この6月1日と言う日、ミステリファンにとってはかなり重要な日であることをご存知でしょうか。
それが本記事のタイトル。
そう、今日はF・W・クロフツの誕生日なのです!!
F・W・クロフツは1879年6月1日の生まれ。
処女作『樽』や「フレンチ警部シリーズ」などで知られ、中でも「三大倒叙ミステリ」の1つに数えられた『クロイドン発12時30分』は倒叙物の傑作としてあまりに有名です。
なお、「三大倒叙ミステリ」は他にフランシス・アイルズ(アントニー・バークリーの別名義)『殺意』、リチャード・ハル『伯母殺人事件』が挙げられます。
そんなクロフツなのですが、意外なことにその著作の認知度に比較してデビューは遅めでした。
『樽』は彼が40歳の時の作品です。
さらにミステリ作家として専業になったのは50歳を過ぎてのことでした。
ちなみに、管理人が「フレンチ警部」とタイプしたところ「不廉恥頸部」と表記されたのは公然の秘密です。
◆関連過去記事
・『黒い仏』(殊能将之著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)