぁ」との印象でしたが、本格ファンからは多くの支持を得たようです。

5位には2010年を『悪の教典』で席巻した貴志祐介先生『鍵のかかった部屋』。
シリーズ探偵による物理トリックの短編集です。

そして6位には期待の新鋭・長沢樹先生『消失グラデーション』。
「第31回横溝正史大賞」受賞作がランクイン。
管理人的にも2011年作品ではイチオシでしたが、いきなりの6位。
今後の飛躍に期待できる作家さんとの印象ですが、次回作が試金石となりそう。

8位には歌野晶午先生『密室殺人ゲーム・マニアックス』。

9位には東川篤哉先生『放課後はミステリーとともに』。
去年の『謎解きはディナーのあとで』に引き続きの9位です。
2011年11月には『謎解きはディナーのあとで2』も発売されました。

10位には西澤保彦先生『赤い糸の呻き』。
西澤先生は名作『七回死んだ男』で取り上げていますね。

他ランキングと比べると上位こそ固定されているものの、4位以降がかなり特徴的なランキングとなっています。
そして、それは海外も同じ。

1位には『三本の緑の小壜』がランクイン。
この作品、『IN★POCKET』、『早ミス』、『文春』のどのランキングでも10位以内に入っていません。
この傾向は3位の『四十面相クリークの事件簿』なども同じ。
流石は本格を評価基準にするだけはあります。

2位には『ブラッド・ブラザー』。
全ランキングで10以内に入っていますね(『IN★POCKET』4位→『早ミス』6位→『文春』5位→『本格ミステリ』2位)。
現時点で海外作品10位以内皆勤賞はこの作品だけとなりました。
トップではないが広く評価を得られる作品か。

そして、8位に『早ミス』『文春』と2冠を達成した『二流小説家』が入るとの大波乱となりました。

大体、こんな感じでしょうか。

ここまでで「2012年(2011年発売作品対象)」のランキングも『このミステリーがすごい』を残すのみ。
そこで今後の注目点を。

まずは国内。
注目は『折れた竜骨』、『ジェノサイド』、『開かせていただき光栄です』、『メルカトルかく語りき』の4強。

・『折れた竜骨』が3冠なるか?
・『ジェノサイド』の2冠なるか?
・『開かせていただき光栄です』のランキングは(オール3位以内なるか)?
・『メルカトルかく語りき』のランキングは(ベスト10皆勤なるか)?

次に海外。

・『ブラッド・ブラザー』が『このミス』でも10位以内に入って来るか?
・『二流小説家』の3冠達成なるか?

これらが注目ポイントでしょうか。

他ランキングに比べ独自色が強く見られた『本格ミステリ・ベスト10』。
管理人とっては「本格ミステリ」とは次の2条件を満たすかどうか。

・作中にロジックを用いているか?
・そこにサプライズはあるか?

どちらか一方でも構いません。
勿論、両方兼ね備えていればより本格純度の高いミステリと考えます。

その意味で、今回のランキングに入った作品はいずれかの条件を満たしており、さらに上位作品に関しては両方をクリア。
満足いくランキングとなりました。

とりあえず、管理人個人としては国内ランキングベスト10中6作品をきちんと書評(レビュー)していたのでOKです。
本格ミステリ愛好家を自称するものとしては良い結果と言えるでしょう。

◆関連外部リンク(外部サイトに繋がります)
・探偵小説研究会HP
http://www.geocities.co.jp/tanteishosetu_kenkyukai/

◆関連過去記事
【2011年のランキングはこちら】
【2011速報】「週刊文春ミステリーベスト10 2011」発表!!

【2011速報】「ミステリが読みたい2012年版」発表!!

【2011速報】「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10 2011」発表!!

【それ以前のものはこちら】
2011年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2010年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

【速報】「2011 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

上記、ランキング中で気になる本がある方はこちら。


「2012本格ミステリ・ベスト10」です!!
2012本格ミステリ・ベスト10



posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリランキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする