2011年02月22日

「第84回キネマ旬報ベスト・テン」表彰式が行われる!!

「第84回キネマ旬報ベスト・テン」の表彰式が行われました。
結果は次の通りです。

・日本映画作品賞:「悪人」
・外国映画作品賞:「息もできない」
・文化映画作品賞:「ショージとタカオ」
・日本映画監督賞:李相日監督「悪人」
・外国映画監督賞:ヤン・イクチュン監督「息もできない」
・読者選出外国映画監督賞:ヤン・イクチュン監督「息もできない」
・脚本賞:吉田修一、李相日監督「悪人」
・主演女優賞:寺島しのぶ「キャタピラー」
・主演男優賞:豊川悦司「必死剣鳥刺し、今度は愛妻家」
・助演女優賞:安藤サクラ「ケンタとジュンとカヨちゃんの国、トルソ、SRサイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム」
・助演男優賞:柄本明「悪人、桜田門外ノ変、ヘヴンズ ストーリー、雷桜ほか」
・新人女優賞:桜庭ななみ「最後の忠臣蔵、書道ガールズ!!わたしたちの甲子園」
・新人男優賞:生田斗真「人間失格、ハナミズキほか」
・読者選出日本映画監督賞:中島哲也「告白」
・キネマ旬報読者賞:川本三郎「キネマ旬報『映画を見ればわかること』の連載による」
(敬称略、順不同)


「告白」と票を分けた日本アカデミー賞と比較すると、こちらは「悪人」優勢か?
第34回日本アカデミー賞結果についてはこちら。
一応、本記事下部にも結果は載せてあります。

第34回日本アカデミー賞発表、最終的な勝者は誰!?

注目したいのは「息もできない」の高評価。
これだけの評価を受けた「息もできない」とはどんな映画なのでしょうか?

<「息もできない」あらすじ>

母と妹の死の原因を作った父親に対して強い憎しみを持っている借金取りのサンフン(ヤン・イクチュン)は、ある日、女子高生のヨニ(キム・コッピ)と知り合う。サンフンは、強権的な父親や暴力的な弟との関係に悩むヨニに惹かれ、それぞれの境遇から逃避するかのように何度も一緒に過ごすうちに、互いの心に変化が訪れる。
(シネマトゥデイさん)


解説によれば「冷徹で粗暴な借金取りの男が、勝気で男勝りの女子高生と運命的に出会い、互いに過去のトラウマから解放されていく姿を描く純愛ストーリー」だそうです。
なかなか面白そうです。
興味のある方は本記事最下部にアマゾンさんへのリンクを用意しましたのでそちらをどうぞ!!

ちなみに「第84回キネマ旬報ベスト・テン」のランキングはこちら。

◆日本映画ベスト・テン
1位 悪人
2位 告白
3位 ヘヴンズ ストーリー
4位 十三人の刺客
5位 川の底からこんにちは
6位 キャタピラー
7位 必死剣鳥刺し
8位 ヒーローショー
9位 海炭市叙景
10位 ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う

◆外国映画ベスト・テン
1位 息もできない
2位 インビクタス/負けざる者たち
3位 第9地区
4位 白いリボン
5位 ハート・ロッカー
6位 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
7位 クレイジー・ハート
8位 冬の小鳥
9位 スプリング・フィーバー
10位 インセプション
(キネマ旬報社公式HPより)


あなたの好きな映画はランキングに入っていましたか?

補足:「第34回日本アカデミー賞」結果(掲載にあたり一部省略している)

・作品賞:「告白」
・監督賞:中島哲也「告白」
・脚本賞:中島哲也「告白」
・主演男優賞:妻夫木聡「悪人」
・主演女優賞:深津絵里「悪人」
・助演男優賞:柄本明「悪人」
・助演女優賞:樹木希林「悪人」
・外国作品賞:「アバター」
・アニメーション作品賞:「借りぐらしのアリエッティ」
・話題賞(俳優部門):岡村隆史「てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜」
・話題賞(作品部門):「SP 野望篇」
・音楽賞:久石譲「悪人」
・外国作品賞:「アバター」
・編集賞:小池義幸「告白」
・録音賞:中村淳「十三人の刺客」
・照明賞:渡部嘉「十三人の刺客」
・撮影賞:北信康「十三人の刺客」
・美術賞:林田裕至「十三人の刺客」
(敬称略、順不同)


◆関連過去記事
【キネマ旬報ベスト・テン】関連記事
・第83回(2009年)の結果はこちら。
2009年キネマ旬報ベスト10発表!!

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2011年02月21日

第34回日本アカデミー賞発表、最終的な勝者は誰!?

2011年2月18日、第34回日本アカデミー賞が行われ各部門の最優秀賞は次のような結果となりました。

・作品賞:「告白」
・監督賞:中島哲也「告白」
・脚本賞:中島哲也「告白」
・主演男優賞:妻夫木聡「悪人」
・主演女優賞:深津絵里「悪人」
・助演男優賞:柄本明「悪人」
・助演女優賞:樹木希林「悪人」
・外国作品賞:「アバター」
・アニメーション作品賞:「借りぐらしのアリエッティ」
・話題賞(俳優部門):岡村隆史「てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜」
・話題賞(作品部門):「SP 野望篇」
・音楽賞:久石譲「悪人」
・外国作品賞:「アバター」
・編集賞:小池義幸「告白」
・録音賞:中村淳「十三人の刺客」
・照明賞:渡部嘉「十三人の刺客」
・撮影賞:北信康「十三人の刺客」
・美術賞:林田裕至「十三人の刺客」
・会長特別賞:井上梅次(監督)、木村威夫(美術)、西河克己(監督)、北林谷栄(女優)、小林桂樹(俳優)※いずれも故人
・協会特別賞:上野隆三(殺陣)、久世浩(殺陣)、松本良二(装飾)、矢島信男(特技監督)、野上照代(記録)
・岡田茂賞:映像京都株式会社
(敬称略、順不同)


これを見る限り、全体的に評価されたのは「告白」、「悪人」、「十三人の刺客」だったようです。
それぞれタイトル数で比較すると、「告白」が4冠、「悪人」が5冠、「十三人の刺客」が4冠となります。
でも、実はコレ、余り意味がありません。

「告白」と「悪人」はどのジャンルでもほぼ1位、2位を競っていたと言われているからです。
それによれば、第34回日本アカデミー賞はこの2強の実質的な一騎打ちとなっていたようです。

ただし、あえて、この2作品で比較するならば次のようなまとめになるでしょう。
受賞タイトルが、作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞であることから「告白」が衝撃的な内容や見せ方で評価を集め、主演男優賞、主演女優賞などであることから「悪人」が演技力等で魅せたとなるのでしょうか。

これは奇しくも原作の方向性に影響されている様に思えます。

原作「告白」がトリッキーなインパクトと展開の衝撃性を追及した作品ならば、原作「悪人」は人間ドラマに重きを置き人と人の関係性を描いた作品だと言えるからです。
それぞれに優れており、どちらが上とは一概に語れません。

むしろ、管理人が気にかかったのは「十三人の刺客」の4冠。
そのタイトルの内容でした。

上記をご覧になれば分かる通り、録音、照明、撮影、美術と映画の舞台を整える技術スタッフさんが評価された形となっています。
いわば、「縁の下の力持ち」的な部分が評価されていることになるでしょう。
撮影に際し、大掛かりなセットや小道具などが用いられたことへの評価とも言えるかもしれません。

さて、ここでタイトルの「最終的な勝者は誰!?」について語るべきでしょう。
普通ならば作品賞を受賞した「告白」でしょうが、前述した通り「悪人」もまた優れた作品です。
ここでは、映画に参加した映画人すべてが勝利者であるとして幕を閉じたいと思います。

◆関連過去記事
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2011年01月25日

【速報】映画「告白」アカデミー賞外国語映画賞ノミネートならず

湊かなえ先生原作の映画「告白」ですが、アカデミー賞外国語映画賞ノミネートを惜しくも逃したそうです。

一次を突破し候補9作品の中にまでは残ったのですが、アカデミー賞の壁は厚かったようです。

【速報】湊かなえ先生原作の映画「告白」が「アカデミー賞」ノミネート一次選考を突破!!

ネット上ではノミネートを逃したことを惜しむ声が上がっている様子。
残念です……。

◆関連過去記事

・原作&コミック版ネタバレ書評(レビュー)はこちら。
「告白」(湊かなえ著、双葉社刊)ネタバレ書評(レビュー)

コミック版「告白」(湊かなえ原作、木村まるみ画、双葉社刊)ネタバレ批評(レビュー)

2010年公開ミステリ系映画(「告白」、「悪人」、「インシテミル」)、DVD化続々

◆関連外部リンク(外部サイトに繋がります)
・『告白』、惜しくもアカデミー賞外国語映画賞ノミネートを逃す!【第83回アカデミー賞】(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/page/N0029810

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ラベル:告白 湊かなえ
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